アヴァシンの帰還:コモンを目で見る。赤編
2012年5月16日 TCG全般 コメント (6)
突然だが、俺は羞恥心が強い。
俺がどれほど羞恥心が強い赤面系プレイヤーかを示すエピソードは枚挙に暇が無いが、例えば、かつて名古屋港湾会館がまだ旧館であった頃、その時の俺はアラーラブロックのパワーカードを大量に放り込んだコントロールを使っていたのだが、対戦相手はWBトークンであった。
そのWBトークンの主な勝ち手段は《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》からの《苦花/Bitterblossom(MOR)》設置で、俺のコントロールはパワーこそ高いものの《エスパーの魔除け/Esper Charm(ALA)》を《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》された瞬間から《苦花/Bitterblossom(MOR)》に対応出来なくなり、事実上の2tキルが達成される事になる。
何回かゲームか繰り返したところ、その事実に気がついた俺は
「これではMTGと言うよりも対戦相手の公開オナニーではないか!」
と主張し始め、気がつけば相手のオナニーによってレイプされ続けると言う、人類にはおよそ達成不可能な、MTGプレイヤーだからこそ到達でき得るであろう境地まで到達してしまい、それはさながら
「波動拳!波動拳!昇竜拳!」
の連打、もしくは
「リミッター解除!この瞬間を待っていたんだぁ!この瞬間を待っていたんだぁ!」
と繰り返すかの如くにレイプレイプオナニーと連呼し始め、最初こそ
「若干抵抗された方が燃えるwww」
などと発言していた対戦相手も、さすがの俺でもそれは引くわ、みたいな雰囲気になってしまったが、それでも勝利する事を諦め切れない俺は勝つまでやるぞと言わんばかりにその後もレイプされ続けていたのだった。
つまり、公衆の面前で上記のような単語を連呼出来るほどの赤面プレイヤーと言う事であり、これで俺の羞恥心の強さが証明された。
以上Q.E・・・D・・・?
まぁ上記の例を挙げると俺がただの害である事を示すのみだが、言うてそこまで害ないのよと思っていると言うか、思わせていて欲しい。
ただ、DN上で自分の名前が出ていたり、リアルでDN上の名前で呼ばれたりすると、背中が痒いような面映い感情に囚われて、居心地が悪くなってしまうのである。
と言う事で、リアルで俺と面識のある人は小栗さんと呼んであげると喜びます。
ついでに自分の名前も教えてくれるともっと喜びます。
まぁタイトルと関係の無い話はこれくらいにしておいて、アヴァシンの帰還のコモンを視覚的に捕えよう企画第4弾を始めよう。今回は赤だ。
カードの内容は画像1を参照してみてくれ。
俺もこのエントリを書いている段階ではチェックしていないが、黒地に変更した事により、若干は見やすくなっているかと思う。
それでも画像自体が小さいので、やっぱり見難いのかも知れない。
まずは生物から。
1マナ
《ソンバーワルドの自警団/Somberwald Vigilante(AVR)》
2マナ
《煮えたぎりの小悪魔/Scalding Devil(AVR)》
《クルーインの打撃者/Kruin Striker(AVR)》
3マナ
《熱血漢の聖戦士/Fervent Cathar(AVR)》
《暴動の首謀者/Riot Ringleader(AVR)》
《ハンウィアーの槍兵/Hanweir Lancer(AVR)》
4マナ
《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》
《狂気の預言者/Mad Prophet(AVR)》
5マナ
《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》
以前のエントリでは酷評した赤だが、生物だけをピックアップしてみるとそこまで酷くはない。
特に3マナ域と4マナ域はいずれのカードも仕事をしてくれそうだ。
5マナ6/1と足元がお留守ですよ、な《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》だがISDの開発コラムを読むと、開発陣はプレイヤーに弱いカード間の相互作用を上手く利用して欲しいと思っているらしく、つまりこの《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》は《ハンウィアーの槍兵/Hanweir Lancer(AVR)》と組み合わせる事によって無双して欲しいと言う開発陣からのメッセージなのだ。
うるせえよ。
と一蹴してしまうのは簡単なのだが、コラムでは具体的に《腐敗した沼蛇/Rotting Fensnake(ISD)》に《骸骨の渋面/Skeletal Grimace(ISD)》を着地させて無双してね!みたいな事が書いてあったので、ここは開発陣に素直に従っておくしかない。
文句を言っても始まらないとはこの事である。
まぁそれ以外ではビートで強いと評判の《クルーインの打撃者/Kruin Striker(AVR)》に、盤面でガッチリされてしまっても一応ダメージを与えてくれる《煮えたぎりの小悪魔/Scalding Devil(AVR)》がいて、1マナには未だにデッキに入れる価値があるのかは個人的には懐疑的である《ソンバーワルドの自警団/Somberwald Vigilante(AVR)》がいる。
