まつがんさんのエントリにインスパイアされたため緑のビートデッキをドラフトしてみようぜと言うのが今日の趣旨。
エルドラージ覚醒が始まってから概ね3色ピックしかしていない僕に、きれいにデッキを組む事ができるかどうか・・・。
と言う訳で以下が今回のピック譜である。
http://sky.geocities.jp/wenmin0624/5-26-2010.html
1-1
うーん。いきなり難しい。
目指すデッキ的には《コーの綱投げ/Kor Line-Slinger(ROE)》か《大群の力/Might of the Masses(ROE)》だが、そうするといきなり未体験ゾーンに突入してしまう。
安いカードは安い順目で取ってこそ意味があるので、尖ったピックは取り合えず自重した。
普通に《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》を。
1-2
多色大好きな僕としては、いきなり《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》か《熱光線/Heat Ray(ROE)》だが、それはもはや過去の話であり、少なくとも今回だけは明確に違うピックを。
2t目の2/2から3t目にして強烈にサポートする《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》を。
1-3
うへぇ。いきなり緑が枯れている。
ビートが組めなかった時の事を考えると、リカバリが簡単な多色方向に進む事になる。
よってここでは《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》を。
パック内容もそれほど冴えないので、まぁ良いだろう。
1-4
《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》と非常に迷って《大群の力/Might of the Masses(ROE)》を。
どちらもデッキに必要なものであり、後者の方が代わりが少ない(けど2/2の方が枚数は必要)
デッキの核があれば、ある程度生物は何でも良いと考えた。
そもそも2/2は安い前提のピックなのだから、これで良いと思う。
1-4で《大群の力/Might of the Masses(ROE)》とか僕の中ではかなりのはっちゃけ具合だが、覚悟を決めてビートする事を志す。
メインカラーは緑と定めて、他の色は本当に安い時だけ取れば良いだろう。
1-5《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》
1-6《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》良いぞ!
1-7《短刀背のバジリスク/Daggerback Basilisk(ROE)》
《餌食の復讐/Prey’s Vengeance(ROE)》と非常に迷ったが・・・。
緑の3マナ帯は貴重だが、色を選ばなければ他にもある訳で、ピックミスか。
一応、土地17/生物16/スペル7の枠が頭にあった。
1-8《大群の力/Might of the Masses(ROE)》ラッキー!
1-9《減縮/Shrivel(ROE)》カット。
誰だよ《大群の力/Might of the Masses(ROE)》取った奴。
1-10《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》ラッキー!
緑は卓2かな?
1-11《もやの蛙/Haze Frog(ROE)》サイド
1-12《無害な突撃/Harmless Assault(ROE)》カット
1-13《胞子頭の蜘蛛/Sporecap Spider(ROE)》サイド
1-14《葉の矢/Leaf Arrow(ROE)》ラッキー!サイド
ここまで緑単2マナ帯が1枚しかとれておらず厳しいが《大群の力/Might of the Masses(ROE)》2枚に《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》2枚は心強い。
さて。サイドカラーは何にしようかなと思うと1-10を見て白かな。
2-1
是非欲しかった《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》を。
《戦争売りの戦車/Warmonger’s Chariot(ROE)》も強いがスペル枠はかなり埋まっている。
2-2
《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》
デッキの核であり、文句なし。
2-3
スペル枠を見て《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》取ったけどミスっぽい。
相手に出されると悶絶するだろうから、カット気味に取っておいても良かったと言えば良かったかな?
以降もセカンドカラーを探して基本的には緑単ピック。
2-4《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》ラッキー!
2-5《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》ラッキー!
2-6《大群の力/Might of the Masses(ROE)》ラッキー!
2-7《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》カット。
微妙。同じカットするなら《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》かな?
2-8《葉の矢/Leaf Arrow(ROE)》
ミスピック。《ネーマの沈泥潜み/Nema Siltlurker(ROE)》にすれば良かったな。
2-9《無傷の発現/Emerge Unscathed(ROE)》カット兼サイド
2-10@《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》ラッキー!
