さて。挫折してしまった白編の反省を生かして、カードデータを文字に起こす作業を分割して休憩をはさみつつ行った。
これで前回のようにやっつけ風にならずに、カードへの洞察を働かす事が出来ると言うものである。
でも今回も多分体力的に後半はやっつけ風になる。
わー強い。終わり。みたいな感じで。

でも青編をやっていこう。やっていこうよ。
錬金術師の弟子
(1)(青)
人間・ウィザード コモン

錬金術師の弟子を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

1/1

最悪でもサイクリングが出来ているのでスペックは悪くない。
主な役割は何かをブロックして生け贄に捧げる事になるので、役割は《新たな信仰/Renewed Faith(ONS)》に似ている。
本家と違って素プレイで6点ゲインする事はできないが、環境的にも結構2マナ2/1がいるので、そいつらと相打ちする事も出来る。
今回は結魂の関係で先置き出来る生物の価値は普段より高い。そう言う要素もこいつの価値を高めている。
シールドでは圧縮効果は重要な事だし、弱いスペルをいれるくらいならこいつを入れておこう。
普段は用意し難いだろう死体の運び屋(死亡した時墓地にある2マナ以下の生物を戦場に戻す)の対象を気軽に用意する事も出来る。

材料集め
(3)(青)
ソーサリー コモン

カードを3枚引き、その後あなたの手札にあるカードを1枚、あなたのライブラリーの一番下に置く。

ディ・モールト良い。
遅めの環境に良いドロースペルが組み合わさると、リミテッドでもコントロール風のデッキを組む事が出来る。
《ふるい分け/Sift(10E)》よりは効果的に落ちるものの、もし《ふるい分け/Sift(10E)》を採録しようものなら5t目に死の超克でゲームエンド級の天使が戦場に舞い戻りかねない。それを防ぐための措置だろうか。

ともあれ4マナでこの効果が悪いものになるわけでもない。
シールドでは6マナからが本番!みたいなデッキもいるのだろうから、そう言うデッキの強い味方になるはずだ。
問題は、テンポに関してはただロスしているだけなので、何らかのサポートは必要になる。
白で見れば《天使の壁/Angelic Wall(10E)》や、牙抜き、正義の一撃が助けになるはずだ。
秘儀の打ち合い
(4)(青)
エンチャント レア

インスタント呪文とソーサリー呪文は、それを唱えるためのコストが(2)少なくなる。

こいつをプレイした時点で既に5マナおありになるわけで、これの代わりに基本地形じゃだめなんだろうか。
そうすれば次のターンか、もしかするとこのターンに6マナに到達する。
確かにコストは2軽くなるわけで、基本地形は1マナしか生み出さないがそれでも大差ないように思うよ。

霧の海の船長
(2)(青)
人間・ウィザード レア

他の人間が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、霧の海の船長をアンタップする。

(1)(青),(T):パーマネントを1つ対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。

2/3

コストが重いがそれでも複数回能力が起動出来るとなれば未来は広がる。
例えば稲妻の勇気(エンチャントされているクリーチャーはタップすると1点プレイヤーかクリーチャーに与える事が出来る)とか狂気の預言者(4マナの強い《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(M10)》)とか。

素のサイズも2/3なのでわりと色んな生物を止める事が出来る。
大抵の場合は相手の飛行を止めるためにタップしてしまうんだろうが。

シールドなら青を選択する理由のひとつにはなる生物で、ドラフトなら1-1でピックされる事もあるだろう。
なんか普通に強いカードなのでエキセントリックな事を言ってやりたいのだが、なかなか出てこない。難しいもんだ。
悪寒
(2)(青)
インスタント コモン

クリーチャーを1体対象とし、それをタップする。それはそれのコントローラーの次のアンタップステップにアンタップしない。

カードを1枚引く。

《霜のブレス/Frost Breath(M12)》の対象が1つになって、その代わりにキャントリップがついた。
《霜のブレス/Frost Breath(M12)》が強かったのは、2体を2t役立たずに出来るからで、1体では例えキャントリップがあってもあんまり強くはないだろう。

あ。聞くところによると「単騎」なる能力があるらしく、未だにどんな能力なのか把握していないのだが、相手のデッキがそれを主軸に組んでいるなら効果があるだろう。
まぁシールドでは、あまりテンポって重視されないのだが、キャントリップによる圧縮効果によって採用され得るカードかも知れない。

