アヴァシンの帰還ファースト・インプレッション：黒

脳食願望
(黒)
ソーサリー　アンコモン

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から点数で見たマナ・コストが4以上のカードを1枚選び、そのカードを追放する。

え。脳食願望？ちょっと何言ってるか分かんないです。

まぁ納得いかないカード名はおいておくとして対象が限定されている手札破壊。
あえてこれを使う理由がないような気がするがRoEのリミテッドで《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》が使われなかったよりは使えそう。
3t目ないしは4t目にプレイすれば手札の中で一番強い一枚を落とす事が出来る。
とは言え同じ手札破壊なら精神的苦悶が優先して採用される気はする。
どちらのカードも、相手の後半用のカードを落とす事を目的としているので、それなら枚数が多い方が良い・・・と思うけどな。
相手の手札が3枚なら、最強の1枚を抜けるのと、最強の1枚のみ残るのとを比較すると前者の方が強いだろう。
まぁ2枚の時にはいわずもがなだが。

血のやりとり
(２)(黒)(黒)
ソーサリー　アンコモン

各プレイヤーはクリーチャーを2体生け贄に捧げる。

序盤にプレイ出来れば《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》になる非常に強力なスペルだ。
各種《マイア/Myr(MRD)》が存在したミラディンブロックドラフトでも強かった。
今回も強いカードだと思って良いだろう。

血の芸術家
(１)(黒)
吸血鬼　アンコモン

血の芸術家か他のクリーチャーが1体死亡するたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。

0/1

軽くなった代わりに戦闘能力を喪失した《ファルケンラスの貴族/Falkenrath Noble(ISD)》
タフネス1が非常に残念なので、いっそエンチャントになってくれた方が除去され難くて良かったのではないか。
とは言え、その能力は強力。

シールド、ドラフトの両方で強く、黒には若干ながら任意にトリガーを引けるカードもある。
一気にゲームに勝てる場面もあるかも知れない。

流血の鑑定人
(２)(黒)
吸血鬼　コモン

クリーチャーを1体生け贄に捧げる：流血の鑑定人の上に+1/+1カウンターを1個置く。

1/1

ISDかDKAにいたのならまた違った評価になったのだろうが、陰鬱は既に過去の能力である。
明らかに生まれてくる時代を間違えたな。
せめて素のサイズがもうちょっとだけ大きければ見違えるのだが・・・。
普通に考えて生物1体と交換して引き合いがとれるのはカード1枚であり、+1/+1が相手では見合わない。
環境初期に取り合えず試してみるかと使われて、その後に使われなくなるタイプのカードだと思う。

骨の粉砕
(黒)
ソーサリー　コモン

骨の粉砕を唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。

黒の基本除去その1。アラーラの断片からの再録。
あの頃はキーワード能力としての蘇生と貪食があり、それらをサポートするカードも多くあった。
そして多色ゆえに環境はそこまで高速ではなくて、かつ1枚1枚のカードパワーも高かったので、確定除去として《骨の粉砕/Bone Splinters(ALA)》は活躍した。

今回の相方は蘇生の代わりに不死があり、かつ環境は低速になりそうで、カードも重くて強いものが多い。
以前のように活躍を期待しても良さそうだ。

グールの解体人
(１)(黒)
ゾンビ　コモン

不死

1/1

待っていた・・・。お前のような変態（まともなスペックのカード）を・・・。

と思ったら《若き狼/Young Wolf(DKA)》の下位じゃねーか！
ふざけるな！全く黒と言えばいつもこうだよ・・・。
とは言え序盤にプレイ出来る良いカードだと思う。死体の運び屋、骨の粉砕とは言うまでもなく良い組み合わせだ。
流血の鑑定人もこの中に加えてやりたいが、いかんせん素のスペックが・・・。
消耗戦を挑むタイプの結魂とも相性が良い。
陰鬱がなくなったのはつくづく惜しいがシールド、ドラフト共に黒ならば良く見るカードになるだろう。

死体の交易商人
(３)(黒)
人間・ならず者　アンコモン

(２)(黒),クリーチャーを1体生け贄に捧げる：対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中からカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。この能力はあなたがソーサリーを唱えられるときのみ起動できる。

