今を遡る事2ブロック。
アラーラブロックは空前の多色化推奨環境にあって、8人ドラフトにおいても5色ドラフトは一般的な戦略だった。
安定したマナ基盤、充実したアドバンテージカード、強力なレアを擁する5色は
難攻不落な(マナコスト的にみても)巨大なモンスターだった。
ブロックの変遷と共にアラーラドラフトは姿を消し、5色ドラフトも運命を共にした。
次のM10環境下においてはコモンにマナ基盤が
《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(M10)》
《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》
《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger(M10)》
とあり、5色のもう一つの基盤であるドローソースも《予言/Divination(M10)》《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(M10)》と十分ではないが存在していた。
その上で強レアがゲームを一方的に支配する事がしばしばあり、ならばとレアピックを念頭においた5色戦略が開発されたかされなかったかは定かではないが、
環境に存在する単色を推奨するコモン/アンコモンの存在もあり、5色ドラフトが再びその勇姿を現す事は遂になかったのである。
そしてM10が過ぎ去った後、ゼンディカーはやってきた。
「上陸」と言う新しいメカニズムを武器に、40枚中18枚以上のマナソースを含有していながら、5~6ターンで勝負が決する狂気の高速環境の到来である。
瞬く間に除去と速度を併せ持つ赤黒が人気のアーキタイプにのし上がり、テンペスト環境の赤白さながら他のアーキタイプを圧倒した。
特にシールド戦においては、デッキに入った黒のアンコモン御三家
《湿地での被災/Marsh Casualties(ZEN)》
《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》
《精神ヘドロ/Mind Sludge(ZEN)》
の枚数で勝ちの数が決まると噂されるほどの隆盛を極める。
あるGPTの会場で、5回戦まで勝ち上がった赤白デッキを見た《光輪狩り/Halo Hunter(ZEN)》が
「ここまであがって来るほどの赤白。天使など持っていて当然であろう。」
と呟いて、先手5t目に戦場に出られたにも関わらず出撃を見合わせ、次のターンに出てきた《エメリアの天使/Emeria Angel(ZEN)》を見事に仕留めた逸話は余りにも有名である。
そんな隆盛を誇った赤黒であるが、人気のアーキタイプであるが故の慢性的なドラフトのされ過ぎや、新しく開発が進んだ他のアーキタイプの健闘もあり、以前ほどの勢いは無い。
しかし依然としてゼンディカー環境が近年稀に見る速度に支配されているのは変わらない。
相手の速度に対する対策を怠れば瞬く間に餌食にされ、結果は1没である。
そんなゼンディカー環境において、僕の耳に飛び込んできたのは先日行なわれた世界選手権で5色ドラフトが現れたと言う情報だ。
この高速環境にあっての5色!
確かにゼンディカーには
《砕土/Harrow(ZEN)》
《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》
《探検者の望遠鏡/Explorer’s Scope(ZEN)》
《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》
と言ったコモンを筆頭にアンコモンに目を移せば
《開拓地の先達/Frontier Guide(ZEN)》
《カルニの宝石/Khalni Gem(ZEN)》
各種《隠れ家/Refuge(ZEN)》
レアに垂涎のフェッチランド各種と充実のラインナップである。
しかもアラーラ環境とは異なり、マナ基盤に対する競争相手は多くない。
そのため同盟者を中心にする為に多色化したデッキは今までにあるにはあったのだが…。
それにしても5色とは。
その後僕が得た情報は以下の通り。
①5色である。
②そこまで同盟者っぽくなかった。(推測)
③レアが入っていた。
④勝ってた。
…なんだこれ。情報が少なすぎる。
「今日のデッキどうだった?」「5色。強かったよ。」くらいの情報量しかない。
とは言えMOドラフターにとって5色デッキは希望の光である。
誰もが一度は夢見る8-4での壮絶なレア取りの末に3-0すると言う果てし無き桃源郷。
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》や各種フェッチランドのピックも正当化され、色を選ばず、レアを取り放題の上での「勝利」である。
幸せ過ぎる…。
まぁ夢想はここまでにして、現実的な問題はいかにピックし、いかに構築するかである。
普通(?)に思い浮かぶのは各種同盟者を中核に据えてキッカー生物などでアドバンテージを得ていくタイプである。
