いまは、いない。

先だって、友人と会話をしていたら、何かの折からその子の(MTGの)師匠の話になった。
まぁその時は、最近の構築は週単位でデッキ構成が変化し、それを追っていくのは大変だと言う話で終わった。

後日、他の友人とも話をしていたら、その人にも師と呼ぶ存在があり、また別の友人もそうであった。
思えばMTGをやっているプレイヤーの多くが、誰から勧められたとか、もしくは自律的に始めたにせよ、いずれコミュニティに属するようになれば、主導的立場の人間を師と仰ぐ事になるのかも知れない。

僕にとって「師匠」とは若干郷愁を帯びた言葉である。
以前も述べたように、僕にMTGを教えてくれたのは、高校の先生だった。
本当に色々教えてもらって、僕の基礎は先生が作ってくれたと言っても良い。
先生に印刷してもらったカードリストを授業中に読んでいたのは良い思い出だ。
当時はインターネットが普及し始めた頃で、またPCも保有しておらず、ネット環境など当たり前の様に無かった頃の主な情報源は、先生が印刷してくれたテキストとTheDuelist誌だった。

先生のもとに居たのはおよそ2年間で、長兄の紹介で高校~大学初期まで所属したコミュニティに入る事になる。
ここで某N氏と出会い、師と仰ぐ様になった。

その後、僕の大学入学とほぼ同じくして、コミュニティの活動拠点だったお店がなくなり、僕は主に大学のサークル内、もしくは岐阜県下のお店でMTGを続けて行く事になる。
やがて、某N氏がMTGを活動休止し、以来僕が誰かを師と呼ぶことはない。
それがもう何年前になるか・・・。

現在も僕が一方的に尊敬の念を抱いている方々はいるが、およそ師匠と呼べるほどの接点も交流も持てずにいる。
まぁこれは僕の行動力の無さとか、コミュニケーション能力の無さから来ているものであって、不甲斐ないと感じる事はある。

そう言う理由もあって、僕が師と仰げる人物はおらず、僕の中で「師匠」とは懐かしさを感じさせる言葉になっているのだ。

思考の基礎、もしくは精神的支柱として頼る事の出来るコミュニティ、または特定の人物がいる人は、それゆえの強さもあるだろう。
そうした人は幸いである。
それを越えようと切磋琢磨できるなら、なお素晴らしい。

うーん。何だか人の話を聞いて、良いなー。良いなー。と羨ましがって、それだけで終わる内容になってしまった。
話を聞いた時率直に羨ましいと思ったのだから、まぁ良いか。

コメント

oppo
2011年5月20日15:31

連絡したい、と思ったときに連絡しましょう。
文集取り出して、学校に掛けて、面識のある先生につながれば教えてくれるかと思います。

数年前、同窓会の幹事をしていて、恩師の家に電話を掛けた際「主人は今年で七回忌です」と言われて固まりました。

思ったら、行動。後悔しないように。

bun
2011年5月20日16:46

それは・・・。

分かりました。
学校に連絡してみます。

bun
2011年5月20日17:19

お電話したら先生は、もう在籍してらっしゃらなくて、直接お話出来ませんでしたが、僕が知ってる別の先生とはお話出来ました。

「お前、いま何やってるんだ?」

って聞かれて、うげぇってなりましたけどw
いやー。懐かしすぎるw
良い時間でした

oppo
2011年5月20日20:34

取りあえず知ってる先生がいて良かった。
昔の先生との会話は時間を忘れますね!

そういえば、僕の文集は先生の実家と電話番号が全て載っている。なんなら全生徒の実家の
住所と電話番号が載っている。

時代ですな~。

bun
2011年5月20日21:01

最初は何だか面映いものがありましたが、電話して良かったです。
高校生の頃を思い出してしまったw

>時代
確かに今は個人情報保護の観点から許されないでしょうね。
本当。変わりましたよね。

と言っても、現役高校生の卒業文集はどうなっているのか存じないんですがw
多分載ってないでしょう。
bun

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