にしても《成長の発作/Growth Spasm(ROE)》と言い緑が安いな。
後は適当に。
2パック目終了時点でもほぼ緑単。
場合によっては白のタッチがあるかな?と言うところ。
欲しかった2マナ帯もまずまず取れて、緑は卓に安い様で良い感じに。
3-1
《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》から。
以降も緑単ピック。
タッチでのセカンドカラーも探ったもののこれは!と言うものは無し。
MO 8-4 MonoG Deck
17《森/Forest(ROE)》
2《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》
2《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》
1《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》
2《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》
1《短刀背のバジリスク/Daggerback Basilisk(ROE)》
2《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》
1《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》
2《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》
1《踏みつけの仔/Stomper Cub(ROE)》
2《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》
3《大群の力/Might of the Masses(ROE)》
1《蜘蛛の陰影/Spider Umbra(ROE)》
2《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》
1《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》
結果として緑単に。
単純にMonoGと記したかっただけ疑惑が濃い。
それでは要件に従って、デッキをチェックして行こう。
生物枚数。良し。
スペル枚数。良し。
マナカーブ。悪し。
理想を言えば2マナ帯はもっと欲しいし、3マナ帯が少なすぎる。
その分4マナ帯に伸びていて、《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》スタート出来れば強いだろうが・・・と言うところ。
その4マナ帯にしても《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》は何か違うだろと言う感じだし《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》さんマジ重いッス。
しかし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのワーム界の超新星である。
爆肉剛体のスペックに、甲鱗様をリスペクトしたあのフォルム。
これを入れない訳には・・・。
理想的に動けば比類無き破壊力だが、安定性は・・・まぁこの際気にせずに行こう。
個人的には弱いデッキではないと思うが、ピックの趣旨からするとズレていると思う。
因みに対戦結果は以下の通り
1戦目
グリクシス 0-2 緑単(サイド後に緑白に)
青黒 0-2 白黒レベルアップオーラ
赤白 0-2 緑赤オーラ
赤白壁 1-2 黒青
リプレイを見た時に、白黒の完成度が非常に高かった。
《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》と言う爆弾レアに加えて、白黒と言う成長の遅いデッキの弱点を《血の復讐/Vendetta(ROE)》×2と《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》《失脚/Oust(ROE)》が支え、さらに《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》が相手の攻撃を牽制する。
《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》は先制攻撃が《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat(ROE)》ともマッチしていて、レベルが上がるまでの時間を稼いだ後は、強力な攻撃手段として残る事になる。
その上で《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》と
《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer(ROE)》のアドバンテージエンジンも搭載されていて、全体像を見る事はMOのシステム上、不可能であったが非常に美しく感じた。
今回僕が構築したのは緑単であり、必然システムには手が出せない。
相手の体勢が整う前に、こちらの腕力が相手を粉砕するか。
若しくは相手の技量がこちらを絡め取るか。
もしこのまま両者共に勝ち進んだ場合は、厳しい戦いになるだろう。
赤白壁は黒青相手に良い様に片付けられてしまった。
やはり性質上、回避中心のデッキには厳しいか。
短期決戦は望むべくもなく、アドバンテージ勝負に持ち込むのも難しい。
自分では試そうとは思えないタイプだ。
2戦目
緑赤オーラ 0-2 緑単
黒青 0-2 白黒レベルアップオーラ
レベルアップ合戦を白黒が制して決勝まで勝ち上がってきた。
青黒は《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》には《絶望の誘導/Induce Despair(ROE)》で応じたもののレベルMAXの《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven(ROE)》の前に屈する事になった。
非常に好勝負であったが、黒青側が序盤にダメージソースを展開する事ができず、白黒が成長する時間を与えてしまった事と、《英雄の時/Time of Heroes(ROE)》と《失脚/Oust(ROE)》のプレイタイミングが絶妙で、あえて黒青側にダメージレースを挑ませるゲームプランが秀逸だった。
白黒 1-2 緑単(サイド後に緑青に)
3-0。
1戦目 グリクシスコントロール
Game1
相手後手を選択。
相手の行動に若干驚かされたものの、これ幸いと2t目《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》からスタート。
3t目には《大群の力/Might of the Masses(ROE)》を構えつつ《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》を送り出す。
相手のアクションは1t目《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》から《山/Mountain(ROE)》をサーチし、2t目には《島/Island(ROE)》から《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》と多色コントロールの展開。
3t目のセットは《沼/Swamp(ROE)》で、さながら前回までの自分が立ちはだかるような錯覚を覚える。
しかし、相手も見ずにおもむろに後手を選択すると言う行為はいささかやり過ぎだったようで、展開面でこちらが圧倒。
3t目にプレイされた《よろめきショック/Staggershock(ROE)》にはきっちり《大群の力/Might of the Masses(ROE)》を合わせて楽をさせない。
そのまま《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》を追加する。
反復された《よろめきショック/Staggershock(ROE)》で《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》は撃沈するも、さらに《踏みつけの仔/Stomper Cub(ROE)》をプレイ。
相手は返すターンで《戦慄の徒食者/Dread Drone(ROE)》をプレイして何とか持ちこたえようとするが、事態は好転することなく相手が投了。
勝ち。
サイドボードから相手の除去の多さを見越して《無傷の発現/Emerge Unscathed(ROE)》をサイドイン。
Game2
相手後手を選択。こちらは《森/Forest(ROE)》2枚に、3ターン目にも動かない手札をマリガン。
こちら2t目の《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》からゲームを始め
3t目《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》で土地を伸ばす。(サーチは《平地/Plains(ROE)》)
4t目には《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》をレベルアップしてターンを返す。
相手は3t目初動で《ジュワー島の小走り/Jwari Scuttler(ROE)》を。
これには若干困ってしまうが、ノータイムでブラフアタックすると無事に両方ともスルーされる。
4t目には《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》を置いてターンエンド。
今度は《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》のみでアタックし、これがスルーされて4点。
《剥奪/Deprive(ROE)》される可能性はあったものの《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》をプレイしてこれには《剥奪/Deprive(ROE)》が飛んでくる。
相手は土地をセットし直し、今度は《先読み/See Beyond(ROE)》
そこから引いてきたのか《睡眠発作/Narcolepsy(ROE)》を《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》にプレイする。
ハンド的には圧倒的な差が生じているが、土地を引き続けてきたのが幸いして《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》を戦場に。
相手はこれに即《血の復讐/Vendetta(ROE)》で応じて残りライフは3。
しかし、追加で戦場に現れたのは《髑髏砕き峡の王/Lord of Shatterskull Pass(ROE)》!
