完全復活!

とまではいかないものの元気になったのでドラフトを。
風邪をひいた時は内心「やった!会社休んでMOできるじゃん!」と不良社会人全開の発想だったが、遊びたがりの精神に肉体が全く追従できずユーカリの葉っぱを齧ってトリップしているコアラ並みの睡眠時間をとってしまった。
全く風邪なんかひくもんじゃない。

と言う訳で下記が今回のピック譜である。
http://sky.geocities.jp/wenmin0624/12-1-2009.html

結構なパワーカードの群れ。
選択肢としては
《風乗りの長魚/Windrider Eel(ZEN)》
《猛火の松明/Blazing Torch(ZEN)》
《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
だろうか。

どうせ初手は切るのだと言っても、この後赤単まっしぐらな《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》には手を伸ばしにくい。
《猛火の松明/Blazing Torch(ZEN)》は上家の色を全く選ばないが、この選択肢の中ではいささかパワー不足か。
そうなると《風乗りの長魚/Windrider Eel(ZEN)》か《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》かとなる。
《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》を流してしまうと、《コーの鉤の達人/Kor Hookmaster(ZEN)》とあわせて白が目立ち過ぎるかな?と言う事で《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》を。

以前に色が濃い事を避けて失敗した事を教訓とした取り方なのだが・・・。
本当にこれで良いのだろうか。
上家至上主義者としては下家に気を使う必要はないはずなので、理には適っているはずなのだが。

2手目
レア抜けで《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》を。
同pack内の《落とし穴の罠/Pitfall Trap(ZEN)》が若干だが気になるところ。

3手目
pack内に赤が濃いのは気になるが《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》と《コーの鉤の達人/Kor Hookmaster(ZEN)》は明確なシグナルだと考え、白継承の《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》を。

4手目
しょっぱい内容の中から《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen(ZEN)》とすごく迷って《コーの地図作り/Kor Cartographer(ZEN)》を。

5手目
今回の分岐点。

今までの流れで上家が若干黒気配。
白の流れは良いが、僕の中に白単デッキの完成系がない。
経験不足から来るものだが、このまま白単を模索するか、他の色を探すかである。
《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》2枚を既にピック済みの上《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》もあり、どの色の組み合わせでもデッキにはなる。

悩んだ末に《緑織りのドルイド/Greenweaver Druid(ZEN)》から緑に。
《コーの地図作り/Kor Cartographer(ZEN)》ともあわせて緑メインのタッチ白を構想。以下それに沿ってピックする。

その後
6手目《砕土/Harrow(ZEN)》
7手目《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen(ZEN)》
8手目《領地のベイロス/Territorial Baloth(ZEN)》
9手目《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》
10手目《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》
11手目《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》
12手目に再び《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen(ZEN)》
13手目《面晶体集め/Hedron Scrabbler(ZEN)》

かなり緑の流れに乗る事が出来た。
11手目の《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》と《野蛮な影法師/Savage Silhouette(ZEN)》の2択
12手目の《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen(ZEN)》と13手目のサイドボード要員《面晶体集め/Hedron Scrabbler(ZEN)》が熱い。

その後2pack目、3pack目共に白緑ピック。
結果としては卓内の緑をほぼ独占。

MO 8-4 Gw Deck

《森/Forest(ZEN)》12
《平地/Plains(ZEN)》5

《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen(ZEN)》2
《リバー・ボア/River Boa(ZEN)》2
《開拓地の先達/Frontier Guide(ZEN)》1
《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》1
《オラン=リーフの出家蜘蛛/Oran-Rief Recluse(ZEN)》1
《変わり樹のバジリスク/Turntimber Basilisk(ZEN)》1
《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》2
《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》1
《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》1
《領地のベイロス/Territorial Baloth(ZEN)》3

《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》1
《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》2
《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》3
《砕土/Harrow(ZEN)》2

緑単色でも組めるプールがあるものの《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》に引き摺られる形で、緑単タッチ白に。
ピックが順調だったのに構築段階で非常に苦労した。
以下の点で未だに答えが出ない。

