公式よりドラフトの各アーキタイプについての解説。
http://mtg-jp.com/reading/combos/005206/

本文中にも言及があるように、環境のおさらいと言った感じの内容。
だが、環境に存在する多くのデッキタイプを紹介されているので、議論の土俵として有用そうだ。
ドラフトの議論をする中では、スタンダードのデッキと違って各人の持つイメージの違いと言うものは大きいと思う。
それこそ状況に応じてデッキの内容が千差万別になるのがドラフトのデッキな訳で、共通点は各アーキタイプ毎にあるものの毎回同じデッキが出来る訳ではない。
その中にあって、イメージしやすいデッキの雛形がある事は良い事だ。
そのアーキタイプが、何によって成立しているのかを研究する役にも立つだろう。

欲を言えば、日本選手権本戦が間近に迫ったこの時期(つまりは最も環境が成熟するだろうこの時期)において、プロ・プレイヤーが実際はどのようなドラフトをしているのか、と言うドラフトビュアー付きの記事を是非とも読んでみたかったのだが。

あー。本当にやってくんないかな・・・。

まぁ無い物ねだりをしていても仕方がないな。

と言う訳で以下が今回のピック譜である。
http://sky.geocities.jp/wenmin0624/6-30-2010.html

1-1
赤/緑が濃い中から《家畜化/Domestication(ROE)》を。

パック内の優秀な生物/除去共に丸投げ感があり、上家方向からやりなさいと言われた時には四苦八苦しそうな内容だ。
だが、それは《家畜化/Domestication(ROE)》を流した場合も同様なので、素直に一番住み分けできそうなものを取っておく。
パック内のラインナップが強力な事でここから白を始めようと思う人間も少ないだろうし、1周しそうな《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》や《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》に期待する。
ただ、青白を目指す場合は何かしら除去色をタッチしたいところなので難しいところだ。

1-2
割と貧弱なラインナップの中から《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator(ROE)》を。

この時点で僕の評価では《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator(ROE)》>《暁輝きの発動者/Dawnglare Invoker(ROE)》だった訳だが、その認識が既に間違っている疑惑。

1-3
うえー。弱い。
使われてウザかった《生き残りの隠し場所/Survival Cache(ROE)》を。
自分で使ってみると、案外強くないな。
安定しない《予言/Divination(M10)》って何なの。

1-4
今までの流れを見ると上家方面は青/赤/黒っぽいけどパック内容がかなり貧弱で判断が付かず。
《マキンディのグリフィン/Makindi Griffin(ROE)》を取って白を継続するもかなり不安。
この段階で《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》から緑に入るのもありだろうか?
流れてきている白を流しつつ緑に参入する勇気もなかった。

1-5
この時点で完全に五里霧中。
上の色が全く判らないので、決め打ち気味にピックして返しのパックに期待する事に。
と言う事で1-1の《家畜化/Domestication(ROE)》を生かすために《剥奪/Deprive(ROE)》をピックし、白青にする事に。
幸い白は流れてくると思われる。
そうすると《栄光の探求者/Glory Seeker(ROE)》として《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》を集めるのもプランだったが・・・。

個人的に点数が一番高いのは《爆発的天啓/Explosive Revelation(ROE)》だが、世間的な評価はあまり高くないのかな。

1-6
こりゃ困ったなぁ。
何とも難しい流れだ。1-4までの黒の薄さは何だったのか。
赤/青が回ってきていないのは良くわかる。
とすると1-5《剥奪/Deprive(ROE)》はミスピックか。
参入するには余りに遅いが、《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》をカット気味に。

1-7
この手番で《護衛のゴーマゾア/Guard Gomazoa(ROE)》は割りと嬉しい。
1-5を《栄光の探求者/Glory Seeker(ROE)》とした場合は文句なく《アーファの番犬/Affa Guard Hound(ROE)》だったが、生憎と1-5は《剥奪/Deprive(ROE)》としてしまっている。
失敗の上に失敗を重ねている気しかしないが、青白がっちりデッキへとそれっぽく。

1-8
《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》ラッキー!
だが、単純にパックが強かった疑惑。
どこかの誰かさんがゲットする《現実離れした回顧/Surreal Memoir(ROE)》が妬ましい。
カットされてしまえw

