アヴァシンの帰還:コモンを目で見る。白編
2012年5月13日 TCG全般
今日は朝からピザとコーヒーとピスタチオしか口にしていない。小栗です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
いや。上記の記述があるからと言って、今日は一食しかとっておらず、それがピザとコーヒーとピスタチオだったわけではなくて、朝と昼がピザで、夜がピスタチオだったのだ。
偏食と言う意味では一食しかとっていないのとさして変わらない。
と、そんな事はどうでも良くて、今回はアヴァシンの帰還に含まれているコモンを直接目で見てみようと言うのが趣旨だ。
写真を撮った人間(俺)とキャメラの性能がスマホのそれであるので、とてもきれいな代物とは言えないが、そのカードが一何であるのか・・・は分かると良いな。一応、マナカーブを認識する事は十分に可能だ。
※エントリを投稿後に改めて見たら写真がものすげー酷いな。何らかの解決が必要だ。
あまりにも画像が汚かったので、ImageConverterで作成した。
以下リンクを参照してもらえれば、AVRのコモンが種類順、コスト順で見る事が出来るはずだ。
http://sky.geocities.jp/wenmin0624/picture1.html
本当は、このthmlを画像にして貼り付けたいのだが・・・。
今のところ方法が不明なのだ。
仕方がないのでprintscreenしてpaintで加工した。
まだまだ不満だ。
俺は人間の情報処理の特性上、テキストのものを見るよりも画像で、画像でものを見るよりも直接手で持って見た方が正しく認識できるのだと考えている。
今回の企画は、DN上のエントリでは通常はテキストのみでカードを表しているのだが、それに視覚をあわせる事によって、直感的に理解しやすくする事が出来るのではないかと言うのが趣旨だ。
ImageConverterの機能を流用した方がきれいに作る事が出来るという事ならば次回からはそうする事にしよう。
まぁ趣旨を説明し終わったところで、白のコモンを見ていくわけだが、こう言う企画を見ていていつも思うのだが、白のコモンのコスト分布を理解するのは重要だ。
もちろん。
同様に赤や青や黒や緑についても当然コスト分布を知る事は非常に重要であるのだ。
にも関わらず、ドラフトの得点表に始まり、そこから派生した今回のような企画においても、もっと網羅的な記事が仕上がっても良い様に思うのだが、今に至るまで、そんな網羅的な記事を見た事はない。
将来的に俺が書けると奇跡のように素敵な事であるが、絶対に起こらないから奇跡は奇跡としての地位を維持し続けている事が出来ているのだと言う事を忘れてははならない。
まぁ、前置きがずいぶんと長くなってしまったが、それぞれのコモンを見ていこうか。
まずは生物からだ。
1マナ
《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》
《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》
2マナ
《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》
《スレイベンの勇者/Thraben Valiant(AVR)》
《ムーアランドの審問官/Moorland Inquisitor(AVR)》
3マナ
《月明かりの霊/Moonlight Geist(AVR)》
《遠沼の探検者/Farbog Explorer(AVR)》
4マナ
《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》
《ミッドヴァストの守護者/Midvast Protector(AVR)》
5マナ
《幽体の門護衛/Spectral Gateguards(AVR)》
6マナ
《州民の声/Voice of the Provinces(AVR)》
コモンの生物はこれで終わり。
それぞれにみるべきコモンの飛行生物がいるものの、《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》以外はボンヤリとしたスペックだ。
さらに地上に目を向けると3/3サイズの生物も存在せず、3/3サイズを止める事が出来るのは《幽体の門護衛/Spectral Gateguards(AVR)》だけ。
この5マナの生物がどれほどスペック的に気に入らなかったとしてもデッキに入れざるを得ないと言うケースはままありそうである。
そのほかの生物に目を向けていくと、2マナの生物はいずれも合格。
唯一《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》だけが別ベクトルを剥いているが、それでもそう言ったデッキに自分の居場所を見つけるのは間違いない。
逆に俺がファーストインプレッションで酷評したそれぞれの1マナ域は、赤白系の尖ったビートに採用されているようである。
かの「フィンケルトロン」ことジョン・フィンケル閣下のデッキにも《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》が搭載されていた言を考えると、人間である事の重要さもあるのだろうが、1マナ域の人間にも人権があると言う事なのだ。
