先日、無事に出産をされた先輩から元気そうなメールが来ていた。
日々悪戦苦闘しながら子育てをされているそうで、メールを読んでいると若干心配だが何より幸福そうな雰囲気が伝わってくる。

一足(もしかするとそれ以上)先に親になった先輩を見つめる僕の視点は若干不思議な物だった。
自然に湧き上がって来たのは、この年若い夫婦を守らねばと言う気持ちだ。
僕は親になった事がないので、正確には解らないが、あるとすれば親が子供を見守るようなそんな感情の様に思える。
どこからこの気持ちが来るのかは定かではない。
あるいは困難に直面し、それを乗り越えようとする姿を応援したいという気持ちなのかも知れない。

人はいつの間にか子供から大人になるが、いつの間にか子供から親になると言う事は無い様に思う。
自覚のあるなしは別にして、庇護するべき子供がいなければ親には成れないからだ。
子供を育てると言う事は、親もまた、子供に育てられているのだと言う。
だとすれば、その周囲にも成長の輪は広がっていくのではないか。育てられる子と、その子に育てられる親を介して。

成長の輪。成長の連鎖。

そんな物があるかは定かでないが、あるのならそれは耀ける輪だ。まるで天使の輪の様な。

そんな事を考えつつ今日もドラフト。
と言う訳で下記が今回のピック譜である。
http://sky.geocities.jp/wenmin0624/3-5-2010.html

1-1
《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster(ZEN)》と若干迷って《忌まわしい最期/Hideous End(ZEN)》から。
その他のラインナップから下家方面が同盟者よりになるかな?と言うところ。

1-2
《ベイロスの林壊し/Baloth Woodcrasher(ZEN)》から緑へ。
黒の候補は貧弱すぎてとても貫く気にはなれなかった。

1-3
《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》抜けで非常に緑の濃いパック。
この中から《リバー・ボア/River Boa(ZEN)》と非常に迷って《硬鎧の群れ/Scute Mob(ZEN)》を。
どちらも非常に強力だが、より勝ちやすいこちらを。
賛否あるかも知れない。

以降は1-3を意識して極力緑を絞っていく。

1-4《領地のベイロス/Territorial Baloth(ZEN)》
1-5《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》
1-6《オラン=リーフの出家蜘蛛/Oran-Rief Recluse(ZEN)》
1-7《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen(ZEN)》
1-8《砕土/Harrow(ZEN)》
1-9《巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger(ZEN)》
1-10《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen(ZEN)》
この時点で少なくとも濃い緑プレイヤーは存在しない。
《砕土/Harrow(ZEN)》が残っていた事もあって卓一の可能性もある。

1-11《飛翔する海崖/Soaring Seacliff(ZEN)》
と思っていたら何も残っていなかったw
緑の流れがかなり良かったせいで全部はとめ切れなかった。
多色系の同盟者がいる可能性はある。
となると手なりで取った1-7は《領地のベイロス/Territorial Baloth(ZEN)》が正解っぽいな。

1-12《秘宝の破壊/Relic Crush(ZEN)》
1-13《コブラの罠/Cobra Trap(ZEN)》

非常に順調な1パック目だった。
良質な生物と《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》が確保できている。
気にかかるのは都合3枚見送った《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》だ。
下家に強力な赤単が誕生する兆しがある。
細かいカットが出来そうなら、する必要があるな。

2-1
カットせずに《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》を。
高タフネス中心の構成に出来ているため、警戒すれば《湿地での被災/Marsh Casualties(ZEN)》も一応はケアできる・・・可能性がある。

以降は迷い無く緑単ピックを継続。

2-2《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》
2-3《ベイロスの檻の罠/Baloth Cage Trap(ZEN)》
2-4《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》
2-5《組み合い鉤/Grappling Hook(ZEN)》
2-6《精神ヘドロ/Mind Sludge(ZEN)》カット
2-7《開拓地の先達/Frontier Guide(ZEN)》
2-8《緑織りのドルイド/Greenweaver Druid(ZEN)》ラッキー!
2-9《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》
2-10《野蛮な影法師/Savage Silhouette(ZEN)》
2-11《巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger(ZEN)》
2-12《召喚士の破滅/Summoner’s Bane(ZEN)》カット

