《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》を探せ!
2010年2月11日 TCG全般 コメント (2)MOのログイン前画面でWWKのプレリリースの告知が成されている。
それによるとプレリリースの開始は2月19日。
これは日本時間ではないだろうから正確な日付は不明だが、そう大きくは違わないと思われる。
前回に倣うならプレリリース後にWWKを含んだドラフトキューが立つようになるはずだ。
WWKの辞書データもまじっ九印どっとこむ様にて公開されている。
ピックの経緯を記したり、その他でカード名を表記する機会は非常に多い。
辞書機能にショートカットが登録されていないと、ピック譜の記載などは非常に煩雑な作業になるため、こう言ったデータを作成、および公開して頂けると言うのは非常に助かる。
まじっ九印どっとこむ様には感謝を。
リリースイベントと言えば、MOドラフターにはリアルではほとんど経験される事のない、スモールエキスパンション×3パックのドラフトと言う試練が存在する。
スモールエキスパンション×3パックのドラフトでは、使用可能なカードプールが極めて狭いため、通常では考えられない位同じカードをピックする事が出来る。
そのため、その環境特有のアーキタイプが存在する。
アラーラリボーン×3パックドラフトでの「刃シリーズ」ドラフトや
イーブンタイドにおける《ぬめるボーグル/Slippery Bogle(EVE)》《超者の意向/Favor of the Overbeing(EVE)》ドラフト。
コンフラックスでの《ヴィスの吸収/Absorb Vis(CON)》《消しえる火/Quenchable Fire(CON)》《爆発する境界/Exploding Borders(CON)》を用いたバーンデッキなどは記憶に新しい。
ただ、そのいずれもがカードプールの狭さゆえに短期間で認知され、キーパーツの奪い合いが発生した。
そんな生き馬の目を抜く環境下で、余り人目に触れず、かつ連勝につぐ連勝を勝ち得たデッキタイプが存在する。
それが神河謀反における《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》《霊界の飾り紐/Ribbons of the Reikai(BOK)》ドラフトである(メジャーなタイプだったらごめんなさい。)
どちらのパーツも非常に安く取れる上、爆発的な展開力で他のアーキタイプを圧倒した。
《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》のお陰で比較的タッチがしやすいのもメリットだ。
そう。スモールエキスパンション×3パックのドラフトとは、その特異性ゆえMOドラフターが自身の審美眼とデッキ構築能力が試される闘技場なのである。
別にリアルで使えないテクニックなんだから無理に参加しなくても良いんじゃない?と言う意見はあるだろうが、突飛なレギュレーションが許される事がMOの醍醐味の1つである。
それにリリースイベントと言うお祭り要素が加わった時、リアルで使えるテクニックか否かと言う視点は消えていく。
プライドを賭けて、全力で遊ぶ。報酬はパックと自己満足だ。
さてWWK環境の《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》を探すに当たって、まず理解しなければならないのは、置かれている環境だ。
まずは除去を見てみよう。WWKで用意されたコモンの除去は
《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》
《墳墓の呪詛/Tomb Hex(WWK)》
《イオナの裁き/Iona’s Judgment(WWK)》
《死の報い/Dead Reckoning(WWK)》
《流砂/Quicksand(WWK)》
である。
まぁその他は《災難の瀬戸際/Brink of Disaster(WWK)》や《残忍な競争/Feral Contest(WWK)》と言ったニッチなものもあるが、割とタフネス3が容易に死ぬと思って良い。
と言う事は、WWKで堅いと評価される生物はタフネス4から。コモンでタフネス4を越えるものは
《巨森のゼンディコン/Vastwood Zendikon(WWK)》
《護衛のゼンディコン/Guardian Zendikon(WWK)》
《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper(WWK)》
のみ・・・!?