それに対してこちらは《森/Forest(ROE)》を置いてターンを終えるのみ。
レベルアップするかどうかを迷ったが・・・。
相手は返すターンで追撃とばかりに《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad(ROE)》!
即座に《ジュワー島の小走り/Jwari Scuttler(ROE)》が竜に変わる。
そしてターンエンドに・・・《無傷の発現/Emerge Unscathed(ROE)》!
青を指定すると《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》を縛っていた《睡眠発作/Narcolepsy(ROE)》が剥がれ落ちて行く。
次のターンには反復で、指定はもちろん赤。
対戦相手のライフは3。
勝ち。
《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》が届けてくれたのは《無傷の発現/Emerge Unscathed(ROE)》
結局《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》のレベルアップはしておくべきだったと思う。
しかし、それによって相手に警戒されるのが嫌だった。
《逆行/Regress(ROE)》でも構えられれば、ほとんどの場合負けてしまう。
今回は、最高の形で決まったが、かなり怪しいプレイだ。
相手の後手選択には結果的に助けられた。
1戦目は仕方が無いにしても、2戦目でも後手を選択されるのは、こちらのデッキがバレていない証拠だ。
2戦目 緑赤オーラ
Game1
こちら先手。
2t目の《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》に《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》が付くEasyWin。
相手も《エムラクールの孵化者/Emrakul’s Hatcher(ROE)》とかプレイしてきたけど、トランプルの前には無力。
そもそもダメージレースで先行しているが、《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》さんが相手に絶望を与えて勝ち。
Game2
相手先手。こちら1マリガン。
相手が2t目《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》からスタート。
3t目には《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》までチェーンして嫌な展開。
こちらは2t目《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》で3t目4/4にするも殴るとダメージレースで負けるため殴れず。
4t目に《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》をプレイするも《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》を《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》され、《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》もアタックしてきた《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》をブロックすると、そこに飛んでくるのは《大群の力/Might of the Masses(ROE)》!
これでこちらの戦力は壊滅してしまい相手は《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》を追加。
帰ってきたターンで《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》をプレイし、土地を伸ばしながら防御を固める。
かなり《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》に殴られるが、ブロック後ようやく《大群の力/Might of the Masses(ROE)》で《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》を排除。
相手も《エムラクールの孵化者/Emrakul’s Hatcher(ROE)》を追加するが、以後のターンはそれほど動きなし。
そうこうする内に土地は伸びないものの、それ以外は生物な訳で、少しずつ相打ちを取っていく。
そしてついにトークン4体以外はいない場を作り、《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》で削り取っていく。
相手のライフがあと12と言うところで《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》再びでいきなりピンチ。
次のターンで殴り殺さないと、こちらが《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》の能力で死んでしまう。
場には《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》×2と《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》で手札には《大群の力/Might of the Masses(ROE)》が。
なんか引け!と投げやり気味にドローすると《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》!
引いた瞬間、うへー。ブロックされるし足りないじゃん・・・と思うも、僕の頭の中の京速計算機が
《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》×2 +《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》+《大群の力/Might of the Masses(ROE)》
=(3×2)+3+3
=12
・・・12点!
と言う計算を実に30秒と言う短期間でやってのけ相手を倒した。
危うくトップデッキに気がつかずに死ぬところだった・・・。
勝ち。
3戦目 白黒
Game1
《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》が付いた《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》が突破できず、《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》と《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer(ROE)》に好き放題やられて、渾身の《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》+《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》も《失脚/Oust(ROE)》されて負け。
《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven(ROE)》をゆったり《セラの天使/Serra Angel(M10)》にされるほど相手が固かった。
サイドボードから《現実のひきつけ/Reality Spasm(ROE)》をサイドイン。
相手が固すぎるため膠着させてフルパンで勝つプラン。
Game2
こちら先手。
2t目《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》3t目《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》と順調に攻め立て、あっという間に相手のライフは8になるも、またしても《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》+《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》が決まってしまい、さらに《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat(ROE)》もパワー前回で攻めるに攻めれず。
相手も土地ばかり引いているようで膠着状態だが、《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》が出てきてしまい、ピンチに。
相手のプレイもかなり固くて、隙がない。
《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》は辛うじて生きているものの、土地は7枚で止まっていて、能力の起動まで行き着く事が出来ない。
遂に《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》が最終形態になってしまい、手札の《大群の力/Might of the Masses(ROE)》を使って《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》を生き残らせる。
この時点でこちらのライフは10で、相手の《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat(ROE)》2回圏内だが、前述の様に相手は殴ってこなかった。今のままの体勢を維持する限り、ほとんどこちらに逆転の目はないからだ(相手からどう見えていたのかは謎だが。)
そして、次のターンのドローも《大群の力/Might of the Masses(ROE)》
確かにこれがあれば《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》は生きるが・・・。
そのままターンを返すと何故か《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat(ROE)》が殴ってくる。
当然ブロックしていては勝ち目がないためスルーすると、そのまま5点与えて戦闘終了。
そしてメインで《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》を起動して・・・当然《大群の力/Might of the Masses(ROE)》で回避する。
こちらの場には《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》と《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》
手札は0枚に土地は7枚。
そしてトップは・・・《森/Forest(ROE)》!
