LSVって重過ぎない?
2011年4月15日 TCG全般 コメント (3)いや。体重の話じゃなくて、ドラフトのデッキの話。
以下が、Web上に公開されているLSVのピック。
http://www.channelfireball.com/articles/channel-lsv-mss-draft-7/
3-1《皮裂き/Skinrender(SOM)》からの色変えが光る。
デッキ内容は以下の通り。
MO 8-4 GB Deck
9《森/Forest(TMP)》
7《沼/Swamp(MBS)》
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
1《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
1《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
1《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary(MBS)》
1《パラジウムのマイア/Palladium Myr(SOM)》
1《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》
1《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》
1《皮羽根/Skinwing(MBS)》
1《皮裂き/Skinrender(SOM)》
1《絡み森のカマキリ/Tangle Mantis(MBS)》
1《絡み森の大男/Tangle Hulk(MBS)》
1《酸の巣の蜘蛛/Acid Web Spider(SOM)》
1《入れ子のグール/Nested Ghoul(MBS)》
1《ルーメングリッドのガーゴイル/Lumengrid Gargoyle(MBS)》
3《最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax(SOM)》
1《地平線の呪文爆弾/Horizon Spellbomb(SOM)》
1《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
1《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion(MBS)》
1《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
1《荒々しき力/Untamed Might(SOM)》
緑黒の恐竜デッキ。
デッキの半分がマナソースで、キャントリップも考えると6t目くらいには6マナ出るのだが、それにしても5マナ帯が3枚に6マナ帯が5枚と言うのは尋常でないものを感じる。
生物が重いならスペルは軽いのだろうと思うも、アーティファクトに対しては《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion(MBS)》と《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》とアドバンテージは取れるものの決して軽いものではなく、有色の生物に干渉できるのは《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》と《皮裂き/Skinrender(SOM)》の2枚でこちらも優秀ながら軽くは無い。
これで本当に大丈夫なのか。もう少しデッキをスリムにした方が良いのではないのか・・・。
《入れ子のグール/Nested Ghoul(MBS)》とか《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》とか本当に大丈夫なのか・・・。
内から溢れる疑問を抑える事が出来ないが、MTGにおいてLSVと僕を比較すると正解に近いのはLSVだと確信を持って言い切れる。
なので、LSVがこう言う構築を行う以上、これが正解なのである。
このような視点で捉えなおすと、ミラディン環境においては、攻撃的性格を示すコモンの2マナ帯の生物は《レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter(MBS)》《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》《疫病のとげ刺し/Plague Stinger(SOM)》と、かなり少なく、今回のようなマナ加速や対空防御要素を持ってすれば、5マナ帯以降と言う自分の土俵に持ち込む事は十分に可能なのだろう。
デッキ的に相手に干渉する手段が欠けているため《ヴィダルケンの解剖学者/Vedalken Anatomist(MBS)》には手を焼くだろうが、たった一つしかないMBSのしかもアンコモンを過度に恐れる事もない。
試合結果は1戦目の赤黒に勝ち2戦目の白青に勝ち、3戦目の青黒に勝ちで見事に3-0を果たしている。
レシピ上で異常なほど重いと感じた今回のデッキだったが、実際の動きは流れるようにファッティにつながっていて、終始対戦相手を圧倒していた。
思えばマナ加速からのファッティと言うのはM11などでも一般的な戦略であり、それ自体は珍しいものではない。
ようはそれが環境に許容されるかどうかと言う事であり、どうやらミラディン環境ではそれが許されると言う事である。
前述の様に同じくマナ加速からのファッティと言う戦略が成立していたM11環境と比較しても、低マナ域の確定除去である《破滅の刃/Doom Blade(M11)》《平和な心/Pacifism(M11)》や妨害手段である《マナ漏出/Mana Leak(M11)》の不在を考えるとより成立しやすい戦略だと言えるかも知れない。
と言う事で機会があれば試してみたいと思う。
しかし、ビデオカバレージと言うのは便利。
やっぱりピックとレシピだけ見るよりも、実際にどう動くかを見られると言うのは偉大と言う他ない。
今後も要チェックや!
