《疲弊の休息/Rest for the Weary(WWK)》
2010年3月17日 TCG全般正にタイトル通り。
仕事で帰りが遅くなる→でも遊びたい→当然寝るのが遅くなる
と言う恐怖のデッドサイクル。
お陰で帰宅後に集中力を発揮できず、最近はずっとドラフトが出来ず。
今日は家に帰ってきた後、食事をしてさてMOと思うも疲れ過ぎていて断念。
夜更かしは仕事にも悪影響を与えそうなので、今日は早めに寝ようかな・・・。
その後はDN内をグルグル。
ラッチさんのエントリには考えさせられる事しきり。
MTGをやっていると、日常的に土地を引きすぎたり、逆に引かな過ぎたりするいわゆる「事故」を経験するが、この「事故」が十分ランダム化された結果なのか、単にシャッフルが足りずに起こってしまったのかを知る事は出来ない。
僕達は経験的に「カードをそろえた後に十分シャッフルしないと事故る」事を知っていて、その事から「十分にシャッフルすれば事故を防げる」と期待するが、実際にはそうはならない。
MTGにおける「十分にシャッフルされ状態」とは、特定のカードがどこにあるのか解らない状態の事で、期待値通りにドローできる状態ではないからだ。
人間が持っている感覚のせいで、この種の問題はさらにやっかいになる。
例えば、自動シャッフル機が開発されたしよう。
機械にデッキをセットして、シャッフルボタンを押すだけで、瞬く間にデッキを切り混ぜ、ランダムの状態にしてくれる機械だ。
この機械があれば、僕達は「デッキがランダム化していない状態」から開放されるだろうか。
考えてみて欲しい。この機械があれば、シャッフルが不十分で引き起こされる事故を防ぐ事ができると思うだろうか。
そうすれば、今までよりも事故に悩まされずに、MTGを楽しむ事が出来ると、そう思うだろうか。
・・・実は既にこの自動シャッフル機は実用化されている。
MOのシャッフラーがそれだ。
MOのシャッフラーは完全なランダムを実現している(らしい)
僕が「らしい」と語尾につけなければならないくらい、MOのシャッフラーは意地悪だ。
土地2スペル5でキープすれば、それ以降土地を引かず、逆ならそれ以降スペルは引かない。
いわゆる2-5の法則は半ば都市伝説以上のレベルで信じられている。
シャッフラーが酷すぎる!壊れているんじゃないの?と言う苦情は後を絶たない。
遂に、ついたあだ名が「デス・シャッフラー」
それでもMOのシャッフラーは「完全ランダム」をうたっているし、恐らくそれは正しいのだろう。
ただ、人間の感覚は、壁の染みを人の顔に変え、枯れ柳を亡霊に変える。
意味の無いところに意味を見つけるのが人間と言うシステムだ。
記憶を事実のまま保存し続ける事は難しいし、常に情報は有意な意味付けを余儀なくされる。
人間は、世界をありのままに受け入れる事は出来ない。
人間の知覚は「ランダムさ」を判断できないし、人間の記憶は特定のバイアスの影響を受ける。
と、ここまで書いてみた物の、実際に事故り続けている人にとっては何の役にも立たないな。
ここまでの文章が「事故が何故起こるか」を説明出来ていないからだ。
デッキ構築の問題かも知れないし、シャッフルの問題かも知れない。はたまた事故の記憶が残っているだけで、計算してみれば期待値的に妥当なのかも知れない。
いずれにせよ、問題はその当事者がどの様に解決するかだろう。
理論にしろ、オカルトにしろ、起こった事象について説明可能かどうか、問題を解決する事が可能かどうかは重要だ。
その説明が妥当なものなのかについては、各々のプレイヤーに判断が託されるのだと思う。
個人的には、ゲームの勝敗はどうあれ、実際のゲームにおいて、納得のいく説明が出来るかどうかが一番重要だと考えている。
何が起こったにせよ、納得できるならゲームは楽しめる。
それぞれのプレイヤーの中に、答えが見つかる事を祈っている。
ゲームが楽しめるものであるために。