当初の目論見とはだいぶかけ離れたピックをしたが、ここだけは目論見通りに《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》を。
白青になりそうならば《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》よりこちらを優先して《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》のプラン。
同パックの《隊商の随員/Caravan Escort(ROE)》がちょっとだけ心強い。

以降も白青ピック。
何故か《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》も《栄光の探求者/Glory Seeker(ROE)》も拾えて良い感じ。
白は卓に2人なのかな。
《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》プランの僕にはありがたい事だ。

2-1
白も青も魅力的な物はなく、タッチを考えれば《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》だが、下家方面は赤だろう(1-9以降の《現実離れした回顧/Surreal Memoir(ROE)》と《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》があるため)から手が出しにくい。
《カザンドゥの牙呼び/Kazandu Tuskcaller(ROE)》は使わないだろうが、プレイされるとかなりどうしようも無いためカット。

初手カットなんて言う贅沢行為が許されるほど財政は健全ではないのだが・・・。
これって失敗ドラフトじゃない?

2-2
おやおや。何とも豪華なラインナップである。
デッキ的に複数枚欲しい《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》を。
白の流れを見るとこの手順で取るのはかなり手番が勿体無いが、デッキの体を成していない現状と、青のラインナップが濃い事から何かしら帰ってくるだろうと考えて。

2-3
《ドレイクの陰影/Drake Umbra(ROE)》ラッキー!
ここで嬉しいプレゼント。
流石に1パック目の流れを見れば青にはなかなか入れない。
上家方面には悪いが僕がピックさせてもらう。

以降も青白ピック。

2-4《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol(ROE)》上家悪いな!第2号
2-5《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》
2-6《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch(ROE)》上家悪いな!第3号
2-7《剥奪/Deprive(ROE)》上家悪いな!第4号w
2-8《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》流石にラッキー!
2-9《魂縛りの守護者/Soulbound Guardians(ROE)》
2-10《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》
2-11《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》カット
不要カットっぽい。

2パック目で大幅強化。
デッキ的に欲しい部分も取れてかなり満足。
が、全体的に白はお通夜で《マキンディのグリフィン/Makindi Griffin(ROE)》や《暁輝きの発動者/Dawnglare Invoker(ROE)》と言った主力はピック出来ず。
若干の不安を感じるが・・・。
2-1までの不安に比べたら軽いものではあるが。
ここからは白中心のピックになるなと思いつつ3パック目に。

3-1
強烈なシステムである《飛び地の暗号術士/Enclave Cryptologist(ROE)》と非常に迷って《不死の天使/Deathless Angel(ROE)》を。
白を使う関係上、システムに手が出ず、今までの経緯を考えるとここからのタッチも想定しにくい。
となればグリクシスコントロールばりの長期戦は想定できず、システムよりフィニッシャーを優先。

3-2
1-2で《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator(ROE)》とした事を若干後悔してもいたので《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven(ROE)》を。
これで良いよね?

その後も青白ピック。
どんだけ出てくんじゃと言うくらい《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》が出てくる。
当然全部スルー。《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》と《剥奪/Deprive(ROE)》で対処可能だろう。

3-3《マンモスの陰影/Mammoth Umbra(ROE)》
3-4《空見張りの達人/Skywatcher Adept(ROE)》
3-5《剥奪/Deprive(ROE)》
《魂の従者/Soul’s Attendant(ROE)》優先?
3-6《灯台の年代学者/Lighthouse Chronologist(ROE)》
これも《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch(ROE)》とかなり迷った。
結局これで取ったマッチもあり、かなり強烈な生物ではあったが・・・。

3-7《コーの綱投げ/Kor Line-Slinger(ROE)》ラッキー!
3-8《刺し込む光/Puncturing Light(ROE)》

以下は割りとカットとかサイドとか。
《啓蒙/Demystify(ROE)》はサイドと言うよりカット。

MO 4-3-2-2 UW Deck

10 《島/Island》
8 《平地/Plains》

1 《灯台の年代学者/Lighthouse Chronologist》
1 《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol》
1 《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven》
1 《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》
1 《コーの綱投げ/Kor Line-Slinger》
1 《護衛のゴーマゾア/Guard Gomazoa》
2 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
1 《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator》
1 《マキンディのグリフィン/Makindi Griffin》
2 《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest》
1 《不死の天使/Deathless Angel》