俺ならこれをメインにねじ込まないといけないプールの時はため息が出ちゃいそうだけど。
狙い澄ましの航海士
(4)(青)(青)
スピリット レア

結魂

狙い澄ましの航海士が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーはそれぞれ
「(1)(青):あなたはこのクリーチャーを追放し、その後それをあなたのコントロール下で戦場に戻す」を持つ。

5/5

こいつはARV環境において、明らかにぶっ壊れだ。
マナコストが重いのは環境がそれを許しているし、組になった時の能力は除去を回避し戦闘を有利にすすめ、ETB効果を持つ生物の能力を低コストで繰り返し使い続ける(戦場に戻すって、戦場に出るって事だよな?)事を保証する。

こいつがプレイされた直後か、対戦相手がついうっかりした時以外はこいつを除去する事は出来ない。
付いている能力は遅いながらも壊れている。
そして環境はそれを許している。つまりこいつはボムであり、壊れているって事だ。
シールドやドラフトで上手く使えると良いな。
壊滅的大潮
(3)(青)(青)
ソーサリー レア

すべての土地でないパーマネントをオーナー手札に戻す。

奇跡(1)(青)

ソーサリーになった代わりに範囲が拡大し、奇跡を獲得した《脱出/Evacuation(10E)》だ。
《脱出/Evacuation(10E)》の偉いところはこちらから再展開が可能なところ。
こいつはソーサリーだから奇跡が起こらない限りはそうはならないだろう。
リミテッドにおいてバウンスは大抵強いものなんだが、こいつは明らかに戻しすぎだ。
いっそ土地まで戻してくれれば、ハイパー《激動/Upheaval(ODY)》として今後の構築に深刻な影響を与えてくれたのだけれど・・・。

まぁ基本的には使わないスペルになるのじゃないかな。
うまい使い方があったらぜひ教えて欲しい。

戦慄水
(3)(青)
ソーサリー コモン

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上からx枚のカードをそのプレイヤーの墓地に置く。
xはあなたがコントロールする土地の枚数に等しい。

今回のライブラリアウトってどうなの?
ポジション的には前回の《夢のよじれ/Dream Twist(ISD)》だけどそれだけで目標達成!となるほどMTGのライブラリは薄くは無い。例えそれがリミテッドの約40枚だったとしても。
追加のライブラリアウトの要素があればデッキになるかも知れないけれど、やっている事は基本的にはディスアドバンテージだと言う事を忘れない事。
俺ならシールドで超・除去コントロールに当たった時以外は使おうとは思わないかな。

エルゴードの盾の仲間
(3)(青)
人間・兵士 コモン

結魂

エルゴードの盾の仲間が他のクリーチャーと組になっている限り、両方のクリーチャーは呪禁を持つ。

2/3

呪禁は強い能力だけど、それは素のスペックが強いものであってこそ。
こいつは4マナ2/3とやや頭痛を併発させるくらいのスペックで、自分の立場ってものが分かっていない。
環境の基本サイズが2/2っぽいから4マナ2/3にも人権はあるのかも知れないが・・・とここまで考えて、こいつら単純にボムを守れるじゃん。ベネ!
強い奴と組んでもらえると良いな。
ただ、正直マナカーブ的に考えてこいつの搭載枚数は1が限界だと思うのは確か。
もっと小さくて良いから、もっと軽かったら良かったのにな。

順風
(1)(青)
エンチャント アンコモン

あなたがコントロールする飛行を持つクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。

飛行が8枚もあれば十分役割を果たすと考えるが、今回の飛行ってわりと元々のサイズがグッドだから、効果の幅の狭いこう言うカードが実際に使われるかどうか。
ドラフトでは、翼作りをかき集めるドラフトをしているような場合では恐らく《栄光の頌歌/Glorious Anthem(10E)》になる事が出来るだろうが、シールドの場合はよくよく吟味する事が必要だ。
きっとこれよりも必要なカードが見つかると思うよ。
枷霊
(2)(青)
スピリット アンコモン

飛行

あなたのアップキープの開始時に、あなたがコントロールする他のクリーチャー1体につき(1)を支払わないかぎり、枷霊を生け贄に捧げる。

3/4

デメリット付きとは言え破格のスペック・・・だけど、暁の熾天使にがっちりされてるヴィジョンが見える。
シールドでは特にガッチリする場面が多く見えると思うから、使うならきっちり押し切れるプランを立ててから使いたい。
もちろんスペックだけみれば強力なんだから上手く生かしたいじゃない。
となると、霧鴉や《現実からの剥離/Peel from Reality(RAV)》を使ったビート方向になるのかな。

