エルドラージ覚醒環境に入ってから、戦績は好調なのだが、緑白意外は自分の目から見てきれいなデッキとは思えないデッキしか組めなくなってしまった。
一応理由に心当たりはあるのだが・・・。

と言う事で、昨日のレポートを書きつつドラフトをしていた時の記録を。
書いていかないと貯まってしまうし、貯まってしまうと忘れてしまう。

と言う訳で以下が今回のピック譜である。
http://sky.geocities.jp/wenmin0624/6-7-2010.html

1-1
候補としては《髑髏砕き峡の王/Lord of Shatterskull Pass(ROE)》が頭一つ抜けていて、次点で《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》
パック内容がかなり貧弱で、1周後には余り期待できない。
緑を取るなら《帰化/Naturalize(ROE)》と言うところか。
と言う事で特に迷いなく《髑髏砕き峡の王/Lord of Shatterskull Pass(ROE)》を。

1-2
これも特に迷い無く《家畜化/Domestication(ROE)》を。

1-3
《エムラクールの孵化者/Emrakul’s Hatcher(ROE)》
なかなかに素直な流れである。

1-4
《戦いへの欲望/Lust for War(ROE)》
・・・と見せかけて《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》!

そうなのだ。
これこそが僕の病根であり、デッキがきれいに組めない元凶なのである。
謂わば《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》依存症の様な状態で、見れば取ってしまう。
エルドラージ覚醒でコントロールを組むなら2色よりも断然3色であると考えているが、これはどうなのか・・・。
幸い(?)最近の成績は良好なので、実はこれがソリューション的なピックなのかも知れないが、どう考えても早すぎである。

1-5
《バーラ・ゲドの蠍/Bala Ged Scorpion(ROE)》と迷って《剥奪/Deprive(ROE)》を。
この次点で既に2色は頭にないが、相方が黒になるとは限らない。
白を選べば《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》もピック可能で、既にピックしてある《家畜化/Domestication(ROE)》と将来的にピックできるかも知れない《睡眠発作/Narcolepsy(ROE)》との組み合わせは強力だ。
コントロールなら《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》でも十分強いだろう。

1-6
個人的にかなり評価の高い《現実離れした回顧/Surreal Memoir(ROE)》を。
この次点で白よりは大きく黒よりの思考に。
インスタントの集めやすさが違う。

1-7
《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》
おおっラッキー。これ安いんだよねー。
と思いつつ《戦争売りの戦車/Warmonger’s Chariot(ROE)》を見送る胸の内は複雑だ。
自分で使うとは思わないが、使われるのは嫌である。

1-8
《霜風の発動者/Frostwind Invoker(ROE)》を・・・と見せかけて《戦慄の徒食者/Dread Drone(ROE)》!
いや。あの。この時、僕の中には《分かち合う発見/Shared Discovery(ROE)》を使うと言う野心的な試みがあってのピックである。この選択は2度とやりません。・・・多分。

以降は青赤黒ピック。
既にデッキ基盤は形を見せ始め、1パック目としては(《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》依存症患者としては)上々である。
後はどこまで成長するか、と言うところ。

1-9《分かち合う発見/Shared Discovery(ROE)》(あくまで個人的に)ラッキー!
1-10《背教のドッペルゲンガー/Renegade Doppelganger(ROE)》
1-11《アクームの岩足/Akoum Boulderfoot(ROE)》サイド
1-12《ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Ulamog(ROE)》

1パック目終了時点でグリクシスエルドラージを夢想する。
《群れの誕生/Brood Birthing(ROE)》から繰り出される《分かち合う発見/Shared Discovery(ROE)》は高速で《ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Ulamog(ROE)》を呼び出し・・・と言う脳内妄想。
この時の僕に「レシピにしてみろよ」と言ってやりたい。

2-1
《乱暴者の噴火/Hellion Eruption(ROE)》から。
この時点で、先ほどの妄想は別の色合いを帯びる。
《群れの誕生/Brood Birthing(ROE)》から繰り出される《分かち合う発見/Shared Discovery(ROE)》は高速で4/4の群れを呼び出し・・・と言う脳内妄想。
がっちりした上でのフィニッシュブローとしてはなかなかのもの。
少なくとも先の《ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Ulamog(ROE)》よりは良さそうだ。

