アヴァシンの帰還:コモンを目で見る。黒編
2012年5月15日 TCG全般 コメント (6)
帰宅後にDNを巡回していたら、listenerさんがAVRの赤白について記述されていたので(http://mtglistener.diarynote.jp/201205151224085800/)デッキが組めたら強いけど、赤のプールは薄いから上手くいかなかった時に逃げ道を探すのが大変だよね的なコメントを残したのだけど、発想が逆だった。
俺の発想だと
赤白強い!ドラフトしたい→パーツが集まらない・・・どこに逃げよう・・・。
だけど、普通の考え方をすると
1-1で赤or白の強いカードをピックした。さらに1-3で《暴動の首謀者/Riot Ringleader(AVR)》と赤のプレイアブルなカードが流れてきてるぞ→《暴動の首謀者/Riot Ringleader(AVR)》をピックして赤白人間ドラフトしようかな。
になるよな。ドラフトは卓の流れを見てやるもんなんだからさ。
俺は根がネガティブなのか、ある有力な戦略がピックアップされているのを見ると、その戦略が都合よく運用できるとは考えず、上手くいかなかった時のバックアップ・プランが必要だと考える。
確かにこの考え方自体は間違いではないのだろうが、思考の根底に「上手くいかない事」が根を張りすぎていて「上手くいきそうだからそれをする」のではなくて「常に上手くいかないだろうからバックアップ・プランを用意する」になってしまっている。
それは、なんと言うか常に傍流を歩む事になってしまい、卓の流れから判断して最善を選択すると言う当たり前の考え方を放棄しているようにも思える。
冷静になって考えてみると、かなり歪んだ考え方のように思えるな。
もっと素直に物事を捕えないといけないなと思わされた。
と言うような事はさておいて、アヴァシンの帰還のコモンを視覚的に捕えよう企画第3弾。今回は黒だ。
カードの内容は画像1を参照してくれ。かなり画質が悪いが、これでもTake10くらいまではやってみたのだ。白地と言うのと、自分の影が写りこんでしまっているのがダメなのか。
今度はコンビニでA3用紙を黒地で印刷して、それを下敷きにしてやってみようかな。
まぁ試行錯誤は色々やってみるとして、今は個々のカードを見ていこう。
※追記
アップしてから確認したのだけれど、マジで画質がくっそ悪い!
これじゃ何が写っているのか良く分からんぞ・・・。
すげー手間だけど、青編でやったみたいな方式に変更するかも。
まずは生物から
1マナ
《狩り立てられたグール/Hunted Ghoul(AVR)》
2マナ
《グールの解体人/Butcher Ghoul(AVR)》
《墓所を歩くもの/Crypt Creeper(AVR)》
3マナ
《照明灯の霊/Searchlight Geist(AVR)》
《魂獄の悪鬼/Soulcage Fiend(AVR)》
《流血の鑑定人/Bloodflow Connoisseur(AVR)》
4マナ
《死体の運び屋/Driver of the Dead(AVR)》
《アンデッドの処刑人/Undead Executioner(AVR)》
5マナ
《反逆の悪魔/Renegade Demon(AVR)》
《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》
くぁwせdrftgyふじこlp
青を見た後にこれを見せられるとあまりのラインナップの酷さに発狂寸前。
これでどうやって殴るんだ。
《照明灯の霊/Searchlight Geist(AVR)》がギリギリ飛行しているが逆に言うとそれしか飛んでいない。白&青と比較すると酷すぎる。
この中にあっては《反逆の悪魔/Renegade Demon(AVR)》すら良いスペックに見えてくるから不思議である。
《猛森の霊/Wildwood Geist(AVR)》とも相討ちをするが《グリフの先兵/Gryff Vanguard(AVR)》とも相討ちしてしまう・・・。
だが、タフネス4は越えていけるし、これより下のマナ域は基本的にはパワーが2しかないものが多いので、実は良いスペックに見えるのじゃなくて、実際に良いスペックなのかも知れないな。
と、取り乱してしまったが冷静に評価していくと防御には一定の信頼をおいて良いように思える。
唯一の飛行である《照明灯の霊/Searchlight Geist(AVR)》は(防御には使いにくいとは言え)接死を得る事が出来るし《グールの解体人/Butcher Ghoul(AVR)》は序盤の防御を務めると共に《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》を擁する黒には嬉しい生物だ。
《アンデッドの処刑人/Undead Executioner(AVR)》も相手の攻撃を抑止する機能を期待出来るだろう。
ただ、単純に地上を固めたとしても飛行やその他回避が止まらなければ意味がない。
さらにコモンに《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》や《霧鴉/Mist Raven(AVR)》《グリフの先兵/Gryff Vanguard(AVR)》を擁する白や青と違って地上で殴っていかなければならないケースが多そうな黒だが、信頼に足るダメージソースもない。
