《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》は歴代何番目のゴッドレアか
2013年2月14日 TCG全般 コメント (9)RTRの《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》
それは環境の破壊者。開発段階で見過ごされてしまったチートコード・・・かどうかはさておいて《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》はリミテッドにおいてマジでぶっ壊れていて、MTGをNTG(ネズミザギャザリング)に変えてしまう。
GTCにも《軍勢の集結/Assemble the Legion(GTC)》《炎まといの報復者/Firemane Avenger(GTC)》《シミックの干渉者/Simic Manipulator(GTC)》と言ったクソ度の高いカードはあれど、2t目にプレイされ、3マナ目が確約された《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》ほどのインパクトはあるまい。
過去にもこう言った「強すぎる」カードはエキスパンションの隙間に隠れて(もしくは堂々と潜り込み)数々のクソゲーを量産していったのだ。
例えば《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》は言うに及ばず(色すら選ばないとか舐めてんのか!)《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M11)》《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》も機能し始めるとリソースの差が付きすぎて別ゲーになってしまうと言う意味で、ゴッドレアと呼ぶに相応しい。
しかし、これらを目に見える基準を設けて比較し、順序良く並べると言うのは非常に難しい。
ゴッドレアはその本質において一度機能し始めたら最後、その強力過ぎるエンジンはゲームを別の世界へと連れて行ってしまう。
つまり、そのカードが機能してしまうかどうか、対処されるかについては、そのカードが存在した環境にある程度は依存するのだ。
そこで、こうしたカードたちを比較するための基準を考えると、恐らく以下のようになる。
1.単純なカードパワー。
コストも含めた単純なカード性能だ。
住む世界によっては3/3の《セゴビアの大怪魚/Segovian Leviathan(6ED)》がリヴァイアサンであるように4マナ4/4が許されない悪になる事もあり得るが、基本的にはカードパワーが高いほうが上位にランクされるべきであろう。
2.対処のされ難さ。
例えば除去の少ない環境にあってシステムクリーチャーは脅威だ。
その環境にティムが存在するか否かによって《ギデオンの法の番人/Gideon’s Lawkeeper(M12)》や《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(M10)》の脅威度は大きく変化するし、一般的にアーティファクト破壊がメインに入らない環境では装備品のもたらす影響は大きくなる(《信頼おける山刀/Trusty Machete(ZEN)》とか)
3.対処出来なかった時の絶望感。
例えば《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M11)》《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor(USG)》
これらは一度生き残るや否や速やかにリソース差を広げてゲームを終局へと向かわせるパワーがある。
4.頻出度。
意外な話でも何でもないが神話レアよりレアが、アンコモンよりコモンがその出現率によってゲームの主役になる。
しかし時としてレアリティを間違えて生まれてきてしまったカードがある。
《とどろく雷鳴/Rolling Thunder(TMP)》《黒死病/Pestilence(USG)》《火花鍛冶/Sparksmith(ONS)》《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf(LGN)》これらはコモンであるのに身分不相応にゲームを決定付けてしまう。
恒久的な除去や簡単な1対多交換はおいそれとコモンが請け負って良い仕事の範疇ではない。
これらはゴッドレアと同じく、そしてコモンであるだけ余計にゲームを破壊するだろう。
つまりそれだけ上位にランクする資格があるのだ。
と言うところまで考えたのだけれど、結局そのカードがどれほど凶悪か、と言う事に関してはその環境を理解し、評価する必要がある。