2-2
《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat(ROE)》を。
微妙な選択だが、他の候補も貧弱だ。

2-3
さらに貧弱なパックが続くが、1枚は欲しかった《逆行/Regress(ROE)》を。
《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》《逆行/Regress(ROE)》《現実離れした回顧/Surreal Memoir(ROE)》の組み合わせは強力だ。
でも3手目か・・・。

2-4
《産卵の息/Spawning Breath(ROE)》と迷って《繰り返すひらめき/Recurring Insight(ROE)》を。
初めて使ってみたが、コントロール用のサイドカードと言うのが適切な評価の様に思える。

2-5
クリックミスの末《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》を。
いや。欲しくてとった訳じゃないんだ。信じてくれ。

2-6
均等3色上等の僕は《死者のインプ/Cadaver Imp(ROE)》を。
正直《孔の歩哨/Vent Sentinel(ROE)》で良かった気もする。

2-7
デッキ的に《戦闘塁壁/Battle Rampart(ROE)》はあまり使えず、《無傷の発現/Emerge Unscathed(ROE)》カットと迷うも《本質の給餌/Essence Feed(ROE)》を・

以降も青赤黒ピック。

2-8《産卵の息/Spawning Breath(ROE)》ラッキー!
2-9《群れの誕生/Brood Birthing(ROE)》ラッキー!
2-10《思考の消滅/Perish the Thought(ROE)》ラッキー!
2-11《過去の受難/Suffer the Past(ROE)》カット。死んでもサイドインされたくない。
2-12《エムラクールの手/Hand of Emrakul(ROE)》《群れの誕生/Brood Birthing(ROE)》を考慮。
2-13《過去の受難/Suffer the Past(ROE)》カット。
2-14《グロータグの包囲抜け/Grotag Siege-Runner(ROE)》マジか。

全体的に見て非常にマズかった2パック目。
折角のエンジンを生かせるものを3パック目も探し続けなければいけない。

3-1
見た瞬間《熱光線/Heat Ray(ROE)》!と思うも冷静に《飛び地の暗号術士/Enclave Cryptologist(ROE)》

3-2
《肉喰らうもの/Rapacious One(ROE)》・・・と見せかけて《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》!
ほら。また病気だよ。見せかけすぎなんだよ・・・。
ピック後に改めて見ると本当に酷いな。

3-3
《家畜化/Domestication(ROE)》を。
《背くもの/It That Betrays(ROE)》に一瞬、心奪われたのは内緒だ。

3-4
《マゴーシのスフィンクス/Sphinx of Magosi(ROE)》!
ラッキー過ぎた。《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》とかそんな問題じゃない。

以降も3色ピック。
途中で2色にまとめれば良かったと思うも既に《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》はピック済みである。
しかも1-4と3-2でな!
・・・反省します。

3-5《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》
3-6《剥奪/Deprive(ROE)》
3-7《スフィンクスの骨の杖/Sphinx-Bone Wand(ROE)》
ダブルスフィンクス再び!

3-8《怒りの雨雲/Rage Nimbus(ROE)》ラッキー!
3-9《先読み/See Beyond(ROE)》ラッキー!
3-10《勇者のドレイク/Champion’s Drake(ROE)》カット。
やっと少し正気になる。

3-11《グロータグの包囲抜け/Grotag Siege-Runner(ROE)》
ミスピックかも。《長魚の陰影/Eel Umbra(ROE)》?

3-12《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》ラッキー!
3-13《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》ラッキー!
3-14《先読み/See Beyond(ROE)》ラッキー!

