今日も会社から帰宅後、食事を済ませてMOを。
僕は花粉症のため、この季節になると目と鼻、それから咽喉が結構やばい。
それを防ぐために漢方のお茶を飲んでいるんだけど、独特の風味があって、個人的にはかなり飲みにくい。
お陰で、いままでお茶を飲んでリラックスしていたのに、それが苦悶の時間に変わってしまった。
眠くなると言う理由で避けてきたが、帰宅後ならどうしても我慢できなければ寝てしまえば良い訳で、薬の服用に踏み切った。
・・・そのお陰で、いまはかなり眠いw
とは言え、リラックスタイムが帰ってきたのは好ましい事である。
久しぶりにお茶を飲み、音楽を聴きながらドラフトをする。
何とも幸せだ。

と言う訳で下記が今回のピック譜である。
http://sky.geocities.jp/wenmin0624/3-25-2010.html

1-1
《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》と《土を踏み付けるもの/Terra Stomper(ZEN)》の2択。
たまには緑ではなく赤をやってみたいと思い《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》・・・と思ったが、その場の気分でピックを決めてしまうと言うのは僕の場合は、しばしば死亡フラグとなる。
WWK後に緑の再評価がなされたと言っても、MOではまだ緑(と言うか《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》)の評価は低い。
個人的にも、以前と比較すると緑単は組み辛くなっているため、《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》の評価自体は心持下げても良いかなと感じる。

結局、《土を踏み付けるもの/Terra Stomper(ZEN)》をピックすることで、下家の選択色をほぼ赤に限定させた。
もちろん上家方面から赤に行くお許しが出れば赤に参入する。

1-2
コモン抜けながらソートの関係上解らず。
赤が濃い内容の中から1-1の青が枯れていた事も考慮し《ウマーラの猛禽/Umara Raptor(ZEN)》を。
単純なカードパワーでも妥当なピックか。

1-3
パック内容から上家方面は黒かな?と言うところ。
この中から《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》をピックし、緑青を目指すと共に、赤とは決別。

1-4
《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》抜け。
前回のドラフトで色主張より単体評価を優先してピックした結果、デッキは組めたものの、2没だった為、今回は色主張を優先して《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》をピック。

1-5
赤/黒と強いパック。
今までの経緯から赤が本線だったようだ。
この時点で青を切って、《板金鎧の土百足/Plated Geopede(ZEN)》から赤に入る事も考慮したが、結局《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》をピックして緑を継続。
難しい判断だが、上家は白っぽいし良いかなと思った。

1-6で若干黒を触りつつも基本的には緑青を中心にピック。

1パック目終了時点で、下家がかなり強力な赤になりそうな気配。
自分はと言えば、可も無く不可もなくと言ったところ。


2-1
《湿地での被災/Marsh Casualties(ZEN)》をカットするスタート。
正直ションボリ。

2-2
ここで突然悪魔の囁きが聞こえ、《ニマーナの売剣/Nimana Sell-Sword(ZEN)》から多色同盟者ピックをする事に。

基本的には同盟者>マナフィックス >=除去と言う方向で。
同盟者によっては1周しそうならリリースし、1周後の捕獲を試みる。

2-3《オラン=リーフの出家蜘蛛/Oran-Rief Recluse(ZEN)》
2-4《砕土/Harrow(ZEN)》マナ
《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》か《海景の曲芸士/Seascape Aerialist(ZEN)》に期待。

2-5《探検者の望遠鏡/Explorer’s Scope(ZEN)》マナ
2-6《砕土/Harrow(ZEN)》マナ
2-7《空の遺跡のドレイク/Sky Ruin Drake(ZEN)》
さすがに2枚目の《開拓地の先達/Frontier Guide(ZEN)》は扱い切れない。

2-8《沼のぼろ布まとい/Bog Tatters(ZEN)》カット。
2-9《精神ヘドロ/Mind Sludge(ZEN)》カット。
2-10《不気味な発見/Grim Discovery(ZEN)》
2-11《秘宝の破壊/Relic Crush(ZEN)》1枚は欲しいところ。
2-12《海景の曲芸士/Seascape Aerialist(ZEN)》妥当。

マナフィックスはかなり集まったものの、同盟者の数は不足気味。
これはWWKでかなりの無理をしないといけないな・・・。

2-4は《砕土/Harrow(ZEN)》ではなく《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》か?
どちらも必要な要素で、同盟者は数を必要とするので難しい判断だったが・・・。

以降も同盟者ピックを続行。

3-1《灰色革の狩人/Graypelt Hunter(WWK)》
3-2《皮背のベイロス/Leatherback Baloth(WWK)》
トリプルシンボル!
《砕土/Harrow(ZEN)》×2に加えて、このままピックすれば緑マナ供給源は8枚は入るので許容範囲だと判断。
《土を踏み付けるもの/Terra Stomper(ZEN)》もトリプルだしキャストは出来るでしょ。(強いかどうかは別だが。)

3-3《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye(WWK)》
3-4《ボジューカの盗賊/Bojuka Brigand(WWK)》
タッチ黒で2マナ域の2/2を取る(しかも4手目)とは狂気の沙汰だが、僕の耳に「同盟者はやりすぎなくらいがちょうど良い」と言う言葉が蘇る。
そんな事言っていると《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》とか入れかねんぞ!