本当か。また何か見落としている気がするが・・・(間違いがあったら教えて下さい。)
多重キッカー持ちが該当しそうだが、いずれも6~7マナ以上つぎ込まないとタフネス4以上にはならない。
以上からWWK環境はシステムも含めて生物が死に易い環境と言えそうだ。
その観点から生物を守る事が出来る《払拭/Dispel(WWK)》と《地うねり/Groundswell(WWK)》は評価に値する。
ゼンディカー環境が事実上「上陸」に支配されていた事はもはや常識だが、WWK×3ドラフトにおいてもその事実は揺るがないだろうか。
ゼンディカーの「上陸」は純粋なサイズアップが非常に強力だった事を考えるとWWKの「上陸」はそれとは質が異なる。
WWKで上陸でサイズアップするのは《面晶体の流浪者/Hedron Rover(WWK)》だけだ。
ではWWKで「上陸」に変わる主役メカニズムは何か。そう。もちろん「同盟者」だ。
各色コモンの同盟者を見てみると
《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》
《ボジューカの盗賊/Bojuka Brigand(WWK)》
《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》
《兵員への参加/Join the Ranks(WWK)》
《灰色革の狩人/Graypelt Hunter(WWK)》
この内サイズアップがあるのが黒と緑。
擬似サイズアップが赤である。
また《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》と《兵員への参加/Join the Ranks(WWK)》は非常に前評判が高い。
どちらか片方ならまだしも両方を集めるのは困難だろう。
逆に赤が非常に弱いので性能の割りに《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》を固めて取る事はそんなに難しく無い様に思える。
後は生物を退ける手段と、安い火力があればデッキになる。
それはあるだろうか。探してみるとそれは見つかった。
今回の《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》は以下のラインナップだ。
まずは前述の《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》
アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger (1)(赤)
クリーチャー — 人間(Human)・狂戦士(Berserker)・同盟者(Ally) WWK, コモン
速攻
アクームの戦歌いか他の同盟者(Ally)があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは「あなたがコントロールする同盟者クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける」ことを選んでもよい。
1/1
デッキの主軸。これが何枚確保できるかでデッキの強弱が決まるだろう。
次に生物を退ける手段
ひきつり/Twitch (2)(青)
インスタント WWK, コモン
アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。
カードを1枚引く。
上天の貿易風/AEther Tradewinds (2)(青)
インスタント WWK, コモン
あなたがコントロールするパーマネント1つと、あなたがコントロールしていないパーマネント1つを対象とし、それらをオーナーの手札に戻す。
恐らくこれらを複数入手するのは容易だ。
《上天の貿易風/AEther Tradewinds(WWK)》は特に《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》と相性が良い。
色的に《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》を採用しないと同盟者の枚数が足りなさそうだが、それは仕方が無い。
必要なパーツで高そうなのは《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》だけだ。頑張って集めよう。
そして最後に火力。
乱動する地形/Roiling Terrain (2)(赤)(赤)
ソーサリー WWK, コモン
土地1つを対象とし、それを破壊する。その後、乱動する地形はその土地のコントローラーに、そのプレイヤーの墓地にある土地カードの総数に等しい点数のダメージを与える。
これは《上天の貿易風/AEther Tradewinds(WWK)》と併せて相手の動きを阻害する事が出来るし《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》との相性は抜群だ。