・・・と言う訳で赤面ピックは終了。
素直に青赤にまとめておけば良かったと反省。
1-4も早いが3-2は別の意味でダメ。
1パック目の黒の取れて無さを考えれば2色で組み上げようと思うのが妥当なところ。
《肉喰らうもの/Rapacious One(ROE)》を流して《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》してる場合じゃない。

MO 8-4 URb Deck

8 《島/Island》
6 《山/Mountain》
3 《沼/Swamp》

1 《飛び地の暗号術士/Enclave Cryptologist》
2 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
1 《死者のインプ/Cadaver Imp》
1 《怒りの雨雲/Rage Nimbus》
1 《髑髏砕き峡の王/Lord of Shatterskull Pass》
1 《記憶の壁/Mnemonic Wall》
1 《エムラクールの孵化者/Emrakul’s Hatcher》
1 《戦慄の徒食者/Dread Drone》
1 《マゴーシのスフィンクス/Sphinx of Magosi》

2 《予言のプリズム/Prophetic Prism》
1 《剥奪/Deprive》
1 《先読み/See Beyond》
1 《産卵の息/Spawning Breath》
1 《逆行/Regress》
2 《家畜化/Domestication》
1 《現実離れした回顧/Surreal Memoir》
1 《本質の給餌/Essence Feed》
1 《乱暴者の噴火/Hellion Eruption》
1 《繰り返すひらめき/Recurring Insight》
1 《スフィンクスの骨の杖/Sphinx-Bone Wand》

改めて見るとすごいものを作ったな・・・。
前回より良くなった点はきちんと《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》が取れているところ。
前回より悪くなった点はインスタントが非常に貧弱である事。
《現実離れした回顧/Surreal Memoir(ROE)》は採用ラインをぎりぎりアウトだが、他にもドロー要素が豊富な事、やはり《スフィンクスの骨の杖/Sphinx-Bone Wand(ROE)》と相性良好な事を理由に残した。
出来の悪いシールドデッキの様である。

試合結果は以下の通り

1戦目

緑黒 0-2 グリクシス←僕
赤白 1-2 ジャンド
白緑 0-2 白黒
緑赤 0-2 青黒

2戦目

ジャンド 0-2 グリクシス←僕
青黒 0-2 白黒

3戦目

白黒 0-2 グリクシス←僕

3-0

1戦目 緑黒
Game1
相手先手。
2t目《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》から。
そして3t目に《死の信者/Death Cultist(ROE)》・・・?
かなり怪しい挙動だが、以降相手の土地が止まる。
4t目に《尊大な血王/Arrogant Bloodlord(ROE)》を追加されるが、《産卵の息/Spawning Breath(ROE)》トークンで対処して《エムラクールの孵化者/Emrakul’s Hatcher(ROE)》→《乱暴者の噴火/Hellion Eruption(ROE)》で勝ち。

Game2
相手先手。
3t目《胞子頭の蜘蛛/Sporecap Spider(ROE)》からスタート。
4t目の《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》は《家畜化/Domestication(ROE)》で対処して、6t目に《本質の給餌/Essence Feed(ROE)》を。
そこから《乱暴者の噴火/Hellion Eruption(ROE)》して勝ち。

2戦目
Game1
相手先手。
1t目《ズーラポートの処罰者/Zulaport Enforcer(ROE)》から。
2t目に《オーガの列断剣/Ogre’s Cleaver(ROE)》を置くも、そこからレベルアップしかしてこない。
《逆行/Regress(ROE)》と《家畜化/Domestication(ROE)》で凌いで《髑髏砕き峡の王/Lord of Shatterskull Pass(ROE)》がレベルMAXで勝ち。

Game2
相手先手。
相手が初動4t目の《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》
5t目の《踏みつけの仔/Stomper Cub(ROE)》を《剥奪/Deprive(ROE)》
返しのターンの《怒りの雨雲/Rage Nimbus(ROE)》》は《死骸孵化/Corpsehatch(ROE)》されるが、相手も《逃亡した虚身/Escaped Null(ROE)》を続けるだけに留まる。
7マナフルタップで《スフィンクスの骨の杖/Sphinx-Bone Wand(ROE)》を設置すると《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》で《剥奪/Deprive(ROE)》を回収して、後はやりたい放題で勝ち。

3戦目 白黒
Game1
相手先手。
1t目の《魂の従者/Soul’s Attendant(ROE)》からスタート。
そのまま4回ほど殴られるが、相手から後続が出てこない。
いぶかしく思いながらも《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》をプレイすると《バーラ・ゲドの蠍/Bala Ged Scorpion(ROE)》
なんじゃそりゃ。出して殴れよと思うもこちらも生物がいない。
さらに1回殴られたところで《家畜化/Domestication(ROE)》をトップして《バーラ・ゲドの蠍/Bala Ged Scorpion(ROE)》に。
これで相手が殴れなくなったので《繰り返すひらめき/Recurring Insight(ROE)》で大量にカードを引いて《マゴーシのスフィンクス/Sphinx of Magosi(ROE)》を《剥奪/Deprive(ROE)》で守って勝ち。

相手は今までどうやって2勝したんだろう・・・?

