さよなら。ゼンディカー。
2010年2月18日 TCG全般 コメント (3)そして、よろしく。WWK。
まぁ1パックだけなんだけどねw
明後日からいよいよMOにてWWKのプレリリースが行われる。
リアルで発売されたのが、2月5日と言う事だから遅れる事およそ2週間。
昔はもっと実装されるのが遅かった気がするのだが、早いに越した事は無い。
そして、プライズ付きのドラフトキューが立つのは2/24からだ。
WWKが発売してから2週間が経つが、WWK後のドラフトを経験したのはリアルで未だに1回のみ。
2/24からは、ほとんど素人同然の状態で戦場に立つ事になる。
幸いな事に各所でWWK後のドラフトについては情報や考察が公開されており、一応の知識は持っている状態だ。
それを役に立てられるかどうかは、やってみないと解らない事であるが。
今後の予定としては、MO内でWWKのプレリリースに参加する。
その後WWK×3パックのドラフトに参加するつもりだが、どうもZZWのドラフト卓も立つらしい。
場合によってはWWK×3の卓には参加せず、ZZWに参加するかも知れない。
まぁ未来の事はその時に任せるとしよう。
と言う事で今日はゼンディカー×3ドラフトを振り返る。
とは言え今日は環境がどうの、ピックがどうのと言うお話はしない。
僕がゼンディカードラフトで体験した思い出話を。
ゼンディカードラフトはかなりの数をプレイしたので、今まで経験してきたブロックの中でもかなり思い出深い。
《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》で一撃されたのはトラウマだし《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》による時間制限には、別ベクトルでレースしなくてはいけない難しさを思い知らされた。
《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》を筆頭とする単体強化は軽いデッキの作り方を、《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator(ZEN)》は僕にビートを教えてくれた。
《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper(ZEN)》《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》は単色の強さを僕に伝えた。
《面晶体集め/Hedron Scrabbler(ZEN)》《嵐のフクロウ/Tempest Owl(ZEN)》《愚鈍な虚身/Mindless Null(ZEN)》は先入観があてにならない事を証明した。
他にも思い出深いカードを挙げればきりが無い。
《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》
《陽の泉の探検/Sunspring Expedition(ZEN)》
《絡め汁/Tanglesap(ZEN)》
《冒涜された地/Desecrated Earth(ZEN)》
《吸血鬼の一噛み/Vampire’s Bite(ZEN)》
《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》
《秘宝の破壊/Relic Crush(ZEN)》
《破砕/Demolish(ZEN)》
《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing(ZEN)》
《柱平原の雄牛/Pillarfield Ox(ZEN)》・・・etc
いずれも僕を勝たせてくれたり、あるいは逆に僕を負して、思い出に残っているカードだ。
中でも《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing(ZEN)》は特に思い出深い。
これはまだ僕がこの日記を書き始める前のお話。
その日僕は某所で大会に参加していた。
その時のスタンダードの成績は、不良にカツアゲされた挙句
「もっと持ってねーのかよ!」と恫喝され
「なっ無いです」と正直に答えたのに
「じゃあピョンピョン跳んでみなっ」と命令され
《ピョンピョン自動人形/Hopping Automaton(USG)》さながらにジャンプすると、ボタンがチャラチャラ音をたてているだけなのに
「小銭持ってるじゃねーか!」
と激昂され、顔面をボコボコにされると言う都市伝説の如き負け方をしたので詳細は省くとして、問題はドラフト。
僕のドラフトデッキはけっこうな出来の赤単色。
3枚の《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》同じく3枚の《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》
そして《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》と言うラインナップだ。
1戦目と2戦目は順当に勝ち、3戦目に4色同盟者と対戦した。
GAME1は《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》を文字通り連射して《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》もあって勝ち。
GAME2は《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》の成長が止まらず、何とか処分したものの後続に対処できず負け。
そして最終戦。
序盤の《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》を《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》で対処して《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》でダメージを重ねるが
《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric(ZEN)》と《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate(ZEN)》に阻まれる。
その上《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》は《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》&《命拾い/Narrow Escape(ZEN)》でさらに戦況は厳しい物に。
それでも《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》の活躍もあり、一方的な展開になる事だけは避けられた。
その後《噴火滑り/Geyser Glider(ZEN)》を餌に《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》を吊り上げ、2枚目の《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》で攻勢に出る。
しかし《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》は《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》で破壊され、
さらには《野蛮な影法師/Savage Silhouette(ZEN)》で《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》が止まらない。
やがてチャンプブロックを余儀なくされ、《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》に望みを託す状況に。
そして、最後の1ターン。こちらのライフは僅か3。
相手のターンになれば容赦なく《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》が僕を粉砕するだろう。
ここで。
ここで引かなければ。
相手のライフは5。
充分に《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》の射程圏である。
ライブラリには後2枚。
神・・・様・・・。
いや。僕はあんたに祈らない。
祈りを捧げたその時から、頭は考えるのを止め、そして敗北に向かう。
自然と指先に力がこもる。
僕のアップキープを経てドローに至る。
そのトップは・・・《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》!
