個人的にはカードを集め始めてから新セットの発売が待ち遠しくて仕方がなくなってしまった。
現在は既にM13の発売が楽しみである。

ともあれ、今はやっとアヴァシンの帰還のフル・リストが公開された。
恐らく祭りシールドは死ぬほどやるので、カードの効果を良く覚えておくと共にカードを初めて見た時の感想を書いておくのも後から振り返った時に面白かろうと思うのでやってみる事にした。

今回は白のカードを見ていく事にする。

栄光の目覚めの天使
(5)(白)(白)
天使 レア

飛行
栄光の目覚めの天使が戦場に出たとき、すべてのゾンビを追放し、その後あなたの墓地にあるすべての人間・クリーチャー・カードを戦場に戻す。

4/6

巷で良く言われるように《ゾンビの黙示録/Zombie Apocalypse(DKA)》を激しくDISっている。
まぁ全体除去の部分はおまけだとしても、自分の墓地に落ちている人間が全て「戦場に」戻ってくる効果は強烈。
シールドでは消耗戦になりやすいし、特に今回は結魂のために生物は大事に使いたい。
しかし、こいつが前提にあれば4/6飛行と言うスペックを無視したとしてもゲームエンド級の効果が期待出来る事もあるだろう。
シールドで引き当てたのならぜひとも使いたいところだ。

歓喜の天使
(1)(白)(白)(白)
天使 レア

飛行
あなたがコントロールする他の黒でないクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。

プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりするために、ライフを支払うことも、クリーチャーを生贄に捧げる事も出来ない。

3/3

実は神話レアじゃないかと思うほど多くの文章が書いてある天使。
まぁ2個しかないんだけど。
これが3個なら

「我々は殺さない。我々は殺されない。我々は殺させない。」

の改変とか

「します。させます。させません。」

の改変とか

「知ってるか? エースは3つに分けられる。」

の改変とかに使えたのに。
それはともあれ、スペックは破格。
だが1WWWと言うコストは色拘束が厳しすぎて、実質は5~6マナの扱いになりそう。
3/3飛行をあてにする場合でも5マナが遅すぎると言う事もないし、黒以外への《栄光の頌歌/Glorious Anthem(USG)》効果もボードに与える影響が大きいので非常に強力な生物だと言える。
今回はプール全体が重いので、シールドで構築する際にある程度は白に寄せた場合でも2色目の土地の枚数を確保出来そうだと言うのも採用を後押ししそうだな。

天使の慈悲
(2)(白)(白)
インスタント コモン

あなたは7点のライフを得る。

え!インスタントだったの!?
一応《濃霧/Fog(M10)》的な使い方が出来るのか。
まぁそうは言ってもライフはリソース・カーストにおける最下層である奴隷に相当するので、高貴なるカードアドバンテージをライフ如きに還元するのは通常、お勧め出来ない。
娘を嫁にやれない父親の心境だ。

天使の壁
(1)(白)
壁 コモン

防衛、飛行

0/4

密かにクリーチャータイプが天使ではない。
恐らくは、天使が使う、もしくは天使が作ったただの壁なのだろう。
リミテッド的に見れば十分な性能。
ぱっとリストを見ただけなので何とも言えないのだが、2マナには十分に見合う堅牢さである。
特に今回は低マナの生物が少ないわりにプレイヤーに戦闘ダメージを与えた時にメリットを得られる生物が存在する。
4マナ以上の生物を止められる事も多々ある事を考えると重要性は増すのではないか。
特に白は中盤~終盤に重めのボムで勝つと言う選択肢を持つ色である。
そこにあって序盤を支える生物の役割は重い。

大天使
(5)(白)(白)
天使 アンコモン

飛行、警戒

5/5

かつては《ドルイドの誓い/Oath of Druids(EXO)》で場に出た経験を持つ偉大な大天使がアンコモンで採録された。

元々アンコモンで一時的にレアに昇格し、後に《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M10)》の影響もあってアンコモンに降格した《セラの天使/Serra Angel(M10)》とは重みが違うのである。
とは言え今回、リミテッドにおいて活躍の機会があるかどうか。
プールが限られ、見る限り緩やかな展開になりそうなAVRシールドでは1枚くらい採用出来そうだが、他にみるべきボムがあれば22~23枚に入らないのかも知れない。
7マナ以上は2枚目を入れたくないからなぁ・・・と思っていたら、LSVが「ドラフトで」《六角板のゴーレム/Hexplate Golem(MBS)》を3枚採用していたのを思い出した。
大天使の3枚採用ありえるで!(責任は負いません)

希望の天使アヴァシン
(5)(白)(白)(白)
神話レア 天使

飛行、警戒

希望の天使アヴァシンとあなたがコントロールする他のパーマネントは破壊されない。

《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath(TSB)》と比較されるが、速攻が足りない。
とは言え、今回のシールドでは8マナは許容範囲っぽいので採用される事はあるだろう。
破壊はされないが、マイナス修正では普通に除去されるので、彼女もまた不滅ではない。