①緑単色にするべきだったか。
序盤のマナカーブは緑単色で組めるようになっており、《緑織りのドルイド/Greenweaver Druid(ZEN)》が入るお陰で《巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger(ZEN)》まで安定して展開できると思われる。
結局《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》3枚に引き摺られ白をタッチした。

②白を入れるならば《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》を入れるべきだったか。
これは序盤に土地を並べて《領地のベイロス/Territorial Baloth(ZEN)》に繋げると言うデッキを構想したので入れなかった。
しかし《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》は中盤以降も上陸用の土地を供給すると言う役割を担い、《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》や《領地のベイロス/Territorial Baloth(ZEN)》を強化する。
入れるとするなら《開拓地の先達/Frontier Guide(ZEN)》を抜き、《オラン=リーフの出家蜘蛛/Oran-Rief Recluse(ZEN)》をサイドに。

書いるとこちらの方が強そうだと感じるな・・・。
《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》との兼ね合いを考えると構築が難しい。
白や白緑と言うカラーに対する経験不足が露呈したなと言う感じ。
流れにのってピックできたのに生かしきれないのは非常にもったいない。

ちなみに卓配置は以下の通り。

緑単タッチ白 ← 僕
黒単
白青
赤単
赤青
赤緑タッチ白
青単 ←サイド後タッチ白
黒単

今宵は単色単祭り!青単とか初めて見た。

1戦目 黒単
GAME1
相手先手2t目《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》
3t目《血の求道者/Blood Seeker(ZEN)》
こちら3t目《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》
4t目《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》
と言う展開だが、後手と《血の求道者/Blood Seeker(ZEN)》の分だけダメージレースで負け、期待の《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》が《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(ZEN)》の無慈悲な一撃で死亡。
その後《領地のベイロス/Territorial Baloth(ZEN)》を展開するものの《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(ZEN)》の忠誠度が《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》されるまで貯まってしまい負け。

GAME2
相手またも2t目《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》
3t目《血の求道者/Blood Seeker(ZEN)》の展開。
今回はこちらも負けておらず2t目《リバー・ボア/River Boa(ZEN)》
3t目《リバー・ボア/River Boa(ZEN)》
4t目《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》のきれいな展開。
そのまま相手が土地しかひかず勝ち。

GAME3
相手三度2t目《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》
3t目《血の求道者/Blood Seeker(ZEN)》の展開。
デジャビュを感じていると6t目《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(ZEN)》とされるも今度はこちらに《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》があり、トップ土地で無事キックでプレイでき《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(ZEN)》退場。
その後《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》とこちらの地上との壮絶な殴り合いを1t差で《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》が制して勝ち。

2戦目 青単 サイド後青白だが白要素見ず。
GAME1
《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》を3枚張られるも普通に殴って勝ち。
この時点でさきほどの接戦を制した事もあり勝ちを確信。
maaさんと青単は弱そうだねぇ。ですよねーwと言う会話をする。

後の死亡フラグであるw

GAME2
相手1t目の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》スタート。
《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》で展開を遅らさせるが《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》で《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を処理。
その後攻勢に出て相手を後ワンパンチで倒せると言う状況。
相手の《無謀な識者/Reckless Scholar(ZEN)》がこちらのエンドに能力を起動。

対象は僕。

ライブラリは14枚。

えー。またなの?

しかたないなぁ・・・。それでは皆様ご一緒に!

《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》!

負け。

これはトラウマになるな・・・。

GAME3
相手またも1t目《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》スタート。
再び《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》で動きを妨害され瞬く間にライブラリが減っていく。
こちらも《リバー・ボア/River Boa(ZEN)》で対抗するもバウンスで凌がれてあとワンパンチが遂に届かず。
まさかの負け。

後から考えるとサイドボードが甘かった疑惑。
相手に触れる除去が少ないんだからバウンスがあるとは言え《捕食者の衝動/Predatory Urge(ZEN)》をサイドインしなきゃいけなかったか?

