MomirBasicにおいて、先手1揉みする相手には勝てない。
作者不詳
>作者
少なくとも僕ではない。でも、誰しも経験があるはず。
MomirBasicにおいては、1マナ帯はコスト対効果が低いので、あまり揉まれる事はない。
・・・のだが、不思議と負けてしまうのである。
テンポで押し切られた!とかなら分かるのだが、そうじゃないからな・・・。
夕食後、時間がないと言いつつもRG《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》を完成させ、その感触を確かめた後、折角買ったのだから減価償却しようとMomirに。
Game1は、こちらが先手で、2揉みが《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher(LRW)》で優勢に。
相手は《天望の騎士/Knight of the Skyward Eye(ALA)》《サシーリウムの射手/Sacellum Archers(CON)》と続け、能力が起動したいのか、以降は7マナまで一切揉まない。
こちらは《茸の番人/Mycoid Shepherd(ARB)》《踏み吠えインドリク/Indrik Stomphowler(DIS)》《ヤヴィマヤのワーム/Yavimaya Wurm(M11)》《霧衣の天空裂き/Mistform Skyreaver(ONS)》とファッティを連打。
その間、相手は一切揉まないのだから当然の様に撲殺した。
Game2は、相手が先手で1t目《激情のゴブリン/Frenzied Goblin(RAV)》から。
あ。この人は先手1マナから揉むんだ。そのままずっと揉むのかなと思っていると、2マナも揉んで《ヴォーデイリアの商人/Vodalian Merchant(INV)》が出てくる。
その後も《ラノワールの騎兵隊/Llanowar Cavalry(INV)》《ニマーナの売剣/Nimana Sell-Sword(ZEN)》と微妙なものが続いて、こちらも攻勢にこそ出られないものの、相手の打点が低いので殴られない。
このまま後半戦で制圧して優位に立つかと思われたのだが、相手の6マナ揉みが《壊滅させるものヌーマット/Numot, the Devastator(PLC)》!
そのまま止められずに負け。
僕はサイドボード中に考える。
セオリーに従えば、先手1マナ揉みは前述の様に出てくるクリーチャーが当然のように貧弱な事が多く、マナクリーチャーなどの大当たりを除けば、それほど脅威となるものは出てこない。
そこで、僕が仮に先手ではなく、後手を選択したら、彼は(恐らくは"彼"だろう)先手1揉みを敢行するだろうか?
恐らくは、する。
冒頭のジンクスを僕は知っている。
先手1マナ揉みを行うプレイヤーは、神の加護を得ているかのように、こちらに脅威を突きつける。
しかし、それは恐らく「セオリーから外れた相手に負けた」と言う苦い記憶が必要以上に強烈に記憶された結果に過ぎないのだ。
偶然は、続かない。
彼が先手1マナ揉みをするなら、クリーチャーの性能差から今度こそ僕が勝つだろう。
ジンクスブレイカーになろう。
僕は後手を選択した。
案の定、ゲームは彼の1マナ揉みから始まった。
そして、そのクリーチャーは《雄々しい守備兵/Valiant Guard(CON)》!
大外れもいいところである。
流石の彼もこれでは攻勢が保てないと思ったのか2マナで揉む事はせず、返しの僕の2マナ揉みが《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》!
これで、除去さえされなければデメリットなしで手札が供給され続ける。
そうなれば《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》まで一直線だ。
あまつさえ、相手は先手1マナ揉みを敢行し、そのマナが伸びるにも制限がある。
《雄々しい守備兵/Valiant Guard(CON)》VS《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
その差は圧倒的だ。
しかし、彼はそこから《死神頭のノスリ/Death’s-Head Buzzard(SCG)》《虹のイフリート/Rainbow Efreet(VIS)》と続け、ダメージレースでは圧倒的に先行する。
《雄々しい守備兵/Valiant Guard(CON)》がその名の通りの仕事をしている事がすごく忌々しい。
しかし、こちらも4マナ揉みで《ボールドウィアの重量級/Boldwyr Heavyweights(MOR)》を引き当てダメージレースをひっくり返す・・・と思ったら《地の底の精霊/Subterranean Spirit(MIR)》が出てきて、ダメージの一部を引き受けられ、さらには能力で《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》が死亡。
それでも、1枚でも飛行が出せれば戦況は有利・・・のはずなのだが、相手の6マナ揉みは《乱動の精霊/Roil Elemental(ZEN)》だったのである。
完全敗北。
結局、僕はジンクスブレイカーには成れなかった。
それどころか、不可思議な1マナ揉みの魔力の生き証人になってしまったのだ。
「対戦相手が先手1マナで揉んだら用心せい」
僕に言えるのはこれだけである・・・。
閑話休題。
RG《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》に入れたいファッティと《稲妻/Lightning Bolt(M11)》とマナブーストを入れたら全部スロットが埋まってしまった。
みんなここから磨いていくんだなぁ・・・。
サイドボードの時とか、どれも必要に思えるからすごいやり辛いよね。
まぁ本質的にコンボデッキだから、メインが最強なのが当たり前なので仕方ないのだが。
色々試して行こうと思う。
コメント
そこにジンクスが掛け合わさると無限の宇宙になります。
つまりはそういうことです。
というおふざけは置いといて、昔から1-6モミ連打の人は結構います。
最近は1も結構強いですし、6のドラゴンは8と比べても遜色ない面子がそろってますし。
セオリーの1つとして実際やってみるのもありだと思います。
まあさらにシビアな戦闘を強いられますが。
>宇宙
背中が煤けてるとかそんなでしょうかw
うお。わりと昔からいらっしゃるんですね。
6揉みがかなりの実力者揃いだとは思いますが、1は躊躇しちゃいます・・・。
結局今回の敗因も6揉みですし。
よほど《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable(10E)》が怖いのか7マナあっても6で揉まれる方もいますよね。
場が均衡している時は6の方が神が多いので6、かなり勝ってる時もフェイジを避けて6。
ってのがあったりします。
負けてるときは平均サイズのでかい7、あと7は殴ってからもみったほうがいいときもあります。
あんちゃんとかは最近積極的に2456688・・・戦略をやってるみたいです。
でも最近7マナはかなり平均値が高くなってきたのでどっちがいいかはいまだ見当の余地ありです。
カリタスとか黒黒黒ねーよ!とかありそうですが。
コンバット後なのは、狂喜と《山背骨のドラゴン/Knollspine Dragon(SHM)》でしょうか。
あと自分に飛行がいる時に大竜巻の精霊とか先に出てしょぼんとか。
速攻も9体なのでどっちがいいかは場による感じです。