相手の意図は良く判らないがラッキー勝ち!
Game3
プレイミスで負けた次の試合は土地事故と言う戦場のジンクスの通り、事故った相手を撲殺。
剛よく柔を断つ。
と言う訳で3-0
上手く動けば確かに爆発力もあり、《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》が2マナ帯と5マナ帯を兼ねていたり、《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》が2-4ジャンプを可能にしたりしていて、強い事は強かった。
今回の反省としては、やはり緑単色でデッキを組んでしまった事で、埋めなければいけないマナ帯を埋められなかった事が上げられる。
3マナ帯は顕著な例で、他の色を、例えば白などでは《アーファの番犬/Affa Guard Hound(ROE)》で埋められたかと思う。
2マナ帯も《栄光の探求者/Glory Seeker(ROE)》が入っていただろう。
スペルに関しては、今回強力な物がピックできたが、それらは相応のコストを要求し、手数をプレイして相手と差をつけると言う目的を余り果たさなかった様に思う。
3戦目の白黒に見るように《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》は非常に強力であり、今回はピックのチャンスがありながら見送った《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》も同様に強力であろう。
反省点は見つかったので、きちんと次のピックに生かしたい。
もちろん、今回は緑が卓の中で安く、ある程度自由にピックする事ができたし、色は元よりアーキタイプ的な被りもなかった。
次回が今回と同様に取りやすいとは限らないので、上手く行かなかった時の逃げ道も確保しておきたいところだ。
反省はこれくらいで。何はともあれ、勝てて良かった。
エルドラージ覚醒が始まってから概ね3色ピックしかしていない僕に、きれいにデッキを組む事ができるかどうか・・・。
と言う訳で以下が今回のピック譜である。
http://sky.geocities.jp/wenmin0624/5-26-2010.html
1-1
うーん。いきなり難しい。
目指すデッキ的には《コーの綱投げ/Kor Line-Slinger(ROE)》か《大群の力/Might of the Masses(ROE)》だが、そうするといきなり未体験ゾーンに突入してしまう。
安いカードは安い順目で取ってこそ意味があるので、尖ったピックは取り合えず自重した。
普通に《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》を。
1-2
多色大好きな僕としては、いきなり《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》か《熱光線/Heat Ray(ROE)》だが、それはもはや過去の話であり、少なくとも今回だけは明確に違うピックを。
2t目の2/2から3t目にして強烈にサポートする《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》を。
1-3
うへぇ。いきなり緑が枯れている。
ビートが組めなかった時の事を考えると、リカバリが簡単な多色方向に進む事になる。
よってここでは《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》を。
パック内容もそれほど冴えないので、まぁ良いだろう。
1-4
《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》と非常に迷って《大群の力/Might of the Masses(ROE)》を。
どちらもデッキに必要なものであり、後者の方が代わりが少ない(けど2/2の方が枚数は必要)
デッキの核があれば、ある程度生物は何でも良いと考えた。
そもそも2/2は安い前提のピックなのだから、これで良いと思う。
1-4で《大群の力/Might of the Masses(ROE)》とか僕の中ではかなりのはっちゃけ具合だが、覚悟を決めてビートする事を志す。
メインカラーは緑と定めて、他の色は本当に安い時だけ取れば良いだろう。
1-5《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》
1-6《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》良いぞ!
1-7《短刀背のバジリスク/Daggerback Basilisk(ROE)》
《餌食の復讐/Prey’s Vengeance(ROE)》と非常に迷ったが・・・。
緑の3マナ帯は貴重だが、色を選ばなければ他にもある訳で、ピックミスか。
一応、土地17/生物16/スペル7の枠が頭にあった。
1-8《大群の力/Might of the Masses(ROE)》ラッキー!
1-9《減縮/Shrivel(ROE)》カット。
誰だよ《大群の力/Might of the Masses(ROE)》取った奴。
1-10《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》ラッキー!
緑は卓2かな?
1-11《もやの蛙/Haze Frog(ROE)》サイド
1-12《無害な突撃/Harmless Assault(ROE)》カット
1-13《胞子頭の蜘蛛/Sporecap Spider(ROE)》サイド
1-14《葉の矢/Leaf Arrow(ROE)》ラッキー!サイド
ここまで緑単2マナ帯が1枚しかとれておらず厳しいが《大群の力/Might of the Masses(ROE)》2枚に《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》2枚は心強い。
さて。サイドカラーは何にしようかなと思うと1-10を見て白かな。
2-1
是非欲しかった《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》を。
《戦争売りの戦車/Warmonger’s Chariot(ROE)》も強いがスペル枠はかなり埋まっている。
2-2
《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》
デッキの核であり、文句なし。
2-3
スペル枠を見て《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》取ったけどミスっぽい。
相手に出されると悶絶するだろうから、カット気味に取っておいても良かったと言えば良かったかな?
