さっきのネガティブ・エントリを流す意味も込めて!
no more negative!
今回取り上げるのは《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》だ。
能力は以下の通り。
僕らの《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》が帰ってきた!
かつては黒単にあっては手の出しようの無かった《白騎士/White Knight(M11)》や《サルタリーの修道士/Soltari Monk(TMP)》《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec(EXO)》が除去出来るカードとしてスタンダードでも活躍した。
だからと言ってリミテッドでも同様に活躍を果たしたかどうかは定かではない。
なんせ、どのクリーチャーを墓地に置くかは、対戦相手の決めるところ。所謂他人任せだからだ。
でも、きっと《狂った怒り/Maniacal Rage(EXO)》の付いた《サルタリーの歩兵/Soltari Foot Soldier(TMP)》や《天使の祝福/Angelic Blessing(EXO)》で飛んできた《無謀なオーガ/Reckless Ogre(EXO)》を打ち落としたはずなんだよ!
きっと!
・・・たぶん。
おそらくは・・・。
まぁそんな過去の話は置いて、現在の話を始めよう。
特にMOドラフターに取っては避けては通れない祭り期間中に開かれるであろうNNNドラフトでのこいつの価値を考えておくと言うのは、そんなに無駄な事じゃないはずだ。
まず考えるべきは、こいつが《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》のおまけとしてライフルーズを得るために、ダブルシンボルになった事についてだ。
SoMの《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》がタッチでの運用が難しいように、こいつも黒を主体とするデッキでなくては運用が難しい。
スムーズにプレイしたいスペルである事を考えると、40枚デッキのうちに少なくとも8枚は沼が必要で、10枚以上なら無理なくプレイ出来るだろう。
《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》と違って、対象を自由に選べない分、こいつは使える時に使っておいた方が良いだろう。
場にクリーチャーが並べば並ぶほどこいつの価値は下がっていく。
場に出ている中で、最も影響の少ない生物を対戦相手は墓地に置くだろうからだ。
だから、こいつが輝くシチュエーションは、相手が2t目に《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》をペイライフしてプレイしてきた時とかそんな時だ。
相手とのコラボレーションが必要だけど、その効果は《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》の如し。
そう考えると《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》はイカれてるな。
と。話を《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》に戻そうか。
他にも《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》を使おうとする時、意識する事は、「消耗戦に持ち込む」って事だ。
相手の2/2と、こっちの2/2が相討ちになる状況なら、相打ちを取っておいた方が《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》が有効に機能する状況に持ち込める。
もちろん相手が《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》を手札に抱えてて、積極的に相討ちを希望してくるって状況もあるだろうが、それはある程度仕方がない。
NNNドラフトだと、《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》はMMMドラフトの《病的な略取/Morbid Plunder(MBS)》並みにありふれたスペルで、相手が白ければ飛んでくると考えても良いだろう。
その時は、《病的な略取/Morbid Plunder(MBS)》がそうであったように、相手がアドバンテージを得るのをただ黙って認めるしかないだろう。
さらにNNNドラフトでは各種《接合者/Splicer(NPH)》シリーズが《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》にとってのガンになる。
あいつらは高レアリティの物ほど高性能になっていて、アンコモン程度でもプレイされると目を覆いたくなるくらいだ。
WotCは《大使の樫/Ambassador Oak(MOR)》を覚えていないんだろうか。
あいつはコモンで種族シナジーもあったけど、飛行を得たり、気軽に再生したりはしなかった。
そんな時、恐らく《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》は3/3の能力付きゴーレム・トークンを、ただの3/3ゴーレム・トークンに変えるために使われるだろう。
ライフルーズはあるものの、これでは流石にあんまりだ。