仕事で帰りが遅くなる→でも遊びたい→当然寝るのが遅くなる
と言う恐怖のデッドサイクル。
お陰で帰宅後に集中力を発揮できず、最近はずっとドラフトが出来ず。
今日は家に帰ってきた後、食事をしてさてMOと思うも疲れ過ぎていて断念。
夜更かしは仕事にも悪影響を与えそうなので、今日は早めに寝ようかな・・・。
その後はDN内をグルグル。
ラッチさんのエントリには考えさせられる事しきり。
MTGをやっていると、日常的に土地を引きすぎたり、逆に引かな過ぎたりするいわゆる「事故」を経験するが、この「事故」が十分ランダム化された結果なのか、単にシャッフルが足りずに起こってしまったのかを知る事は出来ない。
僕達は経験的に「カードをそろえた後に十分シャッフルしないと事故る」事を知っていて、その事から「十分にシャッフルすれば事故を防げる」と期待するが、実際にはそうはならない。
MTGにおける「十分にシャッフルされ状態」とは、特定のカードがどこにあるのか解らない状態の事で、期待値通りにドローできる状態ではないからだ。
人間が持っている感覚のせいで、この種の問題はさらにやっかいになる。
例えば、自動シャッフル機が開発されたしよう。
機械にデッキをセットして、シャッフルボタンを押すだけで、瞬く間にデッキを切り混ぜ、ランダムの状態にしてくれる機械だ。
この機械があれば、僕達は「デッキがランダム化していない状態」から開放されるだろうか。
考えてみて欲しい。この機械があれば、シャッフルが不十分で引き起こされる事故を防ぐ事ができると思うだろうか。
そうすれば、今までよりも事故に悩まされずに、MTGを楽しむ事が出来ると、そう思うだろうか。
・・・実は既にこの自動シャッフル機は実用化されている。
MOのシャッフラーがそれだ。
MOのシャッフラーは完全なランダムを実現している(らしい)
僕が「らしい」と語尾につけなければならないくらい、MOのシャッフラーは意地悪だ。
土地2スペル5でキープすれば、それ以降土地を引かず、逆ならそれ以降スペルは引かない。
いわゆる2-5の法則は半ば都市伝説以上のレベルで信じられている。
シャッフラーが酷すぎる!壊れているんじゃないの?と言う苦情は後を絶たない。
遂に、ついたあだ名が「デス・シャッフラー」
それでもMOのシャッフラーは「完全ランダム」をうたっているし、恐らくそれは正しいのだろう。
ただ、人間の感覚は、壁の染みを人の顔に変え、枯れ柳を亡霊に変える。
意味の無いところに意味を見つけるのが人間と言うシステムだ。
記憶を事実のまま保存し続ける事は難しいし、常に情報は有意な意味付けを余儀なくされる。
人間は、世界をありのままに受け入れる事は出来ない。
人間の知覚は「ランダムさ」を判断できないし、人間の記憶は特定のバイアスの影響を受ける。
と、ここまで書いてみた物の、実際に事故り続けている人にとっては何の役にも立たないな。
ここまでの文章が「事故が何故起こるか」を説明出来ていないからだ。
デッキ構築の問題かも知れないし、シャッフルの問題かも知れない。はたまた事故の記憶が残っているだけで、計算してみれば期待値的に妥当なのかも知れない。
いずれにせよ、問題はその当事者がどの様に解決するかだろう。
理論にしろ、オカルトにしろ、起こった事象について説明可能かどうか、問題を解決する事が可能かどうかは重要だ。
その説明が妥当なものなのかについては、各々のプレイヤーに判断が託されるのだと思う。
個人的には、ゲームの勝敗はどうあれ、実際のゲームにおいて、納得のいく説明が出来るかどうかが一番重要だと考えている。
何が起こったにせよ、納得できるならゲームは楽しめる。
それぞれのプレイヤーの中に、答えが見つかる事を祈っている。
ゲームが楽しめるものであるために。
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