今日は午前中に連絡があり、突発的にドラフトをする事になりFB岐阜店に。
MOでもドラフトは出来るが(と言うか連絡をもらった時点でしていたが)リアルでのドラフトには、リアルならではの楽しさがある。

お店に着くとまだメンツが揃っていなかったため、ミラディンの傷跡の予約をしておいた。
その後EDHのデッキを借りてボコられてからドラフトを。
EDHと言うのは不思議なゲームで、自分が勝っている時より、ボコられている時の方が楽しいと感じる魔性のゲームである。

え。それってただ単にお前がマゾ気質なだけじゃないの?

と言うのは薄々気が付いているが、決して誰も指摘してはならない。
アーチエネミーをやるなら、間違いなくやられ魔王役をやりたいと思うので、根っこのところがそうなんだろう。

ともあれ、以下は今回のドラフトのレポートである。
最近は、薬の影響もあってか、特に《記憶の欠落/Memory Lapse(MIR)》が甚だしい。
頑張って思い出すが、事実とは異なる記述があるかも知れないので、ご容赦願いたい。

1-1は《稲妻/Lightning Bolt(M11)》《雲の精霊/Cloud Elemental(M11)》を流しつつ《大気の召使い/Air Servant(M11)》を。
1-2で弱めのパックの中から《耕作/Cultivate(M11)》を拾って青緑タッチ路線。
今回のドラフトは普段のメンツとは若干違い、レアも順位取りと言う事で、MOの4-3-2-2とも8-4とも若干異なる。
4-3-2-2の様にレア中心のピックは見られないだろうし、8-4ほどのペイアウト志向も見られないと考えられるが、近いとすれば8-4か。
どの様なフィールドを想定すれば良いか良く分からなかったので、素直な流れがくれば素直に、そうでない場合はとにかく何でも取れる様にしようと考えた。
素直な流れにならなかった場合は、下家方面には迷惑極まりない取り方だが、卓が荒れれば荒れるほど相対的に強力な戦略であるとも言える。

1-3を(確か)《棍棒のトロール/Cudgel Troll(M11)》として緑の安さを確認。
したと思ったんだけど、《サイクロプスの剣闘士/Cyclops Gladiator(M11)》とごっちゃにしてる疑惑ありです。

1-41-3に《サイクロプスの剣闘士/Cyclops Gladiator(M11)》として、緑赤タッチ青も視野に。
その後は《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M11)》や1周した《巨大化/Giant Growth(M11)》《自然のらせん/Nature’s Spiral(M11)》《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》を拾って、ほぼ緑単状態で終了。

2pack目は《ガラクの群れ率い/Garruk’s Packleader(M11)》を流しつつ《トリスケリオン/Triskelion(M11)》を。
ビックマナからの《ガラクの群れ率い/Garruk’s Packleader(M11)》は非常に強力な存在なのだが、盤面に触れる手段を優先した。
ドロー手段なら、他にも選択肢があり《トリスケリオン/Triskelion(M11)》ほどの融通の利く除去は他には代え難いと判断したのだが・・・。

2-2で《予感/Foresee(M11)》と《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》の2択。
普段なら《予感/Foresee(M11)》をピックする所だが、1-4《サイクロプスの剣闘士/Cyclops Gladiator(M11)》に考慮して《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》を。
デッキ的にドロー手段は必要で、これはミスピックっぽい。
が、2-3《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity(M11)》で結果オーライ。
2-4《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》としてマナフィックスを追加。
2-5《水の召使い/Water Servant(M11)》として緑中心のタッチダブルシンボル青赤になりそうな気配。あ。赤はトリプルか。
だが、問題ないだろう。

その後欲しかった追加の《耕作/Cultivate(M11)》と《垂直落下/Plummet(M11)》を回収。
3-1は《稲妻/Lightning Bolt(M11)》から。

