そろそろ書いている本人が飽きてきたんだが諸氏はいかがお過ごしかな?
コモンが終わったらアンコモンを見て、などと思っていたが、日常的な小話が書けなくなるのもあって挫折しそうだ。

そうそう。本題とは関係がないが日本語公式にドラフトについての記事が掲載されていて面白いと思ったので貼ってみる。
http://mtg-jp.com/reading/nakamuradraft/

listenerさんも触れていたが、確かにドラフトに既に慣れているプレイヤーにとっては「知ってるよ」と言う感じの内容だが、第2回に下記のような記載がある。
この記事の目的は、何気なく行われているドラフトの「定石」、当たり前を説明・検証していくことによって、何が本当に必要で、何が本当は要らないものなのかを考える。「なんとなく」を潰していくことで、それに付いている無駄を削ぎ落とし、理論を洗練させ、ドラフトの精度を上げることです。これから実際のドラフト中のお話に入りますが、ぜひ「なんとなく」を再確認し、潰していってください。

なるほど。ドラフトに慣れたプレイヤーは記事に書かれたような内容を知っている。
ではどの程度知っているのか。そしてそれはどの程度正しいのか。

俺は自分の意見よりも相手の意見の方がより強く、より正しく聞こえる傾向にある。
自分の考えはどこかで間違っていると思うし、だから人のより正しく聞こえる話を聞くのが好きなのだ。
相手の話を聞くためには、そのための知識を持たなければならない。
相手が言っている事を理解するための言葉が必要になる。
それには例えばテンポやハンドアドバンテージと言った概念や、上記リンクでも触れられているセオリーなども含まれる。
だから俺はこう言う話も好きなのだ。
このシリーズの中には「3つの視点」と言う尺度が現れる。
これもドラフトに慣れたプレイヤーなら知っている事だが、こう言う尺度が実際には何を説明し、どのようにプレイヤーの選択に影響を与えているのかと言うのをケースに落とし込み、その正しさを追っていくと言うのは、かなりエキサイティングだ(俺は何かを理解するための「尺度」も大好きだからな)
まぁ未読の人は読んでみて。

と言うわけでBNGのコモンをリミテッド視点で見ていく。
ケラノスの稲妻 1RR
ソーサリー

占術1
対象の生物かプレイヤーに3点のダメージを与える。

やっとまともな火力が出てきたじゃないの(ご満悦)
初手でもピックする。本体にも飛ぶのは良いね。
一つ目峠のサイクロプス 2RR

5/2

《国境地帯のミノタウルス/Borderland Minotaur(THS)》「4/3は5/2より強し。ンッン~ 名言だな。これは。」
天啓の嵐 R
エンチャント(生物)

Rタップ手札を1枚捨てる。カードを1枚引く。

赤の神啓サポートはこれなんだけど、流石に強いんじゃねーかな。
ポジション的には《液態化/Aqueous Form(THS)》で色が違うのとコンバットしないのが善し悪しってところか。
ドラフトの赤はすげー攻撃的だから設置先があるかどうかは微妙なところ。シールドでは普通に強いんだろうけどなー。
まぁこれは使ってみたいな。
槌の一撃 1R
インスタント

あなたがコントロールする生物を対象とし、他の生物を対象とする。前者は後者にパワーに等しいダメージを与える。

英雄的を考えてもこれは強そう。インスタントなのが特に良いね。
恐るべき気質 2R
エンチャント(生物)
エンチャンとされている生物は+2/+2の修正を受ける。
2R対象の生物はこのターンこのクリーチャーをブロック出来ない

ちょっと重いけどそれなりに強そう。
でもインスタントで着地可能な《残忍な発動/Feral Invocation(THS)》ですら俺は嫌いだったのでこれを高く評価できるかどうかは不明だが、攻撃的な赤に攻撃的な選択肢が増えるのは良い事だ。
性急な太陽追い 1R
飛行・速攻

1/1

⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
クマグラの解体者 2R
神啓-ターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。