《反逆の悪魔/Renegade Demon(AVR)》を除く全てが《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》1枚で止められてしまう(《照明灯の霊/Searchlight Geist(AVR)》は接死をちらつかせる事で突破出来るだろうけど)となれば、必然、黒は戦線の構築をスペルに頼る事になる。
と言う事で次はスペルを見ていく事にしよう。
1マナ
《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》
《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》
《腐肉化/Ghoulflesh(AVR)》
2マナ
nothing
3マナ
《屍噛み/Necrobite(AVR)》
《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》
《不浄の契約/Unhallowed Pact(AVR)》
4マナ
《精神的苦悶/Mental Agony(AVR)》
5マナ
nothing
6マナ以上
《墓の入れ替え/Grave Exchange(AVR)》
《死の風/Death Wind(AVR)》
世間では使い難いと評判の《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》だが、俺は《グールの解体人/Butcher Ghoul(AVR)》《死体の運び屋/Driver of the Dead(AVR)》《アンデッドの処刑人/Undead Executioner(AVR)》もあって、十分に強いと思う。
それ以外では、相手の初速を殺す事の出来る《腐肉化/Ghoulflesh(AVR)》は使用に耐えるスペルで、マナがあればインスタントで除去が可能な《死の風/Death Wind(AVR)》も非常に有用なスペルだろう。
《墓の入れ替え/Grave Exchange(AVR)》はかなり重い部類に入るが、殴れない=コントロール風にデッキを組まざるを得ない黒にとってはアドバンテージを獲得できると言う点で見逃せないスペルだと考えている。
多分、本当に6マナは重い上に対象を取れないので、俺が思っているよりもはるかに弱い可能性はあるとは思うのだけれど。
《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》は殴れない黒にあって、かなり強いかも知れないカードで、これは試してみないと分からない。
適当に場を固める→《流血の鑑定人/Bloodflow Connoisseur(AVR)》に《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》をプレイする→全部生け贄に捧げてドヤァ!とか出来るかも。
黒の場合は色そのものが弱いため、威嚇もきちんと回避能力として機能しそうなのは良い点で、悪い点は単体でこのカードを見た時に《邪悪なる力/Unholy Strength(M10)》が強かったかと言われると答えに窮する、つまり弱いカードであると言う事。
青黒のコントロールと見せかけて実は飛行ビートでした!と言うのも面白いかも知れない。
ところで聞くところによると《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》はスーパー《溶岩の斧/Lava Axe(M10)》であり、十分使用に耐えると言う事なのだが、どうなのだろうか。
確かに適当な生物に《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》を着地させて《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》でダメージレースを制すると言うのも、非常に痩せてはいるものの、デッキとして成立するのかも知れない。
黒のプール全体で見ると、やはり防御的かつ、コストは割高ながらもアドバンテージを取れるカードもあり、コントロール好きな俺としては青黒のようなコントロールデッキが成立すると嬉しいなと思う。
実際には青と組み合わせた場合の低マナ域が《錬金術師の弟子/Alchemist’s Apprentice(AVR)》と《グールの解体人/Butcher Ghoul(AVR)》《電位式錬金術師/Galvanic Alchemist(AVR)》に頼る事になり密かに《さまよう狼/Wandering Wolf(AVR)》が止まらなかったりと問題は多そうだが《霧鴉/Mist Raven(AVR)》でテンポを獲得しつつ《材料集め/Amass the Components(AVR)》でカードアドバンテージに変換しつつ、相手の生物と相討ちした《グリフの先兵/Gryff Vanguard(AVR)》を《墓の入れ替え/Grave Exchange(AVR)》や《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》で2対1交換をした《アンデッドの処刑人/Undead Executioner(AVR)》を回収するとか非常に魅力的である。
とにかく現状では黒の評価は低いので、ほぼ何にでも対応出来る《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》と《死の風/Death Wind(AVR)》をピックしてタッチで運用する事を考えたい。
黒単体では守るも攻めるも力不足だ。