以降もセカンドカラーを探して基本的には緑単ピック。
2-4《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》ラッキー!
2-5《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》ラッキー!
2-6《大群の力/Might of the Masses(ROE)》ラッキー!
2-7《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》カット。
微妙。同じカットするなら《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》かな?
2-8《葉の矢/Leaf Arrow(ROE)》
ミスピック。《ネーマの沈泥潜み/Nema Siltlurker(ROE)》にすれば良かったな。
2-9《無傷の発現/Emerge Unscathed(ROE)》カット兼サイド
2-10@《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》ラッキー!
にしても《成長の発作/Growth Spasm(ROE)》と言い緑が安いな。
後は適当に。
2パック目終了時点でもほぼ緑単。
場合によっては白のタッチがあるかな?と言うところ。
欲しかった2マナ帯もまずまず取れて、緑は卓に安い様で良い感じに。
3-1
《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》から。
以降も緑単ピック。
タッチでのセカンドカラーも探ったもののこれは!と言うものは無し。
MO 8-4 MonoG Deck
17《森/Forest(ROE)》
2《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》
2《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》
1《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》
2《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》
1《短刀背のバジリスク/Daggerback Basilisk(ROE)》
2《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》
1《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》
2《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》
1《踏みつけの仔/Stomper Cub(ROE)》
2《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》
3《大群の力/Might of the Masses(ROE)》
1《蜘蛛の陰影/Spider Umbra(ROE)》
2《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》
1《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》
結果として緑単に。
単純にMonoGと記したかっただけ疑惑が濃い。
それでは要件に従って、デッキをチェックして行こう。
生物枚数。良し。
スペル枚数。良し。
マナカーブ。悪し。
理想を言えば2マナ帯はもっと欲しいし、3マナ帯が少なすぎる。
その分4マナ帯に伸びていて、《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》スタート出来れば強いだろうが・・・と言うところ。
その4マナ帯にしても《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》は何か違うだろと言う感じだし《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》さんマジ重いッス。
しかし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのワーム界の超新星である。
爆肉剛体のスペックに、甲鱗様をリスペクトしたあのフォルム。
これを入れない訳には・・・。
理想的に動けば比類無き破壊力だが、安定性は・・・まぁこの際気にせずに行こう。
個人的には弱いデッキではないと思うが、ピックの趣旨からするとズレていると思う。
因みに対戦結果は以下の通り
1戦目
グリクシス 0-2 緑単(サイド後に緑白に)
青黒 0-2 白黒レベルアップオーラ
赤白 0-2 緑赤オーラ
赤白壁 1-2 黒青
リプレイを見た時に、白黒の完成度が非常に高かった。
《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》と言う爆弾レアに加えて、白黒と言う成長の遅いデッキの弱点を《血の復讐/Vendetta(ROE)》×2と《護衛の任務/Guard Duty(ROE)》《失脚/Oust(ROE)》が支え、さらに《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》が相手の攻撃を牽制する。
《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》は先制攻撃が《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat(ROE)》ともマッチしていて、レベルが上がるまでの時間を稼いだ後は、強力な攻撃手段として残る事になる。
その上で《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》と
《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer(ROE)》のアドバンテージエンジンも搭載されていて、全体像を見る事はMOのシステム上、不可能であったが非常に美しく感じた。
今回僕が構築したのは緑単であり、必然システムには手が出せない。
相手の体勢が整う前に、こちらの腕力が相手を粉砕するか。
若しくは相手の技量がこちらを絡め取るか。
もしこのまま両者共に勝ち進んだ場合は、厳しい戦いになるだろう。
赤白壁は黒青相手に良い様に片付けられてしまった。
やはり性質上、回避中心のデッキには厳しいか。
短期決戦は望むべくもなく、アドバンテージ勝負に持ち込むのも難しい。
自分では試そうとは思えないタイプだ。
2戦目
緑赤オーラ 0-2 緑単
黒青 0-2 白黒レベルアップオーラ
レベルアップ合戦を白黒が制して決勝まで勝ち上がってきた。
青黒は《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》には《絶望の誘導/Induce Despair(ROE)》で応じたもののレベルMAXの《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven(ROE)》の前に屈する事になった。
非常に好勝負であったが、黒青側が序盤にダメージソースを展開する事ができず、白黒が成長する時間を与えてしまった事と、《英雄の時/Time of Heroes(ROE)》と《失脚/Oust(ROE)》のプレイタイミングが絶妙で、あえて黒青側にダメージレースを挑ませるゲームプランが秀逸だった。
白黒 1-2 緑単(サイド後に緑青に)
3-0。
1戦目 グリクシスコントロール
Game1
相手後手を選択。
相手の行動に若干驚かされたものの、これ幸いと2t目《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》からスタート。
3t目には《大群の力/Might of the Masses(ROE)》を構えつつ《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》を送り出す。
相手のアクションは1t目《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》から《山/Mountain(ROE)》をサーチし、2t目には《島/Island(ROE)》から《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》と多色コントロールの展開。
3t目のセットは《沼/Swamp(ROE)》で、さながら前回までの自分が立ちはだかるような錯覚を覚える。
しかし、相手も見ずにおもむろに後手を選択すると言う行為はいささかやり過ぎだったようで、展開面でこちらが圧倒。
3t目にプレイされた《よろめきショック/Staggershock(ROE)》にはきっちり《大群の力/Might of the Masses(ROE)》を合わせて楽をさせない。