3/3

どんだけ重いんだよ！fu××！と思ったけど、こいつタップいらないのね。
結構やりおるかも。前述したグールの解体人とは地味ながら良いタッグだし、アンデッドの処刑人を使えば、ボードに影響を与えつつ将来の脅威を取り除く事が出来る。
アンデッドの処刑人は《スズメバチ騒がせ/Hornet Harasser(LRW)》の上位カードだが《スズメバチ騒がせ/Hornet Harasser(LRW)》もあの超・カードパワーが高かったLRWにおいて《顔投げ/Facevaulter(LRW)》と共に使われた実績のあるカードだ。
単体で見ればやはり4マナは重いものの、AVRにおいて4マナ2/2はわりと見るサイズなので、許容されるだろう。
ああ。途中からアンデッドの処刑人の話になってしまった。
死体の交易商人も4マナ3/3とAVRにおいてはまずまずのスペック。
能力もシールド向けである事から4マナが渋滞しているとかそう言う事情がなければ黒いデッキにはまず採用されるだろう。

墓所を歩くもの
(１)(黒)
ゾンビ　コモン

墓所を歩くものを生け贄に捧げる：いすれかの墓地にあるカードを1枚対象とし、それを追放する。

2/1

今度はオデッセイからの再録。
2マナ2/1はAVRではわりと殴れそうな、相討ちも取れそうなスペック。
そう言った意味で評価出来る。
吠え霊の不死が防げるよ！やったね！とかディスアドってんのに喜んでんじゃねーぞ！
いや。しかし吠え霊は出てしまえば非常にやっかいなので不死を防げるのは素直に評価するべき。

闇の詐称者
(２)(黒)
吸血鬼・暗殺者　レア

(４)(黒)(黒)：クリーチャー1体を対象とする。それを追放し、闇の詐称者の上に+1/+1カウンターを1個置く。

闇の詐称者は、それにより追放された全てのクリーチャー・カードの起動型能力を持つ。

2/2

久しぶりに出てきたアサシン風の生物。
流石に起動コストの6マナは重く感じるが、追放だから希望の天使アヴァシンだってぶっとばすぜ！
まぁシールドだと普通にボムなんじゃないですかね。

死の風
(Ｘ)(黒)
インスタント　コモン

クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-x/-xの修正を受ける。

黒の基本除去その2。
コモンでインスタントなのがただただ偉い。
マイナス修正なので、やっぱり希望の天使アヴァシンだってぶっとばすぜ！
AVRの黒がISDの赤みたいに除去だけ他の色に掠め取られる色になるのかどうかは他の黒のカード次第だが、このカードは使いやすいし良くタッチされるのではないか。
シールドでは特に。
ただ、xコストの宿命として、それなりのコストが必要だが、除去が必要な相手もそれなりに重いだろうからタイミング的に問題ないと思う。

悪魔の顕現
(３)(黒)(黒)
エンチャント　レア

あなたの終了ステップの開始時に、あなたがコントロールしているクリーチャーがちょうど1体だけである場合、飛行を持つ黒の5/5のデーモン・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

書いてある事はすごいのだけど、場を想像すると結構マグロで一歩間違えると死にそう。
でも、これだけでゲームに勝てるってのはすごい事なので評価しても良さそうだ。
誘発タイミングが終了ステップなのも良いね。
実質、ソーサリーみたいな感覚で使う事が出来る。
流血の鑑定人や死体の交易商人でシナジィイイイ！って出来るけど、そんなにすごい事ではないよね。

悪魔の監督官
(２)(黒)
デーモン　アンコモン

飛行

あなたのアップキープの開始時に、悪魔の監督官以外のクリーチャーを1体生け贄に捧げる。

4/3

ウルザブロックのドラフトの時に《走り回るスカージ/Skittering Skirge(USG)》で殴りきるぜ！ってプランのデッキがあったけど、その頃は《堕落/Corrupt(SHM)》がコモンだったり《黒死病/Pestilence(USG)》がコモンだったりと㌧でもない時代だったからなぁ・・・。
正直リミテッドでは運用出来る気がしない。
せめて暁の熾天使とダメージレース出来るようになってから出直してくるべき。

灰口の悪魔王
(２)(黒)(黒)
デーモン　レア

飛行

灰口の悪魔王が戦場に出たとき、あなたが他のクリーチャーを1体生け贄に捧げないかぎり、それを追放する。

不死

5/4

テキストを読む限りすげー強いんだけど、実際はどうなんだろう。
バウンスされてあべしとか、牙抜きされてあべしとかしたりするんだろうか。

狂気堕ち
(３)(黒)(黒)
エンチャント　神話レア

あなたのアップキープの開始時に、狂気堕ちの上に絶望カウンターを1個置く。その後各プレイヤーは自分がコントロールするパーマネントか自分の手札のカード（あるいはその組み合わせ）をx個追放する。xは狂気堕ちの上に置かれた絶望カウンターの総数に等しい。