一瞬の散漫
(青)
インスタント コモン

クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-0の修正を受ける。

カードを1枚引く。

RoEからの採録。
前回も使わなかったから今回も使わないと思うよ。
前回も、ボムまでつなぐタイプのデッキでは悪くないよ!って言っていたけど、RoEはスペルが強いエキスパンションだから、こいつがメインで活躍する機会はなかった。
今回はスペルが弱めだから入るのかも知れないけど、きっとこれより優先するべき何かがあると思うよ。
電位式錬金術師
(2)(青)
人間・ウィザード コモン

結魂

電位式錬金術師が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーはそれぞれ「(2)(青):このクリーチャーをアンタップする。」を持つ。

1/4

3マナ1/4は防御に優れている。
だから、こいつは地上を止めて飛行で攻めるプランの一翼を担っているんだ。
結魂能力は正直おまけ程度。
擬似警戒やルーターの多重起動が出来るがいかんせんコストがかかりすぎるんだよ。
霊奪い
(2)(青)(青)
インスタント コモン

クリーチャー呪文1つを対象とし、それを打ち消す。飛行を持つ青の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

《召喚士の破滅/Summoner’s Bane(ZEN)》のヴァージョン違い。
前回は高速環境だったのだけど、今回はカウンターして下さいと言わんばかりの大物がわさわさ。
彩り緑だぜ!

幽霊化
(1)(青)
ソーサリー コモン

クリーチャーを最大2体まで対象とする。このターン、それらはブロックされない。

《夜鳥の手中/Nightbird’s Clutches(ISD)》の時も思ったのだけど、こう言うスペルはなかなか成功しないんだ。組ませるとしたら緑だと思うけど、緑の重量級なら、いずれ彼らの力で勝ちに到達するだろう。

幽霊のゆらめき
(2)(青)
インスタント コモン

あなたがコントロールするアーティファクトやクリーチャーや土地を2枚対象とし、それらを追放し、その後それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。

色々な用途があるし、青には戻して嬉しい生物もいる。
それでも俺は3マナはやや重いと思う。
シールドやドラフトで使って、入って1枚ってところなんじゃないかな。
《イゼットの時術師/Izzet Chronarch(GPT)》さえいてくれれば・・・。
霧鴉とグリフの先兵のダンスは見ものだがそうそう揃ってくれるもんでもないしな。
幽霊の接触
(1)(青)
エンチャント オーラ アンコモン
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは「このクリーチャーが攻撃するたび、パーマネント1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。」を持つ。

《壺のニブリス/Niblis of the Urn(DKA)》になれるエンチャント。
《壺のニブリス/Niblis of the Urn(DKA)》は、その能力を持って生まれたから強かった。
アンタップの部分に意味があるのかも知れないけど、いずれにしてもカードを1枚使ってやる事とも思えない。
グリフの先兵
(4)(青)
人間・騎士 コモン

飛行

グリフの先兵が戦場に出たとき、カードを1枚引く。

3/2

《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》様がご帰還なされたぞ!
空神《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》様は暴風を司る神であり、コモンでありながら簡単に1対3交換を実現する驚異的コモンだった。

それと比較すると今回のグリフはちょっとだけ残念。
《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》が、ガンダムだとするとグリフの先兵はジムだな。
しかも先行量産型じゃなくて所期生産型の奴。
まぁそれでも強いと思うけど、5マナ域の枚数って結構限られてくると思う。
果たしてグリフの先兵で埋めてしまって良いのかどうか。
個人的にはシールドだと採用出来て2枚までかなぁとは思う。
だってシールドってもっと重いところで戦う環境になりそうなんだもん。

ドラフトだと各種スペルとシナジっているから狙ってピックしていっても良いんじゃないかな。
それでも霧鴉の後だと思うけど。
ヘイヴングルのスカーブ
(5)(青)
ゾンビ・ホラー コモン

ヘイヴングルのスカーブが攻撃するたび、あなたがコントロールする他のクリーチャーを1体オーナーの手札に戻す。

4/5

サイズのわりにメリットともデメリットとも取れるものが付いているがコストが悪い。
6マナ域はアンコモンとかレアとかの席なんだ。
お前の席はないよ。きっと。
無限反射
(5)(青)
エンチャント オーラ レア

エンチャント(クリーチャー)
無限反射がクリーチャーにつけられた状態で戦場に出とき、あなたがコントロールする他のトークンでないクリーチャーは、そのクリーチャーのコピーになる。