相方になる色は力こそパワーの緑か、アドバンテージが取りやすい青が良いだろうか。
白とも組み合わせてゲームそのものを低速にする事は出来そうだが、こちらのフィニッシャーが相手のフィニッシャーよりも強力でないと負けてしまうため、ピックできたカード次第と言う事になり、そもそも白の強力なカードがピック出来ている場合に相方に黒を選択するメリットが安いと言う以外にあるのかは疑問である。
まぁ安い事は良い事なので、前述の2枚の除去がタッチ出来ればデッキにはなるのかも知れないな。
単体で見ると積極的にデッキに入れたくないなと思うのが
《狩り立てられたグール/Hunted Ghoul(AVR)》
《魂獄の悪鬼/Soulcage Fiend(AVR)》
《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》
《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》
《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》
《不浄の契約/Unhallowed Pact(AVR)》
《精神的苦悶/Mental Agony(AVR)》
であり、それぞれデッキを選べば入るなと言うのが
《魂獄の悪鬼/Soulcage Fiend(AVR)》
《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》
《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》(本当?)
《精神的苦悶/Mental Agony(AVR)》
《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》(これも本当?)
であるので、真のクソカードと呼べるのは
《狩り立てられたグール/Hunted Ghoul(AVR)》
《不浄の契約/Unhallowed Pact(AVR)》
《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》
くらいであろうか。
自分で書いていてちょっと・・・と思わなくもないが青の項で《腐冠のグール/Rotcrown Ghoul(AVR)》を「デッキを選べば使用可能」のカテゴリに入れてしまっているので、同じくらいの頻度ではお世話になるかも知れない《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》を取り除いてしまうわけにはいかなかった。
デッキ的にどうしても3/3サイズを止めないといけないとなった時に、青と違って《反逆の悪魔/Renegade Demon(AVR)》が同じ色にいるために、《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》を使う事は実質ないのかも知れないな・・・。
って事はクソカードじゃねーか!
追加しよ!追加。
思ったよりも真のクソカードが少ないが、真のクソカード予備軍が多く存在し、かつ普通に使えるレベルのカードの質も低いのが黒と言う色である。
見た目の枚数に騙されてはいけない。
と言うところで駆け足ながら黒編も終了である。
今回は、初回の白、2回目の青と比較すると黒の弱さが際立つと言うのが良く分かったと思う。
次回は、拙稿「戦慄の赤」でも取り上げた赤である。
あの当時とはだいぶカード評価が変わったとは言え、それでもどうなる事か。
それではまた次回お会いしよう。
それまで良いMTGライフを。
俺の発想だと
赤白強い!ドラフトしたい→パーツが集まらない・・・どこに逃げよう・・・。
だけど、普通の考え方をすると
1-1で赤or白の強いカードをピックした。さらに1-3で《暴動の首謀者/Riot Ringleader(AVR)》と赤のプレイアブルなカードが流れてきてるぞ→《暴動の首謀者/Riot Ringleader(AVR)》をピックして赤白人間ドラフトしようかな。
になるよな。ドラフトは卓の流れを見てやるもんなんだからさ。
俺は根がネガティブなのか、ある有力な戦略がピックアップされているのを見ると、その戦略が都合よく運用できるとは考えず、上手くいかなかった時のバックアップ・プランが必要だと考える。
確かにこの考え方自体は間違いではないのだろうが、思考の根底に「上手くいかない事」が根を張りすぎていて「上手くいきそうだからそれをする」のではなくて「常に上手くいかないだろうからバックアップ・プランを用意する」になってしまっている。
それは、なんと言うか常に傍流を歩む事になってしまい、卓の流れから判断して最善を選択すると言う当たり前の考え方を放棄しているようにも思える。
冷静になって考えてみると、かなり歪んだ考え方のように思えるな。
もっと素直に物事を捕えないといけないなと思わされた。
と言うような事はさておいて、アヴァシンの帰還のコモンを視覚的に捕えよう企画第3弾。今回は黒だ。
カードの内容は画像1を参照してくれ。かなり画質が悪いが、これでもTake10くらいまではやってみたのだ。白地と言うのと、自分の影が写りこんでしまっているのがダメなのか。
今度はコンビニでA3用紙を黒地で印刷して、それを下敷きにしてやってみようかな。
まぁ試行錯誤は色々やってみるとして、今は個々のカードを見ていこう。
※追記
アップしてから確認したのだけれど、マジで画質がくっそ悪い!