こいつに関しては「フィンケルトロン」ことジョン・フィンケルその人が実際にデッキに採用していたので、デッキを選べばプレイに値するのだと言う事は既に証明されているのだが、閣下がプレイしていたからデッキに入れてあげるんだからね!勘違いしないでよね!と言うところである。
《狂気の預言者/Mad Prophet(AVR)》を除く全てのカードが攻撃方向に向いていて、つまり赤はビートであり、さらに各色が頭を悩ませるであろう《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》にも《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》と《煮えたぎりの小悪魔/Scalding Devil(AVR)》で解答を得ていると言うアドバンテージを持っている。
その反面、青や白ほどには固くないため、マナ域に大きなズレがあるとは言え、緑に対して殴り勝てるかどうかは不明である。
序盤のリードを《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》でさしきってしまおうと言うプランは取れるにしても。
まぁ生物のスペックがある程度あって、さらに指向性を持っていると言うのは良い事である。
今度はそれを補強してくれるスペルがあるのかを見ていこう。
強いデッキを作る。
そのためには、デッキの根。しっかりした根っこを作り上げることだよ。
これ見てください。赤のコモン。これ、見てよ。
コモンですよ!これ全部!
貧弱すぎるよね~。
カードの出が悪かったり、上下と被ったりしたら このコモンの質だったら絶対負けちゃうよね!
そうだよ!
AVRの緑のようにお前も強いコモンを持て!
出来るよ!
お米食べろ!!
あまりのプールの弱さにくじけそうになった俺は、松岡修造に力を借りる事にした。
単にお米食べろ!と言いたかっただけなような気もする。
改変は難しいな。
さて、怒涛のラインナップを誇るスペルを見ていこう。
1マナ
《火柱/Pillar of Flame(AVR)》
《火の装い/Guise of Fire(AVR)》
《掲げられた軍旗/Banners Raised(AVR)》
2マナ
《いかづち/Thunderbolt(AVR)》
《危険な賭け/Dangerous Wager(AVR)》
《悪だくみ/Malicious Intent(AVR)》
《戦いの賛歌/Battle Hymn(AVR)》
《異常な俊敏性/Uncanny Speed(AVR)》
3マナ
《屋根職人の反乱/Thatcher Revolt(AVR)》
4マナ
《破砕/Demolish(AVR)》
2マナ域と4マナ域が恐ろしいほど何もしない。
あれほど指向性を持ってまとまっていた生物をあざ笑うかのようなこのゴミっぷり。
期待の《火柱/Pillar of Flame(AVR)》もメリット部分を消して《ショック/Shock(10E)》にした方が強いくらいだが、まぁ贅沢は言うまい。
《火の装い/Guise of Fire(AVR)》も《腐肉化/Ghoulflesh(AVR)》が使用に耐えるとあっては、同程度の活躍を見込める。
ここまでは良いだろう。だが
《掲げられた軍旗/Banners Raised(AVR)》
《危険な賭け/Dangerous Wager(AVR)》
《悪だくみ/Malicious Intent(AVR)》
《戦いの賛歌/Battle Hymn(AVR)》
《異常な俊敏性/Uncanny Speed(AVR)》
《破砕/Demolish(AVR)》
これらのカード群が恐ろしいほど何もしない。
《破砕/Demolish(AVR)》などは非常に強そうな絵とギャップでなお気分が悪いと言うおまけ付きである。
どれほど強そうなのかは画像2を参照してくれ。
さらに一見すると、プレイヤーかクリーチャーにダメージを与えると書いてあるために普通の火力に見える《いかづち/Thunderbolt(AVR)》だが、実際に使われてみると《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》時々《垂直落下/Plummet(M12)》である。
まぁ《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》もアグロな方向に指向性を持つ生物群とかみ合っているため一定の評価は出来るが、とても1-1やその近辺でピックしたいとは思えない。
M12で緑をやっていた時に《垂直落下/Plummet(M12)》がどの程度の順番でピックされていたかを考えれば推して知るべしである。
まぁそれでも本体火力だから入るべきデッキには入るのだけれど。
それから《屋根職人の反乱/Thatcher Revolt(AVR)》であるが、赤の性格を考えると合致していると言える。
《暴動の首謀者/Riot Ringleader(AVR)》との相性は既に万人に知られるところであるからこれ以上の言及はしないが、デッキによっては選択され得る事は論をまたない。
以上の事から赤は基本的には攻撃的な色であり、従って赤をメインに使う場合は攻撃的な赤白や緑赤や《翼作り/Wingcrafter(AVR)》を有する青赤に。
もしくは《狂気の預言者/Mad Prophet(AVR)》に期待する場合は除去コントロールのような黒赤が組めるのであろうか。と言うところ。