どうだあぁあああ!見たかよ!神様。人間の力って奴を!
渾身の一撃を本体に。勝ち。
と思ったら《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing(ZEN)》されてパンチされて負け。
これが人間の・・・力・・・。・>w<・。
トップが嬉しかっただけにこれは凹んだ。
当時の僕は《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing(ZEN)》をサイドカードとして認識しておらず、ただの弱体化した《治癒の軟膏/Healing Salve(USG)》としか思っていなかった。
対戦相手はこちらがある程度大きくなった同盟者には対処できない事を知っていて、適切なサイドボードを行っていた。
その後、僕がこれを教訓に弱いと思ったカードでも使えないかと再考したかと言えばそんな事はなく、相変わらず《愚鈍な虚身/Mindless Null(ZEN)》や《嵐のフクロウ/Tempest Owl(ZEN)》を「デッキに入らない物」として処理していたのだが・・・。
結局、今から思い返してみれば限定的な効果しか持たないカードでも適切な場面さえあれば有用なのだと気が付くチャンスを見逃していた事になる。
狭い視野しか持てなければ、勝利が眼前にあったとしても捉える事は出来ない。
この思い出を戒めとして、これからWWK後のドラフトに生かせればと思う。
まぁ1パックだけなんだけどねw
明後日からいよいよMOにてWWKのプレリリースが行われる。
リアルで発売されたのが、2月5日と言う事だから遅れる事およそ2週間。
昔はもっと実装されるのが遅かった気がするのだが、早いに越した事は無い。
そして、プライズ付きのドラフトキューが立つのは2/24からだ。
WWKが発売してから2週間が経つが、WWK後のドラフトを経験したのはリアルで未だに1回のみ。
2/24からは、ほとんど素人同然の状態で戦場に立つ事になる。
幸いな事に各所でWWK後のドラフトについては情報や考察が公開されており、一応の知識は持っている状態だ。
それを役に立てられるかどうかは、やってみないと解らない事であるが。
今後の予定としては、MO内でWWKのプレリリースに参加する。
その後WWK×3パックのドラフトに参加するつもりだが、どうもZZWのドラフト卓も立つらしい。
場合によってはWWK×3の卓には参加せず、ZZWに参加するかも知れない。
まぁ未来の事はその時に任せるとしよう。
と言う事で今日はゼンディカー×3ドラフトを振り返る。
とは言え今日は環境がどうの、ピックがどうのと言うお話はしない。
僕がゼンディカードラフトで体験した思い出話を。
ゼンディカードラフトはかなりの数をプレイしたので、今まで経験してきたブロックの中でもかなり思い出深い。
《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》で一撃されたのはトラウマだし《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》による時間制限には、別ベクトルでレースしなくてはいけない難しさを思い知らされた。
《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》を筆頭とする単体強化は軽いデッキの作り方を、《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator(ZEN)》は僕にビートを教えてくれた。
《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper(ZEN)》《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》は単色の強さを僕に伝えた。
《面晶体集め/Hedron Scrabbler(ZEN)》《嵐のフクロウ/Tempest Owl(ZEN)》《愚鈍な虚身/Mindless Null(ZEN)》は先入観があてにならない事を証明した。
他にも思い出深いカードを挙げればきりが無い。
《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》
《陽の泉の探検/Sunspring Expedition(ZEN)》
《絡め汁/Tanglesap(ZEN)》
《冒涜された地/Desecrated Earth(ZEN)》
《吸血鬼の一噛み/Vampire’s Bite(ZEN)》
《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》
《秘宝の破壊/Relic Crush(ZEN)》
《破砕/Demolish(ZEN)》
《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing(ZEN)》
《柱平原の雄牛/Pillarfield Ox(ZEN)》・・・etc
いずれも僕を勝たせてくれたり、あるいは逆に僕を負して、思い出に残っているカードだ。
中でも《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing(ZEN)》は特に思い出深い。
これはまだ僕がこの日記を書き始める前のお話。
その日僕は某所で大会に参加していた。
その時のスタンダードの成績は、不良にカツアゲされた挙句
「もっと持ってねーのかよ!」と恫喝され
「なっ無いです」と正直に答えたのに
「じゃあピョンピョン跳んでみなっ」と命令され
《ピョンピョン自動人形/Hopping Automaton(USG)》さながらにジャンプすると、ボタンがチャラチャラ音をたてているだけなのに
「小銭持ってるじゃねーか!」
と激昂され、顔面をボコボコにされると言う都市伝説の如き負け方をしたので詳細は省くとして、問題はドラフト。
僕のドラフトデッキはけっこうな出来の赤単色。
3枚の《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》同じく3枚の《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》
そして《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》と言うラインナップだ。
1戦目と2戦目は順当に勝ち、3戦目に4色同盟者と対戦した。
GAME1は《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》を文字通り連射して《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》もあって勝ち。
GAME2は《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》の成長が止まらず、何とか処分したものの後続に対処できず負け。
そして最終戦。