以下が、Web上に公開されているLSVのピック。
http://www.channelfireball.com/articles/channel-lsv-mss-draft-7/
3-1《皮裂き/Skinrender(SOM)》からの色変えが光る。
デッキ内容は以下の通り。
MO 8-4 GB Deck
9《森/Forest(TMP)》
7《沼/Swamp(MBS)》
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
1《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
1《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
1《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary(MBS)》
1《パラジウムのマイア/Palladium Myr(SOM)》
1《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》
1《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》
1《皮羽根/Skinwing(MBS)》
1《皮裂き/Skinrender(SOM)》
1《絡み森のカマキリ/Tangle Mantis(MBS)》
1《絡み森の大男/Tangle Hulk(MBS)》
1《酸の巣の蜘蛛/Acid Web Spider(SOM)》
1《入れ子のグール/Nested Ghoul(MBS)》
1《ルーメングリッドのガーゴイル/Lumengrid Gargoyle(MBS)》
3《最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax(SOM)》
1《地平線の呪文爆弾/Horizon Spellbomb(SOM)》
1《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
1《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion(MBS)》
1《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
1《荒々しき力/Untamed Might(SOM)》
緑黒の恐竜デッキ。
デッキの半分がマナソースで、キャントリップも考えると6t目くらいには6マナ出るのだが、それにしても5マナ帯が3枚に6マナ帯が5枚と言うのは尋常でないものを感じる。
生物が重いならスペルは軽いのだろうと思うも、アーティファクトに対しては《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion(MBS)》と《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》とアドバンテージは取れるものの決して軽いものではなく、有色の生物に干渉できるのは《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》と《皮裂き/Skinrender(SOM)》の2枚でこちらも優秀ながら軽くは無い。
これで本当に大丈夫なのか。もう少しデッキをスリムにした方が良いのではないのか・・・。
《入れ子のグール/Nested Ghoul(MBS)》とか《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》とか本当に大丈夫なのか・・・。
内から溢れる疑問を抑える事が出来ないが、MTGにおいてLSVと僕を比較すると正解に近いのはLSVだと確信を持って言い切れる。
なので、LSVがこう言う構築を行う以上、これが正解なのである。
このような視点で捉えなおすと、ミラディン環境においては、攻撃的性格を示すコモンの2マナ帯の生物は《レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter(MBS)》《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》《疫病のとげ刺し/Plague Stinger(SOM)》と、かなり少なく、今回のようなマナ加速や対空防御要素を持ってすれば、5マナ帯以降と言う自分の土俵に持ち込む事は十分に可能なのだろう。
デッキ的に相手に干渉する手段が欠けているため《ヴィダルケンの解剖学者/Vedalken Anatomist(MBS)》には手を焼くだろうが、たった一つしかないMBSのしかもアンコモンを過度に恐れる事もない。
試合結果は1戦目の赤黒に勝ち2戦目の白青に勝ち、3戦目の青黒に勝ちで見事に3-0を果たしている。
レシピ上で異常なほど重いと感じた今回のデッキだったが、実際の動きは流れるようにファッティにつながっていて、終始対戦相手を圧倒していた。
思えばマナ加速からのファッティと言うのはM11などでも一般的な戦略であり、それ自体は珍しいものではない。
ようはそれが環境に許容されるかどうかと言う事であり、どうやらミラディン環境ではそれが許されると言う事である。
前述の様に同じくマナ加速からのファッティと言う戦略が成立していたM11環境と比較しても、低マナ域の確定除去である《破滅の刃/Doom Blade(M11)》《平和な心/Pacifism(M11)》や妨害手段である《マナ漏出/Mana Leak(M11)》の不在を考えるとより成立しやすい戦略だと言えるかも知れない。
と言う事で機会があれば試してみたいと思う。
しかし、ビデオカバレージと言うのは便利。
やっぱりピックとレシピだけ見るよりも、実際にどう動くかを見られると言うのは偉大と言う他ない。
今後も要チェックや!
コメント
ただ、以前の5マナ8枚と言い、六角板3枚と言いわざとやってるんだよね。
今回のピックや構築にしてもそうで、軽くしようと思えば出来るのをあえてそうしなかったんだ。
なのでミラディン環境では一見すると歪んだマナカーブにしか見えないこう言うタイプのデッキも成立するし、下手に軽くするよりも有効なんだと思うしかない。
と言ってもLSVの思考が理解出来ている訳ではないのでLSVに「いやー。流石にデッキ重過ぎたわHAHAHA!」って言われる可能性もあるんだけど。
環境についての理解が大いに進みました。
たくさんたくさん書きたいことがあります。
ひとつボクが気付いたのは
「《絡み森のカマキリ》を出すのが、常に《最上位のティラナックス》の後だった」ということです。
マナ基盤を整えて
いざ、クリーチャーを展開しようとする時には
すでに《絡み森のカマキリ》ってもう頼りないサイズなんですよね。
同じ出すなら当然《最上位のティラナックス》や《絡み森の大男》が先です。
恐竜デッキの大まかな展開は
1.マナ加速
2.アドをとる(キャントリップ・アド生物)
3.恐竜
こういう展開になるので
中途半端なアタッカーを出すタイミングがあんまりありません。
もう一点は、日米の戦略の差。
長くなりそうなので自分の記事で(⌒_⌒;)