例えば5thのブースタードラフトで《ネクロポーテンス/Necropotence(5ED)》がプレイされた場合、どの程度の残虐ファイトが可能なのか、もしくはそもそもファイトなんて出来ないのかを正しく推測するのはかなりハードだ。
つまり、実際に経験した環境でないと分からないと言う事になるのだが、俺がドラフトを意識してプレイし始めたのは、神河の頃くらいになるんじゃねーのかな。
それより過去の事は良く分からないし、神河についても正確に把握しているとはとても言えない。
つまりそれ以前の事はもっと評価しようがなく、この企画は頓挫してしまう事となった。
企画としてはかなり面白そうだったんだが・・・。
この企画を引き継いでくれる誰かが現れる事を祈りつつ。
※こう言ったお遊び企画に厳密さは必要なく、それっぽくてそれなりに楽しい文章になるなら、それもありかと思わなくもないが果たして。
それは環境の破壊者。開発段階で見過ごされてしまったチートコード・・・かどうかはさておいて《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》はリミテッドにおいてマジでぶっ壊れていて、MTGをNTG(ネズミザギャザリング)に変えてしまう。
GTCにも《軍勢の集結/Assemble the Legion(GTC)》《炎まといの報復者/Firemane Avenger(GTC)》《シミックの干渉者/Simic Manipulator(GTC)》と言ったクソ度の高いカードはあれど、2t目にプレイされ、3マナ目が確約された《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》ほどのインパクトはあるまい。
過去にもこう言った「強すぎる」カードはエキスパンションの隙間に隠れて(もしくは堂々と潜り込み)数々のクソゲーを量産していったのだ。
例えば《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》は言うに及ばず(色すら選ばないとか舐めてんのか!)《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M11)》《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》も機能し始めるとリソースの差が付きすぎて別ゲーになってしまうと言う意味で、ゴッドレアと呼ぶに相応しい。
しかし、これらを目に見える基準を設けて比較し、順序良く並べると言うのは非常に難しい。
ゴッドレアはその本質において一度機能し始めたら最後、その強力過ぎるエンジンはゲームを別の世界へと連れて行ってしまう。
つまり、そのカードが機能してしまうかどうか、対処されるかについては、そのカードが存在した環境にある程度は依存するのだ。
そこで、こうしたカードたちを比較するための基準を考えると、恐らく以下のようになる。
1.単純なカードパワー。
コストも含めた単純なカード性能だ。
住む世界によっては3/3の《セゴビアの大怪魚/Segovian Leviathan(6ED)》がリヴァイアサンであるように4マナ4/4が許されない悪になる事もあり得るが、基本的にはカードパワーが高いほうが上位にランクされるべきであろう。
2.対処のされ難さ。
例えば除去の少ない環境にあってシステムクリーチャーは脅威だ。
その環境にティムが存在するか否かによって《ギデオンの法の番人/Gideon’s Lawkeeper(M12)》や《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(M10)》の脅威度は大きく変化するし、一般的にアーティファクト破壊がメインに入らない環境では装備品のもたらす影響は大きくなる(《信頼おける山刀/Trusty Machete(ZEN)》とか)
3.対処出来なかった時の絶望感。
例えば《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M11)》《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor(USG)》
これらは一度生き残るや否や速やかにリソース差を広げてゲームを終局へと向かわせるパワーがある。
4.頻出度。
意外な話でも何でもないが神話レアよりレアが、アンコモンよりコモンがその出現率によってゲームの主役になる。
しかし時としてレアリティを間違えて生まれてきてしまったカードがある。
《とどろく雷鳴/Rolling Thunder(TMP)》《黒死病/Pestilence(USG)》《火花鍛冶/Sparksmith(ONS)》《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf(LGN)》これらはコモンであるのに身分不相応にゲームを決定付けてしまう。
