先日のエントリ群を残しておくのが余りにも恥ずかしいため、何とかしようと思いドラフトを。

この環境も最終盤で次のセットの情報も出てきている。
その分だけ既に研究がなされていて、環境にどんなアーキタイプが存在しているのかを知る事は大きな武器になる。
とは言え実際に自分で開発したり、既に試しておいた方が良いだろう事は言うまでもない。

SoM環境初期に僕が教えてもらった事は、この環境には大きく

・感染
・金属術
・対金属術

しか存在しないと言う事だった。
それぞれのタイプ毎に色の組み合わせが違う事もあり、例えば金属術であれば白赤であったり、白青であったりするが、基本的には「金属術」と言うアーティファクト中心のデッキ及びピックになるのであって、その大枠から逸脱する事はない。
感染もそれが感染なのか、感染・増殖なのかと言う違いはありこそすれ、基本的にデザイナーが意図した二本の柱は感染と金属術なのである。

対金属術は、金属術や感染を目指したプレイヤー達のアーティファクト・感染獲得レースから抜け出して、それらのプレイヤーに省みられる事のない有色生物を基盤に、除去を重視する戦略である。
白赤であったり、赤緑であったり、黒赤であったり色の組み合わせは様々であるが、根幹にあるのは感染や金属術がデッキたろうとする場合のピック順の歪み、つまりは除去の点数低下であり、感染や金属術プレイヤーは、それぞれの基盤である感染生物やアーティファクトをピックした代償として、対金属術プレイヤーに除去と言う名の反撃の牙を与える事になるのだ。

・・・と言う感じの途中からは妄想。

教えてもらったのはこんな感じの事だったと思うけど、僕と言う名の不要なフィルタが存在するため、その人が教えてくれた事の真意が上記の通りなのかは分からない。

環境理解が進んでからは黒赤《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》とか青タッチαとか恐竜とかが出てきたけれど、SoMのプールデザインからは「帝王は感染・金属術だッ!依然変わりなくッ!!」と言う感じで、その二本の柱に挟まれたニッチな物であったり、対金属術と路線は変わらないものであったりすると思っている。

と言う訳で以下が今回のピック譜である。
環境後期と言う事もあるので、いつもの様にだらだらと書かず、1-1や分岐、目指したデッキタイプ、後はミスとか迷ったとこだけ書いていこうと思う。

http://sky.geocities.jp/wenmin0624/1-13-2011.html

1-1
《錆ダニ/Rust Tick(SOM)》が一番受けが広いけど《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
かなり迷ったけど、迷ったら軽い方が良いかと思った。
でも次からは迷ったら無色!とか言ってそうだw

1-3
《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》があるけど緑赤感染とか聞いた事がないので《銀のマイア/Silver Myr(SOM)》で様子見。

1-4
上家方面4人の中には赤はいそうだけど《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》から赤緑対金属術路線。
《存在の破棄/Revoke Existence(SOM)》が見えているから白もありそうだったけど緑の非感染生物は白の色付き生物より安いし・・・と考えて。
1-2で《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica(SOM)》1-3で《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》を流しているので結構危険だけど。

1-9はデッキタイプ的に序盤を押し切られる負け方が多いと思うので軽いのをカット。
1-10で案の定《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel(SOM)》が回ってきて計画通り。

1pack終了時点でマイアが安かったので、緑赤恐竜路線。
後は緑の重くて安いところと、軽めの除去を集めていく。

2-2
ここはミス。
デッキ的に考えて《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》が越えていけないのと自分のデッキでもブロッカーとして使えるので《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》を取るべきだったっぽい。
《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica(SOM)》は《腐食獣/Molder Beast(SOM)》と相性良いし、相手に使われたくないけどね。

2-6
ここもミスかな。
悪くはないけどサイド用の《エズーリの射手/Ezuri’s Archers(SOM)》か《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》カットが良かったかも。

3-3
《思考の三角護符/Trigon of Thought(SOM)》のが良かった・・・のかは難しいところ。
結局、金属術相手には《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》で十分カードは引けるし、感染相手には相討ち要員がいるので《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》で良かった・・・のかな。

