75.94tixから始めるスタンダード
2013年4月12日 TCG全般 コメント (3)俺がMOでスタンダードをやろうと思い立つたびによみがえるこの企画。
今回のデッキは使っているカードが比較的安く、かつほとんど4枚積みで値段を調べるのに時間がかからないので、非常にこの企画向きのデッキ。
そう赤単である。
リストは以下リンクから拝借した。
http://www.wizards.com/Magic/Digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/5264313#decklists
値段の算出元はこちら。
http://www.mtgotraders.com/
現在は急速に円安に傾いており、この数字がどれくらい信頼できるか不明だが、まぁ1㌦=100円と考えていただこう。
とするとこのデッキは1万円どころか8千円程度で組む事が出来る。
なにせ赤単であるから、この多色環境下でも1枚もショックランドを用意せずに済むし、高額な神話レアの採用もない。環境最安値に迫る値段だ(多分)
高いカードは《地獄乗り/Hellrider(DKA)》と《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》で《地獄乗り/Hellrider(DKA)》はビート専用で賞味期限に問題があるものの《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》は多様なデッキで採用できる良カード。
手が出しやすく、かつ他のデッキにも流用できるカードが含まれているのはセールスポイントと言える。
デッキの動きは焼いて殴る古典的な赤単であるが、理想的に展開するとどの程度の速度なのだろうか。
1t目《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler(RTR)》
2t目《火拳の打撃者/Firefist Striker(GTC)》→2点
3t目《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》→2+2=4点(計6点)
4t目《地獄乗り/Hellrider(DKA)》→2+2+3+3+4点=14点(計20点)
と言うわけで相手がマグロなら4t目に4枚のカードで20点削る事が出来る。
もちろん相手はマグロではないし、このデッキのマナ基盤から4t目に4枚目の《山/Mountain(RTR)》をセット出来ると考えるのは虫が良すぎるので、このデッキ本来の動きではないのだろう。
とすると《地獄乗り/Hellrider(DKA)》に頼らない方法が必要だ。
これならばどうか。
1t目《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》
2t目《灰の盲信者/Ash Zealot(RTR)》→1+2=3点
3t目《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler(RTR)》&《稲妻のやっかいもの/Lightning Mauler(AVR)》→2+2+2+2=8点(計11点)
4t目アタック→3+2+2+2=9点(20点)
この場合もやはりマナ基盤の問題で3t目に3枚目の《山/Mountain(RTR)》をセットできる確率は60%程度であるので安定させるのは難しい。
とするとこのデッキの《山/Mountain(RTR)》19枚は流石に絞りすぎとの結論になりそうだ。
展開を早める《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》こそあるが、相手もマグロではないので、計算上で問題が噴出するようなデッキはお話にならない気がするのだが・・・。
何か根本的なところを間違えているんだろうか。
因みに《山/Mountain(RTR)》を22枚に増やせば先手3t目に3枚目の《山/Mountain(RTR)》がセットできる確率は7割程度に増えるが、それでも7割である。
環境的に《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》や《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》《ケンタウルスの癒し手/Centaur Healer(RTR)》はガンであり、特に《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》がプレイされる前の4t目に決着をつけようとするのは自然な考えであると思うのだが。
特にこのデッキには火力こそあれど回避能力は《地獄乗り/Hellrider(DKA)》の擬似回避しかなく恒久的なダメージソースは見出しにくいのでなおさらである。
メインの考え方が分からなければ、当然サイドボードなど出来ないからな・・・。
この文章を書いている途中も色々考えているのだが、そもそも3t目に3枚目の《山/Mountain(RTR)》をセットしたいのだろうと考えている時点で間違えている気がしてきた。
3t目に3枚目の《山/Mountain(RTR)》が置けない影響は2点のダメージパーマネントがプレイ出来ないと言う点で、それは《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》によって解決可能だし、なにより4t目のマナを何にも使っていないのだからそれで火力をプレイする事も出来る。
結論:組み合わせを良く考えましょう。
「環境に存在するカードから最適なマナカーブとマナ配分を考える」
と言うのはすげー基本的な事なんだけど、きちんと要素毎に分解して組み合わせ、最適を導くってのを長らくやっていなかった。コピーデッキばっかり使っていたからかな?とも思ったんだけど、実はそこまで厳密に考えた記憶が無かったりする。
これは考え方から勉強しなきゃならんかな。
今回のデッキは使っているカードが比較的安く、かつほとんど4枚積みで値段を調べるのに時間がかからないので、非常にこの企画向きのデッキ。
そう赤単である。
リストは以下リンクから拝借した。
http://www.wizards.com/Magic/Digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/5264313#decklists
redtilidie (4-0)
Standard Daily #5264313 on 04/10/2013
19 《山/Mountain(UNH)》=0.38tix
2 《軍勢の忠節者/Legion Loyalist(GTC)》=0.9tix
4 《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler(RTR)》=0.8tix
4 《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》=10tix
4 《灰の盲信者/Ash Zealot(RTR)》=6.12tix
4 《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》=0.64tix