序盤の《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》を《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》で対処して《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》でダメージを重ねるが
《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric(ZEN)》と《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate(ZEN)》に阻まれる。
その上《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》は《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》&《命拾い/Narrow Escape(ZEN)》でさらに戦況は厳しい物に。
それでも《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》の活躍もあり、一方的な展開になる事だけは避けられた。
その後《噴火滑り/Geyser Glider(ZEN)》を餌に《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》を吊り上げ、2枚目の《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》で攻勢に出る。
しかし《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》は《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》で破壊され、
さらには《野蛮な影法師/Savage Silhouette(ZEN)》で《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》が止まらない。
やがてチャンプブロックを余儀なくされ、《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》に望みを託す状況に。
そして、最後の1ターン。こちらのライフは僅か3。
相手のターンになれば容赦なく《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》が僕を粉砕するだろう。
ここで。
ここで引かなければ。
相手のライフは5。
充分に《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》の射程圏である。
ライブラリには後2枚。
神・・・様・・・。
いや。僕はあんたに祈らない。
祈りを捧げたその時から、頭は考えるのを止め、そして敗北に向かう。
自然と指先に力がこもる。
僕のアップキープを経てドローに至る。
そのトップは・・・《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》!
どうだあぁあああ!見たかよ!神様。人間の力って奴を!
渾身の一撃を本体に。勝ち。
と思ったら《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing(ZEN)》されてパンチされて負け。
これが人間の・・・力・・・。・>w<・。
トップが嬉しかっただけにこれは凹んだ。
当時の僕は《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing(ZEN)》をサイドカードとして認識しておらず、ただの弱体化した《治癒の軟膏/Healing Salve(USG)》としか思っていなかった。
対戦相手はこちらがある程度大きくなった同盟者には対処できない事を知っていて、適切なサイドボードを行っていた。
その後、僕がこれを教訓に弱いと思ったカードでも使えないかと再考したかと言えばそんな事はなく、相変わらず《愚鈍な虚身/Mindless Null(ZEN)》や《嵐のフクロウ/Tempest Owl(ZEN)》を「デッキに入らない物」として処理していたのだが・・・。
結局、今から思い返してみれば限定的な効果しか持たないカードでも適切な場面さえあれば有用なのだと気が付くチャンスを見逃していた事になる。
狭い視野しか持てなければ、勝利が眼前にあったとしても捉える事は出来ない。
この思い出を戒めとして、これからWWK後のドラフトに生かせればと思う。
コメント
使ってみてわかるマッチングってのはやっぱり自分レベルのプレイヤーには往々にしてあるので、なんでも試さないってのは思考停止なんだなぁと感じたカードでした。
弱いカードを強く使えればいいデッキになると僕は考えます。
嵐のフクロウ、面晶体集め。頑張ってくれてありがとう。
WWKでは冒涜された地、秘宝の破壊がかなりやってくれます。
冒涜された地→遅いデッキが増えた
秘宝の破壊→ゼンティゴン
>《面晶体集め/Hedron Scrabbler(ZEN)》
僕も全く評価していませんでした。
使わないと解らないと言うのは誰しもあると思います。
あのブライアン・キブラーですら《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》を正しく評価できませんでした。
逆にリストを見た時に強いと思っても実は使いにくかったりするものもありますから、やはり経験は大事なんだと思います。
>思考停止
弱いカードもそうですが、環境が変わっても評価が高いままになっているカードもありますね。
これは妄想なんですが《秘宝の破壊/Relic Crush(ZEN)》がメインに入ってきそうだなと言う事と
《上天の貿易風/AEther Tradewinds(WWK)》や《イオナの裁き/Iona’s Judgment(WWK)》が追加された事を考えると
《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》とか《麻痺の掌握/Paralyzing Grasp(ZEN)》とかの信用度は落ちるかな?と思います。
これも経験してみないと解りませんね。
>ろせさん
>弱いカードを強く使えればいいデッキになると僕は考えます。
以前の僕には実感が湧かない言葉でしたが、今は理解出来ます。
《嵐のフクロウ/Tempest Owl(ZEN)》VS《天空のアジサシ/Welkin Tern(ZEN)》は忘れませんよ。
最近で言うと青黒同盟者に搭載されていた《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》もそうですね。
サイドボードの《魂の階段の探検/Soul Stair Expedition(ZEN)》より優先して採用されていたのが印象的でした。
《ウマーラの猛禽/Umara Raptor(ZEN)》×4と土地19枚の構成でしたから、展開しつつ構えられるとは言えますね。
何より相手も予想出来ないでしょうからw
WWK後もカードチョイスが楽しみです。