ただ、以上を踏まえるとNNNドラフトでは、大量に手に入る可能性も高い。
なんせ黒には他にも《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》や《髄掘り/Pith Driller(NPH)》《寄生的移植/Parasitic Implant(NPH)》と言った魅力的な除去がコモンに存在する。
何も相手の挙動に依存する《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》などお呼びじゃないって状況だ。
しかも、ダブルシンボル。
これでは《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》が敬遠されたとしても全く不思議じゃない。
ただ、大量に手に入れても上記の《接合者/Splicer(NPH)》共にアドバンテージを掠め取られるだけだろう。
そこで《心理の障壁/Psychic Barrier(NPH)》の出番だ。
どちらも2マナの青青黒黒を許容するマナベースは基本的に18枚以上になると思うが、どちらもインスタントだし、相手のアドバンテージソースだけを摘み取って《尖塔の監視者/Spire Monitor(NPH)》で速やかにフィニッシュすると言う戦略は非常にスマートだ。
特にNNNドラフトなどの小型エキスパンション×3のドラフトはセット枚数が少ないだけあって強力レアが頻出する。
だから、それらにコモンで対処できる戦略は考慮するに値するだろう。
問題は《尖塔の監視者/Spire Monitor(NPH)》も《心理の障壁/Psychic Barrier(NPH)》も、それどころか青自体が人気かも知れないと言うところなんだけど。
上記以外の戦略では、そのコストの軽さとライフルーズでアグロなデッキに居場所を見つけるかも知れない。
僕の予想では《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》はそれほど評価の高いカードではないはず・・・と思ったらLSVが3.0付けてた。
固め取りとか夢のまた夢じゃねーか。
話の前提が、今崩れた。
本当に良いんですかい。LSVの旦那。こいつはダブルシンボルの上に、対象を選べないんですぜ。
ともあれ、貴方自身が対戦相手に「お前の負けだ」と評決を下せるように祈っている。
no more negative!
今回取り上げるのは《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》だ。
能力は以下の通り。
ゲスの評決/Geth’s Verdict (げすのひょうけつ) (黒)(黒)
インスタント NPH, コモン
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、1点のライフを失う。
僕らの《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》が帰ってきた!
かつては黒単にあっては手の出しようの無かった《白騎士/White Knight(M11)》や《サルタリーの修道士/Soltari Monk(TMP)》《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec(EXO)》が除去出来るカードとしてスタンダードでも活躍した。
だからと言ってリミテッドでも同様に活躍を果たしたかどうかは定かではない。
なんせ、どのクリーチャーを墓地に置くかは、対戦相手の決めるところ。所謂他人任せだからだ。
でも、きっと《狂った怒り/Maniacal Rage(EXO)》の付いた《サルタリーの歩兵/Soltari Foot Soldier(TMP)》や《天使の祝福/Angelic Blessing(EXO)》で飛んできた《無謀なオーガ/Reckless Ogre(EXO)》を打ち落としたはずなんだよ!
きっと!
・・・たぶん。
おそらくは・・・。
まぁそんな過去の話は置いて、現在の話を始めよう。
特にMOドラフターに取っては避けては通れない祭り期間中に開かれるであろうNNNドラフトでのこいつの価値を考えておくと言うのは、そんなに無駄な事じゃないはずだ。
まず考えるべきは、こいつが《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》のおまけとしてライフルーズを得るために、ダブルシンボルになった事についてだ。
SoMの《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》がタッチでの運用が難しいように、こいつも黒を主体とするデッキでなくては運用が難しい。
スムーズにプレイしたいスペルである事を考えると、40枚デッキのうちに少なくとも8枚は沼が必要で、10枚以上なら無理なくプレイ出来るだろう。
《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》と違って、対象を自由に選べない分、こいつは使える時に使っておいた方が良いだろう。
場にクリーチャーが並べば並ぶほどこいつの価値は下がっていく。
場に出ている中で、最も影響の少ない生物を対戦相手は墓地に置くだろうからだ。
だから、こいつが輝くシチュエーションは、相手が2t目に《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》をペイライフしてプレイしてきた時とかそんな時だ。