2 《護衛の任務/Guard Duty》
3 《剥奪/Deprive》
1 《生き残りの隠し場所/Survival Cache》
1 《家畜化/Domestication》
1 《マンモスの陰影/Mammoth Umbra》
1 《ドレイクの陰影/Drake Umbra》

混迷の1パック目を考えれば何とか頑張って形にした感がある青白。
《剥奪/Deprive(ROE)》は思いっきり使ってやろうと思った事から《空見張りの達人/Skywatcher Adept(ROE)》を押しのけて3枚目を採用した。
個人的には《空見張りの達人/Skywatcher Adept(ROE)》がタフネスが低すぎて非常に嫌い。

序盤に何かしらをプレイして、中盤以降は《剥奪/Deprive(ROE)》でゲームにフタをするのが主な勝ちプラン。
全体的にがっちりしやすいデッキで、《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》は相手の主力を封じつつ、レベルアップと《剥奪/Deprive(ROE)》が有効に機能するまでゲームをスローダウンさせる。
とは言えグリクシスコントロールの様なヘビーなコントロールではなく、どちらかと言えばクロックパーミッションに近いか。
あくまで、《剥奪/Deprive(ROE)》相手の土俵に上がるのを防ぐのが任務だ。
単純に相手が重いデッキの場合、強い事をやっているのはあちらな訳で、《剥奪/Deprive(ROE)》はそれを弱くしているに過ぎない。

デッキを組んでみるとやはり《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator(ROE)》は《暁輝きの発動者/Dawnglare Invoker(ROE)》の方が良かった。
レベルアップに必要なコストが重いうえ、殴りにいけるようにする役割は《陰影/Umbra(ROE)》と《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》が既に務めている。
あの段階ではここまでオーラが充実する事は予測できなかった訳だが、それでも《暁輝きの発動者/Dawnglare Invoker(ROE)》で発動して勝つと言うプランも想定できるため、ミスピック。
純粋に航空戦力がもう少し欲しいとも感じる。

《敬慕される教師/Venerated Teacher(ROE)》や《訓練場/Training Grounds(ROE)》がきっちりピックされている場合は、また評価が異なるのだろうが。

1戦目
ジャンド0-2 青白←僕
白赤 0-2 トリコレベル
緑青赤 0-2 白黒赤
黒赤 2-1 ジャンド

卓内がなんとまぁカオスな事に。
白赤と対戦したトリコレベルは何と1戦目は《山/Mountain(ROE)》を置く事なく2Gameとも取っている。
2戦目の白黒赤戦で初めて《山/Mountain(ROE)》をセットし、相手の《暁輝きの発動者/Dawnglare Invoker(ROE)》をプレイヤー諸共粉砕した。

2戦目
ジャンド 青白←僕
トリコレベル 2-0 白黒赤

3戦目

トリコレベル 2-1 青白←僕

3没。

1戦目 ジャンド

Game1
こちら先手。
3t目の《護衛のゴーマゾア/Guard Gomazoa(ROE)》からと言うゆっくりスタート。
相手は2t目の《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》から3t目《ラガークトカゲ/Lagac Lizard(ROE)》
その返しでこちらは《マキンディのグリフィン/Makindi Griffin(ROE)》を。
こちらは次のターンに《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》で《マンモスの陰影/Mammoth Umbra(ROE)》をサーチ。
《護衛のゴーマゾア/Guard Gomazoa(ROE)》こそメインからの《葉の矢/Leaf Arrow(ROE)》で落とされるものの《マキンディのグリフィン/Makindi Griffin(ROE)》に《マンモスの陰影/Mammoth Umbra(ROE)》が着地してそのまま勝ち。

Game2
あちら先手。
ゲームはこちら2t目の《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven(ROE)》から。
その《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven(ROE)》は次のターンに即座に《二股の稲妻/Forked Bolt(ROE)》されるものの追加の戦力としてプレイした《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol(ROE)》は健在。
そのまま《マキンディのグリフィン/Makindi Griffin(ROE)》を追加するこちらに対してあちらは《エムラクールの孵化者/Emrakul’s Hatcher(ROE)》のみ。
手札に《ドレイクの陰影/Drake Umbra(ROE)》はあるものの、《剥奪/Deprive(ROE)》を構えてターンエンド。
あちらは落とし子をサクりながら《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》を。
それを《剥奪/Deprive(ROE)》し、次のターンには《ドレイクの陰影/Drake Umbra(ROE)》を《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol(ROE)》に。
それは《血の復讐/Vendetta(ROE)》で剥がされたものの、レベルMAXの《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol(ROE)》にあちらが対応できずそのまま勝ち。