因みに《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》はどちらのタイプで使ってもかなり強いと思われる。
ビート方向で使う場合は言わずもがなだが、コントロールで使う場合でもある程度盤面を膠着させてしまえば《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》1枚でゲームに勝てる事だってあるだろう。
ただ、除去耐性はないので普通に除去される事はあるだろうが。
単体で見るとタイプを選ばないとデッキに入れられないスペルが
《掲げられた軍旗/Banners Raised(AVR)》
《危険な賭け/Dangerous Wager(AVR)》
《悪だくみ/Malicious Intent(AVR)》
《戦いの賛歌/Battle Hymn(AVR)》
《異常な俊敏性/Uncanny Speed(AVR)》
《破砕/Demolish(AVR)》
(ここら辺まではコピペで良いよね。)
《屋根職人の反乱/Thatcher Revolt(AVR)》
《ソンバーワルドの自警団/Somberwald Vigilante(AVR)》
《熱血漢の聖戦士/Fervent Cathar(AVR)》
《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》
であり、それぞれデッキを選べば入るな、もしくはサイドからなら入るなと言うのが
《屋根職人の反乱/Thatcher Revolt(AVR)》
《ソンバーワルドの自警団/Somberwald Vigilante(AVR)》
《熱血漢の聖戦士/Fervent Cathar(AVR)》
《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》
《破砕/Demolish(AVR)》
であるので、真のクソカードと呼べるのは
《掲げられた軍旗/Banners Raised(AVR)》
《危険な賭け/Dangerous Wager(AVR)》
《悪だくみ/Malicious Intent(AVR)》
《戦いの賛歌/Battle Hymn(AVR)》
《異常な俊敏性/Uncanny Speed(AVR)》
と言う事になるだろうか。
この5枚と言う枚数だが
「5枚なら許容じゃない?」
と言う意見もあるだろうが、19枚の中の5枚なので実に1/4以上であって、さらにデッキを選ばないと入れられないか、サイドボードからでないと入れられないカードが10種類もあるので、つまり半分はクソカードだって事だよ!
特に赤の許せないところはスペルの質の悪さであり、前回の黒にあってすら
《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》
《腐肉化/Ghoulflesh(AVR)》
《死の風/Death Wind(AVR)》
《墓の入れ替え/Grave Exchange(AVR)》
とあったのに赤に与えられたものと言えば
《火柱/Pillar of Flame(AVR)》
《火の装い/Guise of Fire(AVR)》
《いかづち/Thunderbolt(AVR)》
のみである。
あまりにもあまりである。
何度も繰り返すが《いかづち/Thunderbolt(AVR)》が《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》時々《垂直落下/Plummet(M12)》である事を忘れてはいけない。
と言う事で、俺の目論見通りに
わりとまとまっている白。
白より良い色の青。
上記2色と比較すると酷いけどセールスポイントはある黒。
と来て、黒より生物の指向性と言う点では優れているけど、スペルが本当に酷い赤と言う構成に出来て満足である。
と言うところで駆け足ながら赤編も終了である。
次回は事実上の最終回と言える緑である。
プレイアブルなカードの少ないAVRにあって、カードの層が厚いと言われている緑だが、実際はどうなのだろうか。
それではまた次回お会いしよう。
それまで良いMTGライフを。
俺がどれほど羞恥心が強い赤面系プレイヤーかを示すエピソードは枚挙に暇が無いが、例えば、かつて名古屋港湾会館がまだ旧館であった頃、その時の俺はアラーラブロックのパワーカードを大量に放り込んだコントロールを使っていたのだが、対戦相手はWBトークンであった。
そのWBトークンの主な勝ち手段は《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》からの《苦花/Bitterblossom(MOR)》設置で、俺のコントロールはパワーこそ高いものの《エスパーの魔除け/Esper Charm(ALA)》を《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》された瞬間から《苦花/Bitterblossom(MOR)》に対応出来なくなり、事実上の2tキルが達成される事になる。
何回かゲームか繰り返したところ、その事実に気がついた俺は
「これではMTGと言うよりも対戦相手の公開オナニーではないか!」
と主張し始め、気がつけば相手のオナニーによってレイプされ続けると言う、人類にはおよそ達成不可能な、MTGプレイヤーだからこそ到達でき得るであろう境地まで到達してしまい、それはさながら
「波動拳!波動拳!昇竜拳!」
の連打、もしくは
「リミッター解除!この瞬間を待っていたんだぁ!この瞬間を待っていたんだぁ!」