これじゃ何が写っているのか良く分からんぞ・・・。
すげー手間だけど、青編でやったみたいな方式に変更するかも。
まずは生物から
1マナ
《狩り立てられたグール/Hunted Ghoul(AVR)》
2マナ
《グールの解体人/Butcher Ghoul(AVR)》
《墓所を歩くもの/Crypt Creeper(AVR)》
3マナ
《照明灯の霊/Searchlight Geist(AVR)》
《魂獄の悪鬼/Soulcage Fiend(AVR)》
《流血の鑑定人/Bloodflow Connoisseur(AVR)》
4マナ
《死体の運び屋/Driver of the Dead(AVR)》
《アンデッドの処刑人/Undead Executioner(AVR)》
5マナ
《反逆の悪魔/Renegade Demon(AVR)》
《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》
くぁwせdrftgyふじこlp
青を見た後にこれを見せられるとあまりのラインナップの酷さに発狂寸前。
これでどうやって殴るんだ。
《照明灯の霊/Searchlight Geist(AVR)》がギリギリ飛行しているが逆に言うとそれしか飛んでいない。白&青と比較すると酷すぎる。
この中にあっては《反逆の悪魔/Renegade Demon(AVR)》すら良いスペックに見えてくるから不思議である。
《猛森の霊/Wildwood Geist(AVR)》とも相討ちをするが《グリフの先兵/Gryff Vanguard(AVR)》とも相討ちしてしまう・・・。
だが、タフネス4は越えていけるし、これより下のマナ域は基本的にはパワーが2しかないものが多いので、実は良いスペックに見えるのじゃなくて、実際に良いスペックなのかも知れないな。
と、取り乱してしまったが冷静に評価していくと防御には一定の信頼をおいて良いように思える。
唯一の飛行である《照明灯の霊/Searchlight Geist(AVR)》は(防御には使いにくいとは言え)接死を得る事が出来るし《グールの解体人/Butcher Ghoul(AVR)》は序盤の防御を務めると共に《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》を擁する黒には嬉しい生物だ。
《アンデッドの処刑人/Undead Executioner(AVR)》も相手の攻撃を抑止する機能を期待出来るだろう。
ただ、単純に地上を固めたとしても飛行やその他回避が止まらなければ意味がない。
さらにコモンに《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》や《霧鴉/Mist Raven(AVR)》《グリフの先兵/Gryff Vanguard(AVR)》を擁する白や青と違って地上で殴っていかなければならないケースが多そうな黒だが、信頼に足るダメージソースもない。
《反逆の悪魔/Renegade Demon(AVR)》を除く全てが《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》1枚で止められてしまう(《照明灯の霊/Searchlight Geist(AVR)》は接死をちらつかせる事で突破出来るだろうけど)となれば、必然、黒は戦線の構築をスペルに頼る事になる。
と言う事で次はスペルを見ていく事にしよう。
1マナ
《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》
《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》
《腐肉化/Ghoulflesh(AVR)》
2マナ
nothing
3マナ
《屍噛み/Necrobite(AVR)》
《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》
《不浄の契約/Unhallowed Pact(AVR)》
4マナ
《精神的苦悶/Mental Agony(AVR)》
5マナ
nothing
6マナ以上
《墓の入れ替え/Grave Exchange(AVR)》
《死の風/Death Wind(AVR)》
世間では使い難いと評判の《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》だが、俺は《グールの解体人/Butcher Ghoul(AVR)》《死体の運び屋/Driver of the Dead(AVR)》《アンデッドの処刑人/Undead Executioner(AVR)》もあって、十分に強いと思う。
それ以外では、相手の初速を殺す事の出来る《腐肉化/Ghoulflesh(AVR)》は使用に耐えるスペルで、マナがあればインスタントで除去が可能な《死の風/Death Wind(AVR)》も非常に有用なスペルだろう。