と言う訳で2没。

反省する事しきり。今回はピックは良かったのかもしれないが、構築とプレイがザルだった。

いつも負けた後に後悔して反省するんだから、もっと考えてプレイしないといけないな・・・。

コメント

くろわし
2009年12月2日0:18

今朝はありがとうございました。

>緑単かタッチ白か

自分もタッチ白にすると思います。やはり未達×3は魅力です。

kaenbin
2009年12月2日2:28

明らかなライブラリーアウトに対してはサイド後でデッキ枚数増やすのもありです。
特に今回はカード余ってるので。

toshiya k
2009年12月2日11:00

お疲れ様です。
初手「ヴァラクート」で私は失敗しましたが、今回の流れをみても、初手「ヴァラクート」をやらなくてよかったという結果でしたね。
緑への変化に関しては、私の想像を超えた判断でしたが、大成功だったと思います。それだけ白は辛いのかもしれません。白でうまくいけば、めちゃくちゃ強いデッキになるのですが、案外競争率が高く、成功よりも失敗の方が多いのが私の統計的結果になってます。

未達×3で、緑単という選択はないです(笑)

それよりも、青「Spereading Sea」は構築でも注目されてるカードですが、私も使ってみて、ドラフトでもデッキによっては「やりおる」カードでした。あまり狙ってデッキを作りたくはありませんが、青「面晶体のカニ」からのライブラリアウトデッキには、非常に相性が良かったです。

ペンティーノ
2009年12月2日18:03

①緑の弱点を補える未達3は理想的なタッチだと思います。
②僕は漁師入れると思います。ハンドが土地の伸び必要な場合は無理に2マナでだす必要ないですし。あと未達とも少し相性いいですよ。

bun
2009年12月2日20:54

>くろわしさん
僕も《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》の魅力に抗えず白をタッチしたのですが、緑単で使う《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》の威力を一度も体験した事が無かったため比較するのに苦労しました。
やはり経験不足な感がありますね。

>kaenbinさん
確かに!
特に今回の場合はかなりのラインナップであったためマナバランスさえ考慮に入れれば特にライブラリを分厚くする事は可能でしたね・・・。
知識としては持っていたのですが、実践できませんでした。
次の機会には必ず!

>toshiya kさん
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》はデッキに入れば非常に強力なのですが、今回のドラフトでは上家の意志をまず捕らえてからと言う思惑があったため見送りました。
緑への変化は危険な賭けでしたが《崖を縫う者/Cliff Threader(ZEN)》を選択して白のピックを続けて勝てるビジョンが僕の中に無かったための選択です。
実際緑の流れは良かったので助かりましたが、下家にも緑を流している状況もあり、複数人に参入されなかったのは幸運でした。
白を使ったドラフトが苦手なため、今後の課題ですね。

さすがに《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》は入りますかw
《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》は遅めで取れるもののかなりやり手ですね。
僕も以前赤黒でデッキを組んだ時、《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》で事故を誘発され死にました。試してみたいカードです。

>ペンティーノさん
《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》は苦慮した結果、採用に至りましたが、《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》の扱いが非常に難しかったです。
仰るようにマナの充実を阻害するようなら無理にプレイする必要はなく、先行して土地以外のパーマネントを展開していれば、思ったよりも展開を邪魔しないかも知れません。
《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》自体は非常に強力なスペックを持っており単体で採用するかどうかを考えた時は採用したいのですが、今回のように《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen(ZEN)》や《大木口の幼生/Timbermaw Larva(ZEN)》などの《森/Forest(ZEN)》やマナを多く必要とするデッキに果たして入れてしまって良いものか判断しかねました。

MO環境下のドラフトで難しいところは、こういう試したい形が2つ以上あった場合においそれと試せないと言うところですね。
こればっかりはリアルでやるか、もっと数をこなすしかないようです。
次の機会には試してみますね。
bun

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