あなたがコントロールするトークンでないクリーチャーは、エンチャントされているクリーチャーのコピーとして戦場に出る。

全部《荒れ野の本質/Essence of the Wild(ISD)》的な何かになる。
強い生物がいればそれで勝てば良いし、全てをそれにする意味はあるのか。果たして。
俺はカード1枚まで使ってやる事じゃないと思うけど、全部を《大天使/Archangel(S00)》にして相手を蹂躙するプレイヤーはきっといるだろう。
虚空への突入
(3)(青)
ソーサリー アンコモン

クリーチャーを最大2体まで対象とし、それらをオーナーの手札に戻す。

分かりやすく非常に強力。
ただ、青の生物が全体的にスペックが低いので、これがきちんと活躍できるかどうかは未知数だ。
シールドでは相手のファッティを2体バウンスする事になると思うのだけど、相手の復旧よりも早く相手を倒せるかどうかが非常に怪しいとは思う。
序盤のクロックが本当にない環境なので、このように強いバウンスも真に強いのか疑わざるを得ないのが現状だ。
掛け金探し
(1)(青)(青)
スピリット アンコモン

掛け金探しはブロックされない。

3/1

非常にシンプルで非常に強力。
ただ、低いタフネスのせいで対処されやすいのも事実。
6点削れれば良いやくらいの感覚で使ってしまって良いかも知れない。
青には《現実からの剥離/Peel from Reality(RAV)》や幽霊のゆらめきがあるから、思ったよりも死に難いのかも知れないね。
でも多分すぐに死ぬと思うけどね。

孤独な亡霊
(3)(青)(青)
スピリット レア

呪禁

孤独な亡霊がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたが他にクリーチャーをコントロールしていない場合、あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。
そのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に臨む順番で置く。

4/4

単騎状態で付くメリットは比較的どうでも良いとして5マナ4/4呪禁は魅力的。
セットの他のカードが弱めなので何かをくっつけたらそれだけで勝ってしまうかもしれない。

月の神秘家
(2)(青)(青)
人間・ウィザード レア

あなたがインスタント呪文を1つ唱えるたび、あなたは(1)を支払ってよい。
そうした場合、カードを1枚引く。

2/2

そんなにインスタント入れないだろ!
あと《弱者の師/Mentor of the Meek(ISD)》は3マナだったぞ!
いい加減にしろ!
この環境に溢れる4マナパワー2には本当にうんざりだぜ。

大衆への呼びかけ
(2)(青)
ソーサリー アンコモン

あなたがコントロールする人間1体につきカードを1枚引く。

普通に材料集めを使えば良いやん。
っても3マナか!
シールドでは取り合えず入れておいて3枚ドローで満足しておけば万事問題なしかと思われる。

霧鴉
(2)(青)(青)
鳥 コモン

霧鴉が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、その後それをオーナーの手札に戻す。

2/2

飛行付きの《大クラゲ/Man-o’-War(S00)》
環境的に再利用しやすく非常に強力。
ドラフトの場合ここから青に入っても良いだろう。
シールドの場合はドラフトよりもかなり重くてゆっくりになるだろうから、クロックが用意出来ていれば良いけど、ただ戻して、次のターンにリキャストされるだけって事が多そう。
霧虚ろのグリフィン
(2)(青)(青)
グリフィン 神話レア

飛行

あなたは霧虚ろのグリフィンを追放領域から唱えても良い。

3/3

神話レア・・・?
神話レアを名乗るには派手さが足りないのではないかな。
例えば場に出ている状態だと自らリムーブ出来るとか。
ちょっとそれだと強すぎるか。

ネファリアの密輸人
(青)
人間・ならず者 アンコモン

(3)(青),(T):あなたがコントロールする他のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
その後そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。

重いんだよ!
これがゆるされるほど緩やかな環境なんだろうか。
まぁシールドなら良いかもしれないが、シールドはシールドでティム系に除去される気が・・・。
知恵比べ
(青)
インスタント コモン

いずれかのプレイヤーを対象とする呪文1つを対象とし、それを打ち消す

ハンデスをカウンター出来るけど、これをデッキに入れている時点で既にハンデスされていると言っても過言ではない。せめて材料集めが対象のプレイヤーなら活躍の機会も増えたのだが。
現実からの剥離
(1)(青)
インスタント コモン

あなたがコントロールするクリーチャー1体とあなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とし、それらをオーナーの手札に戻す。