途中で、《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede(M11)》と《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》の2択があり、デッキ的に強く使えない《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede(M11)》を流して《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》をピック。

3pack目中盤にはデッキが完成しており、後はカットしたり、サイドカードをピックしたり。

因みに卓配置は以下の通り

黒白
白赤(サイド後に白赤緑?)
白単
緑青赤←僕
白青
黒赤
黒赤
青単(サイド後青単タッチ緑)

8Player Gur Deck

8《森/Forest(M11)》
4《島/Island(M11)》
4《山/Mountain(M11)》
1《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(M11)》

1《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M11)》
1《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》
1《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M11)》
1《聖なる狼/Sacred Wolf(M11)》
1《サイクロプスの剣闘士/Cyclops Gladiator(M11)》
1《棍棒のトロール/Cudgel Troll(M11)》
1《水の召使い/Water Servant(M11)》
1《大気の召使い/Air Servant(M11)》
1《大いなるバジリスク/Greater Basilisk(M11)》
1《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》
1《トリスケリオン/Triskelion(M11)》

1《巨大化/Giant Growth(M11)》
1《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
1《垂直落下/Plummet(M11)》
1《焼却/Combust(M11)》
2《耕作/Cultivate(M11)》
1《思い起こし/Call to Mind(M11)》
1《予感/Foresee(M11)》
2《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》
2《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity(M11)》

個人的にはかなり好きなタイプのビッグマナ。
ドローとマナフィックスに除去と優秀な生物群で、序盤と対空が若干弱い以外は不満はない。
欲を言えば《蒼穹のドレイク/Azure Drake(M11)》が欲しかったが見なかったものは仕方がない。
分かり易い弱点としては、白系の飛行ビートが素直に苦手だが、サイドボードに2枚目の《垂直落下/Plummet(M11)》などもあり対応は出来るのではないかと言うところ。

ピック、構築ともに満足・・・と言うところだが、対面のAkiさんが《マナ漏出/Mana Leak(M11)》×3《取り消し/Cancel(M11)》×2《巻物泥棒/Scroll Thief(M11)》×3と言う脅威の青単を構築しており、ボルテージはいきなりマックスに。

GPT日本じゃないどっか諸外国でのベスト8ドラフトでの対戦など、何かと縁のあるAkiさんとの対決と言う事もあり、負ける訳にはいかない!
マッチアップ的にはビッグマナVSクロックパーミッションの構図であり、かなり不利な感があるが、やるしかない。

1戦目 青単(サイド後は緑青)×○○

Game1
こちら先手。
相手の《巻物泥棒/Scroll Thief(M11)》を《聖なる狼/Sacred Wolf(M11)》が止める良い展開。
相手のカウンターを警戒しつつ《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity(M11)》《大気の召使い/Air Servant(M11)》を通し、こちらのペースかと思いきや《嵐潮のリバイアサン/Stormtide Leviathan(M11)》降臨でいきなり最後通告を付きつきられる。
全ての望みを《予感/Foresee(M11)》に託して《巨大化/Giant Growth(M11)》と《稲妻/Lightning Bolt(M11)》の両方を引ければ勝ち!と言うところで、《巨大化/Giant Growth(M11)》は引けるものの《稲妻/Lightning Bolt(M11)》は引けず負け。

文章にすると伝わりきらないが、すごく良い試合だった。

Game2
こちら先手。相手ダブル・マリガン。
序盤の生物を除去で捌く予定の手札をキープするが、相手のダブル・マリガンもあって動きなし。
5t目にやっと《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M11)》がこちらの攻め手として現れてダメージレースを開始。
相手も《予感/Foresee(M11)》でダブル・マリガンを埋めるが、こちらもドロースペルで差をつける。
こちらの《大いなるバジリスク/Greater Basilisk(M11)》に付いた《氷の牢獄/Ice Cage(M11)》も《巨大化/Giant Growth(M11)》で対処で押せる展開。
結局、こちらのマナが潤沢になり、生物も除去も通せる様になって勝ち。

Game3
相手先手。3t目の《巻物泥棒/Scroll Thief(M11)》から。
こちらも《島/Island(M11)》を立てての《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M11)》でそれに応じる。
相手は自分のメインに《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M11)》に《送還/Unsummon(M11)》でドローする気満々だが、こちらも《巻物泥棒/Scroll Thief(M11)》に対して渾身の《送還/Unsummon(M11)》!