同盟者とキッカー生物の両方を生かせる《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》や《命拾い/Narrow Escape(ZEN)》が強く使える。
それ以外のプランだと、とにかく色を問わず除去をかき集め、強力なレアでフィニッシュするタイプ。
一般的に除去は点数が高く、数を集めるのが難しいがゼンディカー環境には緑を除く各色に除去があり、色や質を問わないならば集めれる…かも知れない。
しかし同時に《マグマの裂け目/Magma Rift(ZEN)》や《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》は扱いにくくなる為、現実的ではなさそうだ。
他にもデメリットは多々あり、単色推奨のカードは強く使えず、ビートに入れば一線級のカードも上手くは使えない。
そう考えれば通常2色しか使えない所が、5色使える事で使用できるプールが増える・・・と直線的に考えるのは危険である。
5色でビートはさすがに無理がある…となればやはり同盟者を基本にレアを散らした形が理想だろう。
1番の問題は、他のアーキタイプと比較して5色ドラフトが強いかどうかだ。
世界選手権に出場できる様なプレイヤーでも人の子である。
どうしてもピックがぐちゃってしまい已むを得ずこのタイプに手を出した・・・?
ぐちゃって5色になるって有り得るのだろうか?
ええい。考えても解らないならやるしかないな。そのためのMOでもある。
と言う訳で下記が今回のピック譜である。
・・・と行きたいところだったのだが、既に相方さんがログイン済み。
と言う訳で今日はMOできずでした。
うおー。妄想しただけか。
5色ドラフトって結局、同盟者単派生でしかないのでは!?
アラーラブロックは空前の多色化推奨環境にあって、8人ドラフトにおいても5色ドラフトは一般的な戦略だった。
安定したマナ基盤、充実したアドバンテージカード、強力なレアを擁する5色は
難攻不落な(マナコスト的にみても)巨大なモンスターだった。
ブロックの変遷と共にアラーラドラフトは姿を消し、5色ドラフトも運命を共にした。
次のM10環境下においてはコモンにマナ基盤が
《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(M10)》
《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》
《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger(M10)》
とあり、5色のもう一つの基盤であるドローソースも《予言/Divination(M10)》《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(M10)》と十分ではないが存在していた。
その上で強レアがゲームを一方的に支配する事がしばしばあり、ならばとレアピックを念頭においた5色戦略が開発されたかされなかったかは定かではないが、
環境に存在する単色を推奨するコモン/アンコモンの存在もあり、5色ドラフトが再びその勇姿を現す事は遂になかったのである。
そしてM10が過ぎ去った後、ゼンディカーはやってきた。
「上陸」と言う新しいメカニズムを武器に、40枚中18枚以上のマナソースを含有していながら、5~6ターンで勝負が決する狂気の高速環境の到来である。
瞬く間に除去と速度を併せ持つ赤黒が人気のアーキタイプにのし上がり、テンペスト環境の赤白さながら他のアーキタイプを圧倒した。
特にシールド戦においては、デッキに入った黒のアンコモン御三家
《湿地での被災/Marsh Casualties(ZEN)》
《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》
《精神ヘドロ/Mind Sludge(ZEN)》
の枚数で勝ちの数が決まると噂されるほどの隆盛を極める。
あるGPTの会場で、5回戦まで勝ち上がった赤白デッキを見た《光輪狩り/Halo Hunter(ZEN)》が
「ここまであがって来るほどの赤白。天使など持っていて当然であろう。」
と呟いて、先手5t目に戦場に出られたにも関わらず出撃を見合わせ、次のターンに出てきた《エメリアの天使/Emeria Angel(ZEN)》を見事に仕留めた逸話は余りにも有名である。
そんな隆盛を誇った赤黒であるが、人気のアーキタイプであるが故の慢性的なドラフトのされ過ぎや、新しく開発が進んだ他のアーキタイプの健闘もあり、以前ほどの勢いは無い。
しかし依然としてゼンディカー環境が近年稀に見る速度に支配されているのは変わらない。
相手の速度に対する対策を怠れば瞬く間に餌食にされ、結果は1没である。
そんなゼンディカー環境において、僕の耳に飛び込んできたのは先日行なわれた世界選手権で5色ドラフトが現れたと言う情報だ。
この高速環境にあっての5色!