ラヴニカからの採録。
あの時は《ヴィダルケンの放逐者/Vedalken Dismisser(RAV)》や《イゼットの時術師/Izzet Chronarch(GPT)》《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird(GPT)》《オーガの学者/Ogre Savant(GPT)》など強力な相方がいた為、十分に強力だった。
今回は主に除去を回避するのに使われる方が多いだろうか。
腐冠のグール
(4)(青)
ゾンビ コモン

腐冠のグールが死亡したとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から5枚のカードを自分の墓地に置く。

3/3

ライブラリアウト要因その2。
多分長期戦になるとは思うのだけど、それでも成功するかは未知数だ。
無理やり土地を伸ばして、戦慄水で頑張るという手法もあるが・・・。
王道ではないし、弱そうだな。

屑肌のドレイク
(2)(青)
ゾンビ・ドレイク コモン

飛行

屑肌のドレイクは飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる。

2/3

今回の《雲の精霊/Cloud Elemental(10E)》枠。
全体的に重い分だけ安定して強いと思う。
ただ、アンコモンに3/3飛行が簡単に存在するので、どうなる事やら。

当て推量
(1)(青)
インスタント アンコモン

このターンで2つ目に唱えられた呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

これは面白いスペルだ。
一番分かりやすいプレイは、カウンターに対するカウンターとしてこれを用いる場合。
次に相手のターンにバウンスして、リキャストしてきたところをカウンターする場合。
さらに自分のメインで生物をキャストしてコンバットし、相手がコンバットトリックを使ってきた時にそれを打ち消す事が出来る。
まぁ普通に《マナ漏出/Mana Leak(STH)》か《取り消し/Cancel(ZEN)》が欲しかったというのが本音だな。
今回は重くて強いのが多いし。

幽体の牢獄
(1)(青)
エンチャント オーラ コモン

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされているクリーチャーは、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。

エンチャントされているクリーチャーが呪文の対象になったとき、幽体の牢獄を生け贄に捧げる。

俺はこの手のエンチャントが、その壊れやすさゆえに非常に嫌いなのだ。
まぁ今回のヴァージョンは装備品を装備されただけで壊れたりしない分だけ頑丈さが増しているが、効果が弱くなっている。
よって恐らく使わないだろう。
シールド、ドラフトの両方で相手が何かしらの手段を持っていると考えるべきだ。
魂運び
(5)(青)(青)
エンチャント オーラ レア

エンチャント(クリーチャー)

あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。

エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修正を受けるとともに飛行を持つ。

インベイジョン環境のドラフトで、日本人プロがこれって強いよねと《ヤヴィマヤの抱擁/Yavimaya’s Embrace(APC)》を持っていたら外国人プレイヤーが

「このクソカードが!」

とビリビリに引き裂いたと言う逸話がある。
重すぎるものは如何に効果が強烈なものであろうとも役に立たないと言う寓話である。
今回の場合はどうだろう。
現状では大天使が空を舞うような環境であると表現されているくらいなので、大天使と同じマナコストを持つ《精神の制御/Mind Control(M12)》が拒否される事はないと思うのだが。
厳格な導師
(3)(青)
人間・ウィザード アンコモン

結魂

厳格な導師が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーはそれぞれ「(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から2枚のカードを自分の墓地に置く。」を持つ。

2/2

現実的なライブラリアウト候補。
今までの要素を全て濃く持っていたのならばそのようなデッキも可能なのかも知れない。
環境が遅いのがそれを後押ししてはいるが、どうなる事やら。
盗品
(3)(青)
ソーサリー レア

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、土地でないカードを追放するまで、自分のライブラリーの一番上のカードを追放し続ける。ターン終了時まで、あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

どこかで

「盗品で《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》をめくるだけのゲーム」と言う発言を聞いたが、めくるのは相手のライブラリである。
シールドにおいては取り合えずプレイしてみても良いかも知れない。
盗品のコストが4なのが両親的であるし、相手のデッキには基本的には使用に耐えるカードしか入っていないはずであるし、上手くいけば相手のボムを潰しつつ、自分が使う事が出来る。

月の賢者タミヨウ
(3)(青)(青)
プレインズウォーカー ― タミヨウ 神話レア

[+1]:パーマネント1つを対象とし、それをタップする。それは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。

[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするタップ状態のクリーチャー1体につき、1枚のカードを引く。