カード名がエロゲのタイトルっぽい㌧でもないカードが出てしまった。流石の神話レアである。
で。使うのかって言うと使わないんじゃない？「これ以外のパーマネント」とは書いていないので任意に取り除く事が可能だとは言え、効果が悠長だ。
でも《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》っぽく使う事も出来る。
神話レアだからリミテッドで使うにも機会が足りなさそうだな。
あのブライアン・キブラーですら《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》が分からなかったくらいだから、俺がこのカードを分からないのも無理はないと思う。体験談を募集だ。

戦慄の奴隷商人
(３)(黒)(黒)
ゾンビ・ホラー　レア

このターン、戦慄の奴隷商人によってダメージを与えられたいずれかのクリーチャーが死亡するたび、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。そのクリーチャーは他の色やタイプに加えて黒のゾンビでもある。

3/5

え。戦慄の奴隷商人？ちょっと何言ってるか分かんないです。

"戦慄の"ってなんだよ。怖いのか。
不可解な名前シリーズその2。
まぁ納得いかないカード名はおいておくとして、コントロール奪取系の能力持ちなんだけど、かつての《魂の収集家/Soul Collector(TSB)》は飛行と変異があったから能力が生きたのであって、そのどちらもないこいつが果たして活躍するかどうか。
場的に2体に強制ブロック！みたいな感じで作れれば良いんだけどそれも難しいよね。
5マナ3/5って言うと悪くないスペックみたいな錯覚を起こすけど、その実力は《スレイベンの純血種/Thraben Purebloods(ISD)》ですよ。奥様。どうですか。

死体の運び屋
(３)(黒)
吸血鬼　コモン

死体の運び屋が死亡したとき、あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストが2以下のクリーチャー・カードを1枚を対象とし、それを戦場に戻す。

3/2

《グレイブディガー/Gravedigger(M10)》の方がもっと好きです。
でも嫌いじゃないぜ。拾えないタイミングは多そうだけど。
素のスペックが3/3と3/2ではかなりの違いが出そうな環境だからせめて2/3ならもっと良かったのかも知れない。

本質の収穫
(２)(黒)
ソーサリー　コモン

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはx点のライフを失い、あなたはx点のライフを得る。xはあなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーの値に等しい。

力こそパワーに等しい！

常世の影
(３)(黒)
シェイド　アンコモン

(黒)：常世の影はターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

不死

1/1

シェイド系の生物はキャストしたタイミングが一番死にやすいんだけど、我々は不死をつける事によってそれを解決した。
そのマナコストと能力から《呪われた浪人/Cursed Ronin(CHK)》（カーセッド浪人）を思い出すが、シェイド能力は基本サイズが大きくなればその分強くなるので、まぁそれよりはだいぶ強いだろう。
《呪われた浪人/Cursed Ronin(CHK)》が弱かったのは置いておくとして。
まぁデッキに大量の《沼/Swamp(ZEN)》を入れないといけないのが最大の問題点ではある。果たしてAVRの黒にそこまでの価値はあるのだろうか。

極上の血
(４)(黒)
エンチャント　レア

いずれかの対戦相手がライフを失うたび、あなたはその点数に等しいライフを得る。

効果的には弱い絆魂を自軍の生物に付与するエンチャント。
《真実の確信/True Conviction(SOM)》と比べると果てしなく弱い。
そう考えるとダメなカードだなぁ・・・。

腐肉化
(黒)
エンチャント　オーラ　コモン

エンチャントされているクリーチャーは-1/-1の修正を受ける。そのクリーチャーは他の色やタイプに加えて黒のゾンビでもある。

システムのタフネスが1ならメインに入れるぜ！
それならスペル枠に余裕があれば入れるのか。
サイドから枚数を増やしても良い相手もいそう。

欝外科医
スピリット　レア
(１)(黒)
欝外科医に戦闘ダメージが与えられる場合、そのダメージを軽減し、あなたのライブラリーの一番上からその点数に等しい枚数のカードを追放する。

2/1

お前は一体何がしたいんだよ。
2マナ2/1は評価出来るからシールドのデッキに入ったりするんだろうけど、こいつがレアだと思うと憤るな。

墓の入れ替え
(４)(黒)(黒)
ソーサリー　コモン

あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚とプレイヤー1人を対象とする。前者をあなたの手札に戻し、その後者はクリーチャー1体を生け贄に捧げる。

重いけど強い系のカード。
環境が許せば採用だけど果たして。
《血のやりとり/Barter in Blood(MRD)》からこれにつなげると強そうだけど、6マナのスペルって時点で採用枚数に限界がありそうだな。
シールドでは許容ってレベルだと思う。
でも環境的にゆっくりっぽいから思うよりも強いのかなー。