3-5《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》ラッキー!
3-6《サラカーの消し去り/Surrakar Banisher(WWK)》
3-7《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》ラッキー!
3-8《深遠の謎/Mysteries of the Deep(WWK)》
3-9《よだれ流しの虚身/Slavering Nulls(WWK)》カット。
3-10《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》ラッキー!
3-11《上天の貿易風/AEther Tradewinds(WWK)》ラッキー!
3-12《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》ラッキー!
3-14《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》ラッキー!

誰だ!《永遠の土/Terra Eternal(WWK)》取った奴!
・・・良くやった。褒めてやる。

WWK怒涛の追い上げで一気に戦えそうな布陣が整ったが、いかんせん同盟者10体では心許ない。
出来ればもう2、3体欲しかったところだが・・・。
こうなると《ジョラーガの吟遊詩人/Joraga Bard(ZEN)》でも恋しくなる訳で、そう言う意味では貴重な経験だ。

いま正に《ジョラーガの吟遊詩人/Joraga Bard(ZEN)》は《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(M10)》の名を継ぐ!

MO 8-4 Ally Deck GUb Deck

8 《森/Forest》
4《島/Island》
2 《沼/Swamp》
3《ハリマーの深み/Halimar Depths》

2 《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator》
1 《ボジューカの盗賊/Bojuka Brigand》
1 《開拓地の先達/Frontier Guide》
2 《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist》
1 《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
1 《皮背のベイロス/Leatherback Baloth》
1 《放牧の林鹿/Grazing Gladehart》
1 《無謀な識者/Reckless Scholar》
1 《ウマーラの猛禽/Umara Raptor》
1 《ジョラーガの吟遊詩人/Joraga Bard》
1 《ニマーナの売剣/Nimana Sell-Sword》
1 《灰色革の狩人/Graypelt Hunter》
1 《海景の曲芸士/Seascape Aerialist》
1 《土を踏み付けるもの/Terra Stomper》

1 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
1 《乱動への突入/Into the Roil》
1 《湿地での被災/Marsh Casualties》
2 《砕土/Harrow》
1 《上天の貿易風/AEther Tradewinds》
1 《深遠の謎/Mysteries of the Deep》

《砕土/Harrow(ZEN)》
《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye(WWK)》
《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》とあるお陰で色マナ供給は安定している。
特に《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》が取れているのが大きく、ゼンディカーコンボ十傑に数えられる(らしい)《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》と《探検者の望遠鏡/Explorer’s Scope(ZEN)》の組み合わせは入れたかったがスペースを見つけられず。
その他は何かと便利な《上天の貿易風/AEther Tradewinds(WWK)》と《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》で擬似的に同盟者の数を増やし、《深遠の謎/Mysteries of the Deep(WWK)》は手札を増やす事でそれを助ける。
代わりに相手に干渉する方法はほぼ皆無で、バウンスを上手く使うしかない。
前述のバウンスは自分に使いたい訳で、そうするとメインから生物を1枚抜いて《サラカーの消し去り/Surrakar Banisher(WWK)》を入れるべきだったかも知れない。

やってみて解ったが、同盟者は多くの生物枠を要求し、マナフィックスはスペルのスロットを圧迫する。
こうなると、除去と生物をバランス良く入れると言うのが非常に難しく、構築でも苦慮させられた。
これを入れると、あちらが抜けて、それだとあれが対処できないから・・・と堂々巡りに陥ってしまう。
ピックの段階でも、それを判断しないといけない訳だから「同盟者をただかき集めるだけ」と言う単純なドラフトかと言えばさにあらず。
実践には的確な判断と、それを支える経験が必要になりそうだ。
もし、器用に組めるようにするなら、1つで2つを兼ねる、例えば《心臓刺しの蚊/Heartstabber Mosquito(ZEN)》や《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》は重要になるだろう。
だが、それ以前に同盟者を優先するべきで、そう考えるとやはり難しい。
難易度の高いアーキタイプに思える。

対戦結果は以下の通り。

1戦目
黒青 1-2 緑青黒同盟者 ←僕
白赤 1-2 赤黒
白黒 2-0 緑黒白
白赤 2-0 緑青

2戦目
白黒 1-2 緑青黒同盟者 ←僕
赤黒 2-1 白赤

3戦目
赤黒 0-2 緑青黒同盟者 ←僕

1戦目 黒青
Game1
こちら先手。
2t目《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》
3t目《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》
4t目《灰色革の狩人/Graypelt Hunter(WWK)》のブンブン。
それを《上天の貿易風/AEther Tradewinds(WWK)》と《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》でサポートして勝ち。