と繰り返すかの如くにレイプレイプオナニーと連呼し始め、最初こそ
「若干抵抗された方が燃えるwww」
などと発言していた対戦相手も、さすがの俺でもそれは引くわ、みたいな雰囲気になってしまったが、それでも勝利する事を諦め切れない俺は勝つまでやるぞと言わんばかりにその後もレイプされ続けていたのだった。
つまり、公衆の面前で上記のような単語を連呼出来るほどの赤面プレイヤーと言う事であり、これで俺の羞恥心の強さが証明された。
以上Q.E・・・D・・・?
まぁ上記の例を挙げると俺がただの害である事を示すのみだが、言うてそこまで害ないのよと思っていると言うか、思わせていて欲しい。
ただ、DN上で自分の名前が出ていたり、リアルでDN上の名前で呼ばれたりすると、背中が痒いような面映い感情に囚われて、居心地が悪くなってしまうのである。
と言う事で、リアルで俺と面識のある人は小栗さんと呼んであげると喜びます。
ついでに自分の名前も教えてくれるともっと喜びます。
まぁタイトルと関係の無い話はこれくらいにしておいて、アヴァシンの帰還のコモンを視覚的に捕えよう企画第4弾を始めよう。今回は赤だ。
カードの内容は画像1を参照してみてくれ。
俺もこのエントリを書いている段階ではチェックしていないが、黒地に変更した事により、若干は見やすくなっているかと思う。
それでも画像自体が小さいので、やっぱり見難いのかも知れない。
まずは生物から。
1マナ
《ソンバーワルドの自警団/Somberwald Vigilante(AVR)》
2マナ
《煮えたぎりの小悪魔/Scalding Devil(AVR)》
《クルーインの打撃者/Kruin Striker(AVR)》
3マナ
《熱血漢の聖戦士/Fervent Cathar(AVR)》
《暴動の首謀者/Riot Ringleader(AVR)》
《ハンウィアーの槍兵/Hanweir Lancer(AVR)》
4マナ
《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》
《狂気の預言者/Mad Prophet(AVR)》
5マナ
《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》
以前のエントリでは酷評した赤だが、生物だけをピックアップしてみるとそこまで酷くはない。
特に3マナ域と4マナ域はいずれのカードも仕事をしてくれそうだ。
5マナ6/1と足元がお留守ですよ、な《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》だがISDの開発コラムを読むと、開発陣はプレイヤーに弱いカード間の相互作用を上手く利用して欲しいと思っているらしく、つまりこの《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》は《ハンウィアーの槍兵/Hanweir Lancer(AVR)》と組み合わせる事によって無双して欲しいと言う開発陣からのメッセージなのだ。
うるせえよ。
と一蹴してしまうのは簡単なのだが、コラムでは具体的に《腐敗した沼蛇/Rotting Fensnake(ISD)》に《骸骨の渋面/Skeletal Grimace(ISD)》を着地させて無双してね!みたいな事が書いてあったので、ここは開発陣に素直に従っておくしかない。
文句を言っても始まらないとはこの事である。
まぁそれ以外ではビートで強いと評判の《クルーインの打撃者/Kruin Striker(AVR)》に、盤面でガッチリされてしまっても一応ダメージを与えてくれる《煮えたぎりの小悪魔/Scalding Devil(AVR)》がいて、1マナには未だにデッキに入れる価値があるのかは個人的には懐疑的である《ソンバーワルドの自警団/Somberwald Vigilante(AVR)》がいる。
こいつに関しては「フィンケルトロン」ことジョン・フィンケルその人が実際にデッキに採用していたので、デッキを選べばプレイに値するのだと言う事は既に証明されているのだが、閣下がプレイしていたからデッキに入れてあげるんだからね!勘違いしないでよね!と言うところである。
《狂気の預言者/Mad Prophet(AVR)》を除く全てのカードが攻撃方向に向いていて、つまり赤はビートであり、さらに各色が頭を悩ませるであろう《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》にも《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》と《煮えたぎりの小悪魔/Scalding Devil(AVR)》で解答を得ていると言うアドバンテージを持っている。
その反面、青や白ほどには固くないため、マナ域に大きなズレがあるとは言え、緑に対して殴り勝てるかどうかは不明である。
序盤のリードを《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》でさしきってしまおうと言うプランは取れるにしても。
まぁ生物のスペックがある程度あって、さらに指向性を持っていると言うのは良い事である。
今度はそれを補強してくれるスペルがあるのかを見ていこう。
強いデッキを作る。
そのためには、デッキの根。しっかりした根っこを作り上げることだよ。
これ見てください。赤のコモン。これ、見てよ。
コモンですよ!これ全部!
