今回は真面目に。

ざっと目を通してみた感想を。
あくまで雑感であり、単純な見落としなどもありそうなので、その点はご了承を。

最初に気になったのは「ミラディン」の名を関するセットが、どれだけ金属に溢れているかと言う事。
ここで、過去のセットである「ミラディン」と「ミラディンの傷跡」に含まれるアーティファクトと非アーティファクトの割合を算出してみた。

ミラディンは各色のカードがレアリティ問わずに28枚で、アーティファクトは137枚だった。
比率にすると1:4.89と言う事で、本当にアーティファクトばかりのセットだったと言うのが再認識される。

翻って「ミラディンの傷跡」はどうかと言うと各職のカードは27枚(青だけ26枚?)に対してアーティファクトは88枚。
比率にすると1:3.25だ。
この比率はフィフスドーンがほぼその割合で作られているので、設定的にフィフスドーン後と言う事もあって納得の枚数。

かつて、フィフスドーン導入後、アーティファクト依存の生物や親和持ち、それから《浴びせかけ/Irradiate(MRD)》の評価が改められた事を考えると、新しい能力である「金属術」についても達成させるためにはかなりアーティファクト寄りに作らないと厳しいと言う事が分かるだろう。
ミラディンブロックには「ミラディン」「ダークスティール」「フィフスドーン」とあったが「ミラディンの傷跡」にはもちろんそれしかないからだ。

期待値計算をすると、先手3t目にアーティファクトが3枚欲しいと言うのならおよそ14枚デッキに入れないといけない。
となると、ドラフトで考えると1pack毎に5枚のアーティファクトをピックしなければいけないので、結構厳しいノルマとなっている。
シールドの場合はプールが限られているので、利用できそうならすれば良いし、無理な物は無理である。
もっと長期戦を想定すれば運用可能となるかも知れないが、当然場に出たアーティファクトは全てが置物と言う訳ではなく、戦闘などによって消耗していくし、相手のスペルによっても破壊されるので、発動したら、そのまま発動しっぱなしと言う事はない。
どの様に運用するのかは思案の為所だろう。

当然金属術を中心に考える場合、初期手札の減少は、ほぼそのまま必要なリソースの減少となるので、マリガンには弱くなる傾向にあると思った方が良い。
昔のセットで考えてみると、部族や職業を数えるローウィンブロックや、色を数えるシャドームーアブロックに似た様な雰囲気になるのかも知れない。
部族デッキ的に考えても、デッキの内訳で14枚以上が同じ種族もしくは職業を揃えるのは難しかった。
しかし色ならばそれほど困難な事でもなかったので、アーティファクトが条件と言う事で、感覚としてはこちらに近いか。

さて、次に「ミラディン」の特徴を挙げるとパワフルなコモンの装備品がある。以下に列挙すると

《ヴァルショクの篭手/Vulshok Gauntlets(MRD)》
《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow(MRD)》
《金屑ワームの鎧/Slagwurm Armor(MRD)》
《ニューロックの滑空翼/Neurok Hoversail(MRD)》
《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》
《レオニンの鎧守護兵/Leonin Armorguard(ARB)》
《ヴォラックの戦角/Vorrac Battlehorns(MRD)》

以上の7種。

この中にはトランプルを得るだけの《ヴォラックの戦角/Vorrac Battlehorns(MRD)》飛行を得るだけの《ニューロックの滑空翼/Neurok Hoversail(MRD)》などまるで空気な存在も含まれているが、ほとんどが軽いコストで有用なものばかりであった。
生物のほとんどがアーティファクトと言う環境であったばかりでなく、この優秀なコモン群を一方的に使用されない、もしくは一方的に使用するために、アーティファクト破壊が重要であったと言っても良い。

今回は4種あるが全体的にロースペックで《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow(MRD)》よろしく、真にデッドリーな物は見当たらないので、かつての様な環境とは大きく違った物になりそうだ。
装備する事で得られるボーナスも《レオニンの円月刀/Leonin Scimitar(10E)》程度でそんなに劇的でもない。

代わりに目を引くのが、アンコモン以上のシステム系のアーティファクトで、やっぱり処理できないと理不尽に殺されそうなので、壊せるに越した事はない。
特にシールド戦ではリソースが限られている上にアーティファクトを主体としているので、3色基本みたいな形になるんじゃないかなーと思っている。
その場合は、白青の回避中心みたいなデッキに顔の原型が無くなるまでボコボコにされる可能性があるので、注意されたし。

と言う事で、特に何も言っていないに等しい内容であったが、実際やってみないと分かんないと思ったり。
特に感染とか増殖周りのトリックとかは書いてある事は単純明快なれど、その場になってみないと、どれほどの効果が現れるか分からないところはある。
取りあえずシールドに参加される諸氏は強いアーティファクトと黒い《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PLS)》みたいな奴がパックからゾロゾロ出てくると幸せに成れるよと言うどうしようも無い結論ではある。
割りと悲惨な死に方をしそうだが、それでも明日が楽しみだ。

それでは良いプレリリースを。


----------------------------キリトリ----------------------------------

以下小ネタ。

以下リンクはメムナイトである。
http://www.google.co.jp/imgres?imgurl=http://mtg-jp.com/eventc/ptams10/img/preview/Memnite.jpg&imgrefurl=http://mtg-jp.com/eventc/ptams10/article/008366/&usg=__nX16QWn9vojNOBaDajjuR77yX34=&h=370&w=265&sz=58&hl=ja&start=0&sig2=MuaP0Ejsz2WNetVDZr1YMQ&zoom=1&tbnid=fuoMkzyRXowRZM:&tbnh=127&tbnw=95&ei=QIucTPa1BormvQOm0vmaDQ&prev=/images%3Fq%3D%25E3%2583%25A1%25E3%2583%25A0%25E3%2583%258A%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2588%25E3%2580%2580%25E7%2594%25BB%25E5%2583%258F%26um%3D1%26hl%3Dja%26sa%3DX%26rlz%3D1R2ADFA_jaJP349%26biw%3D776%26bih%3D515%26tbs%3Disch:1&um=1&itbs=1&iact=hc&vpx=119&vpy=39&dur=2015&hovh=265&hovw=190&tx=66&ty=292&oei=HIucTIDoN4z-vQPMpeT7DA&esq=5&page=1&ndsp=15&ved=1t:429,r:0,s:0

と思ったら拒否されたwどう言う事?原因究明中。

今度は見えるが・・・リンク部分がなげーよ!
僕はただ、みんなにメムナイトが見て欲しいだけなのに・・・。

見た瞬間

フッフッフッ 史上最弱が… 最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も恐ろしィィ マ ギ ィ ー ー ー ー ー ー ッ !!
(byラヴァーズ)

を思い出した。
そんだけw

コメント

D
2010年9月24日21:58

ちゅみみーん(笑)

bun
2010年9月25日7:42

MTGの軽めで弱めの生物って、やる気だけは感じさせるポージングをしてますよね。
《嵐のフクロウ/Tempest Owl(ZEN)》とか《灰鱗のガリアル/Grayscaled Gharial(RAV)》とか。

こいつには、やると言ったらやる……… 『スゴ味』があるッ!
bun

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