理想的な勝ち方だ。

2戦目 ジャンド

Game1
相手先手。
3t目に《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》を召喚し、次のターンには《蜘蛛の陰影/Spider Umbra(ROE)》で一気に攻めてくる。
こちらは同じく3t目に《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》をプレイし、次のターンには《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》で《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》に対処。
その後相手は《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》とプレイだが、肝心のフィニッシャーが出てこない。
こちらは手札に《剥奪/Deprive(ROE)》を構えたまま《灯台の年代学者/Lighthouse Chronologist(ROE)》を育てあげ、《剥奪/Deprive(ROE)》のバックアップのもとで《マンモスの陰影/Mammoth Umbra(ROE)》《ドレイクの陰影/Drake Umbra(ROE)》が《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》に着地して殴って勝ち。

Game2
相手先手。
相手は《森/Forest(ROE)》×2から《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》スタート。
こちらは2t目の《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven(ROE)》からの立ち上がり。
あちらが3t目に薄暗狩り(何故か変換できない)プレイだがこちらも《護衛のゴーマゾア/Guard Gomazoa(ROE)》で対抗。
これには《熱光線/Heat Ray(ROE)》で即応されるが、《マキンディのグリフィン/Makindi Griffin(ROE)》をプレイして主導権を渡さない。
その後《マンモスの陰影/Mammoth Umbra(ROE)》が無事に着地し、相手の《巨術士/Gigantomancer(ROE)》を《剥奪/Deprive(ROE)》したところで相手が投了。

1戦目とはタイプが違うが《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》が良く刺さる。
相手の爆弾には《剥奪/Deprive(ROE)》で対処できるので、かなり楽だった。
総じて相性勝ちか。

3戦目 トリコレベル
Game1
相手先手。
こちら2t目の《灯台の年代学者/Lighthouse Chronologist(ROE)》から。
その後《護衛のゴーマゾア/Guard Gomazoa(ROE)》を召喚し守りながらレベルアップ。
相手はその間に赤マナを用意できず《灯台の年代学者/Lighthouse Chronologist(ROE)》がレベルMAXになって勝ち。

Game2
相手後手。
こちら1マリガン。
こちらの初めての生物が5ターン目の《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》だった時点で勝負あり。
土地3枚と《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》に《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》と《生き残りの隠し場所/Survival Cache(ROE)》で始めたが追加の戦力を引けず。
ダブルマリガンする?

Game3
こちら先手。
相手は1t目の《魂の従者/Soul’s Attendant(ROE)》からの立ち上がり。
こちら2t目の《灯台の年代学者/Lighthouse Chronologist(ROE)》にはきっちりと《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》から《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》で対処される。

その後追加した《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch(ROE)》がレベルMAXで果敢にダメージレースだが、相手に《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven(ROE)》《勇者のドレイク/Champion’s Drake(ROE)》《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol(ROE)》と回避が並んで最後は《よろめきショック/Staggershock(ROE)》で負け。

ここまで回避が充実していると流石にきつい。
上手く《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》が引けるかが鍵になる。
レベルアップの量も多く、5ターン目まではこちらも《剥奪/Deprive(ROE)》を構えながらは動けないので、どうしても相手の戦力が通ってしまう。
それでも《灯台の年代学者/Lighthouse Chronologist(ROE)》を守ってくプランであれば逆転もあり得たかも知れない。
《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》を考慮に入れれば、軽々に2t目に《灯台の年代学者/Lighthouse Chronologist(ROE)》をプレイしたのはミスだったか・・・。
地味に1t目の《魂の従者/Soul’s Attendant(ROE)》でダメージレースに負けた感はあるな。

ターン的に考えて6ターン以降に主力を展開してくる緑系には、納得の強さだ。
緑絡みの中速/低速に対して《剥奪/Deprive(ROE)》を構えてターンを返す時のイヒヒ具合は半端ではない。
最終戦の様に扱い辛い場面もあるが、2枚は十分許容できる強さだ。
今回は当り運も良くて3枚あっても邪魔に感じる事は全くなかった。
こちらは2t目に動ける可能性が高い上に、回避能力を持っているので《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》で動きを封じつつ《剥奪/Deprive(ROE)》を構える事も出来る。