グリセルブランド
(４)(黒)(黒)(黒)(黒)
デーモン　神話レア
飛行　絆魂

ライフを7点支払う：カードを7枚引く。

7/7

強引にこちらに何かを要求するのがMTGにおけるデーモンで、その意味では非常にフェアなデーモンがこのグリセルブランドだ。
能力に見合った高価なコストだが、シールドならプレイ出来そう。
霊奪いされると失禁すると思うからデッキに入っているなら試合前にトイレに行っておこう。

魂の収穫者
(４)(黒)(黒)
デーモン　レア

接死

他のトークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。

5/5

普通に強いっすね。

人殺しの隠遁生活
(４)(黒)
エンチャント　アンコモン

あなたがコントロールしているクリーチャーがちょうど1体だけである場合、そのクリーチャーは+3/+1の修正を受けるとともに絆魂を持つ。

「人殺しの」とかカード名に入ってて良いの？
やっている事は《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(10E)》なんだけど単騎状態じゃないとダメってのがなぁ・・・。
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(10E)》がダメージレースを許さなかった事を考えると、こいつも強いのかも知れない。

人間の脆さ
(黒)
インスタント　アンコモン

人間・クリーチャーを対象とし、それを破壊する。

はいはい。サイドサイ・・・メインに入れても仕事をしそうだけど、天使を除去出来なくても泣かないように。
基本セットで《死の印/Deathmark(M10)》がシールドでメインに入れても良かった場合があった事を考えると、これもやっぱりメインで入れても良いんだよね。
もちろん弱者の戦術ではあるけれど。

狩り立てられたグール
(黒)
ゾンビ　コモン

狩り立てられたグールでは人間をブロックできない

1/2

真夜中の決闘者と、狩り立てられたグール。どうして差がついたのか・・・慢心、環境の違い・・・。
1マナ1/2なのにデメリット持ってんじゃねーよ！許せん。

殺戮の波
(Ｘ)(黒)
ソーサリー　レア

クリーチャー1体につき、それのコントローラーがライフをx支払わないかぎり、それのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。

適当にプレイして強いカードではないけれど、回避で押すタイプのデッキなら活用出来るのかな。
結局は相手が選ぶから《嘘か真か/Fact or Fiction(INV)》みたいな相手が弱いほど強い系のカードだと思うけど評価は難しいね。
xの値はこちらが選べるのだから、普通に強いのじゃないかな。
場で押されていると自然にライフが減って結果としてプレイ出来ないか、プレイしても意味がないかってなると思う。
そう考えるとプールが選べないシールドより選びやすいドラフト向きのカード。

マルフェルドの双子
(５)(黒)
ゾンビ　アンコモン

マルフェルドの双子が死亡したとき、黒の2/2ゾンビ・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。

4/4

重いけど強い、この環境にはありがちなカード。
白ければ飛行しているだろうし、緑だとこいつよりでかいだろうから6マナと言うコストを考えると他より劣っていると考えざるを得ない。
《グリクシスの奴隷使い/Grixis Slavedriver(CON)》みたいなカードは好きなんだけどね。

骨髄コウモリ
(４)(黒)
コウモリ・スケルトン

飛行

ライフを4点支払う：骨髄コウモリを再生する。
4/1

ライフはリソース・カーストの最下層に位置するから、わりと強いと思う。
ただ緑の霊の罠師を突破出来なかったり、何をされても4ライフを払わないといけないってのは結構厳しい。
黒だから採用せざるを得ないって感じになるのかな。

精神的苦悶
(３)(黒)
ソーサリー　コモン

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚捨て、2点のライフを失う。

2点のライフはどうでも良いけど、遅めの環境で2枚ハンデスは強そう。

屍噛み
(２)(黒)

インスタント　コモン

クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで接死を得る。それを再生する。

《ゴルゴンの凝視/Gaze of the Gorgon(RAV)》のほぼ上位互換。
《ゴルゴンの凝視/Gaze of the Gorgon(RAV)》がわりと使えたのを考えると普通に使えそう。

汚染された死体
(４)(黒)
ゾンビ　コモン

汚染された死体が死亡したとき、土地1つを対象とし、それを破壊する。

3/3

ただの5マナ3/3に用はねーんだよ。

捕食者の計略
(黒)
エンチャント　オーラ　コモン

エンチャント（クリーチャー）
エンチャントされているクリーチャーは+2/+1の修正を受ける。
エンチャントされているクリーチャーはそれのコントローラーが他にクリーチャーをコントロールしていない限り威嚇を持つ。

