相変わらず熱が下がらず、薬だけを飲んで寝て。起きて。寝て。起きて。
一人で部屋にいると色んな事を考えてしまい、気分が落ちこんでしまう。
そう言う気持ちを払拭するためには、とにかく行動するのが一番で、その過程で人とコミュニケーションを取り、自分の置かれた状況を再認識して、自己の安定を取り戻していく事が出来るのだと信じている。

とは言え、今は風邪を治さないとなんともならない。
食欲がなくても食事を取り、眠れるだけ寝る。
それも出来ない時には本を読んだり、やっぱりMOでドラフトする事に。

ここのところ、MOの8-4ではなくて、4-3-2-2を中心にプレイしていた。
と言うのは、今までMSS環境は8-4しかプレイしていなかったんだけど、4-3-2-2をやってみて、面白い事に傾向がある事に気が付いたからなんだ。
それは8-4と4-3-2-2で消えていく、もしくは残っているカードには、違いがあるのだと言う事。
そして、これは当然の結果として、完成したデッキに影響を与えている。
もちろん、これは10回程度しか4-3-2-2を経験していない僕の経験則でもっとも肝心な「正しいか」と言う事は分からないんだけど。

世間では、既にNPHのプレリリースも終了して、新しいカードの話題でもちきりだ。
だから、話題としては既に旬を過ぎてて、トリビアルなものになってしまっている。
だから、ふーん。そうなんだ。程度に聞いてくれればそれで十分だ。

まずは、残っているカードの話からしようか。
僕が8-4と4-3-2-2の差を顕著に感じるカードは、コモンなら《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》だ。
このカードは、例えばM11ドラフトでこいつが収録されていたとしても、やっている事はソーサリー・タイミングでのサイクリングでしかない。
たまたま《聖句札の死者/Phylactery Lich(M11)》や《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》とコンボったりするかも知れないけど、その程度の存在に過ぎない。
要するに、こいつが仕事としている事は非常に地味な事なんだ。
でも、MSSドラフトでは様相が異なる。
金属術を旨とするデッキにおいては、最も干渉されにくいアーティファクトであり、追加のドローをもたらす事で、結果的に金属術の達成を助けてくれる。
感染デッキでも《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》との組み合わせで勝利に貢献したりするし、それ以外でも赤の「アーティファクトを生贄に捧げる」カードと相性が良い。
とにかくMSSドラフトでは、爆弾カードと、爆弾カードに対処するカードの応酬で勝負が決まる事が多く、相手より多くカードを引くと言う事の重要性はそこかしこで語られている。
まぁボム環境でなくても、大抵のリミテッドの場合はドローは重要だ。
構築戦のように好きなカードをデッキに入れられる訳ではないし、つまりはあまり強くないカードもデッキに入れなくてはいけないケースは日常的に見られる。
その中で、真に強いカードに行き着くための手段がある事は、とても大切な事なんだ。
だいたい7手目くらいまでながれていたりする。
やはり地味だと言う印象があるんだろう。
8-4ではもっと早くなくなっているかな。

それから《病気の拡散/Spread the Sickness(MBS)》や《不純の焼き払い/Burn the Impure(MBS)》と言った除去。
8-4では、これらはそれこそさっさと無くなってしまうのだけど、4-3-2-2ではカラーシグナルのためか4~5手目まで残っていたりする。
自分がその色を選択している時は素直にピックしてしまうのだけれど、そうでない時は困りものだ。
取り合えず取っておいて、様子を見る事にしている。
そのために結果的に3色になってしまったり、ぎりぎりまで色選択を保留してしまい、失敗すると言う事は当然ある。

そして《病的な略取/Morbid Plunder(MBS)》
これも6~8手目くらいまで残っていたりする。
最初の方は早くピックし過ぎて、これ以上は入らないけど、下家に黒を流したくないと言う理由で4枚ピックさせられた事もあったよ。

次にアンコモン。
《ヴィダルケンの解剖学者/Vedalken Anatomist(MBS)》は実に良く見る。
恐らくはマネー・ピックを優先した結果だろう。お陰で再び青を良くやるようになった。
基本的には《生体解剖/Vivisection(MBS)》でボムまでたどり着くか、アドバンテージを重ねて勝つタイプのデッキを組む。
《生体解剖/Vivisection(MBS)》は強さのわりに遅くまでピックできる良いカードだ。
これは8-4でも4-3-2-2でも変化はないかな。
意識すればほとんどのケースで1枚はピックする事が出来る。

《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》や《カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend(MBS)》も3手目くらいでピックできたりするので8-4ほど高くはないと言う印象だ。

逆に早く無くなっているのか、全く見ないなと言うものの代表が《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》
でも《鋼の妨害/Steel Sabotage(MBS)》や《圧壊/Crush(MBS)》は8-4と同様に安いと言う印象だ。

結果的に青と黒を多用する以前のドラフトに回帰したんだ。
それからピック初期の《カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend(MBS)》や途中の《不純の焼き払い/Burn the Impure(MBS)》から赤も選択する事が多い。
そこから緑赤恐竜や黒赤に派生するようにさせた。

逆に緑黒感染は、非常に人気のアーキタイプで、途中からは意識してピックしなくなってしまった。
椅子取り合戦をして、相手を降ろそうとするが、競合プレイヤーが多すぎて上手く行かないと言うのが印象だ。
誰もが椅子取り合戦をして、自分が絞れば誰かが降りるだろうと思う時、誰が自分から降りられるだろう。

白は《ファイレクシアの再誕/Phyrexian Rebirth(MBS)》以外からは入っていない。
そう考えると良く引くな。

前回のRoknoyouaE環境でも8-4と4-3-2-2の違いはあると言われたが、今回もどうやらそのようだ。
恐らく、どの環境でもそうだろう。
それが「なぜか」を考えるのはとても面白い事なのだけれど、それが正しいかどうかを立証するのは恐ろしく困難だ。
何か良い方法があると良いんだけれど。

取り合えず、寝る。

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bun

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