だが、《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》だけは話が違う。
4/3と言うボディもさることながらその能力が致命的過ぎる。
そうなると、のほほんとゲームをしている訳にもいかず、《ドレイクの陰影/Drake Umbra(ROE)》や《マンモスの陰影/Mammoth Umbra(ROE)》でダメージレースを挑む羽目になる。
逆に言うと、軽めの回避と打点がいきなり上がる《陰影/Umbra(ROE)》があるのがデッキ的な強みと言える。
ベクトルは違うが《略奪の爆撃/Raid Bombardment(ROE)》もかなり辛い・・・のかな?
スペルスロットは既に一杯一杯だが、《逆行/Regress(ROE)》があると、何かと楽になるだろうか。

なかなかどうして「弱点がない」デッキと言うのは難しいな。

コメント

Aki
2010年6月30日21:17

僕の中で《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator》はゴミ認定されています。
え、レベル2からなの?
レベルアップコスト重っ!
周りのやつ1サイズ上げても別に・・・
4マナ2/4以上の働きを期待できません。

3-1は同感です。
迷ったら勝てるカードを。
というのをいつも考えています。

nophoto
名無し
2010年6月30日22:15

始めまして。ドラフトの考察、いつも興味深く読ませていただいてます。

全体として非常に難しいドラフトだと思いますが、
自分なら1-2は《繰り返すひらめき/Recurring Insight(ROE)》としてしまいそうです。
相手に依存するのが嫌なところですが、これも一枚で勝てる強力なカードだと思っています。

ろせ
2010年6月30日22:24

1-2>
訓練場あるとやっと強い+オーラとれない時の足しですね。
シールドだとまぁまぁやるこ。自分も暁輝きの発動者で正解かと。
2-13>
長魚の陰影は以下二つから選ぶ。
対象の破壊する呪文を打ち消すor+1/+1ターン終了時に終わらない。
よって、カウンターの足しで使いますね。
3-1>
ゲームスピード優先で同感です。強いグリフィン。



M2_panakin
2010年6月30日22:25

こんばんは!
1-3は《暁輝きの発動者/Dawnglare Invoker(ROE)》だと思いますねぇ。《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator(ROE)》は重い割に、強くないんですよねぇ。確かにレベルが上がって周りに生物わらわらいるなら別なですが・・・

2-2《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》は驚きでした。僕なら青のレベラーピックしてしまいますねぇ。

bun
2010年6月30日23:32

こんばんは。

>Akiさん
そんなに虐めないであげてw
前回の緑白に引き続き、今回で完全に「割と残念な子」認定完了です。

>3-1
これが3色とか4色ピックしてるとなると、話がややこしくなってくるところですが、今回は素直にピックできました。

エントリ内容とは全然関係ないですが、本戦に参加出来る様で、何よりです。
Akiさんのコミュニティの方々同様、僕も応援しておりますよ。
本戦会場で「クーマとピカチュウ」を見かけたらお声をかけさせて頂きます。

>名無しさん
初めまして^^
お越し頂きありがとうございます。

>1-2
1-1の内容を考慮すると、青赤方向に行き辛く感じていました。
個人的には《繰り返すひらめき/Recurring Insight(ROE)》を使うのならばコントロール寄りのデッキの方が良く、となると除去単の様なデッキでの運用を想定します。
が、1-9で《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》を拾う事も考慮に入れていたので思い切って《繰り返すひらめき/Recurring Insight(ROE)》に手を伸ばす選択肢も十分ありえたかと思います。
今回僕が序盤から構想していた青白も戦略としての幅が広い訳でもなく、ピックしたのも《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator(ROE)》ですからね・・・。

よろしければ、またお越し下さい。

bun
2010年6月30日23:35

>ろせさん

>1-2
その評価で正しいと思います。
MOのリプレイを見ていたりすると、割と簡単に人を殺しているイメージがあったんですが、実際に運用してみるとまぁ4マナ2/4でしたw

>2-13
僕もその視点がなかった訳ではないのですが、ろせさんだったら何を抜いて入れますか?

