真に愚かしい事に命からがら仕事から帰ってきてまずやった事がPCを起動してMOのドラフトに参加した事だった。
頼むから風邪を治すために寝てくれよ。お前の体をやっているのだって楽じゃない。

と言う事で以下が今回のピック譜。

http://sky.geocities.jp/wenmin0624/11-15-2011.html

1-1は全体的にパックが弱い中から《死の重み/Dead Weight(ISD)》をピックせざるを得ず1-2《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》から青黒ゾンビを見つつ1-3では、またパックが弱い中から《スカースダグの信者/Skirsdag Cultist(ISD)》で各方面に渡りを付けていく。
そのどちらでも《グール起こし/Ghoulraiser(ISD)》は中核を担うだろうと言う事で1-4では《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》をスルーしてまでピックし、ついで1-5で2枚目を拾う。
これは上手く行きそうかなーと言うところだがその後は《閉所恐怖症/Claustrophobia(ISD)》を取るなど誤魔化しピックに終始し、1-9で《歩く死骸/Walking Corpse(ISD)》がピックされていた時点で半ば絶望。
このままでは中途半端なデッキになってしまう事は必定である。
逃げ道は方向性を変更するか、色を足すかなのだが・・・。

2-1は《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》から。
本来なら《甲冑のスカーブ/Armored Skaab(ISD)》をピックするべきなのだが、これだけの青と黒のカードがあれば何かしら帰ってくるだろう。

その後は青黒ゾンビと言うよりも青黒コントロールのようなピックに終始する。

1-9の決断が非常に難しく、単体のパワーで考えるなら《霊捕らえの装置/Geistcatcher’s Rig(ISD)》なのだが、デッキの完成を見据えた場合は《歩く死骸/Walking Corpse(ISD)》であろうと言う判断から《歩く死骸/Walking Corpse(ISD)》を。

いっそ除去単にしても良いタイミングであった事を考えるとなおさら難しい。

3-1は《スカーブの大巨人/Skaab Goliath(ISD)》から。
これ1体でゲームに勝つ事もある化け物である。

しかしその後は苦しいピックを強いられ3-5と言う訳の判らないタイミングでキラー・パスされてきた《空翔ける雪花石の天使/Angel of Flight Alabaster(ISD)》を取りあえずピックし、タッチ白を模索。
結局、枚数は足りているし、唯でさえ色拘束が強いのに白の4/4飛行を足すよりは《悪魔の長帷子/Demonmail Hauberk(ISD)》を装備して打点を上げたほうがよかろうと言う結論に達した。
どちらも碌な結論ではなかったわけだが。
作成したデッキは以下。
MO 8-4 UB Zombie Deck

9 《沼/Swamp》
7 《島/Island》

2 《チフス鼠/Typhoid Rats》
2 《荘園の骸骨/Manor Skeleton》
2 《歩く死骸/Walking Corpse》←ゾンビ
2 《グール起こし/Ghoulraiser》←ゾンビ&アドバンテージエンジン
1 《金切り声のコウモリ/Screeching Bat》
1 《礼儀正しい識者/Civilized Scholar》←アドバンテージエンジン
1 《アンデッドの錬金術師/Undead Alchemist》←ゾンビ&アドバンテージエンジン
1 《その場しのぎのやっかいもの/Makeshift Mauler》←ゾンビ
1 《腐敗した沼蛇/Rotting Fensnake》←ゾンビ
1 《スカーブの大巨人/Skaab Goliath》←ゾンビ

2 《旅行者の護符/Traveler’s Amulet》
1 《猛火の松明/Blazing Torch》
2 《死の重み/Dead Weight》
1 《熟慮/Think Twice》
2 《閉所恐怖症/Claustrophobia》
1 《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》←アドバンテージエンジン
1 《悪魔の長帷子/Demonmail Hauberk》

部族的には前回よりかなり酷いデッキになってしまった。
特に《グール起こし/Ghoulraiser(ISD)》と《グール呼びの詠唱/Ghoulcaller’s Chant(ISD)》の枚数が足りない。
それもそのはず。
卓内にもう1人の黒青ゾンビと緑青《迫り来る復興/Creeping Renaissance(ISD)》さらには青赤回避が存在したからだ。
青への参入者が多く、さらにはゾンビも取り合いとなるとデッキがある程度弱くなるのは仕方がない。
ピックの方向性をかなり早期に決めてしまっていたので、後は出来るだけ誤魔化すしかない。
すなわち除去と回避を増やす。
その他の勝利手段として装備品に頼る。
アドバンテージを取れるようにして手数で勝つ。etc...。
元々青黒ゾンビは《グール起こし/Ghoulraiser(ISD)》や《グール呼びの詠唱/Ghoulcaller’s Chant(ISD)》で消耗戦をして勝つタイプのデッキ。
今回はその要素が薄い代わりに除去がある程度取れているので、何とか押し切って勝つパターンもあるにはありそうだ。
それが無理だった場合には《荘園の骸骨/Manor Skeleton(ISD)》や《金切り声のコウモリ/Screeching Bat(ISD)》に《血の贈与の悪魔/Bloodgift Demon(ISD)》を付けて勝つとか《スカーブの大巨人/Skaab Goliath(ISD)》でごり押しして勝つとか出来たら良いなー。

