MTG熱が高まっているので、自分でデッキを組んでみた
2011年7月20日 TCG全般 コメント (8)日本選手権も終わり、本来の主戦場が、MOのドラフトである僕にとっては、さてスタンダードとはしばしのお別れかと言うところだが、日本選手権から持ち帰ったエネルギーは、僕の中で徐々に消えていくどころか力強さを増していき《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》→《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》の頃から苦手意識を持ち続けてきたスタンダードに対する苦手意識を払拭するまでに高まっていたのだ。
となればこのままこのエネルギーを利用してスタンダードに本格復帰を果たすと言うのも悪い話ではない。
と言う事で、僕は本当に久しぶりに、実に何年かぶりになる自作デッキの作成に着手したのだった。
さて。デッキに限らず、何かを設計する際には達成しなくてはならない条件の設定が必須である。
例えば移動手段として設計される自動車はより安全で、より速く、より効率的で、よりスタイリッシュである事が求められるはずである。
最終的にたどり着く形がどのようなものであるにせよ、そこに至る道は多様であり、それこそ無限にあると言って良い。
そこに制限、例えば現実的な価格などと言った要素からある道は閉ざされ、それによって設計は方向性を得る。
MTGのデッキも同じである。
究極的な目的は、対戦に勝つ。いかなる相手にも勝つ。
この一点に集約されるであろう。
しかし、この目的が果たされる事は恐らくないし、MTGがゲームとして存在する限り、果たされない方が良いに違いない。
唯一絶対的なデッキしか存在しないゲームに魅力はないと言うのがその理由だ。
・・・とどこまでアルコールインしたような脇道にそれまくった文章を書けば良いのか分からなくなったところで、取りあえずビートとコントロールとコンボに勝てるようなデッキを作るのは無理があるので、大会に多くいそうなデッキに強いデッキを作ろうと言う無難な位置にこの話は着地する。
日本選手権の結果を見ると、優勝は白単《鍛えられた鋼/Tempered Steel(SOM)》だった訳だけれども、ベスト8には青黒コントロールあり《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》ありと、わりと混沌としたもので、何かに的を絞りきれる状態ではない。
まぁ絞りきれなかったとしても、相手はコンボか、ビートか、コントロールなのだから、メインで何かをメタってサイドでそれ以外に対応すると言う極めて普通の思考を重ねた結果、青黒コントロールと《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》をメインから意識し、それ以外のウィニーやビートはサイドボードからの除去を増やして対応しようと言う事で、方向性が定まった。
結果以下のデッキが完成した。
WB《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》Cotrol
12《平地/Plains(M12)》
4《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
4《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
3《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》
1《沼/Swamp(M12)》
4《前兆の壁/Wall of Omens(ROE)》
4《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter(SOM)》
4《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》
4《太陽のタイタン/Sun Titan(M12)》
4《光輝王の昇天/Luminarch Ascension(ZEN)》
4《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》
4《記憶殺し/Memoricide(SOM)》
4《審判の日/Day of Judgment(M12)》
4《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》
このデッキは《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》と《記憶殺し/Memoricide(SOM)》さらには《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter(SOM)》と言った徹底的なメタ・カードで《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》を制し、《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》と《光輝王の昇天/Luminarch Ascension(ZEN)》で青黒コントロール相手には事実上の2tキルを決めると言う魔性のデッキである。
さらには《審判の日/Day of Judgment(M12)》でビート系のデッキを《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》と《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》で基本地形以外のパーマントに対応可能と言う万能性も有している。
ここまでの文章が、全て《前兆の壁/Wall of Omens(ROE)》と《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》と《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》を使いたいがために書かれた駄文であるとお気付きの方は慧眼である。
そもそも《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》が実は起動に何枚の《平地/Plains(M12)》を必要とするかを知らなかったり、あたかもメタ・カード然として入っている《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter(SOM)》が《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》や《記憶殺し/Memoricide(SOM)》はもとより《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》すら妨害すると言う獅子身中の虫である 事は言うまでもない。
そもそもこのデッキには実は原型があり、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》全盛期に、ジャパニーズ・レジェンド・プレイヤーである《ケイ・タカハシ/Kei Takahashi(CHR)》が某かの予選で使用し
「もう2度と使わない」
と言い放ち、会場内でカードをスリーブから次々と抜き出していったと言う伝説のデッキであり 要するにパクリである。
いやー。だって《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》と《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》があったら一緒に使いたくなるじゃんさー。
本音を言うと、最初は真面目に白単を組んでいたんだけど、どう考えても青白PWコントロールにした方が良いよねと言うお話になってしまい、挫折感からこんな駄文を書いてしまったのである。
誰か《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》&《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》の素敵なデッキ作ってくれないかなーと言う他力本願をもって、本エントリは幕を降ろす。
となればこのままこのエネルギーを利用してスタンダードに本格復帰を果たすと言うのも悪い話ではない。
と言う事で、僕は本当に久しぶりに、実に何年かぶりになる自作デッキの作成に着手したのだった。
さて。デッキに限らず、何かを設計する際には達成しなくてはならない条件の設定が必須である。
例えば移動手段として設計される自動車はより安全で、より速く、より効率的で、よりスタイリッシュである事が求められるはずである。
最終的にたどり着く形がどのようなものであるにせよ、そこに至る道は多様であり、それこそ無限にあると言って良い。
そこに制限、例えば現実的な価格などと言った要素からある道は閉ざされ、それによって設計は方向性を得る。
MTGのデッキも同じである。
究極的な目的は、対戦に勝つ。いかなる相手にも勝つ。
この一点に集約されるであろう。
しかし、この目的が果たされる事は恐らくないし、MTGがゲームとして存在する限り、果たされない方が良いに違いない。
