1000tixから始めるスタンダード【第2回】
2012年4月5日 TCG全般 コメント (2)この「1000tixから始めるスタンダード」と言う企画は、現時点においてMOでスタンダードのデッキを再現した場合、どの程度の資金が必要なのか、と言う事を調査する企画である。
決して、俺が1000tix用意してこの1000tixをどのように増やし、あるいは減衰させていくか、と言う事を見ていく企画ではない。
とは言え、実際に1000tixを用意して、MOに用意された様々なフォーマットやMO株と呼ばれるカードへの投資を駆使してそれが増えていく、もしくは減っていく推移をドラマチックに報告すると言うのも立派なエンターテイメント足り得るだろう。
我こそは!と思われる方は是非とも実践して、俺のテキスト読みたい的欲求に応えて頂きたい・・・と思ったが、既にドラフトにおける「100tixチャレンジ」と言う類似キャンペーンが存在した。
・・・パクリではない。
決して。
オマージュである可能性はあるにしても。
あ。蛇足ながら前回のエントリのGWデッキの戦績だが
スタンダードDE
1戦目 UWBコントロール ○××
2戦目 WBトークン ○○
3戦目 UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ×○○
4戦目 4Color-Reanimate ××
と言う事で、ノーペイでフィニッシュ。無念。
因みに4戦目の4Color-Reanimate相手には
「俺たちは既にWotCが用意した芳醇な果実たるtixを受け取る権利を持っている!これ以上争わず、この恵みを共に享受しようではないか!」
と声高らかに提案したところ
「NO」
と一蹴され、ついでにゲームにあっても一蹴された。
お、俺の果実が・・・!
2Gameで10分かかっていないのじゃないだろうか。
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(NPH)》と《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》が早くて強すぎる。
それから2人構築では
UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ××
UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ○○
UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ○○
UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ○○
WBトークン ○○
WBトークン ○○
RUゴブリン ○○
と言う感じ。
常に手札にマナブーストがある状態でゲームスタートでマリガン回数も少なめと非常に快適にプレイ出来ている。
DE参加費も取り返して若干プラスと文句なし。
こんな生活がいつまでも続けば良い・・・そんな成績だ。
1回目の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》に負けてからサイドボードに4枚の《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》を用意して、それで2Gameほど勝っている。
後引きした時の弱さはかなり萎えるものがあるが、1t目の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》や《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》に飛んでくる《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》をカウンター出来るのはかなり強力である。
相手も初手キープ時には予想していないとだろうから、それが効果を高めていると言える。
はい。蛇足部分は終了。
前回のGWビートと比較するために、現行スタンダードにおいて比較的安価であるとされるUW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》とBuビートをサンプルデッキとして用意し、価格を調査した。
サンプルデッキの参照元はDeck of the weekの3/30付けのデータから適当に。
リンクは以下。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/activity/940
価格の参照先はいつもの通りに以下から。
http://www.mtgotraders.com/
まずは3-1を記録したUW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》から。
合計金額:266.09tix
前回のGWビートと比較すると確かに安い。
さらにはサイドボードの《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》×2とメインに搭載された3枚の《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》がデッキ価格の半分以上を占めており、その両者を除外するともはや100tixもかからない。
ISD×3ドラフトで《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を手に入れたプレイヤーなら、参入への障壁は非常に低い。
MOのトーナメントで非常に多く見かけるのも納得と言ったところか。
次に4-0したBuビート
合計金額:134.82tix
先のUW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》と比較してもなお安価でほとんど半額。
その理由だが、採用されている剣の差であろう。
このデッキには理由は不明だが《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》ではなくて、安価な《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》が採用されているからである。
と言う事は、上述のデッキも剣を差し替えただけでかなり安価になるだろうが、このトークン溢れる環境において、剣の色変えが問題にならないわけがないが・・・。
と言うわけで今回は安価な事で比較的有名な2つのデッキを取り上げて価格の調査をしてみた。
それぞれきちんとした結果を残しつつも、前回のデッキと比較するとかなり安価なデッキと言って良いのではないか。
特に今回取り上げた2つのデッキは、デッキの主要パーツや特定の高いカードがDIIドラフトで遊ぶ過程で手に入る可能性があると言う事で、スタンダードへの参入障壁を下げていると言う意味は大きい。
ともあれ、このような安価なデッキであろうとも、3-1や4-0を記録しているあたり、取り合えずスタンダードDEに参加したい諸氏にあってはこのようなデッキを選択するのも良いかも知れない。
それでは良いMOライフを。
決して、俺が1000tix用意してこの1000tixをどのように増やし、あるいは減衰させていくか、と言う事を見ていく企画ではない。
とは言え、実際に1000tixを用意して、MOに用意された様々なフォーマットやMO株と呼ばれるカードへの投資を駆使してそれが増えていく、もしくは減っていく推移をドラマチックに報告すると言うのも立派なエンターテイメント足り得るだろう。
我こそは!と思われる方は是非とも実践して、俺のテキスト読みたい的欲求に応えて頂きたい・・・と思ったが、既にドラフトにおける「100tixチャレンジ」と言う類似キャンペーンが存在した。
・・・パクリではない。
決して。
オマージュである可能性はあるにしても。
あ。蛇足ながら前回のエントリのGWデッキの戦績だが
スタンダードDE
1戦目 UWBコントロール ○××
2戦目 WBトークン ○○
3戦目 UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ×○○
4戦目 4Color-Reanimate ××
と言う事で、ノーペイでフィニッシュ。無念。
因みに4戦目の4Color-Reanimate相手には
「俺たちは既にWotCが用意した芳醇な果実たるtixを受け取る権利を持っている!これ以上争わず、この恵みを共に享受しようではないか!」
と声高らかに提案したところ
「NO」
と一蹴され、ついでにゲームにあっても一蹴された。
お、俺の果実が・・・!