思ったよりもデッキは強くならず。
ここまで1枚も《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》をピックできていない。
その上《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》も見かけなかったため4マナ域が真っ白。
緑は性質上特殊なマナカーブを描く事ができるが、特定のパーツを引かなかった時展開に支障をきたす。
出来るだけ歪な形にならないように心がける。

3-1
《潮力の精霊/Tideforce Elemental(WWK)》をカットするか非常に迷う。
冷静に考えてまだデッキ構築枚数に達していなかったため《東屋のエルフ/Arbor Elf(WWK)》を。
《戦慄の彫像/Dread Statuary(WWK)》のほうが良かったかもしれない。

3-2
前述の理由もあり、《連鎖反応/Chain Reaction(WWK)》はカットせず。
《頂の猿人/Summit Apes(WWK)》を。

3-3
この期に及んでまだ枚数的に心配が消えないため《遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sage(WWK)》をカットできず。
特に足りていなかったマナ帯の生物であるのが大きかったが、さすがにこれをカットできないのは不甲斐ない。
デッキ的に刺さりすぎて死ぬ可能性はある。
《灰色革の狩人/Graypelt Hunter(WWK)》を。

その後は緑単ピック。

3-4《地うねり/Groundswell(WWK)》
3-5《ナーリッドの群れ/Gnarlid Pack(WWK)》欲しかった。
3-6《獣性の脅威/Bestial Menace(WWK)》ラッキー!
3-7《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》
若干《グロータグの打つもの/Grotag Thrasher(WWK)》カットと迷った。

3-8《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》
3-9《死の報い/Dead Reckoning(WWK)》カット
3-10《サラカーの消し去り/Surrakar Banisher(WWK)》カット
3-11《戦いのハルダ/Battle Hurda(WWK)》クリックミスw
本当は《払拭/Dispel(WWK)》をカットしたかった。

3-12《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》
3-13《闘士蜘蛛/Grappler Spider(WWK)》ラッキー!

MO 8-4 MonoG Deck

14 《森/Forest》
1 《カルニの庭/Khalni Garden》
2 《ハリマーの深み/Halimar Depths》
1 《飛翔する海崖/Soaring Seacliff》

1 《東屋のエルフ/Arbor Elf》
1 《硬鎧の群れ/Scute Mob》
1《闘士蜘蛛/Grappler Spider》
1 《ナーリッドの群れ/Gnarlid Pack》
1 《開拓地の先達/Frontier Guide》
2 《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen》
1 《オラン=リーフの出家蜘蛛/Oran-Rief Recluse》
1 《放牧の林鹿/Grazing Gladehart》
1 《緑織りのドルイド/Greenweaver Druid》
1 《灰色革の狩人/Graypelt Hunter》
1 《領地のベイロス/Territorial Baloth》
1 《ベイロスの林壊し/Baloth Woodcrasher》
1 《巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger》

1 《冒険者の装具/Adventuring Gear》
1 《地うねり/Groundswell》
2 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
1 《野蛮な影法師/Savage Silhouette》
1 《砕土/Harrow》
1 《ベイロスの檻の罠/Baloth Cage Trap》
1 《獣性の脅威/Bestial Menace》

レアも《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》も無いがきちんと組めた緑単。
今回は《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》も《刃牙の猪/Bladetusk Boar(ZEN)》も見なかったので《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》はサイドにおいてみた。
2マナ行きを何か削って《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》を入れても良いかも知れない。
結果的に枚数は確保できたのだから、ある程度リスクをとってカットすべきだったっぽいな。

対戦結果は以下の通り

1戦目
白赤 2-1-1 緑単 ←僕
白赤 2-0 黒単
白青 1-2 黒白
赤単 0-2 ジャンド

1没。

2戦目
白赤 2-1 ジャンド
白赤 1-2 黒白

3戦目
黒白 0-2 白赤

赤単を下したジャンドは土地構成がレア満載。
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》
《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》
部分的に取り出したらスタンダードのジャンドだ。

それに引き換え生物構成がかなり汚く
《遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sage(WWK)》
《髑髏砕きの巨人/Shatterskull Giant(ZEN)》
《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》
と言う赤赤黒黒要求だけど《森/Forest(ZEN)》もお願いと言う我侭さ。
実体としては同盟者+レアデッキのようで、ピック中の流れを見る限りかなり強力であっただろう赤単を2-0で下している。