確かにゼンディカーには
《砕土/Harrow(ZEN)》
《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》
《探検者の望遠鏡/Explorer’s Scope(ZEN)》
《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》
と言ったコモンを筆頭にアンコモンに目を移せば
《開拓地の先達/Frontier Guide(ZEN)》
《カルニの宝石/Khalni Gem(ZEN)》
各種《隠れ家/Refuge(ZEN)》
レアに垂涎のフェッチランド各種と充実のラインナップである。
しかもアラーラ環境とは異なり、マナ基盤に対する競争相手は多くない。
そのため同盟者を中心にする為に多色化したデッキは今までにあるにはあったのだが…。
それにしても5色とは。
その後僕が得た情報は以下の通り。
①5色である。
②そこまで同盟者っぽくなかった。(推測)
③レアが入っていた。
④勝ってた。
…なんだこれ。情報が少なすぎる。
「今日のデッキどうだった?」「5色。強かったよ。」くらいの情報量しかない。
とは言えMOドラフターにとって5色デッキは希望の光である。
誰もが一度は夢見る8-4での壮絶なレア取りの末に3-0すると言う果てし無き桃源郷。
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》や各種フェッチランドのピックも正当化され、色を選ばず、レアを取り放題の上での「勝利」である。
幸せ過ぎる…。
まぁ夢想はここまでにして、現実的な問題はいかにピックし、いかに構築するかである。
普通(?)に思い浮かぶのは各種同盟者を中核に据えてキッカー生物などでアドバンテージを得ていくタイプである。
同盟者とキッカー生物の両方を生かせる《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》や《命拾い/Narrow Escape(ZEN)》が強く使える。
それ以外のプランだと、とにかく色を問わず除去をかき集め、強力なレアでフィニッシュするタイプ。
一般的に除去は点数が高く、数を集めるのが難しいがゼンディカー環境には緑を除く各色に除去があり、色や質を問わないならば集めれる…かも知れない。
しかし同時に《マグマの裂け目/Magma Rift(ZEN)》や《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》は扱いにくくなる為、現実的ではなさそうだ。
他にもデメリットは多々あり、単色推奨のカードは強く使えず、ビートに入れば一線級のカードも上手くは使えない。
そう考えれば通常2色しか使えない所が、5色使える事で使用できるプールが増える・・・と直線的に考えるのは危険である。
5色でビートはさすがに無理がある…となればやはり同盟者を基本にレアを散らした形が理想だろう。
1番の問題は、他のアーキタイプと比較して5色ドラフトが強いかどうかだ。
世界選手権に出場できる様なプレイヤーでも人の子である。
どうしてもピックがぐちゃってしまい已むを得ずこのタイプに手を出した・・・?
ぐちゃって5色になるって有り得るのだろうか?
ええい。考えても解らないならやるしかないな。そのためのMOでもある。
と言う訳で下記が今回のピック譜である。
・・・と行きたいところだったのだが、既に相方さんがログイン済み。
と言う訳で今日はMOできずでした。
うおー。妄想しただけか。
5色ドラフトって結局、同盟者単派生でしかないのでは!?
コメント
ですよねw
一度試そうと思ってしまいました。ちなみに今まさに友達が試しているそうですw
ひみつにアカウント名を書いておきました。
ホントにややこしいんですけど、よろしくお願いします。
デッキ強かったのに・・・。