生物のラインナップ的には少数精鋭で、ちょっとこれ以上抜けない感じがします。
スペルに目を移すと過剰評価していた《生き残りの隠し場所/Survival Cache(ROE)》がいますから、これと差し替えかと思う訳ですが、そうすると《空見張りの達人/Skywatcher Adept(ROE)》との競争になるかなと。
個人的には《空見張りの達人/Skywatcher Adept(ROE)》が嫌いなので、《長魚の陰影/Eel Umbra(ROE)》かなぁと言うところですが・・・。

>3-1
打点優先ですよね・・・ってこの考えに至っているなら《生き残りの隠し場所/Survival Cache(ROE)》とか、ちょっと有り得ない感じがしてきましたw
クロックパーミッション(笑)になってしまうw

>M2_panakinさん

>《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator(ROE)》
あえて使うとすれば、それなりの専用デッキ向けのようですね。
ピックした時は2/4のボディがそこはかとなく強靭さを醸し出し、あら。素敵なお方・・・だと思ったのですが運用してみると、とんだマナ喰い虫でしたw

>2-2
デッキ的に既にピックしたカードが《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》向きだった事に加えて、それまでにピックした内容が貧弱で「もう1周」を期待しないとデッキの枚数が足りないかも!と言う状態でした。
さらに1パック目の内容を考えると下家方向で青に参入できたプレイヤーの数は少ないはずで、上家方向に2人いると仮定しても有効な青のカードは3枚ですから、何かしら残っているのではないかと考えた訳です。
逆にここで《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol(ROE)》に手を伸ばしてしまうと、卓に他に1人はいるだろう白プレイヤーに《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》を持っていかれてしまう可能性もありました。

と言う訳で《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》をピックしました。
卓の流れから考えて《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》を2手目に取りたい訳ではない(実際に2-5でも取れている)訳ですが、デッキを作る事を考えると致し方ない選択だった気はします。
もっとピックに余裕があれば、別の選択肢もあったんですがw

ろせ
2010年6月30日23:53

>2-11《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》カット
>不要カットっぽい。
っとあったので2-13はこんなくそ入れるか!!って意味なのかとww
自分なら、このプールなら
空見張りの達人はオーラ着地が不安+育っても簡単に落ちるんで、メインは却下。
柱平原の雄牛(笑)優先で。
メインは生き残りの隠し場所←→長魚の陰影ですかね。

bun
2010年6月30日23:56

あーw
なるほど。

不要カット=《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》は《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》あるからカットしなくても良かったのに、カットしちゃったって言う意味でしたw

やっぱり代替は《生き残りの隠し場所/Survival Cache(ROE)》ですね。
コントロール使ってる時に打たれるとヘビーに嫌な感じなのに、使ってみるとふーん・・・って感じでしたw
でも打たれて嫌って事は、別に弱い事をやってる訳じゃないので不思議ですね。

D
2010年6月30日23:59

皆さんカビーラについて同じ見解のようですね。(かく言う自分も暁>カビーラですが。)

ドラフトの本題とはずれますが

カビーラは兎に角レベルアップが重い事が最大の難点ですね。

他の色にいるアンコモンレベルアッパーはLv1から仕事をしてくれるのにも関わらずコイツだけLv2から。

敬慕される教師を使うデッキでもカビーラが居なくても他のレベルアッパーで十分戦線を維持できる。

さらに教師を絡めたレベルアップデッキで+修正を期待するのであれば英雄の時の方が大体の場合強い。

能力的に横に並べるデッキと相性がいいはずなのですが青白はレベルアップというシステムの関係でクリーチャーをそこまで並べない。

しかも数を横に並べるのは完全に黒赤緑のエルドラージドローンに負けている。

と、イマイチ噛み合わないかわいそうな子なんですよね。

ただ他のレベルアッパーとは違い出した瞬間(Lv0)にガッチリしている点は評価すべきで、飛んでないマキンディのグリフィンにオマケでレベルアップ機能がついたよ!(褒め言葉)って認識で使うのが良いと思います。

昔公式コラムで百蘭の騎士を緑依りの白(青依りの白だったかも)と例えていましたが、カビーラはエルドラージ依りの白ってイメージがピッタリだと自分は思ってます。

白緑(トークンデッキ)を作るんであれば追加の大群守りとして考えれば悪くないですし。

緑を足さない(つまり大群守りが居ない)トークンデッキに居場所を見つけられますね。

相性が良いカードは肉喰らうもの、遊牧民の集合など。

個人的にオススメなのは黒白トークンですね。

黒の除去も使えエルドラージドローンも居る為です。特に本質の給餌は点数が低いため集めやすいのがポイントです。

生き残りの隠し場所も給餌と相性良いですしね。(6点も差がつく!のでほぼ確実に2ドローとして機能します。)