そのまま《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》を追加する。
反復された《よろめきショック/Staggershock(ROE)》で《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》は撃沈するも、さらに《踏みつけの仔/Stomper Cub(ROE)》をプレイ。
相手は返すターンで《戦慄の徒食者/Dread Drone(ROE)》をプレイして何とか持ちこたえようとするが、事態は好転することなく相手が投了。
勝ち。
サイドボードから相手の除去の多さを見越して《無傷の発現/Emerge Unscathed(ROE)》をサイドイン。
Game2
相手後手を選択。こちらは《森/Forest(ROE)》2枚に、3ターン目にも動かない手札をマリガン。
こちら2t目の《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》からゲームを始め
3t目《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》で土地を伸ばす。(サーチは《平地/Plains(ROE)》)
4t目には《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》をレベルアップしてターンを返す。
相手は3t目初動で《ジュワー島の小走り/Jwari Scuttler(ROE)》を。
これには若干困ってしまうが、ノータイムでブラフアタックすると無事に両方ともスルーされる。
4t目には《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》を置いてターンエンド。
今度は《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》のみでアタックし、これがスルーされて4点。
《剥奪/Deprive(ROE)》される可能性はあったものの《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》をプレイしてこれには《剥奪/Deprive(ROE)》が飛んでくる。
相手は土地をセットし直し、今度は《先読み/See Beyond(ROE)》
そこから引いてきたのか《睡眠発作/Narcolepsy(ROE)》を《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》にプレイする。
ハンド的には圧倒的な差が生じているが、土地を引き続けてきたのが幸いして《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》を戦場に。
相手はこれに即《血の復讐/Vendetta(ROE)》で応じて残りライフは3。
しかし、追加で戦場に現れたのは《髑髏砕き峡の王/Lord of Shatterskull Pass(ROE)》!
それに対してこちらは《森/Forest(ROE)》を置いてターンを終えるのみ。
レベルアップするかどうかを迷ったが・・・。
相手は返すターンで追撃とばかりに《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad(ROE)》!
即座に《ジュワー島の小走り/Jwari Scuttler(ROE)》が竜に変わる。
そしてターンエンドに・・・《無傷の発現/Emerge Unscathed(ROE)》!
青を指定すると《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》を縛っていた《睡眠発作/Narcolepsy(ROE)》が剥がれ落ちて行く。
次のターンには反復で、指定はもちろん赤。
対戦相手のライフは3。
勝ち。
《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》が届けてくれたのは《無傷の発現/Emerge Unscathed(ROE)》
結局《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》のレベルアップはしておくべきだったと思う。
しかし、それによって相手に警戒されるのが嫌だった。
《逆行/Regress(ROE)》でも構えられれば、ほとんどの場合負けてしまう。
今回は、最高の形で決まったが、かなり怪しいプレイだ。
相手の後手選択には結果的に助けられた。
1戦目は仕方が無いにしても、2戦目でも後手を選択されるのは、こちらのデッキがバレていない証拠だ。
2戦目 緑赤オーラ
Game1
こちら先手。
2t目の《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》に《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》が付くEasyWin。
相手も《エムラクールの孵化者/Emrakul’s Hatcher(ROE)》とかプレイしてきたけど、トランプルの前には無力。
そもそもダメージレースで先行しているが、《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》さんが相手に絶望を与えて勝ち。
Game2
相手先手。こちら1マリガン。
相手が2t目《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》からスタート。
3t目には《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》までチェーンして嫌な展開。
こちらは2t目《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》で3t目4/4にするも殴るとダメージレースで負けるため殴れず。
4t目に《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》をプレイするも《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》を《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》され、《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》もアタックしてきた《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》をブロックすると、そこに飛んでくるのは《大群の力/Might of the Masses(ROE)》!
これでこちらの戦力は壊滅してしまい相手は《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》を追加。
帰ってきたターンで《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》をプレイし、土地を伸ばしながら防御を固める。
かなり《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》に殴られるが、ブロック後ようやく《大群の力/Might of the Masses(ROE)》で《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》を排除。
相手も《エムラクールの孵化者/Emrakul’s Hatcher(ROE)》を追加するが、以後のターンはそれほど動きなし。
そうこうする内に土地は伸びないものの、それ以外は生物な訳で、少しずつ相打ちを取っていく。
そしてついにトークン4体以外はいない場を作り、《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》で削り取っていく。
相手のライフがあと12と言うところで《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》再びでいきなりピンチ。
次のターンで殴り殺さないと、こちらが《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》の能力で死んでしまう。
場には《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》×2と《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》で手札には《大群の力/Might of the Masses(ROE)》が。
なんか引け!と投げやり気味にドローすると《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》!