払拭の一撃
(5)(白)
インスタント アンコモン

アーティファクト1つかクリーチャー1体かエンチャント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番下に置く。

奇跡(白)

どうしても除去がなければ入れざるを得ないだろうが、普通の感覚からすると入れたくないなぁ。
でもAVRシールドではボムのぶつけ合いなんだから入れざるを得ないのだろうな・・・。
嫌な世の中だ。

建築家の祝福
エンチャント アンコモン

あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャーは+0/+2の修正を受ける。

過去なんどかリメイクされているが、この効果を純粋に持って生まれたカードは基本的には使われていない。
《誓いを立てた巨人/Oathsworn Giant(RAV)》は生物だったし警戒持ちだったので使われた程度だ救いはレアリティがアンコモンなので、あまり目にする機会がないかも知れないと言うところ。

奉仕へのいざない
(1)(白)
エンチャント オーラ コモン

エンチャント(黒でないクリーチャー)

エンチャントされているクリーチャーは+1/+2の修正を受け、飛行を持ち、他のタイプに加えて天使でもある。

種族が天使である事で何かボーナスを得るカードってあんの?
それでも戦闘修正がついて飛行が付くのは偉いけどそれなら《幽体の飛行/Spectral Flight(ISD)》はもっとえらかったよね。
白は基本的に飛んでいるはずなので、これのお世話にならないと制空権が取れないなんて事にならないようにしたいもんだ。

聖戦士の進軍
(3)(白)(白)
エンチャント レア

クリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1をそれぞれ1個置く。

誘発する条件が簡単すぎる。
こんなの普通にプレイしてても十分に強いし、明滅したりトークン出したりすればさらに加速度的に自軍が増強されていく事になる。
工夫しなくても十分強いので、へんに工夫してデッキを弱くする事だけは止めよう。

大聖堂の聖別者
(白)
人間・クレリック コモン

大聖堂の聖別者が戦場に出た時、あなたは3点のライフを得る。

1/1

お前はずいぶんとどや顔してるけど《孤独な宣教師/Lone Missionary(ROE)》さんの事思い出してやれよ。
あれもRoE環境では環境が特殊すぎて全く活躍しなかったんだ。
そうさ。今回はあの頃とは違う。
けどな、先輩がデチューンされたお前を誰かが使うとでも思うのか?
お前に必要なのは2マナでも良いから2/2と言うボディだったな。
雲隠れ
(白)
インスタント コモン

あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放し、その後そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。

様々な使い方が出来るナイスカード。
主に防御的な運用だろうが結魂関連で戦闘修正を付けたりして戦闘のややこしさがさらに加速しそうだ。
便利な呪文だと言っても要は相方次第なので過信は禁物。
最悪《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile(ISD)》の下位互換でした・・・と言う事もありえる。
シールドだと強烈にシナジっているのでもない限り2枚目の採用はなさそうな感じだ。

指揮官の威厳
(4)(白)
エンチャント(クリーチャー) アンコモン

エンチャントされているクリーチャーは「あなたのアップキープの開始時に白の1/1の人間トークンを1体戦場に出す」を持つ。

昔あった《新緑の抱擁/Verdant Embrace(TSP)》と比較するとくっそ弱くなっているが、人間関連のシステムや結魂関連で生物が生産出来るってのが重要なんだよ!と言いたいんだろう。
しかし同じスピリット要素とそもそも本殿を集めたら効果が増えていくと言うのに《生網の本殿/Honden of Life’s Web(CHK)》はマジで使われていなかった。
こいつは生物につけるタイプの《生網の本殿/Honden of Life’s Web(CHK)》だ。強さは押して知るべしだろう。
俺だったら、シールドでもあまり入れたくはないな。

呪い破り
(1)(白)
インスタント コモン

エンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
あなたは2点のライフを得る。

ふーん・・・。としか良い様がない。
そんなライフ要らないから《解呪/Disenchant(TSB)》してくれよ。
そっちのが良いよ。
もしくは前の《緊急の除霊/Urgent Exorcism(ISD)》みたいに別のものを破壊してくれるとかさ。

牙抜き
(1)(白)
エンチャント(クリーチャー)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが与える全てのダメージを軽減する。

今回の白の基本除去。
テキストの書き方が若干変更されていて、以前は「軽減して0にする。」だったはず。
まぁ今回の白のコンセプトには合致しているのじゃないかと思う。
《時間の孤立/Temporal Isolation(TSP)》と比較すると2段階くらいあっちの方が強いが。
でも明滅を考えると単にディスアドになるかも知れないのか。
じゃあ使わないかなぁ・・・。
特にシールドでは白が多そうだし、これはアウトだよね。

死の超克
(3)(白)(白)
ソーサリー アンコモン

あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。それが天使である場合、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。

