いやー。いよいよ祭り期間も終了。

ペイペイと良いながら結局、残虐無道のレア祭りを恐れて一回もシールドには参加せず。

だが実際はPT名古屋のサイドイベントでは名だたる怪物レアデッキ達を押しのけて、ベスト8に勝ち残ったデッキは採用されていたカードパワーだけ見たらごく普通のレベルのデッキであり、レアゲーだ!レアゲーだ!と言う前に構築やプレイを見直すべきなのだと言う思いを新たにした。

これで何回同じフレーズを吐いたのかは知らんが。
恐らくこれからも同じセリフを言い続けるのであろう。

回避し続けたシールドはさておいて、NNNドラフトの結果を振り返ってみよう。

MO NNN 4-3-2-2

MONO U 3-0
UB 3-0
RG 3-0
WG 3-0
WR 2-1(byeを含む)
GUb 2-1
UB 2-1
UB 2-1
BG 2-1
WR 2-1
RGb 2-1
WB 0-1
UB 0-1

数字だけみると、1没が2回で、後は勝ち越しなんだから、さぞや儲かった事であろうと思われるのだが、これでも2パック増に止まると言うのが4-3-2-2の恐ろしさである。

獲得したレアを見てみると、目立ったところで

《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》×2
《呪文滑り/Spellskite(NPH)》×1
《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》×1

のみであるから参加費も含めると資産的には微増である。

収支の面はこれでおくとして、環境に関しては理解しているとはあまり言えない。
とにかく勝ちきれなかった印象が強いが、良くある負けパターンとしては、速度で押し切られる事が最も多く、対処不可能な神話レアで負けると言うパターンはほとんど無かった。

ドラフトを重ねていく中で評価が上がったカードは

《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》
《清純のタリスマン/Pristine Talisman(NPH)》
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
《突き刺しモズ/Impaler Shrike(NPH)》
《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》
《大霊堂のスカージ/Vault Skirge(NPH)》
《死の頭巾のコブラ/Death-Hood Cobra(NPH)》
《限界無き力の祭殿/Shrine of Limitless Power(NPH)》

であり、特に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》は後のゲームプランが非常に立てやすく「いかにして《突き刺しモズ/Impaler Shrike(NPH)》を3ドローに変えるか」と言うゲームをやっていた僕には非常にありがたい存在であった。
それ関連で《死の頭巾のコブラ/Death-Hood Cobra(NPH)》は非常に使われたくない存在で《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》はバウンスで強行突破したり、ライフレースを楽にしてくれるナイスカードであった。

《大霊堂のスカージ/Vault Skirge(NPH)》は1マナ1/1飛行・絆魂はやはり強く、対戦相手があまり《浮上マイア/Hovermyr(NPH)》を使って来なかった事もあって重宝した。

《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》は2マナのソーサリーとして運用し、主に相手の《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》をキャッチするのが役目。
上記のほとんどのカードはライフレースを楽にしてくれるカード達であった。

《限界無き力の祭殿/Shrine of Limitless Power(NPH)》は単純に重過ぎると思っていたがそんな事は無かった。
捨てる枚数は相手によるが、ほとんど確実に手札をゼロに出来るのは《突き刺しモズ/Impaler Shrike(NPH)》レースをやっていた僕には重要だった。

逆に評価が下がったカードは

《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》
《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》
《石弾化/Artillerize(NPH)》
《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring(NPH)》
《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》
《寄生的移植/Parasitic Implant(NPH)》

くらいだろうか。

《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》は除去性能はともかく黒黒が厳しい。
黒は他の色にパーツを取られるから、黒メインのデッキが成立しにくかったと言うのもある。
《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》は緑以外で運用すると流石に痛すぎた。
最初は色を選ばず採用可能な生物だと思っていたが、《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》や《グリッサの嘲笑/Glissa’s Scorn(NPH)》で処理されると、そのまま負ける事が多かった。
こいつのお陰で勝てる事もあったが、押し切られて負ける最大の要因だった事は間違いない。

《石弾化/Artillerize(NPH)》はもっと扱いやすいイメージだったが、環境的に生贄に捧げられるものが少なすぎた。

《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring(NPH)》は概ねただの《放浪者の小枝/Wanderer’s Twig(LRW)》だった。
イメージは《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》で、MBSには《錆びた斬鬼/Rusted Slasher(MBS)》がいたので非常に強力だった。
もともとの期待が高すぎたと言うのはある。

《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》はちょっとライフとパンプの交換比が無茶だった。好きだけど痛すぎる。

《寄生的移植/Parasitic Implant(NPH)》はアドバンテージ万歳かと思いきやマジで自分のアップキープまでが遠すぎたのと、基本コストが重すぎた。
《パララクスの狂気/Parallax Dementia(NEM)》とまでは言わないが、使い難すぎた。

後はもともとの評価と同じくらい。
《髄掘り/Pith Driller(NPH)》と《血吸いの噛み付き/Leeching Bite(NPH)》は相変わらず強いと思うし、やっぱり感染はやる気にはならない。

最後に環境的に面白かったかどうかだが、ピック中はφマナのお陰で方向修正がやりやすく、極端に失敗する事はなかったので快適だった。
プレイもφのお陰でいつもより色事故が少なかったのは必然だと言える。

その分だけ上下家との協調に失敗したままずるずると今までピックしたカードに引きずられたり、《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》1発でプランが破綻した事もあったが、面白さと言う点ではまずまず。

少なくとも今までのスモールエキスパンション×3パックの中ではまともな部類だったのではないかと思う。
と言うか他のスモールエキスパンション×3が常軌を逸する環境であったと言う気はする。

閑話休題。

時期的には早くもM12の足音が聞こえてくる頃であり、NMSもあまりプレイする事はないだろうと思われるが、カードが圧倒的に足りないので、プレイするより他に選択肢が無かったりする。
シングルを買った方が安いのだろうか。

これからは構築に時間を割いていくかも知れない。
それもM12環境を見据えなければならない訳で、それほどやる事もないかも知れないが。

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bun

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