引いた瞬間、うへー。ブロックされるし足りないじゃん・・・と思うも、僕の頭の中の京速計算機が
《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》×2 +《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》+《大群の力/Might of the Masses(ROE)》
=(3×2)+3+3
=12
・・・12点!
と言う計算を実に30秒と言う短期間でやってのけ相手を倒した。
危うくトップデッキに気がつかずに死ぬところだった・・・。
勝ち。
3戦目 白黒
Game1
《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》が付いた《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》が突破できず、《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ROE)》と《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer(ROE)》に好き放題やられて、渾身の《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》+《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》も《失脚/Oust(ROE)》されて負け。
《岸壁安息所の騎士/Knight of Cliffhaven(ROE)》をゆったり《セラの天使/Serra Angel(M10)》にされるほど相手が固かった。
サイドボードから《現実のひきつけ/Reality Spasm(ROE)》をサイドイン。
相手が固すぎるため膠着させてフルパンで勝つプラン。
Game2
こちら先手。
2t目《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》3t目《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》と順調に攻め立て、あっという間に相手のライフは8になるも、またしても《虚身の勇者/Null Champion(ROE)》+《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》が決まってしまい、さらに《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat(ROE)》もパワー前回で攻めるに攻めれず。
相手も土地ばかり引いているようで膠着状態だが、《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》が出てきてしまい、ピンチに。
相手のプレイもかなり固くて、隙がない。
《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》は辛うじて生きているものの、土地は7枚で止まっていて、能力の起動まで行き着く事が出来ない。
遂に《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》が最終形態になってしまい、手札の《大群の力/Might of the Masses(ROE)》を使って《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》を生き残らせる。
この時点でこちらのライフは10で、相手の《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat(ROE)》2回圏内だが、前述の様に相手は殴ってこなかった。今のままの体勢を維持する限り、ほとんどこちらに逆転の目はないからだ(相手からどう見えていたのかは謎だが。)
そして、次のターンのドローも《大群の力/Might of the Masses(ROE)》
確かにこれがあれば《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》は生きるが・・・。
そのままターンを返すと何故か《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat(ROE)》が殴ってくる。
当然ブロックしていては勝ち目がないためスルーすると、そのまま5点与えて戦闘終了。
そしてメインで《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin(ROE)》を起動して・・・当然《大群の力/Might of the Masses(ROE)》で回避する。
こちらの場には《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》と《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》
手札は0枚に土地は7枚。
そしてトップは・・・《森/Forest(ROE)》!
相手の意図は良く判らないがラッキー勝ち!
Game3
プレイミスで負けた次の試合は土地事故と言う戦場のジンクスの通り、事故った相手を撲殺。
剛よく柔を断つ。
と言う訳で3-0
上手く動けば確かに爆発力もあり、《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》が2マナ帯と5マナ帯を兼ねていたり、《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》が2-4ジャンプを可能にしたりしていて、強い事は強かった。
今回の反省としては、やはり緑単色でデッキを組んでしまった事で、埋めなければいけないマナ帯を埋められなかった事が上げられる。
3マナ帯は顕著な例で、他の色を、例えば白などでは《アーファの番犬/Affa Guard Hound(ROE)》で埋められたかと思う。
2マナ帯も《栄光の探求者/Glory Seeker(ROE)》が入っていただろう。
スペルに関しては、今回強力な物がピックできたが、それらは相応のコストを要求し、手数をプレイして相手と差をつけると言う目的を余り果たさなかった様に思う。
3戦目の白黒に見るように《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》は非常に強力であり、今回はピックのチャンスがありながら見送った《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》も同様に強力であろう。
反省点は見つかったので、きちんと次のピックに生かしたい。
もちろん、今回は緑が卓の中で安く、ある程度自由にピックする事ができたし、色は元よりアーキタイプ的な被りもなかった。
次回が今回と同様に取りやすいとは限らないので、上手く行かなかった時の逃げ道も確保しておきたいところだ。
反省はこれくらいで。何はともあれ、勝てて良かった。
コメント
まつがんさんの意図していた形とは若干外れたようですが(ペラッカのワームの違和感が凄いw)
やはりレポを見ると緑単では辛そうですね・・・