恒久的な除去や簡単な1対多交換はおいそれとコモンが請け負って良い仕事の範疇ではない。
これらはゴッドレアと同じく、そしてコモンであるだけ余計にゲームを破壊するだろう。
つまりそれだけ上位にランクする資格があるのだ。
と言うところまで考えたのだけれど、結局そのカードがどれほど凶悪か、と言う事に関してはその環境を理解し、評価する必要がある。
例えば5thのブースタードラフトで《ネクロポーテンス/Necropotence(5ED)》がプレイされた場合、どの程度の残虐ファイトが可能なのか、もしくはそもそもファイトなんて出来ないのかを正しく推測するのはかなりハードだ。
つまり、実際に経験した環境でないと分からないと言う事になるのだが、俺がドラフトを意識してプレイし始めたのは、神河の頃くらいになるんじゃねーのかな。
それより過去の事は良く分からないし、神河についても正確に把握しているとはとても言えない。
つまりそれ以前の事はもっと評価しようがなく、この企画は頓挫してしまう事となった。
企画としてはかなり面白そうだったんだが・・・。
この企画を引き継いでくれる誰かが現れる事を祈りつつ。
※こう言ったお遊び企画に厳密さは必要なく、それっぽくてそれなりに楽しい文章になるなら、それもありかと思わなくもないが果たして。
コメント
《水門/Floodgate》+《消失/Vanishing》
《公証人/Scrivener(EXO)》と《消失/Vanishing(VIS)》がコンボしないのは衝撃だったなぁ・・・。
全体的にプレイアブルなカード(特に生物)が少なすぎて、全力で引いても戦線を打開するにはいたらずに死ぬとかあります。
6t目以降の強さ、色的な除去しづらさまで考えるなら、RTR環境一のクソクリーチャーはヴィドゥカジーのギルド魔導士だと思ってます。
緑と白は自軍のクリーチャー守る呪文や強化系豊富だし、こっちがミジウムの追撃砲や群ネズミとか持ってても平等なドローの質の対決できっちりケアされるとほぼ積みゲー。
RTRシールド環境の理不尽カードランキングなら作れるかも。
タイトルの企画は、時間的に客観的な分析が出来るほどリミテ環境をプレーするのは不可能、という壁にぶち当たるのでは。
個人で全環境の全カード使いましたよって言う人はほとんど聞いたことない。
恐らくMOでQPランクに毎年毎シーズン並んでるようなリミテ超人層のみでしょう。
僕も、全レアを何回も使い使われるほどやり込めたのはオンスロート環境のみ。
そのオンスロでも大型セット3パック、レギオン入り、レギオン&スカージ入り、あとシールドかドラフトか、の6パターンで、各カードの理不尽度順位は変わってきます。
歴代ボムレアを集めたキューブでの初手級カードは、
概ね歴代理不尽ランキング上位と一致すると予想します。
2〜4マナのカードで、1対2交換できて、除去しづらくて、それ1枚で勝てる
シナジーなしで強いカード、茶色のカードならさらにゴッド度アップという感じになってしまいますが。
これもなぜかコモン
それはそれは強かったです。
5thは超・ラージエキスパンションだし色々カオスですね。
今の感覚からすると、なおさら弱いだろうな・・・。
《ネクロポーテンス/Necropotence(5ED)》はできない子でしたか。
俺の脳内ではそれなりにやり手かなと思ったのですが、やっぱり予測は難しいです。
>drafterさん
俺とdrafterさんだと考えに入ってる範囲がdrafterさんのが広いと思うから全部を理解する事は出来ないけど、半分くらいは分かるかも知れない。
双方が適切なドラフトを行い、適切にプレイした場合って事だよね。
俺の技量だと、相手とフェアな対戦をした時点で負けだから、可能な限り簡単に勝ちたいと思っていて、ターンの経過=ドローの質の均一化でフェアな勝負に近づいてしまうから、初速が速いカードを強いカードだと考えてしまう。
追加の要素は諸々あるけど《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》で言えば《ヴィトゥ=ガジーのギルド魔道士/Vitu-Ghazi Guildmage(RTR)》と比較してタッチしやすいとか、プレイに関してミスし難いとかイライラを募らせる=強く見えるってのはあると思う。
単純化したランキングはそんな感じかな。単純化してもなお難しそうだけど。
>ジオン軍さん、しょっとこさん
既に同様の企画があったんですね・・・。二番煎じであったか・・・。
にしても何故に《転覆/Capsize(TMP)》なんだろうか。
>re-giantさん
《ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan(6ED)》はその状況だと破格に強いですねw
普通にプレイしただけでも除去なのに、くるくるしたら勝ってしまう。