今日は名古屋でスタンダード&6人ドラフト。
ドラフトについては帰りの車の中で散々話したけど、個人的にツボったので書き残しておく事にする。

以下デッキ。
10《山/Mountain(M13)》
8《平地/Plains(M13)》

1《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(M13)》
1《軍用隼/War Falcon(M13)》
1《アクラサの守護者/Guardians of Akrasa(M13)》
3《かき回すゴブリン/Rummaging Goblin(M13)》
1《炎の壁/Wall of Fire(M13)》
1《群れの癒し手/Healer of the Pride(M13)》
3《セラの天使/Serra Angel(M13)》
2《炎の精霊/Fire Elemental(M13)》

2《クレンコの命令/Krenko’s Command(M13)》
1《平和な心/Pacifism(M13)》
1《灼熱の槍/Searing Spear(M13)》
1《炬火の炎/Flames of the Firebrand(M13)》
1《忘却の輪/Oblivion Ring(M13)》
2《金屑化/Turn to Slag(SOM)》
1《溶岩噴火/Volcanic Geyser(M13)》

リストにするとこのデッキの真の酷さが伝わりきらないかも知れないが・・・。
まぁそれを伝える前に良い面も伝えておこう。
このデッキはあの《セラの天使/Serra Angel(M13)》を3枚も擁し、さらには7枚の除去スペルを搭載している上に、デッキを回すエンジン部分に、これまた3枚の《かき回すゴブリン/Rummaging Goblin(M13)》を搭載しているのだ。
これは土地枚数が18枚と多めに設定してある事もあり、可及的速やかに5マナ域に到達し次第盤面を制圧し、対戦相手を圧倒する事が可能な事を・・・意味しないのだな。これが。

なぜかと言うとこのデッキには実に7枚もの5マナスペルが搭載されており、その数はなんと薄めに設定されたセカンドカラーの基本地形枚数と同数なのである。

さらにこのデッキは深刻な問題を抱えており、それが防御用生物の極端なまでの薄さである。仮に除去などの干渉手段がドロー出来なかった場合を考えてみよう。
このデッキは実に5t目まで3/3に殴られ続けられるサンドバックであり、かつ仮に5t目に《セラの天使/Serra Angel(M13)》が駆けつけた場合においても、環境に雑多に存在する

《送還/Unsummon(M13)》
《平和な心/Pacifism(M13)》
《火をつける怒り/Kindled Fury(M13)》
《神聖なる評決/Divine Verdict(M13)》
《剛力化/Titanic Growth(M12)》
《金屑化/Turn to Slag(SOM)》
《本質の散乱/Essence Scatter(M13)》
《殺害/Murder(M13)》etc・・・

で簡単に乗り越えられてしまう。
乗り越えられてしまえば再びサンドバックの時間がやってくるわけで、正にパンチドランカーのためのデッキと言っても過言ではない。
しかも大量に搭載されている5マナ帯のせいで、絶対に5マナは必要だが、それ以上は活用方法がないと言うショートにもフラッドにも弱い構成になっているというおまけつきである。
まぁそこは《かき回すゴブリン/Rummaging Goblin(M13)》が生きてさえいればある程度は緩和可能なのだろうが、2戦目のGame2は正しくそのような状況でフラッド死を遂げた。
これはデッキの構成上致し方ないことなのである。

これを弱いと表現せずになんと表現するのだろうか。
確かに8人ドラフトと比較すれば6人ドラフトのデッキは弱くなるだろうが、いや、それにしても、しかし。

因みに俺のピックは1-1を《天空のアジサシ/Welkin Tern(M13)》からスタートし
1-2を《溶岩噴火/Volcanic Geyser(M13)》
1-3は《かき回すゴブリン/Rummaging Goblin(M13)》
1-4で《フェアリーの侵略者/Faerie Invaders(M13)》
1-5が《どんでん返し/Switcheroo(M13)》
しかし1周した時点で青のプレイヤー人数が多い事を察して赤を中心にピック。

2-1は他に取るものがなく、握りつぶす形で《セラの天使/Serra Angel(M13)》をピックしたものの2-2では《忘却の輪/Oblivion Ring(M13)》を。
どうせ青は卓でオーバードラフトされているのだから・・・と言う事で赤白と言うあまり望ましくないカラーに落ち着く事になった。

卓の配置は

赤白←俺
緑青
青黒
赤単
白緑
青黒タッチ《平地/Plains(M13)》

と言う事で、1パック目の1周後からの青切りは正解であったように思う。
ただ、どうしてもアグレッシブな方向にデッキを構成出来なかったのは失敗だったと言うか、1人ではどうにも成らない問題と言うのも確かにあるなと言う感はある。

対戦結果は1戦目の青黒タッチ《平地/Plains(M13)》を相手に接戦を演じて何とか除去と《セラの天使/Serra Angel(M13)》の力で押し切って勝ち。

2戦目は相手がGame1を事故で落とすもののGame2はこちらが《かき回すゴブリン/Rummaging Goblin(M13)》を除去され構造的にどうしようもなくフラッドに陥ってそのまま死亡。
Game3は《嵐潮のリバイアサン/Stormtide Leviathan(M13)》に対処出来ずそのまま負け。

除去の質やアドバンテージ獲得手段を勘案すれば、コントロールタイプの青黒に敗北する事は自明であり、その部分には疑問はない。
そしてこの2戦目を持って全勝者が発生し、1-1と言う非常に評価に困る結果を持ってこのドラフトは幕を閉じる事になるのである。

ただ、SoM環境の頃のように何が強いデッキで、何が弱いデッキなのかを自問しても分からなかった時よりは、敗北理由は明確である事が救いなのではないかと考えている。

強いカードを搭載すれば、それがすなわち強いデッキになるわけではないと言う好例として、これを残しておきたいと思う。
貴重な経験をさせて頂いた。企画発起人のくけさんには感謝を。
是非またご一緒いたしましょう。

コメント

くけ
くけ
2012年9月3日0:11

こちらこそ、一緒の卓を囲めて楽しかったです!
また機会がありましたら是非^^

ability170146
2012年9月3日0:13

ドラフトできてたのかー
くけけ連絡してくれれば引き返したのに~

くけ
くけ
2012年9月3日0:36

座れる場所が6人分しかなかったんや。すまんの

bun
2012年9月3日22:07

お疲れ様でした。また(もしくは今度こそ)やりましょう!
bun

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