天地明察(下) (角川文庫)
2013年12月5日 読書 コメント (3)
読了。
なんかなー。感想を書こうと思ったもののうまくいかない。
この本の内容がうんぬんと言うよりも、まずは自分がどう受け止めたいのかが分からなくなったのだ。なので、まずはそこら辺から整理していくと
・人間が何かを面白いと思う時、そこには理解(共感)可能なロジックがあるはずだ。
例えばギャップとか。緊張の緩和とか。好奇心が満たされた時とか。
だから本を読んで面白いと感じた時も、同様に理解可能な面白さの理由があるはずで「面白さ」の仕組みが知りたいと思った。
・なぜ上記のように考えたか。
俺は仕事上、ランディングページの製作にも関わる。
そこには非常に経験則的なものであると感じるものの、閲覧者への訴求を効率的に行うためのロジックがあり、それらを積み重ねて成約率を上げていく。
人間が物を買うのは対価に見合うと感じる(実際に見合うかどうかは関係がない)からで、ランディングページは記載する情報によって人間の行動を変更(買わない→買う)する装置なのだ。
本も同様にそこに記載された情報によって人間の行動を変更する装置に違いない。
そのロジックを知る事はきっと仕事上も役に立つだろう。
・俺は読めているのか、と言う不安。
上記の理由とは別に、よく分からない気持ちの根っこには、俺が読む以上に実はこの作品は面白いのではないかと言う不安があった。
もっと作者の意図通りにキャラクタに感情移入し、持つべき知識を持っていればもっと感動的で面白いのではないか。もちろん面白いとは思ったが、嵐の様に感動し、理路整然とここが面白い!と述べられるほどではない。
作品の評価は読み手に委ねられている部分が多い。
食事と同様に好みの問題もあるだろうし、それまでの経験、その日の体調、精神的な余裕と言ったものにも影響を受ける。
ナスが嫌いな人間が麻婆ナスを正当に評価できると俺は思わないし、口内炎があれば料理を楽しむ事自体出来ない。
分かりにくいので、この日記の主な読者であるだろうMTGプレイヤーに分かりやすく伝えると、現状の俺は《ほとばしる魔力/Mana Flare(5ED)》から《ドラゴンの暴君/Dragon Tyrant(SCG)》をプレイして、そのふたつのカードの間に生じるシナジーの圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!と言うデッキをプレイして楽しんでいる初心者である。noobである。
その初心者が貧弱な《モンスのゴブリン略奪隊/Mons’s Goblin Raiders(5ED)》が4枚も入ったスライを見て、果たして正しくそのデッキを評価できるだろうか。その価値に気が付くだろうか。果たしてそうはならないだろうと俺は思う。(初心者なりにMTGを楽しむ事は出来ていたとしても)
だから俺が楽しさとは何か、何によって楽しさを感じているかを理解し、分解して自分の言葉で組み立て直し、それを他人に伝えられる状態になるまでは、作品について何かを言うべきではないのかなと俺なんかは考えるのである。
・本当のところは?
いや。面白かったんよ。
天地明察には20人かそれ以上の登場人物がいるが、セリフがある女性は3人しかいない。しかもほとんど出てこない。
後はみんな男性であり、しかも物語中で時間が経過する事からほとんどがおっさんと言って良い。
にも関わらず、みな妙に可愛らしいのである。これには参った。
出てくるキャラクタがおっさんなのに可愛らしいとくれば、これはもう作者が意図してそのように配しているのか、それとも俺の頭がおかしいかどちらかである。
俺は後者だと思った。この俺の頭に入っているピンク色のきゃっきゃうふふ脳が外部から入ってくる情報を悉く編集し、脳内モニタに再構成してしまう。人間は自分の見たいものしか見ないのだ。
とまぁこんな調子であるから色々と理屈を捏ねて感想を書かないまま放置したいと思ったのが本当のところだと思うが、それ以外のところも本当と言えば本当である。
いやー。でも読んだ事のある人、いま手元にあるよって人に聞きたいのだけど、なんかラノベっぽくない?出てくるおっさん可愛くない?