《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》によって相手にこちらの意図を悟らせない事もできる。
まぁ一発目の《乱動する地形/Roiling Terrain(WWK)》でバレるけど。
・・・とりあえず自分で書いていて設定に無理がある気しかしない。
でも試してみるつもりである。
WWK×3ドラフトに参加する方々はそれぞれの《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》を探してみる事をお勧めする。
それが成功した暁にはたくさんのパックと、圧倒的な自己満足が得られるだろう。
それによるとプレリリースの開始は2月19日。
これは日本時間ではないだろうから正確な日付は不明だが、そう大きくは違わないと思われる。
前回に倣うならプレリリース後にWWKを含んだドラフトキューが立つようになるはずだ。
WWKの辞書データもまじっ九印どっとこむ様にて公開されている。
ピックの経緯を記したり、その他でカード名を表記する機会は非常に多い。
辞書機能にショートカットが登録されていないと、ピック譜の記載などは非常に煩雑な作業になるため、こう言ったデータを作成、および公開して頂けると言うのは非常に助かる。
まじっ九印どっとこむ様には感謝を。
リリースイベントと言えば、MOドラフターにはリアルではほとんど経験される事のない、スモールエキスパンション×3パックのドラフトと言う試練が存在する。
スモールエキスパンション×3パックのドラフトでは、使用可能なカードプールが極めて狭いため、通常では考えられない位同じカードをピックする事が出来る。
そのため、その環境特有のアーキタイプが存在する。
アラーラリボーン×3パックドラフトでの「刃シリーズ」ドラフトや
イーブンタイドにおける《ぬめるボーグル/Slippery Bogle(EVE)》《超者の意向/Favor of the Overbeing(EVE)》ドラフト。
コンフラックスでの《ヴィスの吸収/Absorb Vis(CON)》《消しえる火/Quenchable Fire(CON)》《爆発する境界/Exploding Borders(CON)》を用いたバーンデッキなどは記憶に新しい。
ただ、そのいずれもがカードプールの狭さゆえに短期間で認知され、キーパーツの奪い合いが発生した。
そんな生き馬の目を抜く環境下で、余り人目に触れず、かつ連勝につぐ連勝を勝ち得たデッキタイプが存在する。
それが神河謀反における《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》《霊界の飾り紐/Ribbons of the Reikai(BOK)》ドラフトである(メジャーなタイプだったらごめんなさい。)
どちらのパーツも非常に安く取れる上、爆発的な展開力で他のアーキタイプを圧倒した。
《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》のお陰で比較的タッチがしやすいのもメリットだ。
そう。スモールエキスパンション×3パックのドラフトとは、その特異性ゆえMOドラフターが自身の審美眼とデッキ構築能力が試される闘技場なのである。
別にリアルで使えないテクニックなんだから無理に参加しなくても良いんじゃない?と言う意見はあるだろうが、突飛なレギュレーションが許される事がMOの醍醐味の1つである。
それにリリースイベントと言うお祭り要素が加わった時、リアルで使えるテクニックか否かと言う視点は消えていく。
プライドを賭けて、全力で遊ぶ。報酬はパックと自己満足だ。
さてWWK環境の《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》を探すに当たって、まず理解しなければならないのは、置かれている環境だ。
まずは除去を見てみよう。WWKで用意されたコモンの除去は
《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》
《墳墓の呪詛/Tomb Hex(WWK)》
《イオナの裁き/Iona’s Judgment(WWK)》
《死の報い/Dead Reckoning(WWK)》
《流砂/Quicksand(WWK)》
である。
まぁその他は《災難の瀬戸際/Brink of Disaster(WWK)》や《残忍な競争/Feral Contest(WWK)》と言ったニッチなものもあるが、割とタフネス3が容易に死ぬと思って良い。
と言う事は、WWKで堅いと評価される生物はタフネス4から。コモンでタフネス4を越えるものは
《巨森のゼンディコン/Vastwood Zendikon(WWK)》
《護衛のゼンディコン/Guardian Zendikon(WWK)》
《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper(WWK)》
のみ・・・!?