《墓の入れ替え/Grave Exchange(AVR)》はかなり重い部類に入るが、殴れない=コントロール風にデッキを組まざるを得ない黒にとってはアドバンテージを獲得できると言う点で見逃せないスペルだと考えている。
多分、本当に6マナは重い上に対象を取れないので、俺が思っているよりもはるかに弱い可能性はあるとは思うのだけれど。
《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》は殴れない黒にあって、かなり強いかも知れないカードで、これは試してみないと分からない。
適当に場を固める→《流血の鑑定人/Bloodflow Connoisseur(AVR)》に《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》をプレイする→全部生け贄に捧げてドヤァ!とか出来るかも。
黒の場合は色そのものが弱いため、威嚇もきちんと回避能力として機能しそうなのは良い点で、悪い点は単体でこのカードを見た時に《邪悪なる力/Unholy Strength(M10)》が強かったかと言われると答えに窮する、つまり弱いカードであると言う事。
青黒のコントロールと見せかけて実は飛行ビートでした!と言うのも面白いかも知れない。
ところで聞くところによると《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》はスーパー《溶岩の斧/Lava Axe(M10)》であり、十分使用に耐えると言う事なのだが、どうなのだろうか。
確かに適当な生物に《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》を着地させて《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》でダメージレースを制すると言うのも、非常に痩せてはいるものの、デッキとして成立するのかも知れない。
黒のプール全体で見ると、やはり防御的かつ、コストは割高ながらもアドバンテージを取れるカードもあり、コントロール好きな俺としては青黒のようなコントロールデッキが成立すると嬉しいなと思う。
実際には青と組み合わせた場合の低マナ域が《錬金術師の弟子/Alchemist’s Apprentice(AVR)》と《グールの解体人/Butcher Ghoul(AVR)》《電位式錬金術師/Galvanic Alchemist(AVR)》に頼る事になり密かに《さまよう狼/Wandering Wolf(AVR)》が止まらなかったりと問題は多そうだが《霧鴉/Mist Raven(AVR)》でテンポを獲得しつつ《材料集め/Amass the Components(AVR)》でカードアドバンテージに変換しつつ、相手の生物と相討ちした《グリフの先兵/Gryff Vanguard(AVR)》を《墓の入れ替え/Grave Exchange(AVR)》や《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》で2対1交換をした《アンデッドの処刑人/Undead Executioner(AVR)》を回収するとか非常に魅力的である。
とにかく現状では黒の評価は低いので、ほぼ何にでも対応出来る《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》と《死の風/Death Wind(AVR)》をピックしてタッチで運用する事を考えたい。
黒単体では守るも攻めるも力不足だ。
相方になる色は力こそパワーの緑か、アドバンテージが取りやすい青が良いだろうか。
白とも組み合わせてゲームそのものを低速にする事は出来そうだが、こちらのフィニッシャーが相手のフィニッシャーよりも強力でないと負けてしまうため、ピックできたカード次第と言う事になり、そもそも白の強力なカードがピック出来ている場合に相方に黒を選択するメリットが安いと言う以外にあるのかは疑問である。
まぁ安い事は良い事なので、前述の2枚の除去がタッチ出来ればデッキにはなるのかも知れないな。
単体で見ると積極的にデッキに入れたくないなと思うのが
《狩り立てられたグール/Hunted Ghoul(AVR)》
《魂獄の悪鬼/Soulcage Fiend(AVR)》
《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》
《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》
《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》
《不浄の契約/Unhallowed Pact(AVR)》
《精神的苦悶/Mental Agony(AVR)》
であり、それぞれデッキを選べば入るなと言うのが
《魂獄の悪鬼/Soulcage Fiend(AVR)》
《捕食者の計略/Predator’s Gambit(AVR)》
《本質の収穫/Essence Harvest(AVR)》(本当?)