・・・正直何にあたったら勝てるのか良く分からない。

対戦結果は以下の通り。

1戦目は青黒ゾンビに2-0で勝ち。

Game1
こちら先手。
こちら2t目に《歩く死骸/Walking Corpse(ISD)》から。
4t目には《アンデッドの錬金術師/Undead Alchemist(ISD)》を。
これは《閉所恐怖症/Claustrophobia(ISD)》で対処されるが、ブロッカーを《死の重み/Dead Weight(ISD)》で退けるとゾンビが増えていく展開になって勝ち。

《アンデッドの錬金術師/Undead Alchemist(ISD)》の効果で相手のライブラリが確認できたが《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》を複数確認。
さらには欲しかった《甲冑のスカーブ/Armored Skaab(ISD)》がいて、さらには《息せぬ群れ/Unbreathing Horde(ISD)》まで入っている。
《息せぬ群れ/Unbreathing Horde(ISD)》ってかなりゾンビに偏っていないと使い物にならないのだが・・・。
対戦相手も苦労しているのだな。
サイド後は《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》を全部抜いて、何かを入れてくるだろうが、果たして何が入ってくるか。

Game2
相手先手。
相手2t目《吸血鬼の侵入者/Vampire Interloper(ISD)》から。
相手のサイドボードインは恐らく《要塞ガニ/Fortress Crab(ISD)》と《骸骨の渋面/Skeletal Grimace(ISD)》
《骸骨の渋面/Skeletal Grimace(ISD)》はともかくとして《要塞ガニ/Fortress Crab(ISD)》は台所事情の厳しさが伺える。
結局《要塞ガニ/Fortress Crab(ISD)》に着地した《骸骨の渋面/Skeletal Grimace(ISD)》共々《閉所恐怖症/Claustrophobia(ISD)》で対処して《グール起こし/Ghoulraiser(ISD)》と《腐敗した沼蛇/Rotting Fensnake(ISD)》でビートして勝ち。

青黒ゾンビデッキ崩れ対決はレアパワーと《グール起こし/Ghoulraiser(ISD)》でこちらに軍配が上がった。

思うに青黒ゾンビと言うアーキタイプは便利なものだが、誰も彼もが集めるからデッキが破綻してしまう・・・。

2戦目は対戦相手不明。タイムアップでの勝利。
このデッキをプレイしたくはなかったし、体調的にもすぐれないのでかなり嬉しい。

最終戦は青緑《迫り来る復興/Creeping Renaissance(ISD)》にSplitして終了。

この青緑が非常に良く出来ていて《根囲い/Mulch(STH)》《甲冑のスカーブ/Armored Skaab(ISD)》《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》でとにかく墓地に落として行き《迫り来る復興/Creeping Renaissance(ISD)》からのリソース差で勝つと言うデッキだった。
メインから《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が2枚は採用されているところから見ても《根囲い/Mulch(STH)》や《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》《捕食/Prey Upon(ISD)》などトリガーするのに必要な枚数のソーサリーやインスタントは採用されていると考えて良さそうだ。
そうなると本当に《迫り来る復興/Creeping Renaissance(ISD)》が機能するかどうか疑問視されるが、40枚のデッキで4枚、8枚と落としていくと流石に墓地が増えていく。
さらには接触戦闘による相討ちも加わるので《迫り来る復興/Creeping Renaissance(ISD)》は十分その威力を発揮するというわけだ。
この手のデッキはとにかく準備に時間がかかるので、きっちりと《ソンバーワルドの蜘蛛/Somberwald Spider(ISD)》が採用されていたところは好印象。
自分が何をやりたいのか分かっているのだなと思う。
通常のエキスパンションでは青や緑は生物の除去が苦手だがISDではそうではない。
除去があれば愚直にビートせずとも良いし、こう言った準備動作が必要なデッキが十分に機能するための時間を稼ぐ事が出来る。
《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》の採用も含めて、ISDの色の特徴も踏まえた良いデッキだったと思う。

こう言うナイスガイに当っても、僕のような青黒ゾンビデッキ崩れがSplitしてもらえるなんて、本当にラッキーだった。
全ては初戦を制したが故か・・・。

でもこう言う時にデッキだけ見せて「2-0-1だったよ!」って言ったらみんな誤解するか戸惑うんだろうなと思う。
だって弱者決定戦に勝ったら後はラッキーなだけだったんだから。
まぁ嘘は言っていないんだけどさ。

コメント

ろせ
2011年11月15日21:33

荘園の骸骨2枚の時点で悲しいオーラむんむんw

bun
2011年11月16日7:21

>《荘園の骸骨/Manor Skeleton(ISD)》
こいつに《悪魔の長帷子/Demonmail Hauberk(ISD)》つけたら、それだけで勝てる相手もいるだろって事でデッキに入れたんだけど、1戦目のGame1で《アンデッドの錬金術師/Undead Alchemist(ISD)》出てたから《荘園の骸骨/Manor Skeleton(ISD)》サクってゾンビ《歩く死骸/Walking Corpse(ISD)》に《悪魔の長帷子/Demonmail Hauberk(ISD)》付けたったw
弱者の兵法ですよw
bun

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