貧弱すぎるよね~。
カードの出が悪かったり、上下と被ったりしたら このコモンの質だったら絶対負けちゃうよね!
そうだよ!
AVRの緑のようにお前も強いコモンを持て!
出来るよ!
お米食べろ!!
あまりのプールの弱さにくじけそうになった俺は、松岡修造に力を借りる事にした。
単にお米食べろ!と言いたかっただけなような気もする。
改変は難しいな。
さて、怒涛のラインナップを誇るスペルを見ていこう。
1マナ
《火柱/Pillar of Flame(AVR)》
《火の装い/Guise of Fire(AVR)》
《掲げられた軍旗/Banners Raised(AVR)》
2マナ
《いかづち/Thunderbolt(AVR)》
《危険な賭け/Dangerous Wager(AVR)》
《悪だくみ/Malicious Intent(AVR)》
《戦いの賛歌/Battle Hymn(AVR)》
《異常な俊敏性/Uncanny Speed(AVR)》
3マナ
《屋根職人の反乱/Thatcher Revolt(AVR)》
4マナ
《破砕/Demolish(AVR)》
2マナ域と4マナ域が恐ろしいほど何もしない。
あれほど指向性を持ってまとまっていた生物をあざ笑うかのようなこのゴミっぷり。
期待の《火柱/Pillar of Flame(AVR)》もメリット部分を消して《ショック/Shock(10E)》にした方が強いくらいだが、まぁ贅沢は言うまい。
《火の装い/Guise of Fire(AVR)》も《腐肉化/Ghoulflesh(AVR)》が使用に耐えるとあっては、同程度の活躍を見込める。
ここまでは良いだろう。だが
《掲げられた軍旗/Banners Raised(AVR)》
《危険な賭け/Dangerous Wager(AVR)》
《悪だくみ/Malicious Intent(AVR)》
《戦いの賛歌/Battle Hymn(AVR)》
《異常な俊敏性/Uncanny Speed(AVR)》
《破砕/Demolish(AVR)》
これらのカード群が恐ろしいほど何もしない。
《破砕/Demolish(AVR)》などは非常に強そうな絵とギャップでなお気分が悪いと言うおまけ付きである。
どれほど強そうなのかは画像2を参照してくれ。
さらに一見すると、プレイヤーかクリーチャーにダメージを与えると書いてあるために普通の火力に見える《いかづち/Thunderbolt(AVR)》だが、実際に使われてみると《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》時々《垂直落下/Plummet(M12)》である。
まぁ《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》もアグロな方向に指向性を持つ生物群とかみ合っているため一定の評価は出来るが、とても1-1やその近辺でピックしたいとは思えない。
M12で緑をやっていた時に《垂直落下/Plummet(M12)》がどの程度の順番でピックされていたかを考えれば推して知るべしである。
まぁそれでも本体火力だから入るべきデッキには入るのだけれど。
それから《屋根職人の反乱/Thatcher Revolt(AVR)》であるが、赤の性格を考えると合致していると言える。
《暴動の首謀者/Riot Ringleader(AVR)》との相性は既に万人に知られるところであるからこれ以上の言及はしないが、デッキによっては選択され得る事は論をまたない。
以上の事から赤は基本的には攻撃的な色であり、従って赤をメインに使う場合は攻撃的な赤白や緑赤や《翼作り/Wingcrafter(AVR)》を有する青赤に。
もしくは《狂気の預言者/Mad Prophet(AVR)》に期待する場合は除去コントロールのような黒赤が組めるのであろうか。と言うところ。
因みに《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》はどちらのタイプで使ってもかなり強いと思われる。
ビート方向で使う場合は言わずもがなだが、コントロールで使う場合でもある程度盤面を膠着させてしまえば《流城の継承者/Heirs of Stromkirk(AVR)》1枚でゲームに勝てる事だってあるだろう。