少なくともいま現在においては。
3マナの2種類を見ていくとどちらも及第点と言ったスペック。
片方は2/1飛行であり、片方は2/3なのだから、文句の良い様もない。
4マナは筆頭戦士こと《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》は方っておくとして《ミッドヴァストの守護者/Midvast Protector(AVR)》が何らかのシステムと噛まないと弱い。
少なくとも気軽に、ポンッと入れられて、許されるものでは無さそうだ。
何らかのシステムとはありていに言ってしまえばブリンクの事で、《ネファリアの密輸人/Nephalia Smuggler(AVR)》とならば良い仕事が出来る事もあるだろう。
さて、最後に6マナの《州民の声/Voice of the Provinces(AVR)》
こいつに言える事はとにかく重いという事。
本体のスペックが3/3なのは良いだろう。素晴らしい。
おまけの人間が1/1である事も素晴らしい。
だが、コスト6はいささか許容しがたい。
しかしながら特に《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》が入るようなデッキにあっては航空戦力兼アドバンテージ機構としての役目を期待されるだろう。
まぁ、アンコモンの出方次第で、デッキから追い払われる可哀想な御仁だが、そんなカードは山ほど存在するので、取り立てて可哀想だと騒ぐ必要はない。
と。ここまでは生物を見てきた。
1~3まで枚数上では充実したラインナップだったが、本当に殴りきれるか自身が持てない連中ばかりだ。
しかし、かれらの多くは人間であり、人間である事がかれらをデッキに放り込んで遜色ないほど輝かせる事はあるだろう。
このクソカードが山ほどあるのだと言われたAVR環境においては恐らく珍しい事に、生物面で言えば絶対に入らない!と声高に断ぜられるほどの生物はいない。
まぁデッキの性格上、《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》を採用するようなデッキには《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》は入らないし、超速度の赤白系のビートに《州民の声/Voice of the Provinces(AVR)》は入らないだろうが、その程度だ。損傷率は低いものだと言える。
だが、今の基準は、デッキに入るか、入らないかと言う基準でしかなく、積極的にデッキに入れたい!と言うレベルにまであげれば
《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》
《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》
《スレイベンの勇者/Thraben Valiant(AVR)》
《ミッドヴァストの守護者/Midvast Protector(AVR)》
あたりがサイドボードを暖める事になるのじゃないか。
もちろん、2マナ域が必要ならば《スレイベンの勇者/Thraben Valiant(AVR)》はまさしく勇者の如く復活を遂げるだろうし、スローテンポでブリンクギミックがあるデッキになら《ミッドヴァストの守護者/Midvast Protector(AVR)》《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》の敗者復活戦はあり得るだろう。
と、ここまでは実は枝葉末節に過ぎず、白のコモンを全て集めても最終的に相手を打ち負かすであろうカードが(色の組み合わせを無視するとすれば)《州民の声/Voice of the Provinces(AVR)》と《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》の2種類しかいないと言う事。
もちろん、MTGには5色あり、通常ドラフトは2色ないし3色で構成される。
だから単色だけ取り上げてああだ、こうだと言ってみたところで、その色の弱点し分からない。
だから、プレイヤーはそれぞれの弱点を補うように、良いところはさらに補強してデッキを構築するのだ。
今回はたまたまシリーズの第一回であったがためにそのような事が出来ず、取り合えずはマナカーブ上で白が苦手にしているところはどこなのか。
突破出来るタフネスはどの程度なのか、逆にまず突破されないだろうと言うタフネスはいくつか、と言うところまでしか見ていく事が出来ない。
組み合わせについては、次回以降に紹介する色が増えれば増えるほど、情報量を増やしていく事になるだろう。
果たしてやり遂げられるのか。俺は。
おっと。話が横道にそれてしまった。
ここまでは生物の話。
次はスペルの話をしようか。
1マナ
《雲隠れ/Cloudshift(AVR)》
《正義の一撃/Righteous Blow(AVR)》
2マナ
《奉仕へのいざない/Call to Serve(AVR)》
《呪い破り/Cursebreak(AVR)》
《盲信の一撃/Zealous Strike(AVR)》
《牙抜き/Defang(AVR)》
3マナ
《信じ抜く心/Leap of Faith(AVR)》
4マナ
《天使の慈悲/Angel’s Mercy(AVR)》