[-8]:あなたは「あなたの手札の上限はなくなる。」および「カードが1枚いずれかの領域からあなたの墓地に置かれるたび、あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。」を持つ紋章を得る。

4

タミヨウさんマジぱねーっす。
二人組の見張り番
(2)(青)
人間・スカウト アンコモン

結魂

二人組の見張り番が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーはそれぞれ「このクリーチャーがいずれかの対戦相手にダメージを与えるたび、カードを1枚引く。」を持つ。

2/1

《泥棒カササギ/Thieving Magpie(10E)》能力は流石に反則。
こいつだけなぜ4マナじゃないのか。
時間の熟達
(5)(青)(青)
ソーサリー 神話レア

このターンの後に追加の1ターンを行う。時間の熟達を追放する。

奇跡(1)(青)

リミテッド的にはどうやってとらえたら良いのか。
奇跡出来なかった時でも一応はプレイが可能だが・・・。
これを入れるなら他にもっと何か入れるものがあるような気はする。
消え去り
(4)(青)
インスタント アンコモン

土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。

奇跡(青)

これが奇跡されたらマジで切れそうw
素でもプレイ可能で、インスタントなのが好印象。《捕海/Griptide(DKA)》先輩が体育館裏で呼んでましたよ。
翼作り
(青)
人間・ウィザード コモン

結魂

翼作りが他のクリーチャーと組になっているかぎり、両方のクリーチャーは飛行を持つ。

シールドでは基本的には殴ると正義の一撃が飛んでくるので殴らないように。
最高の結魂相手であると共に、本当に少ないコモンの2マナ以下の生物だと言える。
今回の青では2種類しかいないんじゃないの?
バウンスを擁する青であるが、しっかりしたクロックを用意した上で使うからこそ生きるのがバウンスである。
今回の青には序盤の生物が足りず、中盤も2/2ラッシュ。
5マナ域から本気を出すかと思いきやそうでもない。
スペルもドロー以外は微妙だし。どうなってしまうんだ。
まぁ霧鴉でテンポをグリフの先兵でアドバンテージを得て材料集めでドローして、さてどうしようね。と言うのが青と言う色だな。
相方の色によって非常に性格が変わりそう。
研究のし甲斐がありそうだ。

と言ったところで青編が終了したのだが、元々カードの部分は文章に起こしてあるとは言っても評価対象の数が多すぎて非常に中身が薄いエントリになってしまった。
プレリが始まるまでしか賞味期限がないとは言え、この出来は酷い。
もうちょっと時間をかける必要がありそうだ。
が、その時間がない。困った事である。

コメント

listener
2012年4月24日21:26

>ハンデスをカウンター出来るけど、これをデッキに入れている時点で既にハンデスされていると言っても過言ではない。
笑ったw

>壊滅的大潮
テンポで大幅に負けているときにだけ使うつもりで入れておくとかどうでしょう?
はっ!これもハンデスか?

池袋太郎
2012年4月25日2:28

プレリ近いですが続き期待してます!

nophoto
とおりすがり
2012年4月25日8:53

本当にこういう記事はためになります!

悪寒の評価が低いのは意外でした。

腐りにくい良い呪文だと思うのですが。

他の色も期待してます!

bun
2012年4月25日17:32

お疲れ様ですー。

>listenerさん
あのカウンター本当はどうなのでしょうね。範囲の狭さがマジではんぱないっす。

>壊滅的大潮
確かに相手に著しく押されている場ではリセットとして機能するのかも。
もしくは相手は《大天使/Archangel(S00)》戻されて涙目、こっちはグリフの先兵とか霞鴉でウハウハ!とかならあるいは・・・。
でもやっぱり性質的にインスタントじゃないとなーと思ってしまいます。
《洗い流し/Wash Out(INV)》は色を選べたのが偉かったんですね。

>池袋太郎さん
途中で投げたりはしないようにしますよ・・・多分。多分ね。

>とおりすがりさん
俺も妄想だけで書いているので、正直実際はどうなのか結果を見てみるまで分からないので、こう言う奴もいるんだなーくらいで聞いてもらえればと思います。

悪寒なんかも《ひきつり/Twitch(WWK)》のやや上位機種ですからデッキに入らないカードではないと思います。
ただ、こう言ったカードが活躍する状況はクロックがきちんと用意されている場合が多くてAVR環境下では活躍しにくいのじゃないかと思って書きました。
緑を相手にする時なんかは、到達をつけるスペルにスタックでタップとか出来るので、また違ってくるかも知れません。
bun

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索