相手とのコラボレーションが必要だけど、その効果は《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》の如し。
そう考えると《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》はイカれてるな。
と。話を《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》に戻そうか。
他にも《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》を使おうとする時、意識する事は、「消耗戦に持ち込む」って事だ。
相手の2/2と、こっちの2/2が相討ちになる状況なら、相打ちを取っておいた方が《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》が有効に機能する状況に持ち込める。
もちろん相手が《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》を手札に抱えてて、積極的に相討ちを希望してくるって状況もあるだろうが、それはある程度仕方がない。
NNNドラフトだと、《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》はMMMドラフトの《病的な略取/Morbid Plunder(MBS)》並みにありふれたスペルで、相手が白ければ飛んでくると考えても良いだろう。
その時は、《病的な略取/Morbid Plunder(MBS)》がそうであったように、相手がアドバンテージを得るのをただ黙って認めるしかないだろう。
さらにNNNドラフトでは各種《接合者/Splicer(NPH)》シリーズが《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》にとってのガンになる。
あいつらは高レアリティの物ほど高性能になっていて、アンコモン程度でもプレイされると目を覆いたくなるくらいだ。
WotCは《大使の樫/Ambassador Oak(MOR)》を覚えていないんだろうか。
あいつはコモンで種族シナジーもあったけど、飛行を得たり、気軽に再生したりはしなかった。
そんな時、恐らく《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》は3/3の能力付きゴーレム・トークンを、ただの3/3ゴーレム・トークンに変えるために使われるだろう。
ライフルーズはあるものの、これでは流石にあんまりだ。
ただ、以上を踏まえるとNNNドラフトでは、大量に手に入る可能性も高い。
なんせ黒には他にも《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》や《髄掘り/Pith Driller(NPH)》《寄生的移植/Parasitic Implant(NPH)》と言った魅力的な除去がコモンに存在する。
何も相手の挙動に依存する《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》などお呼びじゃないって状況だ。
しかも、ダブルシンボル。
これでは《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》が敬遠されたとしても全く不思議じゃない。
ただ、大量に手に入れても上記の《接合者/Splicer(NPH)》共にアドバンテージを掠め取られるだけだろう。
そこで《心理の障壁/Psychic Barrier(NPH)》の出番だ。
どちらも2マナの青青黒黒を許容するマナベースは基本的に18枚以上になると思うが、どちらもインスタントだし、相手のアドバンテージソースだけを摘み取って《尖塔の監視者/Spire Monitor(NPH)》で速やかにフィニッシュすると言う戦略は非常にスマートだ。
特にNNNドラフトなどの小型エキスパンション×3のドラフトはセット枚数が少ないだけあって強力レアが頻出する。
だから、それらにコモンで対処できる戦略は考慮するに値するだろう。
問題は《尖塔の監視者/Spire Monitor(NPH)》も《心理の障壁/Psychic Barrier(NPH)》も、それどころか青自体が人気かも知れないと言うところなんだけど。
上記以外の戦略では、そのコストの軽さとライフルーズでアグロなデッキに居場所を見つけるかも知れない。
僕の予想では《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》はそれほど評価の高いカードではないはず・・・と思ったらLSVが3.0付けてた。
固め取りとか夢のまた夢じゃねーか。
話の前提が、今崩れた。
本当に良いんですかい。LSVの旦那。こいつはダブルシンボルの上に、対象を選べないんですぜ。
ともあれ、貴方自身が対戦相手に「お前の負けだ」と評決を下せるように祈っている。
コメント
やっぱ接合者がダメですね
ただNNNだと後半のマナマイアみたいな、明らかにサクって問題ない奴はあんまいないと思いますので、その点ではまだマシかもしれません。
《接合者/Splicer(NPH)》本体に手を付けてる時点で、テンポ的にもアドバンテージ的にも多分アウトですもんねwww
だとするとやっぱり大量獲得の目はあるかー。
NNNドラフトをやって見て、低コスト帯を埋めるのに結構苦労したので、目があるかなと思ったんですが。
むしろ《心理の障壁/Psychic Barrier(NPH)》がめっちゃ強かったです。
じゃあそれについて書けよって話ですがw