白のスペルのほとんどはコンバット・トリックを担当し、今回の除去と呼べるのは《正義の一撃/Righteous Blow(AVR)》と毎回の《平和な心/Pacifism(M10)》枠である《牙抜き/Defang(AVR)》のみである。
この中で《正義の一撃/Righteous Blow(AVR)》はその使用タイミングが戦闘中であるがゆえに「対象のクリーチャー1体に2点のダメージを与える」と言うテキストを持つカードの中で破格に弱い。
とは言え、赤系のビートなどの存在を考えれば、これをメインから外してデッキを組むと言う事も考えにくい。
緑系の結魂デッキにはほぼ無力なので、サイドアウトされるとしても。
その意味で、真にサイドカードなのは《天使の慈悲/Angel’s Mercy(AVR)》と《呪い破り/Cursebreak(AVR)》の2枚だけ、と言う事も出来るのではあるまいか。
と言う事は、前述の生物の項と合わせて考えると、白のコモン19枚のうちで最初からサイドボードだと考えられるものは実に2枚しかないと言う事になる。
デッキの性格を加味するとさらに《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》のいずれかが抜けていく事もあるだろうが、ベクトルから考えた場合にそれら全てが抜け差ってしまうと言う事はあるまい。
防御的なデッキならば《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》は残るだろうし、速度重視の人間デッキの場合は《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》は残る場合もあるだろう。
さらにサイドボードから投入される事もあるだろう。
と言うわけで、AVRに存在する白のコモン19種のうち、17枚が使用可能な質を持つカードだと結論出来る。
が、問題はこの17枚を駆使してデッキを作っても、対戦相手に勝利可能なデッキを作れないのではないかと言う疑問がある事である。
問題の本質は打点不足であり、特に5マナ域の打点不足は許し難い。
以降のシリーズで、白にマッチする色を探していくつもりだ。
上述されているが、このシリーズは回が進む毎に情報量が増えていき、それぞれに絡まりあった相互作用を俺が記述していく事が果たして可能なのかどうか、と言うところに問題の90%が集約されていると言って良い。
残りの10%は、全て持っていると思っていたコモンが足りなくて、画像を出来ず、この企画が破綻すると言う可能性だ。
ともあれ可能な限りこの企画を続けて行きたいと思っている。
写真を撮るのが下手なら何らかの外部ツールを使ってカードを羅列させた画像を作っても良いなとは考えている。
乞うご期待だ。
いや。上記の記述があるからと言って、今日は一食しかとっておらず、それがピザとコーヒーとピスタチオだったわけではなくて、朝と昼がピザで、夜がピスタチオだったのだ。
偏食と言う意味では一食しかとっていないのとさして変わらない。
と、そんな事はどうでも良くて、今回はアヴァシンの帰還に含まれているコモンを直接目で見てみようと言うのが趣旨だ。
写真を撮った人間(俺)とキャメラの性能がスマホのそれであるので、とてもきれいな代物とは言えないが、そのカードが一何であるのか・・・は分かると良いな。一応、マナカーブを認識する事は十分に可能だ。
※エントリを投稿後に改めて見たら写真がものすげー酷いな。何らかの解決が必要だ。
あまりにも画像が汚かったので、ImageConverterで作成した。
以下リンクを参照してもらえれば、AVRのコモンが種類順、コスト順で見る事が出来るはずだ。
http://sky.geocities.jp/wenmin0624/picture1.html
本当は、このthmlを画像にして貼り付けたいのだが・・・。
今のところ方法が不明なのだ。
仕方がないのでprintscreenしてpaintで加工した。
まだまだ不満だ。
俺は人間の情報処理の特性上、テキストのものを見るよりも画像で、画像でものを見るよりも直接手で持って見た方が正しく認識できるのだと考えている。
今回の企画は、DN上のエントリでは通常はテキストのみでカードを表しているのだが、それに視覚をあわせる事によって、直感的に理解しやすくする事が出来るのではないかと言うのが趣旨だ。
ImageConverterの機能を流用した方がきれいに作る事が出来るという事ならば次回からはそうする事にしよう。
まぁ趣旨を説明し終わったところで、白のコモンを見ていくわけだが、こう言う企画を見ていていつも思うのだが、白のコモンのコスト分布を理解するのは重要だ。
もちろん。
同様に赤や青や黒や緑についても当然コスト分布を知る事は非常に重要であるのだ。
にも関わらず、ドラフトの得点表に始まり、そこから派生した今回のような企画においても、もっと網羅的な記事が仕上がっても良い様に思うのだが、今に至るまで、そんな網羅的な記事を見た事はない。
将来的に俺が書けると奇跡のように素敵な事であるが、絶対に起こらないから奇跡は奇跡としての地位を維持し続けている事が出来ているのだと言う事を忘れてははならない。
まぁ、前置きがずいぶんと長くなってしまったが、それぞれのコモンを見ていこうか。
まずは生物からだ。
1マナ