ただ、除去耐性はないので普通に除去される事はあるだろうが。
単体で見るとタイプを選ばないとデッキに入れられないスペルが
《掲げられた軍旗/Banners Raised(AVR)》
《危険な賭け/Dangerous Wager(AVR)》
《悪だくみ/Malicious Intent(AVR)》
《戦いの賛歌/Battle Hymn(AVR)》
《異常な俊敏性/Uncanny Speed(AVR)》
《破砕/Demolish(AVR)》
(ここら辺まではコピペで良いよね。)
《屋根職人の反乱/Thatcher Revolt(AVR)》
《ソンバーワルドの自警団/Somberwald Vigilante(AVR)》
《熱血漢の聖戦士/Fervent Cathar(AVR)》
《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》
であり、それぞれデッキを選べば入るな、もしくはサイドからなら入るなと言うのが
《屋根職人の反乱/Thatcher Revolt(AVR)》
《ソンバーワルドの自警団/Somberwald Vigilante(AVR)》
《熱血漢の聖戦士/Fervent Cathar(AVR)》
《怒れるポルターガイスト/Raging Poltergeist(AVR)》
《破砕/Demolish(AVR)》
であるので、真のクソカードと呼べるのは
《掲げられた軍旗/Banners Raised(AVR)》
《危険な賭け/Dangerous Wager(AVR)》
《悪だくみ/Malicious Intent(AVR)》
《戦いの賛歌/Battle Hymn(AVR)》
《異常な俊敏性/Uncanny Speed(AVR)》
と言う事になるだろうか。
この5枚と言う枚数だが
「5枚なら許容じゃない?」
と言う意見もあるだろうが、19枚の中の5枚なので実に1/4以上であって、さらにデッキを選ばないと入れられないか、サイドボードからでないと入れられないカードが10種類もあるので、つまり半分はクソカードだって事だよ!
特に赤の許せないところはスペルの質の悪さであり、前回の黒にあってすら
《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》
《腐肉化/Ghoulflesh(AVR)》
《死の風/Death Wind(AVR)》
《墓の入れ替え/Grave Exchange(AVR)》
とあったのに赤に与えられたものと言えば
《火柱/Pillar of Flame(AVR)》
《火の装い/Guise of Fire(AVR)》
《いかづち/Thunderbolt(AVR)》
のみである。
あまりにもあまりである。
何度も繰り返すが《いかづち/Thunderbolt(AVR)》が《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》時々《垂直落下/Plummet(M12)》である事を忘れてはいけない。
と言う事で、俺の目論見通りに
わりとまとまっている白。
白より良い色の青。
上記2色と比較すると酷いけどセールスポイントはある黒。
と来て、黒より生物の指向性と言う点では優れているけど、スペルが本当に酷い赤と言う構成に出来て満足である。
と言うところで駆け足ながら赤編も終了である。
次回は事実上の最終回と言える緑である。
プレイアブルなカードの少ないAVRにあって、カードの層が厚いと言われている緑だが、実際はどうなのだろうか。
それではまた次回お会いしよう。
それまで良いMTGライフを。
コメント
>ゴブナイトさん
ですよねwまぁそれでも飛行ならほとんど落とせるのであれですが《天使の武装/Angelic Armaments(AVR)》あたりで飛行を得た生物が落とせない事もしばしば。
俺はぱっと見で良い除去だなーと思ったんですが、勘違いでしたw
ラス3枚ぐらいからすべて赤いカードになる不思議w
プールが薄いと人数によっては偏っちゃうので誰もやらなかったっすかね。
赤の底辺コモンの何もしなさは異常w