4 《火拳の打撃者/Firefist Striker(GTC)》=0.36tix
4 《稲妻のやっかいもの/Lightning Mauler(AVR)》=1tix
4 《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》=27.36tix
3 《地獄乗り/Hellrider(DKA)》=25.59tix
4 《火柱/Pillar of Flame(AVR)》=0.6tix
4 《灼熱の槍/Searing Spear(M13)》=0.6tix
Side board
1 《軍勢の忠節者/Legion Loyalist(GTC)》=0.45tix
3 《無謀な浮浪者/Reckless Waif(ISD)》=0.24tix
4 《頭蓋割り/Skullcrack(GTC)》=0.48tix
3 《火山の力/Volcanic Strength(M13)》=0.12tix
2 《硫黄の流弾/Brimstone Volley(ISD)》=0.12tix
2 《炬火の炎/Flames of the Firebrand(M13)》=0.18tix
合計額:75.94tix
値段の算出元はこちら。
http://www.mtgotraders.com/
現在は急速に円安に傾いており、この数字がどれくらい信頼できるか不明だが、まぁ1㌦=100円と考えていただこう。
とするとこのデッキは1万円どころか8千円程度で組む事が出来る。
なにせ赤単であるから、この多色環境下でも1枚もショックランドを用意せずに済むし、高額な神話レアの採用もない。環境最安値に迫る値段だ(多分)
高いカードは《地獄乗り/Hellrider(DKA)》と《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》で《地獄乗り/Hellrider(DKA)》はビート専用で賞味期限に問題があるものの《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》は多様なデッキで採用できる良カード。
手が出しやすく、かつ他のデッキにも流用できるカードが含まれているのはセールスポイントと言える。
デッキの動きは焼いて殴る古典的な赤単であるが、理想的に展開するとどの程度の速度なのだろうか。
1t目《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler(RTR)》
2t目《火拳の打撃者/Firefist Striker(GTC)》→2点
3t目《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》→2+2=4点(計6点)
4t目《地獄乗り/Hellrider(DKA)》→2+2+3+3+4点=14点(計20点)
と言うわけで相手がマグロなら4t目に4枚のカードで20点削る事が出来る。
もちろん相手はマグロではないし、このデッキのマナ基盤から4t目に4枚目の《山/Mountain(RTR)》をセット出来ると考えるのは虫が良すぎるので、このデッキ本来の動きではないのだろう。
とすると《地獄乗り/Hellrider(DKA)》に頼らない方法が必要だ。
これならばどうか。
1t目《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》
2t目《灰の盲信者/Ash Zealot(RTR)》→1+2=3点
3t目《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler(RTR)》&《稲妻のやっかいもの/Lightning Mauler(AVR)》→2+2+2+2=8点(計11点)
4t目アタック→3+2+2+2=9点(20点)
この場合もやはりマナ基盤の問題で3t目に3枚目の《山/Mountain(RTR)》をセットできる確率は60%程度であるので安定させるのは難しい。
とするとこのデッキの《山/Mountain(RTR)》19枚は流石に絞りすぎとの結論になりそうだ。
展開を早める《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》こそあるが、相手もマグロではないので、計算上で問題が噴出するようなデッキはお話にならない気がするのだが・・・。
何か根本的なところを間違えているんだろうか。
因みに《山/Mountain(RTR)》を22枚に増やせば先手3t目に3枚目の《山/Mountain(RTR)》がセットできる確率は7割程度に増えるが、それでも7割である。
環境的に《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》や《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》《ケンタウルスの癒し手/Centaur Healer(RTR)》はガンであり、特に《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》がプレイされる前の4t目に決着をつけようとするのは自然な考えであると思うのだが。
特にこのデッキには火力こそあれど回避能力は《地獄乗り/Hellrider(DKA)》の擬似回避しかなく恒久的なダメージソースは見出しにくいのでなおさらである。
メインの考え方が分からなければ、当然サイドボードなど出来ないからな・・・。
この文章を書いている途中も色々考えているのだが、そもそも3t目に3枚目の《山/Mountain(RTR)》をセットしたいのだろうと考えている時点で間違えている気がしてきた。
3t目に3枚目の《山/Mountain(RTR)》が置けない影響は2点のダメージパーマネントがプレイ出来ないと言う点で、それは《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》によって解決可能だし、なにより4t目のマナを何にも使っていないのだからそれで火力をプレイする事も出来る。
結論:組み合わせを良く考えましょう。
「環境に存在するカードから最適なマナカーブとマナ配分を考える」
と言うのはすげー基本的な事なんだけど、きちんと要素毎に分解して組み合わせ、最適を導くってのを長らくやっていなかった。コピーデッキばっかり使っていたからかな?とも思ったんだけど、実はそこまで厳密に考えた記憶が無かったりする。
これは考え方から勉強しなきゃならんかな。
コメント
自分のデッキ作りはなんて雑なんでしょうか…。
やっぱりスタンの方が何かと楽しいですよね。
エントリみたいな考え方もありますが、1枚のカード、1つのコンボからデッキを作るのもMTGの楽しみだと思うのです。
なので、そんな風に考える必要はないと思いますよ。
ただ、数字の上で考えるのもMTGの楽しみですので、また類似の日記を書いた時には一緒に考えてもらえたら嬉しいです。
>ヤジマさん
ブロック構築なら安くできるし、カードの幅もスタンダードよりは限られているので、思考実験には向いているかも。
ただ、リアルの大会でブロック構築の数が少ないと言うのはネックで、どうしてもスタンダードに目が行ってしまいます。
やってみれば両方とも楽しいとは思うんですどね。