《精神的苦悶/Mental Agony(AVR)》
《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》(これも本当?)
であるので、真のクソカードと呼べるのは
《狩り立てられたグール/Hunted Ghoul(AVR)》
《不浄の契約/Unhallowed Pact(AVR)》
《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》
くらいであろうか。
自分で書いていてちょっと・・・と思わなくもないが青の項で《腐冠のグール/Rotcrown Ghoul(AVR)》を「デッキを選べば使用可能」のカテゴリに入れてしまっているので、同じくらいの頻度ではお世話になるかも知れない《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》を取り除いてしまうわけにはいかなかった。
デッキ的にどうしても3/3サイズを止めないといけないとなった時に、青と違って《反逆の悪魔/Renegade Demon(AVR)》が同じ色にいるために、《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》を使う事は実質ないのかも知れないな・・・。
って事はクソカードじゃねーか!
追加しよ!追加。
思ったよりも真のクソカードが少ないが、真のクソカード予備軍が多く存在し、かつ普通に使えるレベルのカードの質も低いのが黒と言う色である。
見た目の枚数に騙されてはいけない。
と言うところで駆け足ながら黒編も終了である。
今回は、初回の白、2回目の青と比較すると黒の弱さが際立つと言うのが良く分かったと思う。
次回は、拙稿「戦慄の赤」でも取り上げた赤である。
あの当時とはだいぶカード評価が変わったとは言え、それでもどうなる事か。
それではまた次回お会いしよう。
それまで良いMTGライフを。
コメント
良い考え方をすれば守れば誰ともでも相打ち、攻めればパワー5のプレッシャーが……少し良く考えすぎですがw
でも安いフィニッシャーとして一定の評価ができると思います。
黒を上手くやるポイントはやはり、早めに取るのではなくて流れてくるのを安く取っていく、という事だと思います。
他のカラーが必死に少ないパイを取り合っているところを、ただ一人悠々と取ってデッキの質を同じにしていくというか。
逆に他色同様に混んでしまったら(上下どっちかでもかぶってしまったら)もう黒に優位性は感じられないかとw
>通りすがりさん
俺も言われた時はしまった!と思いましたが、彼がコモンだったら黒もこんなポジションにはいないと思われる程度には強い子ですね。
俺はタイポが多いので、また気がつかれる事がありましたらご指摘下さい。
>ddsさん
今回の黒のプールから考えれば緑の大型生物とためを張れるスペックは確かに大したもので《反逆の悪魔/Renegade Demon(AVR)》がいなければ《汚染された死体/Polluted Dead(AVR)》に頼らないといけないと言う恥辱が待ち受けていたかもと思うと身震いする思いですw
世間的には、黒は弱い、黒は弱いと言われつつも俺は《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》のと《死の風/Death Wind(AVR)》に目を奪われて、黒だってやりおるんじゃ!と密かに思っていましたが、カードプールを列挙すると発狂寸前になりますねwやりおらんじゃんw
まぁその分流れては来ると思うので、やって良いよと卓の承認がおりれば《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》と《死の風/Death Wind(AVR)》を頼りに生きて行こうと思います。
>ゴブナイトさん
確かに3マナ6点ドレインは破格ですね!
緑ならサイズの調達にも苦労しなさそうですし、本当に《溶岩の斧/Lava Axe(M10)》感覚で入れられそうです。
特に緑で《溶岩の斧/Lava Axe(M10)》的な飛び道具は予想しませんし、それも良い方向に作用しそうです。
ただ《溶岩の斧/Lava Axe(M10)》枠なので、やっぱり入っても1枚なのかな。