Game2
相手先手。
またも1t目《魂の従者/Soul’s Attendant(ROE)》だが《産卵の息/Spawning Breath(ROE)》で対処する。
相手は土地がつまり気味だが《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》をプレイし、続くターンにレベルアップしてきたので《逆行/Regress(ROE)》で対処。
返すターンで《現実離れした回顧/Surreal Memoir(ROE)》を打って《逆行/Regress(ROE)》を手札に。
相手が出してきた《マキンディのグリフィン/Makindi Griffin(ROE)》をこちらのアップキープに《逆行/Regress(ROE)》→《現実離れした回顧/Surreal Memoir(ROE)》で回収する。
次のターンに相手は土地をセットして《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》をプレイ後即レベルアップ。
こちらは《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》で《現実離れした回顧/Surreal Memoir(ROE)》を回収し、次のターンには《スフィンクスの骨の杖/Sphinx-Bone Wand(ROE)》を。
そのまま勝ち。

と言う訳で3-0だが、解り易くピックがぐちゃっている。
今回勝てたのは運が良かっただけだ。
とりあえず《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》の点数を下げないと。
・・・と思っているが下げられるかどうかw

2回使ってみて《スフィンクスの骨の杖/Sphinx-Bone Wand(ROE)》は強いと思った。
でも、それは相手がある程度ゆっくりしている時だけ。
相手のデッキが早い場合は、こちらもどんどん手札を使ってしまうため、思うように活躍しないんじゃないかと思った。
試合を振り返ってみると、《マゴーシのスフィンクス/Sphinx of Magosi(ROE)》を《剥奪/Deprive(ROE)》で守ったり、《スフィンクスの骨の杖/Sphinx-Bone Wand(ROE)》でやりたい放題したり、《乱暴者の噴火/Hellion Eruption(ROE)》でどうしようもなくしたりしている。
スペルの使いまわしで時間を稼いで、ただ単に強いレアで勝負を決めると言うのも、ある程度有効なやり方・・・なのかな。

周囲も強いデッキの形を求めて模索中なのかも知れない。
周りのデッキが弱ければ弱いほど「レア1枚で勝つ」タイプのデッキは勝率が上がる。
最近のセットの傾向として、よりドラフトでも構築然とした振る舞いを求められると言う事がある。
それを考えると、紙束の様なレア単よりも、きちんと「構築」されたデッキに軍配が上がるのは明らかだ。

それを考えると、今の様なやり方で、いつまでも勝てるはずが無い。
模索は続く。

コメント

M2_panakin
2010年6月9日22:52

1没上等の僕から見ると、今回のピックからbunさんはROE環境をコントロールが強いと見ているのかと感じました。
序盤のクロックを維持して押し切ることを意識している僕なら間違いなく赤青になっていたでしょう。

ただ、なにはともあれ勝っているのでbunさんのピック、ゲームは参考になります。

《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》
けして安くはないので難しいところだとは思います。

bun
2010年6月10日15:13

こんにちは。

>コントロールが強いのかと見ているか

「コントロールの方が強い」と言うよりは、コントロールの方がピックしやすいと感じています。
例えばきちんと機能するビートデッキを組もうとすると、マナ基盤とマナカーブをきれいに整えた方が良いと思いますし、そう考えると色選択を間違えた際のリカバリが難しいです。
その点コントロールなら、取りあえず除去と《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》のようなキー・カードが取れればデッキになるので、ピックが簡単になります。

プレイに際しても長期戦を想定して戦っていけば良いので「この場面でリソースを失ってもライフを削った方が良いか」と言う問題とは比較的無縁でいられます。

ただ、このまま楽をして良いのかな?とは思います。
こう言う取り方が、エルドラージ環境では肯定されると言うのであれば良いのですが。
いまはそれを探して、いろいろ見て回っています。

面白いものを見つけたので、そのうちエントリに出来ればと思います。
bun

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