他にも見直すとうーん・・・と言うところは多々あるも出来たのが以下のデッキ。

MO 8-4 GR Deck

9 《森/Forest》
7 《山/Mountain》

2 《銀のマイア/Silver Myr》
2 《銅のマイア/Copper Myr》
1 《鉄のマイア/Iron Myr》
1 《絡み線の壁/Wall of Tanglecord》
1 《ダークスティールのマイア/Darksteel Myr》
1 《ニューロックの模造品/Neurok Replica》
1 《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica》
2 《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》
2 《吠える絡みワーム/Bellowing Tanglewurm》
1 《酸の巣の蜘蛛/Acid Web Spider》
1 《腐食獣/Molder Beast》
1 《最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax》

2 《感電破/Galvanic Blast》
1 《電弧の痕跡/Arc Trail》
1 《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel》
3 《真っ二つ/Slice in Twain》
1 《苦行主義/Asceticism》

ゲームプランは、まずマナマイアで加速してファッティをプレイし、ぶちのめして・・・そしてまたぶちのめす!
環境的にマイアからの2→4マナジャンプが対して強くない場合が多いが(《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》とか《ガルマの保護者/Ghalma’s Warden(SOM)》はあるけど)このデッキの場合も4マナ帯は《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》と《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》と言うリアクションスペルだから大して強くはない。
相手のマナマイアに対して《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》を《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》気味に使うのもなんだかなーと言う感じだ。
でも、マナ加速は4t目に《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》で何でも良いので生物を破壊して5マナ帯につなげるのは強そう。

当初の目論見通りに相手が金属術の場合はかなり有利に展開出来そうな仕上がり。
対する感染は・・・脆い部分がちらほら。
それから《感電破/Galvanic Blast(SOM)》を優先した時に流した《金屑化/Turn to Slag(SOM)》が気になるところではある。

対戦結果は以下の通り。

1戦目

白黒1-2緑赤←僕
青赤2-0黒緑感染
青白1-2白青
白赤0-2黒緑感染

2戦目

白青0-2緑赤←僕
青赤2-1黒緑感染

3戦目

青赤0-2緑赤←僕

1戦目の白黒戦は、こちらのライフが2の時点で《絡み線の壁/Wall of Tanglecord(SOM)》を出す前に《苦行主義/Asceticism(SOM)》をプレイして、ふはは!無敵!と思っていたら相手がフルパンしてきてキッチリ2点喰らって死亡。
マジでポルナレフ状態だった。下手くそすぎw

後は順調にアーティファクトデッキだけを踏んで勝ち。
《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel(SOM)》をプレイした後に《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》で2体落として正にお祭り状態とかそんな感じ。

《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel(SOM)》は世界選手権のサイドイベントで、8-4ドラフトの最終戦の相手が2枚メインに突っ込んでいたので普通にやれる子っぽい。

心配していた感染だが《疫病のとげ刺し/Plague Stinger(SOM)》が3枚以上入った黒緑感染が卓にいたみたいだけど、決勝に来る前に、青赤の《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》デッキが打ち落としておいたくれたみたいで助かった。

今回はドラフトが上手くできたなーと思ったけど、世界選手権後のMOドラフトは結構な温さらしく逆の見方をすれば稼ぎ時らしい。
確かにあらら?と思う手順も多かったもんね。
嬉しいのか、それとも寂しいのかは微妙なところだ。

コメント

Fの人
2011年1月14日17:47

MO復帰されたようでなによりです。お酒は怖いですね><
自分もやっとMOドラフト復帰しはじめましたが、SoMの特殊な環境にまだまだ慣れません↓
そのうちピック譜晒そうと思うので、ご意見あればぜひお願いしますm(__)m

bun
2011年1月14日23:12

こんばんは。
今回の件は泥酔した事もさることながら、しっかり事実確認とかコミュニケーションとかをすれば良いところをすっ飛ばしてあれこれしてしまったのも問題でした(汗

SoM環境は随分と負け続けて見当違いなコメントを残すかと思いますが、ご容赦下さい。
ピック譜楽しみにしています。
bun

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索