これであちらが《巻物泥棒/Scroll Thief(M11)》を再展開できないのと裏腹にこちらは《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M11)》を再展開し、ドローが通って、手札に差が付いていくとゲームが楽に。

こちらは《トリスケリオン/Triskelion(M11)》が通って《大いなるバジリスク/Greater Basilisk(M11)》をバックアップしつつダメージを重ねていくが、相手も《クローン/Clone(M11)》で《トリスケリオン/Triskelion(M11)》をコピー。
が、それには《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》で即座に対処。

最後は相手がタッチで入れていた《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(M11)》をプレイした返しに《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》と《焼却/Combust(M11)》でブロッカーを退かしてそのまま勝ち。

勝った時は、相手のデッキとの相性さが大きな物に見えていてすごく嬉しかったが、後ほどデッキを交換してもらったら、相手は相手で、こちらのマナ加速とドロースペルがかなり厳しい事が発覚。

結局、こちらがドローでリソースの差を拡げるか、相手が《精神の制御/Mind Control(M11)》《嵐潮のリバイアサン/Stormtide Leviathan(M11)》で勝つかの勝負だったっぽい。
《巻物泥棒/Scroll Thief(M11)》が自由にできるかどうかはかなり重要だが、以外に止められた。
《聖なる狼/Sacred Wolf(M11)》は偉大。

黒赤 ○×○
Game1
こちら先手。
相手1t目の《臓物の予見者/Viscera Seer(M11)》から。
こちらはそれに《聖なる狼/Sacred Wolf(M11)》で応じてしばし膠着。
こちらが5t目にプレイした《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity(M11)》は《余韻/Reverberate(M11)》でコピーされるが、ドロースペルはこちらの方が多て、《リリアナの死霊/Liliana’s Specter(M11)》と《夜翼の影/Nightwing Shade(M11)》を《トリスケリオン/Triskelion(M11)》で対処できた事もあって快勝。

Game2
《森/Forest(M11)》×3《島/Island(M11)》×2《大気の召使い/Air Servant(M11)》《送還/Unsummon(M11)》の手札を(どうせゆっくりした消耗戦になると思い)キープ。
しかし《強迫/Duress(M11)》で僕のだらしなくて恥ずかしい手札が暴露され、あらあら。《大気の召使い/Air Servant(M11)》だけですか。と言う状態。
その後普通に生物を展開されて、《大気の召使い/Air Servant(M11)》は《稲妻/Lightning Bolt(M11)》されて負け。

Game3
こちら先手。
今度はきちんと《予感/Foresee(M11)》《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity(M11)》とリソースが拡大でき、Game1の再現か?と言うところに出現する《白金の天使/Platinum Angel(M11)》!
この時の相手のライフは4で、こちらの手札にある《思い起こし/Call to Mind(M11)》で《送還/Unsummon(M11)》を拾って殴るとダメージは3点通せるのだが、何故か4点通せるのだと勘違いして、《送還/Unsummon(M11)》を拾ってしまう。

このままフルアタックしていれば最悪だったのだが、最後の最後に何とか気が付いて不用意なプレイは(しちゃってるけど)それ以上はせず。
結局、《グレイブディガー/Gravedigger(M11)》のループで相手がガードを固めて、《白金の天使/Platinum Angel(M11)》とダメージレース。
最後に《白金の天使/Platinum Angel(M11)》に殴られて《火の玉/Fireball(M11)》引かれていると死ぬところで《送還/Unsummon(M11)》を《白金の天使/Platinum Angel(M11)》にプレイして、相手がちょっとミスって、状況が楽になって《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity(M11)》で引いてきた《サイクロプスの剣闘士/Cyclops Gladiator(M11)》に加えて《垂直落下/Plummet(M11)》も引けて勝ち。