勿論生き残りの隠し場所は先に撃つ場合が多いと思うので孤高の宣教師を採用する必要があると思いますが…。

話が脱線しまくりましたが青白では暁輝きの発動者がはるかに必要枠だと思います。

青白でカビーラは取れたら入れるかな?ぐらいの認識で問題ないかと思います。

listener
2010年7月1日0:02

1パック目は難しい流れでしたねぇ。
黒に入りたいと思わせるほど強いカードはないし、だいたい上にいそうだし。
緑も薄く上にいそう。赤もいそう。
というわけで、青白という選択は素直に正解だと思います。

家畜化など強力オーラとった瞬間に鹿が欲しくなるので
青か黒にめぼしいものがなければ白主張するのが最近のボクのトレンドです。
鹿を安く手に入れたいと考えます。

1-2はそういう意味で目立つ暁輝きをカット。
最近、ボクは暁輝きの点数下がってます。タフネス1はオーラがつけにくいです。

1-6も野心の発動者で正解だと思いますが、強打をカットして白主張していたかもしれません。
鹿スキスキーです。

デッキも好みです。
・鹿&強力オーラ
・タフネス3以上のフライヤー
・カウンター
この3点そろえてクロックパーミッションというのは
ROEでは最強クラスの強さだと思っています。突破力では文句なく最強。
(対応力では青黒に軍配)

bun
2010年7月1日0:19

こんばんは。

>Dさん

>カビーラはエルドラージ依りの白ってイメージ
これは判りやすい!

僕も以前に軽めの白緑ビートを組んだ際に、落とし子トークンが強くなったら良いなぁ位で使ってみたんですが、デッキの性質上、ほとんどレベルアップする事無く終わりましたw

青白レベルは色的に白黒や青黒レベルよりコントロール能力が落ちるので、《カビーラの擁護者/Kabira Vindicator(ROE)》が強くなるまで待ってられないと言うのはあると思います。

色的に《敬慕される教師/Venerated Teacher(ROE)》や《英雄の時/Time of Heroes(ROE)》を使うならそれだけで良いじゃんって言う話も納得ですね。

白青や青黒、白緑って言うレベルのイメージは以前から持っていましたが、白黒のトークンを絡めたレベルと言う考え方は、今まで持っていませんでした。
元々レベルアップ自体がコントロールライクな能力なので、コントロール力の高い黒との組み合わせは、良さそうです。
仰る様に《孤独な宣教師/Lone Missionary(ROE)》も本来、コントロール向きの生物ですし。

>飛んでないマキンディのグリフィン
これはかなり笑ってしまいましたw

ここだけ切り取るとかなり不憫な子ですね。
いや。しかし適材適所と言う言葉がぴったりきますね。
新しい視点を頂きました。感謝です。

> listenerさん

2-1の《カザンドゥの牙呼び/Kazandu Tuskcaller(ROE)》カットまで、軽く絶望感漂うピックだったので、どうなる事かと思いましたw

1-6の《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》も卓内の緑の点数が判らず、1-5で好きなようにピックすると決意した割には、ブレが見られます。
最終的にはデッキが組めたので、大筋では間違ってなかったのかな?と言うところです。
が、1パック目の流れを見れば上家方面と青被り気配で、卓には合計4人の白プレイヤーと決して良い状況ではありませんでした・・・。

デッキが完成した時、どっかで見たな・・・?と思いましたが、以前にlistenerさんが組んでいたのとほとんど同じ青白でしたw

《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》のエンジンは環境的に積みやすいのが良いですね。

クロックパーミッション的なデッキはエルドラージ系に強いのが利点ですね。
逆に苦手なのが《英雄の時/Time of Heroes(ROE)》や《敬慕される教師/Venerated Teacher(ROE)》が入ったレベルアップなどの横に並べてブンブンモードがあるデッキかと思います。
ここら辺に対処するのは、どのデッキでも苦労するかと思いますが、除去コンなら比較的容易に対処できる感じがします。

そう考えるとエルドラージ環境のドラフトは明確な相性差まで考えなくてはならず、難しいですが、そこが面白いとも言えますねw

bun

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