PTGTCのボロスの記事。

http://coverage.mtg-jp.com/ptgtc/article/011967

ドラフトにおける「練度」とは何かを考えさせられる記事だ。
自由にデッキをデザインできる構築とは異なり、ドラフトには席順やカードの偏りと言った要素が存在するため、それに依存するデッキ選択を事前に行う事は出来ない。結果的にほとんどのプレイヤーは「不測の事態」に対応するため可能な限り選択を広く取ろうとする。
その中にあって最初から自分のデッキを決めてしまうポール・リーツェルは異端に見えるが、そこには取りあえず丸くあろうとするものにはない鋭さがある。
まるで叩き上げられた刀のように。
事実、リーツェルの戦略は練習量によって支えられ、自身も含めた多くの手や目や思考によって洗練されている。

「こうするのはこの会場でもたぶん俺だけなんじゃないかな」

リーツェルの凄さは自分の戦略の正当性を確信しながらも、普遍性にその根拠を求めないところだ。
みんながそう思うから正しいんだ、と言う一見もっともな多数決から脱却している。
真に正しい事は多数決などでは決められないのだ(ガリレオの話は知ってる?)

練度とは積み重ねる事。
試合の結果とはその積み重ねた高さからもたらされるもの。
俺にはリーツェルが誰よりも高く見える。

まぁそうは言っても、俺はリーツェルのリミテッドの成績知らないんですが(台無し)
上記リンクは非常に簡潔かつエッセンスはしっかり伝わってくる良記事でした。
未読ならぜひ読んでみて下さい。

下の2行だけあれば前ふりの文書は全部いらんかったなー。許して!

コメント

drafter
drafter
2013年2月20日16:12

1位が強盗、3位が徴税理事という結論を出しているあたり、
この環境の相当深い所に行ってしまったんだなあという印象を受けました。

代替えのきかないカードだからっていうことだと思うけど。

いぜっと@オルゾフ組
2013年2月20日16:39

Paul Rietzlは初日ドラフト3-0、二日目ドラフト2-1ですね。
好成績と言えるんじゃないでしょうか。

しかし初日ドラフトは彼がボロス決め打ちすることを知っているOwen Turtenwaldが隣にいるというアドバンテージもあったので、見知らぬプレイヤーとドラフトする際にこれがいいかどうかは疑問です。
決め打ち戦略は周囲にこれをやるという意志を表示することによって一種の脅しをかけられることが最大のメリットだと思うので。

bun
2013年2月20日21:25

>drafterさん
確かに《強盗/Mugging(GTC)》の代えはないけど、初手なんかなーって感じ。
1マナ除去としてもだけど「このターンブロックするな」的な使い方をされて負けた事もしばしばだからやっぱり代えはないんでしょうな。
《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》は2位だけど《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(GTC)》を優先する場面もあったみたいで、他の2マナ域で代替可能だから《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(GTC)》のが優先度が高いとした方がしっくりくるんだけど、どうなんだろうね。

>いぜっとさん
ほとんどマックスの戦績ですねw
周囲の認識は本文中にも言及があったけど、なんだかなぁって感じではありますよね。
そういう効果を踏まえても、本人が「失敗しても2-1」と言うくらいだから、それくらいのインパクトはあって欲しいと思ったり。

MinionMastersマン
2013年2月20日22:29

人類の過半数が自分より馬鹿なのに多数決を信じるやつはいねえだろ

bun
2013年2月21日10:04

俺の世代だと結構生きてる感覚なのよね。
これもジェネレーションギャップか。
bun

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