本当か。また何か見落としている気がするが・・・(間違いがあったら教えて下さい。)
多重キッカー持ちが該当しそうだが、いずれも6~7マナ以上つぎ込まないとタフネス4以上にはならない。
以上からWWK環境はシステムも含めて生物が死に易い環境と言えそうだ。
その観点から生物を守る事が出来る《払拭/Dispel(WWK)》と《地うねり/Groundswell(WWK)》は評価に値する。
ゼンディカー環境が事実上「上陸」に支配されていた事はもはや常識だが、WWK×3ドラフトにおいてもその事実は揺るがないだろうか。
ゼンディカーの「上陸」は純粋なサイズアップが非常に強力だった事を考えるとWWKの「上陸」はそれとは質が異なる。
WWKで上陸でサイズアップするのは《面晶体の流浪者/Hedron Rover(WWK)》だけだ。
ではWWKで「上陸」に変わる主役メカニズムは何か。そう。もちろん「同盟者」だ。
各色コモンの同盟者を見てみると
《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》
《ボジューカの盗賊/Bojuka Brigand(WWK)》
《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》
《兵員への参加/Join the Ranks(WWK)》
《灰色革の狩人/Graypelt Hunter(WWK)》
この内サイズアップがあるのが黒と緑。
擬似サイズアップが赤である。
また《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》と《兵員への参加/Join the Ranks(WWK)》は非常に前評判が高い。
どちらか片方ならまだしも両方を集めるのは困難だろう。
逆に赤が非常に弱いので性能の割りに《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》を固めて取る事はそんなに難しく無い様に思える。
後は生物を退ける手段と、安い火力があればデッキになる。
それはあるだろうか。探してみるとそれは見つかった。
今回の《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》は以下のラインナップだ。
まずは前述の《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》
アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger (1)(赤)
クリーチャー — 人間(Human)・狂戦士(Berserker)・同盟者(Ally) WWK, コモン
速攻
アクームの戦歌いか他の同盟者(Ally)があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは「あなたがコントロールする同盟者クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける」ことを選んでもよい。
1/1
デッキの主軸。これが何枚確保できるかでデッキの強弱が決まるだろう。
次に生物を退ける手段
ひきつり/Twitch (2)(青)
インスタント WWK, コモン
アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。
カードを1枚引く。
上天の貿易風/AEther Tradewinds (2)(青)
インスタント WWK, コモン
あなたがコントロールするパーマネント1つと、あなたがコントロールしていないパーマネント1つを対象とし、それらをオーナーの手札に戻す。
恐らくこれらを複数入手するのは容易だ。
《上天の貿易風/AEther Tradewinds(WWK)》は特に《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》と相性が良い。
色的に《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》を採用しないと同盟者の枚数が足りなさそうだが、それは仕方が無い。
必要なパーツで高そうなのは《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》だけだ。頑張って集めよう。
そして最後に火力。
乱動する地形/Roiling Terrain (2)(赤)(赤)
ソーサリー WWK, コモン
土地1つを対象とし、それを破壊する。その後、乱動する地形はその土地のコントローラーに、そのプレイヤーの墓地にある土地カードの総数に等しい点数のダメージを与える。
これは《上天の貿易風/AEther Tradewinds(WWK)》と併せて相手の動きを阻害する事が出来るし《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》との相性は抜群だ。
《ハリマーの採掘者/Halimar Excavator(WWK)》によって相手にこちらの意図を悟らせない事もできる。
まぁ一発目の《乱動する地形/Roiling Terrain(WWK)》でバレるけど。
・・・とりあえず自分で書いていて設定に無理がある気しかしない。
でも試してみるつもりである。
WWK×3ドラフトに参加する方々はそれぞれの《花鬣の獏/Petalmane Baku(BOK)》を探してみる事をお勧めする。
それが成功した暁にはたくさんのパックと、圧倒的な自己満足が得られるだろう。
コメント
そうだったんですか///
イーブンタイドは《損ない/Unmake(EVE)》を必死に集めた挙句に《ぬめるボーグル/Slippery Bogle(EVE)》に撲殺されたイメージが強くて。
確かに《天主の勢力/Clout of the Dominus(EVE)》が付けば対象にならないし《小川跳ね/Stream Hopper(EVE)》とか《ノッグルの山賊/Noggle Bandit(EVE)》は回避能力ありますもんね。