《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》
《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》
2マナ
《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》
《スレイベンの勇者/Thraben Valiant(AVR)》
《ムーアランドの審問官/Moorland Inquisitor(AVR)》
3マナ
《月明かりの霊/Moonlight Geist(AVR)》
《遠沼の探検者/Farbog Explorer(AVR)》
4マナ
《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》
《ミッドヴァストの守護者/Midvast Protector(AVR)》
5マナ
《幽体の門護衛/Spectral Gateguards(AVR)》
6マナ
《州民の声/Voice of the Provinces(AVR)》
コモンの生物はこれで終わり。
それぞれにみるべきコモンの飛行生物がいるものの、《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》以外はボンヤリとしたスペックだ。
さらに地上に目を向けると3/3サイズの生物も存在せず、3/3サイズを止める事が出来るのは《幽体の門護衛/Spectral Gateguards(AVR)》だけ。
この5マナの生物がどれほどスペック的に気に入らなかったとしてもデッキに入れざるを得ないと言うケースはままありそうである。
そのほかの生物に目を向けていくと、2マナの生物はいずれも合格。
唯一《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》だけが別ベクトルを剥いているが、それでもそう言ったデッキに自分の居場所を見つけるのは間違いない。
逆に俺がファーストインプレッションで酷評したそれぞれの1マナ域は、赤白系の尖ったビートに採用されているようである。
かの「フィンケルトロン」ことジョン・フィンケル閣下のデッキにも《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》が搭載されていた言を考えると、人間である事の重要さもあるのだろうが、1マナ域の人間にも人権があると言う事なのだ。
少なくともいま現在においては。
3マナの2種類を見ていくとどちらも及第点と言ったスペック。
片方は2/1飛行であり、片方は2/3なのだから、文句の良い様もない。
4マナは筆頭戦士こと《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》は方っておくとして《ミッドヴァストの守護者/Midvast Protector(AVR)》が何らかのシステムと噛まないと弱い。
少なくとも気軽に、ポンッと入れられて、許されるものでは無さそうだ。
何らかのシステムとはありていに言ってしまえばブリンクの事で、《ネファリアの密輸人/Nephalia Smuggler(AVR)》とならば良い仕事が出来る事もあるだろう。
さて、最後に6マナの《州民の声/Voice of the Provinces(AVR)》
こいつに言える事はとにかく重いという事。
本体のスペックが3/3なのは良いだろう。素晴らしい。
おまけの人間が1/1である事も素晴らしい。
だが、コスト6はいささか許容しがたい。
しかしながら特に《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》が入るようなデッキにあっては航空戦力兼アドバンテージ機構としての役目を期待されるだろう。
まぁ、アンコモンの出方次第で、デッキから追い払われる可哀想な御仁だが、そんなカードは山ほど存在するので、取り立てて可哀想だと騒ぐ必要はない。
と。ここまでは生物を見てきた。
1~3まで枚数上では充実したラインナップだったが、本当に殴りきれるか自身が持てない連中ばかりだ。
しかし、かれらの多くは人間であり、人間である事がかれらをデッキに放り込んで遜色ないほど輝かせる事はあるだろう。
このクソカードが山ほどあるのだと言われたAVR環境においては恐らく珍しい事に、生物面で言えば絶対に入らない!と声高に断ぜられるほどの生物はいない。
まぁデッキの性格上、《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》を採用するようなデッキには《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》は入らないし、超速度の赤白系のビートに《州民の声/Voice of the Provinces(AVR)》は入らないだろうが、その程度だ。損傷率は低いものだと言える。
だが、今の基準は、デッキに入るか、入らないかと言う基準でしかなく、積極的にデッキに入れたい!と言うレベルにまであげれば
《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》
《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》