それにしてもMOプレイヤーは白が好きな様だ。
WWKで強化されたにせよ、個人的には依然として許容人数が少ない難しい色だと思っている。

GAME1 白赤
こちら先手。
1t目の《硬鎧の群れ/Scute Mob(ZEN)》がそのまま除去られず大きくなって勝ち。

GAME2
こちら後手1マリガン。
何とか相手の軽量生物を止めたと思ったら6マナから
《刃牙の猪/Bladetusk Boar(ZEN)》→《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint(ZEN)》で負け。

GAME3
こちら先手1マリガン。
3t目に《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》からゲームを始めてそのまま土地が止まる。
その後3t何もキャストできないが、相手も《コーの飛空士/Kor Aeronaut(ZEN)》を出した後はアクションがない。
その内やっと土地を引いてきて生物を展開し始める。
最後のターンが帰ってくれば勝ちと言うところで、何事もなくターンが帰ってきたので勝ったかと思いきや《屈折の罠/Refraction Trap(WWK)》で引き分け。

GAME4
こちら先手1マリガン。
土地4生物1スペル1でスタートしたら、その後《巨大化/Giant Growth(4ED)》系を2枚しか引かずに死亡。
それでも相手がトップ除去でなければ何とかなっていたかと思うが、果たして相手は除去を引いていた。

リソースで負けていると言う自覚があったため、強引にダメージレースをして《巨大化/Giant Growth(M10)》で差しきろうと言う考え方だったが、それでは届かなかったので、防御的にプレイしなければいけなかったか。
こちらは打点が高い生物が多く、相手のデッキに除去が薄いと言うのはあったが・・・。

前環境から引き続いて緑単をドラフトする機会に恵まれている。
しかしやはりZENが1パック減ってしまったと言うのは影響が多いようで《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》を確保するのに苦労する。
今回はジャンドに《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》が取られてしまっていた。
緑単で組むメリットの1つは間違いなく《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》の打点の高さにある。

そこで、もしそれが確保できていない場合は、他の色をタッチで使った方がデッキが良くなるのではないか、と思うようになった。
そもそも僕は単色支持者だが、緑については若干事情が異なる。
緑単でデッキを組んだ時には自然な形でコモンの特殊地形を入れている事に加えて、
《砕土/Harrow(ZEN)》《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye(WWK)》がデッキ的に有用な事を踏まえて考えると、ZEN2パックで緑単要素が取れなかった時はWWKで積極的にタッチを考慮するべきではないだろうか?
特に《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》を考えると青はタッチしやすく、土地18枚に加えてマナ生物を投入する緑にとって《深遠の謎/Mysteries of the Deep(WWK)》のタッチは考慮に値する。
もちろんアンコモンで《蒸気の捕獲/Vapor Snare(WWK)》が取れれば、それも採用すべきだろう。
とは言え、実際に試してみるまでは解らない。案外重いだけのオーバーキルに終わる可能性はある。
機会があれば実践してみたいと思う。

コメント

Fの人
2010年3月6日1:13

久しぶりのコメントです。
自分はどちらかというと完全な単色よりも、なにかしらタッチをしたほうが強くなるんじゃないかと思っています。
特に緑に関してはWWKに単色を推奨するカードがほとんどなく、2色推奨のカードもいくつかあるため特にZZWは緑タッチ何かで組みたいかな、と。カット気味に取ったものを使えるというのもピックが柔軟にできるメリットですよね。

bun
2010年3月6日20:14

こんばんは。お久しぶりです^^
なるほど準単色ですね。
確かにWWKのアンコモンは有効2色で強くなるタイプの生物が存在するので、マナ基盤が許すならタッチしていた方が強そうです。

>カット気味に取ったものを使えるというのもピックが柔軟にできる
これはMOでは重要ですね。
僕が良くやる失敗で、協調しすぎて結局その相手に負けてしまうと言うパターンがあります。

どの段階まで流すのか。どの段階までタッチするのか。
これらの問題はとても複雑で難しいですが、こう言うものを考えて工夫するのがドラフトの楽しさだと思います。
bun

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