唯一絶対的なデッキしか存在しないゲームに魅力はないと言うのがその理由だ。
・・・とどこまでアルコールインしたような脇道にそれまくった文章を書けば良いのか分からなくなったところで、取りあえずビートとコントロールとコンボに勝てるようなデッキを作るのは無理があるので、大会に多くいそうなデッキに強いデッキを作ろうと言う無難な位置にこの話は着地する。
日本選手権の結果を見ると、優勝は白単《鍛えられた鋼/Tempered Steel(SOM)》だった訳だけれども、ベスト8には青黒コントロールあり《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》ありと、わりと混沌としたもので、何かに的を絞りきれる状態ではない。
まぁ絞りきれなかったとしても、相手はコンボか、ビートか、コントロールなのだから、メインで何かをメタってサイドでそれ以外に対応すると言う極めて普通の思考を重ねた結果、青黒コントロールと《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》をメインから意識し、それ以外のウィニーやビートはサイドボードからの除去を増やして対応しようと言う事で、方向性が定まった。
結果以下のデッキが完成した。
WB《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》Cotrol
12《平地/Plains(M12)》
4《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
4《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
3《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》
1《沼/Swamp(M12)》
4《前兆の壁/Wall of Omens(ROE)》
4《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter(SOM)》
4《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》
4《太陽のタイタン/Sun Titan(M12)》
4《光輝王の昇天/Luminarch Ascension(ZEN)》
4《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》
4《記憶殺し/Memoricide(SOM)》
4《審判の日/Day of Judgment(M12)》
4《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》
このデッキは《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》と《記憶殺し/Memoricide(SOM)》さらには《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter(SOM)》と言った徹底的なメタ・カードで《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》を制し、《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》と《光輝王の昇天/Luminarch Ascension(ZEN)》で青黒コントロール相手には事実上の2tキルを決めると言う魔性のデッキである。
さらには《審判の日/Day of Judgment(M12)》でビート系のデッキを《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》と《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》で基本地形以外のパーマントに対応可能と言う万能性も有している。
ここまでの文章が、全て《前兆の壁/Wall of Omens(ROE)》と《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》と《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》を使いたいがために書かれた駄文であるとお気付きの方は慧眼である。
そもそも《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》が実は起動に何枚の《平地/Plains(M12)》を必要とするかを知らなかったり、あたかもメタ・カード然として入っている《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter(SOM)》が《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》や《記憶殺し/Memoricide(SOM)》はもとより《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》すら妨害すると言う獅子身中の虫である 事は言うまでもない。
そもそもこのデッキには実は原型があり、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》全盛期に、ジャパニーズ・レジェンド・プレイヤーである《ケイ・タカハシ/Kei Takahashi(CHR)》が某かの予選で使用し
「もう2度と使わない」
と言い放ち、会場内でカードをスリーブから次々と抜き出していったと言う伝説のデッキであり 要するにパクリである。
いやー。だって《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》と《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》があったら一緒に使いたくなるじゃんさー。
本音を言うと、最初は真面目に白単を組んでいたんだけど、どう考えても青白PWコントロールにした方が良いよねと言うお話になってしまい、挫折感からこんな駄文を書いてしまったのである。
誰か《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》&《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》の素敵なデッキ作ってくれないかなーと言う他力本願をもって、本エントリは幕を降ろす。
コメント
あれって本人でもメインとサイドの区別付かないんじゃないかってくらいサイドカードがメインに入ってたからなぁ。
やっと僕も《ケイ・タカハシ/Kei Takahashi(CHR)》の領域に近付けたかw
>《ケイ・タカハシ/Kei Takahashi(CHR)》
デッキがいきなりレガシーになるんですがwww
やっぱ、タッチ青で《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner(SOM)》がふつくしいと思う・・・《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》&《前兆の壁/Wall of Omens(ROE)》的にw
《石角の高官/Stonehorn Dignitary(M12)》で、ビートをロック可能・・・かもw
僕も《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》を使おうと考えて、やっぱり白単よりは普通に青白になるなぁとは思ったんですが《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》も使ってやりたくてw
上記2枚と《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》さらに入れるなら《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》も選択肢ですから、PWコンっぽくした方が良いとは思います。
>《石角の高官/Stonehorn Dignitary(M12)》
青白の場合《定業/Preordain(M11)》で掘れるから実は現実的なのかも。
《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》も生物に頼ってますしね。
ブリンク出来るし2マナ帯のアクションが微妙だったので。
ん。でも3t目《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》のが強いと思うと《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》ですねぇ。
個人的には《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》がいまいち好きになれんです。
これは真面目に《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》コン作ってみるかなw
って書こうと思ったら間違えた。酒入っててボケてたw