Game2
相手先手。
相手の初動2t目《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》に苦しめられるが、こちらも果敢にダメージレース。
2t目《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》
3t目《ウマーラの猛禽/Umara Raptor(ZEN)》と続ける。
その後開いては《海辺の回収者/Shoreline Salvager(WWK)》×2を追加して、こちらは《灰色革の狩人/Graypelt Hunter(WWK)》《海景の曲芸士/Seascape Aerialist(ZEN)》と続ける。
同盟者が成長するお陰でレースがかなり楽になった・・・と思いきや、こちらのエンドに《鞭打ちの罠/Whiplash Trap(ZEN)》で《海景の曲芸士/Seascape Aerialist(ZEN)》と《ウマーラの猛禽/Umara Raptor(ZEN)》をバウンスされる。
それでもターンが帰ってくれば、大きくなって押し切れる!
ところが相手は《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》!
負け。

Game3
こちら先手。
2t目《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》
3t目《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》と続けて、《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》は相手に除去される。
その後、相手の動きが土地を置くのみだったため《召喚士の破滅/Summoner’s Bane(ZEN)》を警戒してこちらも動かず。
たんたんと《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》が殴り続ける中《土を踏み付けるもの/Terra Stomper(ZEN)》をプレイ。
そのまま相手は投了。
勝ち。

2戦目 白黒

《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate(ZEN)》
《護衛のゼンディコン/Guardian Zendikon(WWK)》が同居したかなり固めのデッキ。

Game1
こちら先手。
《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》で削っていき、途中《深遠の謎/Mysteries of the Deep(WWK)》で手札を補充。
そのまま自然にライブラリーアウト。
デッキの中身は対した脅威は見当たらず。

Game2
先ほど見なかった《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch(ZEN)》が止まらず、地上が硬くてダメージレースに敗北。

Game3
似たような展開で、こちらの《ウマーラの猛禽/Umara Raptor(ZEN)》と相手の《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch(ZEN)》がにらみ合い。
生物を並べあう展開なら、同盟者である分だけこちらが有利に。
相手にまさかの《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch(ZEN)》2体目をキャストされるが関係なく勝ち。

1戦目は間に合わないと思ってキャストしなかったのか・・・?

3戦目 赤黒
Game1
こちら先手。
2t目《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》
3t目《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》
4t目《ジョラーガの吟遊詩人/Joraga Bard(ZEN)》の展開でまさに《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(M10)》の風格。
そのまま勝ち。

Game2
土地が3枚で止まった相手に対して、《皮背のベイロス/Leatherback Baloth(WWK)》でがっちり。
その後はあせらずゆっくり並べる。
ある程度並んだところで手札の《湿地での被災/Marsh Casualties(ZEN)》をキャスト。
相手が壊滅して勝ち。

相手の方に「3色で《皮背のベイロス/Leatherback Baloth(WWK)》と《湿地での被災/Marsh Casualties(ZEN)》を入れるとは大胆だな」と言われたw
まぁ回った多色は理不尽なくらい強いよね。

と言う訳で3-0。

良く同盟者を引く事が出来てブン周りのパターンが多かった。
今回はマナフィックスが用意できた事と、やっぱり《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》と《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》がある事は大きい。
きちんとデッキが回る様にしてくれる。
今回は、たまたま思いつきからピックを初めて、結果的にWWKで命拾いした感じだったから、かなりの綱渡りだった。
前述の様に同盟者デッキは他のアーキタイプと比較して、ピックとデッキ構築がタイトで、きちんと組み上げられれば強いのだろうけど、かなり難しい印象だった。
同盟者ピックを始めるタイミング、それが上手く行かなかった時のリカバリ方法など、きちんと考えないといけない。
その分、嵌った時は強烈な強さを発揮するので、同盟者ピックを好むプレイヤーがいるのも頷ける。

「悪魔」の囁きと《ミューズの囁き/Whispers of the Muse(TSB)》は紙一重だな。

コメント

Fの人
2010年3月25日23:45

お久しぶりです。相変わらず、順調なMOライフなようでなによりです。
多色同盟者は回れば非常に強いアーキタイプですが、bunさんが書かれているようにピックや構築が非常に難しいですよね。弱い同盟者は極力入れない、というのが鉄則のようですが。
p2-4は《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》か《砕土/Harrow(ZEN)》かは難しいところです。3マナ2/2バニラを弱いとするかどうかですが。自分なら《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》を取ってしまいそうです

bun
2010年3月26日12:47

こんにちは。出張お疲れ様でした^^
相変わらず《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》難民ですが、地道にパックを剥いて行きたいと思います。

>《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》
実際にやってみて、結果的に同盟者が足りない感じがあったので、《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》を取るべきでした。
併せて1-6も《ジョラーガの吟遊詩人/Joraga Bard(ZEN)》としていれば、黒をタッチしなくても良かったかも知れません。

基本的にはFの人さんの仰る様に、弱い同盟者は入れないと言うのと、無理やり多色化しないと言うのがセオリーの様です。
やはり、同盟者を集めなければいけない中で、マナフィックスも、除去も取っていくと言うのは、若干プランに無理があるのかも知れません。

やってみて楽しいアーキタイプだった事は確かなので、やりながら理解を深められればと思います。
bun

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