おい。《邪悪なる力/Unholy Strength(M10)》さんDISってんじゃねーぞ！
それでもシールドではメインに入らないと思うけど。
これを入れるなら装備品入れるよね。
ドラフトで前のめりのデッキなら採用されるかも。

反逆の悪魔
(３)(黒)(黒)
デーモン　コモン

5/3

昔、京極夏彦の小説を読んでいたら「悪くなければ『鬼』じゃないでしょう」ってセリフがあって、ほうほう。なるほどねぇと思ってたんだけど、悪くなければデーモンじゃねーだろ！って思う。
WotCはもっとデーモンの扱いに気をつけるべき。こいつなんてデビルで良いじゃねーか。

照明灯の霊
(２)(黒)

飛行

(３)(黒)：照明灯の霊はターン終了時まで接死を得る。

2/1

今回は白に飛んでて大きいのが多いし、緑はバカみたいにでかいから接死は良いね。
3マナ2/1飛行ってのも基準をクリアしてる。

魂獄の悪鬼
(１)(黒)(黒)
デーモン　コモン

魂獄の悪鬼が死亡したとき、各プレイヤーは3点のライフを失う。

3/3

非常にアグロな能力を持ったクリーチャー。
こう言うのがコモンだってのは好感が持てるね。
色拘束が厳しいけど3マナ3/3だし、今回の黒はメインカラーにしても良いのかも知れない。
ああ。これはドラフトの話ね。念のため。
シールドではアグロに組むって言うのは難しいからデメリットだな。

奈落に住まう騙し屋
(黒)(黒)
デーモン　レア

奈落に住まう騙し屋がいずれかの墓地から戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。
そのプレイヤーはそれのコントロールを得る。

不死

4/3

2回殴って以降は何もしないって言うのが許されるなら非常に優秀なダメージソースだけど、シールドの場合はデメリットが厳しくって採用出来ないと思う。
単純に損してるからな。
ドラフトの場合もよっぽど尖らないとダメだけどシールドより可能性はあるね。

残虐の勝利
(２)(黒)
エンチャント　アンコモン

あなたのアップキープの開始時に対戦相手1人を対象とする。あなたがパワーの最も大きいクリーチャー、あるいは2体以上あるならそのうちの1体をコントロールしている場合、そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。

シールドで先手ならデッキに入れる価値はありそう。
そして、恐らくプレリリースではダイスに勝ったら後手を選択してくるプレイヤーが多いんじゃないかな。
みんな天使は好きだろうし、そうなるとデッキは重くなるしドローの重要性は増すからね。そうするとメインに採用しても良いなと言う気にはなる。
後半ドローした時にはげっそりするだろうけどな。

アンデッドの処刑人
(３)(黒)
ゾンビ　コモン

アンデッドの処刑人が死亡したとき、クリーチャー1体を対象とする。あなたは「それはターン終了時まで-2/-2の修正を受ける。」を選んでもよい。

2/2

ああ。これは前述した《スズメバチ騒がせ/Hornet Harasser(LRW)》の上位カードだ。
この環境ならLRWより有用そうだ。カードのマナレシオが軒並みボンヤリさんだからな。

不浄の契約
(２)(黒)
エンチャント　オーラ

エンチャント（クリーチャー）

エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。

タイムスパイラルに《愚か者の死/Fool’s Demise(TSP)》があったけど全く使われなかった。
同様にこのカードも使われないだろう。

ざっと見てきたけど、黒は殴る要素とアドバンテージの要素の両方がある。
《骨の粉砕/Bone Splinters(ALA)》と死の風はどちらも優秀な除去で、どちらの戦略にも対応出来るからドラフトが楽しそうだ。
シールドではプールがドラフトよりさらに限定されるからアグロに組むって言うのは無理そうだけど上記のカードに加えて、精神的苦悶もあるから青と組み合わせてコントロール風に組むと言うのは大いにありそうだ。
まだ赤や緑のカードに本格的に目を通していない（！）ので何とも言えないのだけれど、AVRでは少なくとも黒は悪くなさそうな色だと思うよ。
ただ、今まで見てきた白や青と比較すると決定的なクリーチャーがそんなにいないと言う意味で生物の質としては劣ると思う。まぁレアは各色に強烈な生物がいるからアンコモン的な意味で。
コモンに使いやすそうな、照明灯の霊とかグールの解体人とか墓所を歩くものがいるからそこは良いのだけど。
ISDやDKAの黒と比較するとAVRの黒はずっと恵まれていると思うよ。

それじゃ、やっぱり駆け足になってしまったけれど、黒編は終了。

お疲れ様でした！