2Gameで10分かかっていないのじゃないだろうか。
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(NPH)》と《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》が早くて強すぎる。
それから2人構築では
UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ××
UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ○○
UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ○○
UW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》 ○○
WBトークン ○○
WBトークン ○○
RUゴブリン ○○
と言う感じ。
常に手札にマナブーストがある状態でゲームスタートでマリガン回数も少なめと非常に快適にプレイ出来ている。
DE参加費も取り返して若干プラスと文句なし。
こんな生活がいつまでも続けば良い・・・そんな成績だ。
1回目の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》に負けてからサイドボードに4枚の《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》を用意して、それで2Gameほど勝っている。
後引きした時の弱さはかなり萎えるものがあるが、1t目の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》や《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》に飛んでくる《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》をカウンター出来るのはかなり強力である。
相手も初手キープ時には予想していないとだろうから、それが効果を高めていると言える。
はい。蛇足部分は終了。
前回のGWビートと比較するために、現行スタンダードにおいて比較的安価であるとされるUW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》とBuビートをサンプルデッキとして用意し、価格を調査した。
サンプルデッキの参照元はDeck of the weekの3/30付けのデータから適当に。
リンクは以下。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/activity/940
価格の参照先はいつもの通りに以下から。
http://www.mtgotraders.com/
まずは3-1を記録したUW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》から。
Maindeck:
4《氷河の城砦/Glacial Fortress(M10)》=12.88tix
9《島/Island(ISD)》=0.18tix
3《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》=1.14tix
1《平地/Plains(ISD)》=0.02tix
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast(SOM)》=34.8tix
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》=0.32tix
3《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》=93.48tix
3《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker(ISD)》=0.42tix
4《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》=25.56tix
2《四肢切断/Dismember(NPH)》=2.9tix
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》=0.6tix
2《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》=3.96tix
4《マナ漏出/Mana Leak(STH)》=0.28tix
4《思案/Ponder(M10)》=0.32tix
3《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike(ISD)》=1.56tix
2《思考掃き/Thought Scour(DKA)》=0.22tix
4《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》=0.32tix
Sideboard:
3《天界の粛清/Celestial Purge(M10)》=0.12tix
2《腐食の突風/Corrosive Gale(NPH)》=0.52tix
2《雲散霧消/Dissipate(ISD)》=0.2tix
1《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》=0.05tix
2《瞬間凍結/Flashfreeze(M10)》=0.08tix
1《存在の破棄/Revoke Existence(SOM)》=0.1tix
1《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》=7.31tix
2《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》=78.5tix
1《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》=0.25tix
合計金額:266.09tix
前回のGWビートと比較すると確かに安い。
さらにはサイドボードの《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》×2とメインに搭載された3枚の《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》がデッキ価格の半分以上を占めており、その両者を除外するともはや100tixもかからない。
ISD×3ドラフトで《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を手に入れたプレイヤーなら、参入への障壁は非常に低い。
MOのトーナメントで非常に多く見かけるのも納得と言ったところか。
次に4-0したBuビート
Maindeck:
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》=27.92tix
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(M10)》=7.68tix
14《沼/Swamp(ZEN)》=0.28tix
4《戦墓の隊長/Diregraf Captain(DKA)》=0.48tix
3《名門のグール/Highborn Ghoul(DKA)》=0.3tix
3《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》=0.18tix
4《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger(DKA)》=11.16tix
4《墓所這い/Gravecrawler(DKA)》=11.56tix
4《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》=0.16
1《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》=10.32tix
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》=8.93tix
1《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator(NPH)》=17.57tix
1《四肢切断/Dismember(NPH)》=1.45tix
4《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》=0.6tix
2《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》=0.5tix
2《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》=17.4tix
4 《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》=0.36tix
Sideboard:
3《蔑み/Despise(NPH)》=0.75tix
4《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》=1tix
4《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》=1.44tix
2《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》=14.62tix
2《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》=0.16tix
合計金額:134.82tix
先のUW《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》と比較してもなお安価でほとんど半額。
その理由だが、採用されている剣の差であろう。
このデッキには理由は不明だが《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》ではなくて、安価な《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》が採用されているからである。
と言う事は、上述のデッキも剣を差し替えただけでかなり安価になるだろうが、このトークン溢れる環境において、剣の色変えが問題にならないわけがないが・・・。
と言うわけで今回は安価な事で比較的有名な2つのデッキを取り上げて価格の調査をしてみた。
それぞれきちんとした結果を残しつつも、前回のデッキと比較するとかなり安価なデッキと言って良いのではないか。
特に今回取り上げた2つのデッキは、デッキの主要パーツや特定の高いカードがDIIドラフトで遊ぶ過程で手に入る可能性があると言う事で、スタンダードへの参入障壁を下げていると言う意味は大きい。
ともあれ、このような安価なデッキであろうとも、3-1や4-0を記録しているあたり、取り合えずスタンダードDEに参加したい諸氏にあってはこのようなデッキを選択するのも良いかも知れない。
それでは良いMOライフを。
コメント
まだMO始めたばかりなので非常に参考になります
これからの更新も楽しみにしています!
リンクして頂いてありがとうございます。こちらもリンクさせて頂きました。
これからも更新していく予定ですので、よろしくお願いいたしますね。