2/3

最初2マナだと思っていたら流石に3マナだった。
3マナでも流石にやり手だろと思うけど、結局は3/3に苦しめられる赤を象徴するようなカードかも知れない。
でも強いよ。きっと。
ニクス生まれのお調子者 R
授与1R

1/1

流石に小さすぎィ!
これが張り付いてガンガン殴るような環境になるってのか・・・?
もしそうなら《アクロスの十字軍/Akroan Crusader(THS)》とか《裏切りの先触れ/Portent of Betrayal(THS)》とかの点数ガン上がりだな。

算数的に考えると2/2が英雄的込みで4/4になるのは3/3が越えられるのでメリット大。
でも流石に《旅する哲人/Traveling Philosopher(THS)》を3/3にするためにこれを貼り付けるのは弱いアクションとしか思えない。
1/1飛行・英雄的ならまぁ・・・と思えるがそれでも3点圏内だしなぁ。
ファラガックスの巨人 3RR
貢納2

場に出た時、貢納されていないなら全ての対戦相手に5点。

3/3

5点か5/5の弱い方と考えるとコモンなら止む無し。
これが2/2でも1/1でもいいけど《溶岩の斧/Lava Axe(M10)》なら求められる場面は多かったろうに。
テーロスの5マナ域を考えるとそんなに高くは評価できない。
でも押していれば5/5でも5点でも強いから攻撃的なデッキなら普通に活躍するんだろうか。

無謀な歓楽者は《かまどの神/Hearth Kami(CHK)》のほぼ再販。
2マナ2/1でトランプル以外のメリットが付いているとやたら強そうに見えるけど、実際はそんなに変わらないんだろうな。
赤だしメインも普通に入ると思われる。神器壊そう!
難題への挑戦 1R
インスタント

対象の生物はターン終了時まで+2/0先制攻撃を得る。

+1先制攻撃で良いから占術1付けてくれよ!
まぁ《タイタンの力/Titan’s Strength(THS)》と比較して自分が生き残る可能性が大きいから普通に使われると思われる。けど優先はされないな。
洗い流す砂 1R
ソーサリー

対戦相手がコントロールする生物に1点ダメージを与える。
占術1

《菅草の蠍/Sedge Scorpion(THS)》とか《悪意の幻霊/Baleful Eidolon(THS)》対策に《火花の衝撃/Spark Jolt(THS)》を取っていたけれどタイミングが合わせられればこちらの方が強い。
赤白同系にも刺さるかも。

俺的コモン優先順位

1.ケラノスの稲妻
2.槌の一撃
3.クマグラの解体者
4.天啓の嵐
5.恐るべき気質

5位の恐るべき気質はオーラだから評価したくないんだけど⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーンに付けたらそのまま勝てないかなって事で他のバニラじみた生物よりは希少価値があるでしょって事でランクイン。
天啓の嵐は使ってみたい補正がかなりかかっているかもだけど近年の《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(M10)》もどき共と比較してもかなりオリジナルに近い気がするし、神啓もあるんだからいけるでしょって事で。
しかし赤は攻撃的な色だから、そんな事をするよりバットリで神啓サポートしろと言う気はするんだよな。
それから赤はカードは弱いのに《稲妻の一撃/Lightning Strike(THS)》があるから人気する場合がある不遇の色。
そして今回はケラノスの稲妻とポジション取りに苦労しそうだ。とりあえずやりたくはないなぁ・・・(参入フラグ)

コメント

drafter
drafter
2014年1月31日3:46

恐るべき気質は、赤は1~2マナのヒーローがいるし4位で良いんでは。

緑はアスプやキツネでロングゲームが可能だから、相対的に残忍な発動が弱かったと思っています。

ニクス生まれのお調子者は、冷静に考えると試練の(ほぼ)下位だと言う、、、

bun
2014年1月31日15:07

確かに色の性質が違うし、赤は前のめりなカードが必要だからもっと評価すべきか。
お調子者が試練の下位カードと書いちゃうと意図せず強く読めてしまう不思議。
ドラゴンのマントルのが良いやって思ってしまうが…。
bun

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