昨日に引き続き、M11のプレリリースに参加してきた。
本戦のレポートは疲労困憊なので、また明日に。

僕自身は参加しなかったが、会場で行われたサイドイベントのブースタードラフトで面白いデッキが作成されていたので、載せてみたい。

17《山/Mountain(ROE)》

2《ゴブリンの長槍使い/Goblin Piker(M10)》
1《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler(ROE)》
2《焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound(M10)》
1《巨大戦車/Juggernaut(10E)》
1ヴァルショックの狂戦士
1《峡谷のミノタウルス/Canyon Minotaur(M10)》
2炎の召使い
1《血の峠の狂戦士/Berserkers of Blood Ridge(M10)》
1《トリスケリオン/Triskelion(MRD)》

1《火の玉/Fireball(M10)》
2《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
1余韻
2《紅蓮地獄/Pyroclasm(M10)》
1《反逆の行動/Act of Treason(M10)》
2チャンドラの憤慨
1《シヴの抱擁/Shiv’s Embrace(USG)》
1《溶岩の斧/Lava Axe(M10)》

赤単。M10においても《焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound(M10)》を主軸に組まれたジャッカルドラフトがあったりなかったりしたのだが、そのM11版と言える。
特に《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler(ROE)》と《焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound(M10)》は相性が良く、エルドラージ覚醒の《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》を思わせる爆発力だ。
デッキに2枚搭載された火の召使いから繰り出される《溶岩の斧/Lava Axe(M10)》は強力無比。
レアながら余韻との競演は軽やかな1ショット・キルを実現する。

因みに卓配置は分かる限りで書くと

緑黒
青赤
緑青タッチ赤
白青
赤単
不明
不明
白黒

不明の2人が何をドラフトしていたかは文字通り不明だが、後ろでピックを拝見させて頂いていた限り、かなりの協調姿勢だったので、恐らく赤ではないだろう。
とすると濃い赤プレイヤーは2人であり、M11の赤はかなり貧弱と言う印象だったが、2人で分けるには、有り余ると言うところか。

実際に、この赤単をプレイしていた方は2勝以上されていた様で、ドラフトの結果は成功と言える。
とすると、赤単と言う形がM11で優位性を持っているかと言う問題になるが、それにはいささか疑問符が付く。
まず、赤単で組むメリットとなり得るのは、コモンで考えれば《焦熱のヘルハウンド/Fiery Hellhound(M10)》のパンプアップだけで、M10に入っていた《突撃の地鳴り/Seismic Assault(10E)》は存在しないのだ。
このデッキの様に、余韻でチャンドラの憤慨をコピーしようと思わない限り、極端にヘビーな色拘束は存在しないと思われる。
そうなると気になるのは、赤特有の生物の貧弱さであり、結局のところ、メリット<デメリットであるような気がする。

そうすると、やはり赤はスペル中心にピックして、他の色と組み合わせるのが望ましいと言う結論になるような・・・。

ともあれ、ある環境において、その色の人気が薄いと言う事はそれ自体がメリットである。
僕も固定観念に囚われず、色々試していければと思っている。

コメント

D
2010年7月12日9:53

赤が強いわけではなく卓内で赤が空いていた為強くなったと考えるのがいいのかも知れません。

自分も何色が好きと好みは有りますが一番ドラフトしたいのは空いている色ですから。

最も、その空いている色を見極めるのが大変なんですけどね(笑)。

基本セットドラフトは兎に角膠着しやすいのが特徴で戦線を突破する為には回避能力が必ず必要になります。

色事に回避能力が別れていてソレを見つけられるかがカギだと思います。

赤はゴブリンのトンネル掘りというわけですね。

今回は赤単で活かせるヘルハウンドと組み合わせたというのが勝因の一つであったと思います。

っとまあ、bunさんと大体見解は一緒です。

ひ>一概にコレだというのはないんですが自分も同様に感じる事があります。

その人の全体的な雰囲気じゃないんですかねぇ…。

bun
2010年7月12日18:52

こんばんは。

>赤が強いわけではなく卓内で赤が空いていた為強くなったと考えるのがいいのかも知れません。

僕もそう思います。
リストを見た感じだとM11の赤は弱体で、ローウィン期の赤を思い出します。
《つっかかり/Lash Out(LRW)》だけはタッチで取られたりするところも似ていますね。
そのローウィン期の成熟期には、やはり圧倒的不人気さから、卓内に強力(?)な赤単エレメンタルが誕生する事もあったようです。

こう言った事を考えると、不人気を見越してその色に飛び込むと言うのは1つの手段で、それなりに魅力とリスクがあるのですが、今回の赤の罪な所は、M10と同じ《火の玉/Fireball(M10)》《稲妻/Lightning Bolt(M10)》に加えて、《投げ飛ばし/Fling(STH)》《反逆の行動/Act of Treason(M10)》《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler(ROE)》と言うプレイヤーの好奇心を刺激するカードがあるため、プール的には弱体であるにも関わらず、卓内で人気があると言うような恐ろしい事態になりかねないところです。
弱いプール+取り合い=死ですから恐ろしい・・・。

>回避能力
M10よりは若干バニラバニラしていなくて、スペルも含めて考えると膠着を打破しやすそうですが、大いなるバジリスクとか問答無用で固い奴もいますので、結局は回避を絡めてダメージレースすると言う風になりそうです。
レアを中心にすえたコントロールを構築するか、コモンの飛行中心のビートを構築するか、ピック中のどの段階で、それを意識するのかと言った事を考えるのが、非常に面白そうです。
特に飛行と、アドバンテージカードの多い青は、強力な色ながらも舵取りが難しそうですね。

>ひみつ
キャラってありますよね。
「最近仕事はどんな感じ?」と言う問いに対して、ちょっと間がありつつ「・・・楽しくは・・・ない」と言う回答だったのですが、おお、マジか。可愛いなと思ってしまいましたw
僕が同じ受け答えだったら、まず間違いなく「仕事があるだけいいじゃねえか!」と罵倒されるところなので、そう言うキャラの人は羨ましいなと思います。

D
2010年7月12日21:00

その受け答えは確かにクラッと来ますね(笑)。

素直な所がまたなんともいえない感じを醸し出してます。

機微っていうですかね?

bun
2010年7月12日22:09

ちょっときちゃいましたw
普段は天真爛漫な感じで、そう言う事は言わないので尚更でした。

機微・・・確かに真意がどこにあるかは判らないですねw
bun

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