除去がないと落ち着かない自分は2-6で大群の力より炎の覆い、3-4では踏みつけの仔より戦いへの欲望を取って赤緑にしたいかなぁ。
緑単www
ペラッカはビートダウンでも許容できます。《栄光の探求者/Glory Seeker(ROE)》の上位互換こと《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》や《ラガークトカゲ/Lagac Lizard(ROE)》のハイパー上位互換《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》が自然に入るので、7マナくらいは普通に出ます。2枚ピックしてしまうと通常はアグロなビートプランは捨てて中速くらいにした方がいいですが、2枚とも出現したパック内では他のカードに比べて強すぎるのでピックしない理由はありません。
1-7はバジリスクでいいと思いますよ。生物の数的に不安でしたし、3マナ域は埋まり辛いので。
2-6までは緑の強いカードが流れすぎて作業(2-6は俺は《大群の力/Might of the Masses(ROE)》ですね。4枚まではあって困らないカード)ですが、2-7は二色目を模索するために赤発動者かズーラポートですね。
2-8はグッドサイドボードの葉の矢でいいと思います。《ネーマの沈泥潜み/Nema Siltlurker(ROE)》は逆立ちしてもデッキに入らないので。
3-2ナイスピック。
3-3は前のめりなビートダウン的には慧眼(《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》は2マナ界でもかなり強い方)ですね。一応この時点で侵略者×2、バーラ・ゲド×2、オンドゥ、4/3、ペラッカペラッカなので開き直って《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》から中速ビートにプラン変更しても良かったかもしれませんが、《猪の陰影/Boar Umbra(ROE)》×2もあるから2マナ域の枚数も大事ですし、結果的には欲しいパーツでしたね。
3-4はラッチさんの言うように戦いへの欲望の方がいいですね。5/3も1枚目で+3/+3が2枚ある関係上トランプル持ちがかなり欲しいところではあるのですが、5マナoverは既にペラッカ様が2枚鎮座しているので一応なくてもいい部分です。対して戦いへの欲望は自分がダメージレースできるデッキだと貼るだけで勝てるカードです。3-2で《裏切りの本能/Traitorous Instinct(ROE)》をピックしたこともあり、緑単タッチ赤に決める理由になります。ナーリッドとも地味にシナジー。
3-5はジャイグロたくさんとれているしペラッカ的意味で《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》でいいかと。
二色目らしい二色目が取れない展開だったのは事実ですが、メインカラーがこれだけ骨太だと逆に強力なスペルだけタッチできて理想的ともいえますね。
緑絡み以外でも《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire(ROE)》から赤黒、《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》から赤青など安いカードで作れるビートがたくさんあるのでいろいろ試してみるといいと思います。
>ラッチさん
そう言って頂けると嬉しいのと同時にかなり面映いです///
ただ、実践できているかどうかは、かなり怪しいですし、結果については良い方に転がりましたが、特に3戦目はそのまま負けてしまってもおかしくなかった訳で、運に助けられた部分が大きいです。
「最初に毒キノコを食べた者を尊敬する・・・」と言う言葉もありますし。
ですからまだまだ精進ですよー。
>緑単
僕も除去がないと不安な性質ですw
今回は除去も回避も無かったので、3戦目の白黒にはあっさりと一本取られる事になりました。
《ハイエナの陰影/Hyena Umbra(ROE)》の前に立ち往生した時の絶望感は凄まじいものがありましたw
生物がしっかりしていれば何とかなるかな?と言う見込みだったのが粉砕され、良い経験ができたなと思います。
>タッチ赤
見返して見ると《裏切りの本能/Traitorous Instinct(ROE)》と併せてのタッチ赤が妥当だと思いました。
ただ、ピック中は出来るだけマナカーブを整えたいと言う意識があって、《踏みつけの仔/Stomper Cub(ROE)》を取りましたが・・・。
結局、完成したデッキの弱点が見えていなかったと言うのがあっての判断ミスですね。
>まつがんさん
緑単ですw
コンセプトを模倣するだけじゃなくて、毛色の変わった事がやりたいなと思ったのですが、結局亜流になってしまいました。
《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》をピックした事自体は肯定される部分もあると思いますが、2枚採用したのは疑問が残りました。
ピックや構築のコンセプトが「相手の体勢が整う前に圧倒する」事ですから、ピックできていれば追加の3マナ帯や2枚目の《踏みつけの仔/Stomper Cub(ROE)》の方がデッキが機能しやすいんじゃないかと。
単純に3-4の《戦いへの欲望/Lust for War(ROE)》が目に入っていなかったのもありますが、《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》を出来れば使わずに済ませたかったと言う意図があります。
が、取れているカードを考えると、展開を邪魔せずに土地が伸びる構成であり、意固地に《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm(ROE)》を使う可能性を排除するべきではありませんでしたね・・・。
《戦いへの欲望/Lust for War(ROE)》が相手のブロックを阻害する事も踏まえて、このデッキでは良い仕事をしそうです。
《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》>《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》については、ビート路線でデッキを構築したかったのと、こちらのデッキが比較的タフネス4を苦にしない構成である事からピックしましたが、新鮮な経験でした。
実際に活躍した事もあり、このピックには満足しています。
>2-7
ほとんど単色だった事もあって「どのレベルならタッチするべきなのか」と言う判断が出来ず、半ば保留するような形でカットしました。
この点については、未だに迷いがありますが、色の傾向や3マナの薄さを考えると《溶岩気の発動者/Lavafume Invoker(ROE)》でしょうか。
経験を積んで見極めたいと思います。
>《ネーマの沈泥潜み/Nema Siltlurker(ROE)》
うお。確かにがっかりバニラ感がありますが、逆立ちしてもですか・・・。
>緑以外のビート
はい。試して見たいと思います。
まつがんさんが、環境の解説から実際の運用結果に至るまでエントリで公開してくれたお陰で、暗中模索状態のエルドラージ覚醒ドラフトで、新しい視点で見る事ができた気がします。
感謝です。