あとは面白さの仕組み・・・あると思います。と言う優しい方も募集するゾ。
これ一応書いたからアップするけど、羞恥に耐えかねて消すかも知れないから、そうしたらごめんね。あらかじめ謝っておく。
なんかなー。感想を書こうと思ったもののうまくいかない。
この本の内容がうんぬんと言うよりも、まずは自分がどう受け止めたいのかが分からなくなったのだ。なので、まずはそこら辺から整理していくと
・人間が何かを面白いと思う時、そこには理解(共感)可能なロジックがあるはずだ。
例えばギャップとか。緊張の緩和とか。好奇心が満たされた時とか。
だから本を読んで面白いと感じた時も、同様に理解可能な面白さの理由があるはずで「面白さ」の仕組みが知りたいと思った。
・なぜ上記のように考えたか。
俺は仕事上、ランディングページの製作にも関わる。
そこには非常に経験則的なものであると感じるものの、閲覧者への訴求を効率的に行うためのロジックがあり、それらを積み重ねて成約率を上げていく。
人間が物を買うのは対価に見合うと感じる(実際に見合うかどうかは関係がない)からで、ランディングページは記載する情報によって人間の行動を変更(買わない→買う)する装置なのだ。
本も同様にそこに記載された情報によって人間の行動を変更する装置に違いない。
そのロジックを知る事はきっと仕事上も役に立つだろう。
・俺は読めているのか、と言う不安。
上記の理由とは別に、よく分からない気持ちの根っこには、俺が読む以上に実はこの作品は面白いのではないかと言う不安があった。
もっと作者の意図通りにキャラクタに感情移入し、持つべき知識を持っていればもっと感動的で面白いのではないか。もちろん面白いとは思ったが、嵐の様に感動し、理路整然とここが面白い!と述べられるほどではない。
作品の評価は読み手に委ねられている部分が多い。
食事と同様に好みの問題もあるだろうし、それまでの経験、その日の体調、精神的な余裕と言ったものにも影響を受ける。
ナスが嫌いな人間が麻婆ナスを正当に評価できると俺は思わないし、口内炎があれば料理を楽しむ事自体出来ない。
分かりにくいので、この日記の主な読者であるだろうMTGプレイヤーに分かりやすく伝えると、現状の俺は《ほとばしる魔力/Mana Flare(5ED)》から《ドラゴンの暴君/Dragon Tyrant(SCG)》をプレイして、そのふたつのカードの間に生じるシナジーの圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!と言うデッキをプレイして楽しんでいる初心者である。noobである。
その初心者が貧弱な《モンスのゴブリン略奪隊/Mons’s Goblin Raiders(5ED)》が4枚も入ったスライを見て、果たして正しくそのデッキを評価できるだろうか。その価値に気が付くだろうか。果たしてそうはならないだろうと俺は思う。(初心者なりにMTGを楽しむ事は出来ていたとしても)
だから俺が楽しさとは何か、何によって楽しさを感じているかを理解し、分解して自分の言葉で組み立て直し、それを他人に伝えられる状態になるまでは、作品について何かを言うべきではないのかなと俺なんかは考えるのである。
・本当のところは?
いや。面白かったんよ。
天地明察には20人かそれ以上の登場人物がいるが、セリフがある女性は3人しかいない。しかもほとんど出てこない。
後はみんな男性であり、しかも物語中で時間が経過する事からほとんどがおっさんと言って良い。
にも関わらず、みな妙に可愛らしいのである。これには参った。
出てくるキャラクタがおっさんなのに可愛らしいとくれば、これはもう作者が意図してそのように配しているのか、それとも俺の頭がおかしいかどちらかである。
俺は後者だと思った。この俺の頭に入っているピンク色のきゃっきゃうふふ脳が外部から入ってくる情報を悉く編集し、脳内モニタに再構成してしまう。人間は自分の見たいものしか見ないのだ。
とまぁこんな調子であるから色々と理屈を捏ねて感想を書かないまま放置したいと思ったのが本当のところだと思うが、それ以外のところも本当と言えば本当である。
いやー。でも読んだ事のある人、いま手元にあるよって人に聞きたいのだけど、なんかラノベっぽくない?出てくるおっさん可愛くない?
あとは面白さの仕組み・・・あると思います。と言う優しい方も募集するゾ。
これ一応書いたからアップするけど、羞恥に耐えかねて消すかも知れないから、そうしたらごめんね。あらかじめ謝っておく。
コメント
先輩2人の測量比べとか特に。
マンガもあるみたいですね。俺の脳内では陽だまりの樹の影響下手塚治虫で再生されておりました。
しかしアフタヌーンを読む機会が・・・。
>マイコロスさん
そうすねぇ。
個人的には道策がかなりキテんなこいつ・・・と思いました。