《スレイベンの勇者/Thraben Valiant(AVR)》
《ミッドヴァストの守護者/Midvast Protector(AVR)》
あたりがサイドボードを暖める事になるのじゃないか。
もちろん、2マナ域が必要ならば《スレイベンの勇者/Thraben Valiant(AVR)》はまさしく勇者の如く復活を遂げるだろうし、スローテンポでブリンクギミックがあるデッキになら《ミッドヴァストの守護者/Midvast Protector(AVR)》《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》の敗者復活戦はあり得るだろう。
と、ここまでは実は枝葉末節に過ぎず、白のコモンを全て集めても最終的に相手を打ち負かすであろうカードが(色の組み合わせを無視するとすれば)《州民の声/Voice of the Provinces(AVR)》と《暁の熾天使/Seraph of Dawn(AVR)》の2種類しかいないと言う事。
もちろん、MTGには5色あり、通常ドラフトは2色ないし3色で構成される。
だから単色だけ取り上げてああだ、こうだと言ってみたところで、その色の弱点し分からない。
だから、プレイヤーはそれぞれの弱点を補うように、良いところはさらに補強してデッキを構築するのだ。
今回はたまたまシリーズの第一回であったがためにそのような事が出来ず、取り合えずはマナカーブ上で白が苦手にしているところはどこなのか。
突破出来るタフネスはどの程度なのか、逆にまず突破されないだろうと言うタフネスはいくつか、と言うところまでしか見ていく事が出来ない。
組み合わせについては、次回以降に紹介する色が増えれば増えるほど、情報量を増やしていく事になるだろう。
果たしてやり遂げられるのか。俺は。
おっと。話が横道にそれてしまった。
ここまでは生物の話。
次はスペルの話をしようか。
1マナ
《雲隠れ/Cloudshift(AVR)》
《正義の一撃/Righteous Blow(AVR)》
2マナ
《奉仕へのいざない/Call to Serve(AVR)》
《呪い破り/Cursebreak(AVR)》
《盲信の一撃/Zealous Strike(AVR)》
《牙抜き/Defang(AVR)》
3マナ
《信じ抜く心/Leap of Faith(AVR)》
4マナ
《天使の慈悲/Angel’s Mercy(AVR)》
白のスペルのほとんどはコンバット・トリックを担当し、今回の除去と呼べるのは《正義の一撃/Righteous Blow(AVR)》と毎回の《平和な心/Pacifism(M10)》枠である《牙抜き/Defang(AVR)》のみである。
この中で《正義の一撃/Righteous Blow(AVR)》はその使用タイミングが戦闘中であるがゆえに「対象のクリーチャー1体に2点のダメージを与える」と言うテキストを持つカードの中で破格に弱い。
とは言え、赤系のビートなどの存在を考えれば、これをメインから外してデッキを組むと言う事も考えにくい。
緑系の結魂デッキにはほぼ無力なので、サイドアウトされるとしても。
その意味で、真にサイドカードなのは《天使の慈悲/Angel’s Mercy(AVR)》と《呪い破り/Cursebreak(AVR)》の2枚だけ、と言う事も出来るのではあるまいか。
と言う事は、前述の生物の項と合わせて考えると、白のコモン19枚のうちで最初からサイドボードだと考えられるものは実に2枚しかないと言う事になる。
デッキの性格を加味するとさらに《真夜中の決闘者/Midnight Duelist(AVR)》《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》のいずれかが抜けていく事もあるだろうが、ベクトルから考えた場合にそれら全てが抜け差ってしまうと言う事はあるまい。
防御的なデッキならば《天使の壁/Angelic Wall(AVR)》は残るだろうし、速度重視の人間デッキの場合は《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》は残る場合もあるだろう。
さらにサイドボードから投入される事もあるだろう。
と言うわけで、AVRに存在する白のコモン19種のうち、17枚が使用可能な質を持つカードだと結論出来る。
が、問題はこの17枚を駆使してデッキを作っても、対戦相手に勝利可能なデッキを作れないのではないかと言う疑問がある事である。
問題の本質は打点不足であり、特に5マナ域の打点不足は許し難い。
以降のシリーズで、白にマッチする色を探していくつもりだ。
上述されているが、このシリーズは回が進む毎に情報量が増えていき、それぞれに絡まりあった相互作用を俺が記述していく事が果たして可能なのかどうか、と言うところに問題の90%が集約されていると言って良い。
残りの10%は、全て持っていると思っていたコモンが足りなくて、画像を出来ず、この企画が破綻すると言う可能性だ。
ともあれ可能な限りこの企画を続けて行きたいと思っている。
写真を撮るのが下手なら何らかの外部ツールを使ってカードを羅列させた画像を作っても良いなとは考えている。
乞うご期待だ。
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