3戦目 黒白 ○‐‐
相手がコントロール系の黒白で、流石にドローの分で相性差が酷くて勝ち。

環境も最後期で、リアルでM11のドラフトをプレイする機会はもう無い様に思われる。
最後を有終の美で飾れて良かった。
自分の好きなアドバンテージコントロールも綺麗に組めたし言う事なし。
が、多色であるだけ、ピックにもプレイにも幅があって選択が難しい。

例えば、サイドボードに《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》があるが、メインに搭載するかとか《送還/Unsummon(M11)》にするか《巨大化/Giant Growth(M11)》にするかとか2枚目の《垂直落下/Plummet(M11)》にするかなどなど。
今回は《予感/Foresee(M11)》より《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》を優先したり《ガラクの群れ率い/Garruk’s Packleader(M11)》より《トリスケリオン/Triskelion(M11)》を優先したりして、きわどい選択も結果オーライと言うのが大いにあった。
そう思うと、「運良く」と言う要素が際立ったように感じる。
1pack目の流れから下家方面が青に入れないと思っていたので、理由はあったのだが、難しいところ。
実際に下家は白ヘビーな白青だった事もあって、下家次第で結果が異なった可能性は大いにある。
こう言う難しいところにきちんとした結論が出せるようになると、上手くなれるのだろうが・・・全く難しい。

しかし、考え続ける以外に方法はない。
まだまだ精進である。

コメント

ろせ
2010年9月20日23:09

サイクロプスの剣闘士見た覚えないwwww俺だったら初手とる子。

bun
2010年9月20日23:12

お疲れ様。

>《サイクロプスの剣闘士/Cyclops Gladiator(M11)》
あう。だったら1-3《サイクロプスの剣闘士/Cyclops Gladiator(M11)》かな?
とすると《棍棒のトロール/Cudgel Troll(M11)》はどこで拾ったのだろうか・・・。
あー。記憶力がないのが歯がゆいな。

指摘サンクス!

Aki
2010年9月21日0:17

お疲れっす。
サイクロプスは1-3ですね。
かわふる(白赤(サイド後に白赤緑?)の子。メインは赤緑です。)が1パック目出してたので。
《棍棒のトロール/Cudgel Troll(M11)》は僕の位置で2-2ぐらいで見たのですが、そのトロールだろうか。

僕は喜びを大きく表現することは少ないのだが、逆にそれができるbunさんを見ていて悪い気はしないです。

bun
2010年9月21日13:08

>Akiさん
お疲れ様。
うーん。そうすると1-3《サイクロプスの剣闘士/Cyclops Gladiator(M11)》は確定で、トロールは確かに色的に2pack目のものかなぁ・・・。とすると1-4は何だったのか。
《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》とかそこら辺の必要パーツ?
でもそれで緑が安いと思う事はないはずだし、2枚目の《耕作/Cultivate(M11)》か?
うーん。思い出せない。

>喜び
そうか。不快感を喚起しないならば良かった。

やまきち@ドロドロ
2010年9月21日20:31

上手なのに覚えてなくて申し訳ないです。
ただ1枚はトロールを流したような・・・。
3パック目はカットさせていただきましたが。

bun
2010年9月21日20:59

>やまきちさん

お疲れ様です。
と言う事は2pack目の《棍棒のトロール/Cudgel Troll(M11)》は僕のところに届かなかったと言う事で、1pack目で拾ったのかなぁ。

>申し訳ないです。
むしろデッキをピックした当人なのに覚えてなくて申し訳ないです。

またドラフトしましょうねー。
bun

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