こう言うボムが除去られても大丈夫系のスペルは好きじゃない。
キャントリップがついていたり《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》みたいに2回使えるってのはすげーCoolだと思うけどね。
元々大きめな天使をさらにでかくするメリットって何だろうと思うけど、相手として考えれば、やっかいだから除去したのに、でかくなって帰ってきてそれで良いわけがない!と言うのは良く分かる。
枠があれば採用なんだけど、これの枠があるって事はあんまりデッキ強くないって事だよね。多分。

敬虔な司祭
(2)(白)
人間・クレリック アンコモン

(T):あなたがコントロールするアンタップ状態の人間を2体タップする:アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを追放する。

2/2

そんなに必死にならなくちゃならないほどのエンチャントやアーティファクトが環境に存在するだろうかと考えて、別にそんなものはなくても普通のデッキならそれらを入れてくるだろうし、RAVの《虚無魔道士の番人/Nullmage Shepherd(RAV)》は強かったじゃんと思ったら納得した。

神聖なる反撃
(X)(白)
インスタント レア

クリーチャー1体かプレイヤー1体を対象とする。
このターン、次にあなたやあなたのコントロールするパーマネントに与えられるダメージをx点軽減する。
これによりダメージが軽減される場合、神聖なる反撃はその点数に等しい点数のダメージをそのクリーチャーやプレイヤーに与える。

お強い。
やっている事はアンコモンっぽいのにレアなのね。これ。
実質の除去。

解放の天使
(1)(白)(白)
天使 アンコモン

飛行
解放の天使が戦場に出たとき、あなたがコントロールするパーマネントを1つオーナーの手札に戻す

3/3

ダブルシンボルである事がWotC最後の良心である。
そもそも場に出た時に手札に戻す効果ってメリットでもあるじゃん!
3マナ3/3飛行は驚異的やでぇ・・・。

黒とか赤の除去の質に期待するしかない。

天使への願い
(X)(X)(白)(白)(白)
ソーサリー 神話レア

飛行を持つ白の4/4の天使・クリーチャー・トークンをx体戦場に出す。

奇跡(X)(白)(白)

奇跡が起これば恐らく勝ってしまう神話レア。
奇跡はおこらなくても5マナ4/4飛行は普通のスペックなので悪い事ではないと思う。
とりあえずシールドならばかなりの脅威に。

遠沼の探検者
(2)(白)
人間・スカウト コモン

沼渡り

2/3

がっちりした《湿地を縫う者/Marsh Threader(WWK)》
俺はこっちのがスペック的に好き。
シールドでもマナカーブを埋めるために取り合えず的に入る可能性はある。

黄金夜の指揮官
(3)(白)
人間・クレリック・兵士 アンコモン

他のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

2/2

やっている事は強烈。
特に見てきたコモンの生物が軒並み小粒と言うかそのマナ域のスペックを超えていないので、全体を強化する能力はかなり強力に運用できるはず。
1tに何体かプレイしても良いわけだし。
基本サイズが4マナ2/2と言うのは不満だけど能力を考えたら仕方がないかなとは思う。

あー!

ここまでやってきて、あまりの作業効率の悪さについに心が折れた。
いやさ。出たばっかりのセットだから、効果と名前が一致しない事が多いじゃん。
だからカードを紹介する→それに評価を加えるって形式でやってみたんだけど、これが以上に時間がかかるわけ。
それはもう心が折れるほどに。
と言うわけで、取り合えず今日はここまで。
明日は白の続きをやっていくよ。

本当はISDの白の生物とAVRの生物の質を比較して、どれだけ環境が低速化するかについて言及したかったのだけれど、この体たらくではとてもとても。

もしかすると表記の仕方を変えて、カード名だけで済ませるかも知れないので、もしそうなったら心が折れちゃったのね・・・と理解してもらえれば幸いだ。

それでは。

コメント

通りすがりのゴブナイト
2012年4月23日21:42

気持ちはすごく分かりますw
俺は既に書き始める前にめんどくせぇ・・・ってなって止めましたw

環境の低速化に関しては所謂マナレシオに優れた単体生物がそこまで多くないこととマナコスト自体が重めになっているのでかなりイメージしやすいと思います。

一方で黄金夜の指揮官に代表されるように数を出すことで強化されるカードなどが目立つのでいかに場を構築していくかの勝負になりそうですね。
瞬速持ちもほとんど見ませんし。バットリよりも見えているクリーチャーで計算する環境になるのかな?

bun
2012年4月23日22:11

もうね。発狂寸前だったけど、俺が自分で始めた事だから・・・と思ったんだけど我慢出来なかったw

今回は本当に重くって、序盤の軽いところも中盤のしっかりしたところもあんまり無い感じ。
まだ白しかしっかりみていないんだけど。
いきなり6マナ~8マナで戦えよ!って言われると困っちゃうんですけどね。

>戦闘
見えているところで戦うか、手札からソーサリー気味に結魂して、それを明滅したりして戦うのでしょうかね。
赤や黒の除去の信頼性や、青のバウンスの性能によってもかなり変わる事になりそうです。
コンセプトから生物がスペルを兼ねるって感じなので、仰る通りになるのかもとは思いますよー。
bun

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索