先日、僕はGP横浜の余波からGP仙台への参加を決意した。
しかし、僕が抱えたブランクは実に10年。
その空白を埋める事を埋める事は果たして出来るのだろうか・・・。

と言う事で、デッキを友人に作ってもらって、GPTに参加した。
本当は、デッキ構築も自分の手で行った方がより良いのだろうが、あんまりな結果になる事が目に見えていた為に断念。
今回は、実際の環境を経験するための場と割り切る事にした。

デッキはジャンド。
僕の知る限り、一般的な構成。
と言っても現在は多種多様なジャンドが存在する。
取りあえず《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》が入ったタイプ。
以前使用した事のあるサイトウトモハルさんのフルコピーのものと比較すると《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》が減って《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》と《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》が増えた事で、打撃力が上がっている。
以前はまるっきりコントロールとしてプレイしていたが、今回のものはよりビートよりのプレイになるだろう。
心の中にある問いは常に

Who’s The Beatdown?/誰がビートダウンか?

である。

参加人数は不明だが、5回戦と少なめで、トップ8のシングルエリミネーションに続く。


1戦目 ナヤタッチ黒 2-0

Game1 
相手が《野蛮な地/Savage Lands(ALA)》それに続いて《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》をセットする立ち上がり。
ジャンドか・・・と思うも、おもむろにプレイされたのは《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》
若干驚いたものの《稲妻/Lightning Bolt(M10)》で処理して《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》をプレイする。

《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》か・・・。なかなかのパワーとスピードだ。このDIOが生まれた時代(インベイジョン)は《黒檀のツリーフォーク/Ebony Treefolk(APC)》しか走っていなかった。

相手は土地が3枚で止まってしまった様で、続けてもう一枚の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》をプレイしてターンエンド。
こちらのターンで《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》をプレイ。
続唱では《終止/Terminate(ARB)》がめくれて《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》を除去。

《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》か・・・なかなかのパワーとスピ(ry

さながらその動きは《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PLS)》の如く。
最終的に勝負を決めた《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》には、もはや適切な例えを見つけられず。
生物のパワーインフレを改めて実感する。
勝ち。

Game2
サイド後は取りあえず《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》をケア。
4ターン目までは出来る限り基本地形か《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》をプレイしたい。

あちらがGame1をなぞる様な土地展開。
こちらは2t目に《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》の自然から3t目の《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》キッカーにつなげて、6t目に《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》をプレイ。
相手の抵抗は3t目に《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》4t目に《バジリスクの首輪/Basilisk Collar(WWK)》→即装備。
1回殴られるも《終止/Terminate(ARB)》で《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》を除去。
次いで出てきた《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M10)》には《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》を。
そのまま勝ち。

カードの1枚1枚がうんざりするほど強い。
リミテッドの感覚からすると《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》→《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》は絶望的なアドバンテージ差だが、スタンダードでは相手の《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M10)》が処理できなければそのまま負ける事も当然有りえる。
何を、どこまでケアするかを考えると、アドバンテージ面では続唱が連鎖した時リカバリ不能とも思える損害を蒙るので、ケアしきれず、ダメージコントロールを中心にゲーム運びを考える事に。
プレイもそれに準じてビートよりになったが、それが正しいのかどうかは解らない。
 
2戦目 ジャンド 2-0

Game1
こちら先手。
こちらの3t目の《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》の返しで相手から《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》
こちらは返すターンで《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》→《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》
これで相手の動きが極端に制限されるようになり、こちらの《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》には《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》→《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》
だが、残ったドラゴン本体と《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》で殴りきって勝ち。

Game2
相手の土地が3枚で止まって、緑マナの供給はなし。
あまり抵抗される事もなく勝ち。

3戦目 ジャンド 2-1

Game1
こちら先手。
2t目《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》
3t目《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》
4t目《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》→《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
6t目《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》
勝ち。

Game2
出来る限りの努力はしたが、相手の《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》が刺さってしまいそのまま負け。

Game3
2t目《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》
3t目《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》
4t目《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》→《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
5t目《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》→《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》
勝ち。

うーん。レポートが非常に単調なものに。
とにかく《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》が強すぎる。

4戦目 ジャンド 0-2
IDを申し出るが下あたりのために試合をする事に。練習の為に参加したのだから、本来はIDなどせずにやるべきだと言える。

Game1
こちら先手。
序盤は《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》→《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》の鏡打ち。
お互いが消耗しきったところで、相手の《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》→《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》→《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》が勝負を決めた。

Game2
こちら先手。
3t目に《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》するも、相手は2t目《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》からの3t目《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》
これが劇的に刺さってしまい、手札の《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》がプレイできない。
土地を置けないままターンを返すと《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》→《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》の展開。
こちらは《稲妻/Lightning Bolt(M10)》 などで抵抗してみるも大勢に影響はなく。
やっとの事で引いてきた《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》は再び《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》で処理されなす術無く負け。

5戦目 不明 ID

3-1-1でトップ8を確定させる。

6戦目 不明。トス。
相手の方がどうしてもマニラ?に行きたいと仰るのでトス。
正直、僕はマニラに行くつもりは微塵もなく、相手の方が熱烈にマニラに行きたいのだとアピールされるので、あえて試合をする理由がなかった。
トーナメントの開始時刻が割りと遅めで、時間が押していたのも要因だ。

と言う事で、今回のGPTはこれにて終了。

ほとんどジャンド系にしかあたっていないため偏っているのだろうが、取りあえず《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》は横暴そのもの。
感覚的にはインベイジョン期の《嘘か真か/Fact or Fiction(INV)》に近く、確実に使われるよりは使う側でいたいと感じさせるパワーを持っている。
続唱と言うメカニズムは単純に強力で、テンポ面で見ても、カードアドバンテージ面で見ても非常に優れている。
ただ、ジャンドをプレイしていると、自分のプレイによって盤面が優位になっていっているのか、単純に続唱でめくれたものが強いので盤面が有利になっているのか解らない。
その為、本当に自分の行ったプレイが正しいのかどうか判断する事は困難で、ただ何となく《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》をプレイしていたら勝ってしまったと言う状況が簡単に起こりえるため、何だかな・・・。と言う印象だった。
ちなみにいくつかのマッチを取ってくれた《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》は言うまでもなく非常に強力なカードで、デッキに含まれる土地枚数が多く、《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》まで装備する形のジャンドには4枚積むのが自然だと思った。
対戦相手に、対戦後お話を伺うと《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》は重いので4でなくても良いと言う意見が多かった。
ジャンド同系はサイド後はともかくとして、メインは妨害される事無く土地が伸びていくので、トップを強くする意味で4枚投入で正解の様な気がする。
とは言え環境初心者の言なので、あまり信憑性は無い。

ともあれ、僕のスタンダードシーズンはこうして幕を開けた。
これからはスタンダード環境に対する考察などが出来ればと思っている。

でも、平日はスタンダードをする事は出来ないので、MOでドラフトも継続していくと思う。

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bun

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